チャート・マニア・ラボ (CML)

音楽チャート・ポップス等の動向・文化について頑張って研究しています!議論のネタになるような変わった視点からの記事を目指しています。

Siaのソングライトの実績を物語るデータ 【3種類のトップ10入り】

Siaがアルバム、This Is Actingを先週リリースしました。

このアルバムに収録される曲は、元は他のアーティストに提供する予定だった曲も多く、「たくさん曲書いても、採用されるのはわずかなのよガハハ」と本人は漏らしています。

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拾い物の画像ですが、アルバムの各曲のