こんにちは。アルバムに引き続き、こだわりのベストソングも発表していきます。アルバムはこちら↓
また、ページの最後にはプレイリストを付けています。(Apple MusicとSpotify)
本編に入る前に、少しだけ「ベストソング」に関する持論を書きたいと思います。
「ベストソングリスト」には2つの意義があると考えています。まずは、「今年はどういう1年だったか?」というクイズに対する回答を出す、という意味合いです。曲を100提示することによって、その並びや順位などによって今年の1年を振り返るということです。そしてもう一つは単純に、どの曲が良かったか・好きだったか・紹介したいかなどということです。
大手メディアのベストソングリストを見ていると、前者による傾向があり、特にPitchforkは「今年はどのような1年だったか?」ということへの回答を出すことに腐心している印象がありました。ただ「回答」に寄りすぎていて、以前のPitchforkとキャラクターが変わった気もしましたが!個人的には「回答」と個人的嗜好のバランスが良いSpinのベストソングリストが好きです。
今回の私のベストソングリストでは、個人的嗜好をベースとしながら、チャート好き的目線から見た「今年の1年」的なものを一部に織り込んでいこうと思います。あと、前期は厳密に?月以降など期間は指定していましたが、今回は「なんとなく2017年の曲」にしました。ただ、12/15以降リリース(Charli XCXのPop2など!!!)は来年のリストに回しました こういう記事を作りました 年間リストに入りづらい・昨年12月リリースのアルバムに再度スポットライトを当てたい! - チャート・マニア・ラボ (CML)
それでは、ベストソングリスト100、行きます!
100 Big Shaq - Man's Not Hot
イギリス発・グライムのグローバルヒット。アメリカではまだヒットしていませんが、その他の地域では奮闘している印象。フリースタイル風カバーという形でイギリスのストリートを世界へと伝えました。
99 Young Fathers feat. Leith Congregational Choir - Only God Knows
ノリノリのゴスペルロック
98 Tee Grizzley feat. Lil Yachty - From the D to the A
自身の曲とは少し違う雰囲気を醸し出す客演・Lil Yachtyに注目の1曲です。
97 Lido feat. THEY. - Not Enough
ノルウェーのプロデューサーLido+ヒップホップデュオTHEY.によるナイスなファンクポップ・チューン
96 Gucci Mane feat. Offset - Met Gala
客演のOffsetがメインの1曲。2017後半はソロ名義・Offsetを至る所で目にしました。
95 Shawn Wasabi & Hollis - Otter Pop
MIDIコントローラーを操るプロデューサーによる、好ポップス。ちなみにHollisさんは過去にMacklemoreの客演でHot 100のトップ40入り経験あり(White Walls)
94 Rin - Bros
今年の後半はラテンアーバン系アーティスト+USラッパーのコラボが進みましたが、個人的にはドイツのヒップホップにも少し期待しています。Travis Scottを彷彿とさせる(個人的な考え)このRinや、野太い声のRAF Camoraなどが好きです。
93 Vin - It's On
心を揺さぶるダンス系ポップ。Madeon Poter RobinsonのShelter好きにオススメかも。
92 Noah Cyrus - I'm Stuck
自身のやりたいことに没頭し、アルバムもゲストやプロデューサーも少人数だった姉Miley Cyrusに代わり、台頭したのは妹Noah Cyrus。広く客演を担当しました。自身のトラックはLabrinth、XXXTentacionが客演などこだわりの曲が並びますが、私のお気に入りはこれ。
91 Calvin Harris feat. Travis Scott & A-Track - Prayers Up
ラッパー+DJの融合を一番感じたトラックでした。
90 Farruko, Nicki Minaj & Bad Bunny feat. 21 Savage & Rvssian - Krippy Kush (Remix)
ラテン系トラップ。リミックスは21 Savageの代わりにTravis Scott入ったバージョンもありますが、私は21 Savageのハマり具合が好きなのでこのバージョンを推します。
89 Carnage & Young Thug feat. Meek Mill - Homie
自身のアルバムほか、CarnageとのEP、Futureとのミックステープと精力的に活動したYoung Thug。この曲ではYoung Thugが吠えまくります。
88 ODESZA feat. Naomi Wild - Higher Ground
レトロなカラオケ風のリリックビデオが素敵な、メロディラインが染みるエレクトロポップ。
87 Big Sean & Metro Boomin feat. Travis Scott - Go Legend
サンプリングとTravis Scottのセンスが光る1曲。
86 Lil Pump - Flex Like Oou
Gucci Gangを上回る超ミニマルな1曲。D Roseのような破壊系の曲も作れるし、Lil Pumpは多芸だと思います。
85 Punpee - 宇宙に行く
ジャジャジャーン!
84 Stefflon Don & Skepta - Ding-Aling
昨年のアルバムでスターになったイギリスのエースSkeptaと今年輝いたイギリスの女性ラッパーStefflon Donによるタッグ。
83 M83 vs The Chainsmokers - Midnight Paris (Nick Davy & Whaler Mashup)
今年リミックス戦略(ストリーミングでは原曲・リミックスが変わらぬ「1曲」と扱われるので、両立がしやすい)が多く行われましたが、その流れでマッシュアップも「1曲」に進化する可能性もあるのでは?と予想。Imagine Dragons・KhalidのThunder + Young Dumb & Brokeは公式によるリミックスでしたが、このような非公式マッシュアップにも可能性を感じています。このMidnight Parisは両者のサウンド・ポップさを巧みに両立していると思います。
82 Kesha - Hunt You Down
Keshaの後半の温かい部分が好きなのです。そこの1曲です。
81 ゆるふわギャング - YRFW S**t
ゴシップにありつく能無し……ではじまるSophiee (NENE)のフレーズが強烈です。
80 Zara Larsson - Only You
Zara Larssonのアルバムのナイスバラード。最近リミックスも出ているみたいですが、オリジナルが好きです。
79 Becky Hill - Unpredictable
昨年の年間ベストで「アルバムに期待!」みたいなニュアンスで選出したらアルバムではなくEPをリリースしていました。タイトル通り、Unpredictableで不気味なビートが特徴。
78 Frank Ocean feat. Jay-Z & Tyler, the Creator - Biking
最後のTyler, the Creatorの声が素敵。この曲のプロデューサーはFrank Dukesという人なのですが、後で出てくるので覚えておいて下さい。
77 MC Foti feat. Juan Magán, Future, Stefflon Don & J Balvin - Bum Bum Tam Tam (Remix)
ブラジル産ラップをグローバルな面子とともにリミックス。Future(アメリカ)・Stefflon Don(イギリス)・J Balvin(ラテン)。Mi Gente2世の候補です。
76 Rae Sremurd - Perplexing Pegsaus
渋いRae Sremmurd。Swae Leeソロも今年多かったですが、Rae Sremmurd名義の曲も楽しみです。
75 Fever Ray - IDK About You
ジャケと伴って、鬼みたいな1曲。
74 Ty Dolla $ign feat. Lil Wayne & The-Dream - Love U Better
Slideよりも甘い
73 Tove Lo - Disco Tits
Tove Loの多芸さが分かる1曲です。
72 Thundercat - Bus in these Streets
ほろ酔いしながら聞きたい、気持ち良いドリーミーな1曲。
71 YBN Nahmir - Rubbin Off The Paint
アラバマ出身YBN Nahmirサンプリングを駆使した、トラックに注目のラップ。最初の声はスポンジボブのサンプリングらしいです
70 Danny L Harle - Happy All the Time
Happy All the Timeの名に相応しい、幸福感がとにかく高い、PC MusicのひとりDanny L Harleによる1曲。
69 A$AP Ferg feat. Snoop Dogg, Rick Ross, French Montana, Dave East, A$AP Rocky & Busta Rhymes - East Coast (Remix)
豪華客演陣によるリミックス🔥🔥🔥A$AP Rockyのバースが好きです。
68 Phoebe Ryan - Shoud I
芸の幅を広げたPhoebe Ryan
67 Dua Lipa feat. Miguel - Lost In Your Light
New Rulesで殻を破り、世界的な存在になったDua Lipa。今年のアルバムに対する評価も高いようです。あまりヒットはしなかったですが、MiguelとのLost In Your Lightもなかなかナイスです。
66 Pollàri - Lil Elroy Jeston
アトランタの新人・重めなビート使いPollàriによる、きれいなアルバムラストです。
65 Maggie Lindemann - Pretty Girl (Original)
極限まで「軽量化」したリミックスがSpotifyを中心にヒットし、イギリストップ10入りなどを成し遂げたMaggie Lindemann。アメリカ人でHot 100にまだ入ったことがないですが、イギリスで先にトップ10入り。ですが、私が愛しているのは、リミックスの影で注目度が低かった原曲のほうです。
64 Julia Michaels - Pink
Issues以外も良かったJulia MichaelsのEP。このPinkでは彼女のスタイルの一つ、「ささやき」が光ります。
63 Giggs feat. Lil Duke & Young Thug - Gangsta & Dancers
London On Da Track in London。UKとUSの邂逅。Giggsのミックステープ良かったです。
62 Demi Lovato - Crybaby
力強いボーカルと、サウンドプロダクションによってかなりパワフルな1曲に
61 Raye & Mr. Eazi - Decline
イギリス出身のR&BシンガーRayeによる、Ja Rule・AshantiのAlways On Timeをサンプリングしたキュートな一曲。彼女はStormzyのBig For Your Bootsのビデオ冒頭にしています。
60 Death Team - Weekend
2015年にFucking in the Hoodで少し注目されたスウェーデンのデュオ・Death Teamによる新曲。しっとり系です。
59 Migos feat. Gucci Mane - Slippery
Quavo兄さんが輝いています。
58 Stormzy - Big For Your Boots
イギリスでのグライム人気を加速させたアンセムです。イギリス6位まで到達しました。
57 The xx - Dangerous
アルバム最初の強烈な一撃。
56 Kehlani - Do U Dirty
i,i,i,i (アーアーアーアイ)のコーラス部分が好きです。
55 Gorillaz feat. Danny Brown & Kelela - Submission
後半のDanny Brownの狂気に注目。アルバムではほかSaturnz Barz、Momentzなど粒ぞろいでした。
54 Tove Styrke - Mistakes
Lordeのツアーに同行したスウェーデンのシンガーTove Styrkeによるポップ・アンセム。
53 Betty Who - Some Kinda Wonderful
陽気なエレポップが並ぶアルバムの中で、底なしに陽気な一曲。ナイスポップです。
52 Charli XCX feat. Raye & Starrah - Dreamer
トップ10に複数曲を送り込むなど、ソングライターとして名を馳せるStarrahの「シンガー」起用がハマっている一曲です。
51 Paramore - Fake Happy
一部、以前のParamore要素を感じる点も個人的には好きです。にこにこマークを逆さにしたシングルアートも良かったです。
50 J Balvin & Willy William - Mi Gente (Original)
たしかに、Beyoncéリミックスのインパクトは大きかったですが、ストリーミング等での人気はリリース直後を除いて、長く原曲 > リミックスでした。原曲のパワーのみでもヒットしていた、という点を鑑みてオリジナルバージョンを選出しました。
49 LCD Soundsystem - Call the Police
約7分の、マーフィーおじさんによるディスコパンク劇場。7分間全て熱が続きます。
48 Allie X - Lifted
サビが特徴的。ちょっとNoonie Baoっぽい?Casanovaの新リミックスも良かったです。
47 Lana Del Rey feat. A$AP Rocky - Groupie Love
注目を集めているのはPlayboi Cartiも入ったSummer Bummerですが、A$AP Rockyをも「ラナ色」に染めたこの曲もナイスです。
46 Mura Masa feat. Christine and the Queens - Second to None
Bluと並ぶ、アルバム後半のハイライト。フランス出身の彼女のボーカルと発音が素敵です✿
45 Kendrick Lamar - ELEMENT.
James Blakeプロデュースのクールな一曲。ビデオで子どもと親?が頬を叩く指導?をしているシーンが好きです。
44 J Hus - Common Sence
アルバム最初のオシャレさが際立つトラックです。
43 Tyler, The Creator feat. Kali Uchis - See You Again
アメリカ人と思わしき人がTwitterで発言していた「Tyler, the CreatorのSee You Againを聴いて、Kali Uchisと恋に落ちない人はいない」というのが印象的。
42 Kyle feat. Lil Yachty - iSpy
初のスタジオアルバムでは、自身のスタイルと新規性の狭間で思い悩んだのか、少し迷いが見られたLil Yachty。しかし彼が客演のiSpyで、「ヨッティーランド」は健在だったと思います。
41 Marshmello - You & Me
Blink - 182を彷彿とさせるMarshmelloの趣味全開の1曲。The Chainsmokersはアルバムを通してこういうのをやりたかったような気がします。それを1曲で完結させるMarshmelloの鬼才。
40 Sohphie - It's Okay To Cry
Sophieといえば、バブルガムポップの旗手として挙げられることが多いですが、この曲は甘美なバラードです。
39 Charli XCX feat. Cupcakke - Lipgloss
シカゴ出身の強烈なラッパー、Cupcakkeを迎えたCharli XCXのLipgloss。キラキラ系ビートと強烈なCupcakkeの融合が美しいです。Charli XCXのミックステープではEmotionalなども良かったです。ミックステープに無いBoysも、ビデオは良かったですが、曲としてはNumber 1 Angelの曲の方が好きでした。(Boysも悪くはないですが!ちなみにBoysはCharli XCXがソングライトしていないという点が珍しいです)
38 SZA - The Weeknend
曲の入りが好きです。グラミーの時期に合わせてのHot 100での躍進にも期待。
37 Rostam - Bike Dream
とにかく耳が楽しい、サウンドが凝ったインディーポップです。
36 Young Thug feat. Milliy Go Lightly Family Don't Matter
トラップ的センスと、女性ボーカルなどの美が織り交ざった、アルバムを象徴する一曲です。
35 The Hotpantz - Nowhereland [Type B]
永遠に聴いていそうな、ポップ of ポップです。[Type A]が日本語、[Type B]が英語です。私がずっと聴いていたのはType Bですが、お好みでAも。The Hotpantzは他の曲も雰囲気が一貫したポップスを作っていて、かなり将来が楽しみな存在です。みなさんも是非名前を覚えてくだださい!
34 Father John Misty - Total Entertainment Forever
圧巻です。生Father John Mistyはひたすらダンディーでした。
33 Khalid - Young Dumb & Broke
自身のボーカルを活かした、飛躍のきっかけとなったポップスです。アメリカ以外だと、LocationよりもYoung Dumb & Brokeのほうがヒットしたみたいですね。
32 Vince Staples - Love Can Be...
他のラッパーとは違う、独自のサウンドプロダクションが光る一曲です。
31 Lorde - The Louvre
Green Lightのようなアンセム系統の曲なら、アルバムの中でこの曲が良かったです。アルバムのハイライトはGreen Lightではないと考えています!
30 21 Savage, Offset & Metro Boomin feat. Quavo - Rap Saved Me
Metro Boominのダークさが際立つ1曲。Quavoのバースが始まる部分は、まるで悪魔の行進のように圧倒的。
29 Drake feat. Jorja Smith & Black Coffee - Get It Together
このイギリス、南アフリカと邂逅したGet It Togetherは宝石みたいな一曲でした。プレイリストでは様々なアーティストと出会えてので、なかなか面白い試みだったと思います。
28 St.Vincent - New York
「破壊」と「美」を兼ね備えるSt. Vincentの名バラード。
27 Tove Lo - Bitches
Disco Titsも良かったですが、アルバムで一番光り輝いていたのはこのBitchesだと思います✨出だしですぐ魅了されました。
26 Jorja Smith & Preditah - On My Mind
先程のJorja Smithが輝くR&Bベースの1曲。一部で「エイミー・ワインハウスの後継者」とも言われているらしいです。タイプが違うような気もしなくはないですが、来年大ブレイクしてもおかしくない、巨大な可能性を秘めていると思います。
25 Poppy - Computer Boy
アルバムのMy Microphone ~ Moshi Moshi ~ Computer Boyと3連続で続く箇所は、今年のポップアルバムで屈指です。
24 Cardi B - Bodak Yellow
Pitchforkの言う"Cardi B is not just a rapper; she’s everything we needed, just when we needed it."はややオーバーな気がしますが、現シーンに風穴を空けた希望的な存在なことは間違いないです。
23 Harry Styles - Sign of the Times
ZaynのPillowtalk以上の衝撃でした。彼のカリスマ性があったからこその曲かもしれません。
22 Noga Erez - Dance While You Shoot
アルバムの中で強烈な存在感を放つ、「ドープ系ポップ」です。現在、実はApple MusicのCMにも採用されています。
21 Sigrid - Don't Kill My Vibe
ノルウェー出身のシンガー。NMEに"Fuck-Off Chorus"と評されたサビの爽快感が醍醐味の一曲です。Gryffinリミックスや次シングルStrangersも良かったです。
20 Lana Del Rey - Get Free
傑作アルバムの最後を閉じる、Lana Del Rey色が濃い曲です。
19 Cashmere Cat - Victoria's Veil
Cashmere CatはKanye Westに憧れているようですが、その憧れのカニエ・イズムを体現した曲だと思います。(特にYeezusの)
18 Carly Rae Jepsen - Cut to the Feeling
5年前、チャートの頂きに立っていたシンガーがいつの間にかインディー女王に。メディアのベストソングリストに軒並み入った「インディー・アンセム」です。彼女のキャリアの歩み方は、ディーバの一つの生き方としても参考になるかもしれません。
17 Kimbra - Top of the World
Lordeと同じニュージーランド出身、かつHot 100でも同じく1位を獲得(客演ですが)。そんな彼女が放つ1曲には驚きました。来年の1月アルバムリリースが楽しみです。
16 Rina Sawayama - Ordinary Superstar
日本出身・ロンドン在住のシンガーRina Sawayama。「スタジオを借りられないこともあった」と、逆境からリリースされた今年のEPは複数メディアに取り上げられ一気に注目を集めました。EPで最も注目されているのはAlterlifeですが、ここで取り上げられたOrdinary Superstar、2000年前後にタイムスリップするTake Me As I Amなど言及したい曲が多いです。8曲・25分とサクッと聴けるEPなので、聴いてみて下さい!
15 French Montana feat. Swae Lee - Unforgettable
昨年末、Black Beatlesで一躍その名を世界へ轟かせたRae Sremmurd。そのメンバー・Swae Leeが今年も大仕事。この曲は最初の約1分がSwae Leeのバースで占められることなどから、Swae Leeがメインの曲だ!という声もあるみたいです。昨年はBeyoncéのFormationのソングライトという大役も務めたSwae Lee。彼の活躍から目が離せません。
14 Future - Mask Off
2017年を象徴する、民が選んだアンセム。あのフルートの音色を聴くと誰もが踊りたくなるはずです!
13 Lorde - Liability
アルバム真ん中のバラード。アルバムの構成で重要な役割を果たす1曲だと考えています。フジロックではこのパフォーマンスの前にスピーチをしていたことが印象的でした。
12 Phoebe Ryan - James Has Changed
Phoebe Ryanファンの私にドンピシャな一曲。彼女の音楽スタイルがこの曲に凝縮されています。サビが感動的です。
11 Dirty Projectors - Ascent Through the Clouds
アルバムの心理的なエネルギーが煮詰まった1曲です。
10 Beck - I'm So Free
メインストリームにはまだ顔を出していないものの、今年のポップスで屈指の完成度を誇る1曲だと思います。基本線はロックーポップスですが、ラップリスナーでもハマる曲だと思います。来年のシングルカット → Hot 100躍進を期待しています。
9 Kehlani - Undercover
R&Bアルバムでかつ、ポップアルバムでもあるKehlaniのSweetSexySavage。このAkonのDon't MatterをサンプリングしたUndercoverは、R&Bとポップのセンスが巧みに融合したアンセムです。これがHot 100にも入らないのが不思議です。(Kehlaniは何かシングルヒットしてほしい)
8 Migos - T-Shrit
Bad and Boujeeに続き、人々を「Migos漬け」にした強烈な1曲です。
7 Lil Uzi Vert - XO TOUR Llif3
ロックバンドにカバーされ(Lil Uzi Vertは自称ロックスターだったりする)、EDMフェスでも多くかかり、さらにSpotifyではアメリカで年間2番目に再生された曲に。幅広く愛された2017年代表のアンセムです。
6 Paramore - Hard Times
最初は驚きの変化でしたが、今では大好きな80年代リスペクトのポップ・ロックアンセムです。最後の部分が密かに好きです。
5 Vince Staples (feat. Kendrick Lamar) - Yeah Right
Sophie・Flume、またKendrick Lamarという超大物を迎えた1曲。結びつくことが無さそうな3名を結びつけ、最高の1曲が出来ました。
4 Kendrick Lamar - DNA.
怒りのエネルギーのようなものがヒシヒシと伝わってきます。彼が最高のラッパーと証明する1曲だと思います。
3 Julia Michaels - Issues
リリース時に、このIssuesの記事を書いた時は、グラミーの新人賞候補に選ばれるまでの大躍進は全く予想していませんでした。そこまでの注目を受けるに相応しいシンガーであることを、この曲で証明していると思います。
(個人的には、Selena GomezのBad LiarよりはBad Liarのソングライター、Julia MichaelsのIssuesのほうが素晴らしいと思うので、Issuesをベストソングリストに入れて欲しい!とメディアのベストソングリストを見るたびに考えています。Bad Liarは2015年のGood For Youの続編感があるので…………)
2 Camila Caello feat. Young Thug - Havana
緻密に計算された、今年メインストリームに流れた曲のなかでベストなのがこの曲です。最初は非シングルだったものの、ストリーミングの人気によってシングル化した、Mask Offにも似た「民の選んだアンセム」でもあります。客演がYoung Thugなのも素敵。願わくばアメリカのシングル1位も取ってほしかったのですが、Ed Sheeranのリミックス戦略と重なり、夢破れました。(Post Maloneのrockstarにも勝てなかったですが)
1 Lorde - Perfect Places
私の中で断トツでアルバム1位だったLordeのMelodramaを象徴する1曲です。ちなみに、1位も2位もプロデューサーは先述のFrank Dukesです!
ご清聴ありがとうございました。では、よいお年を!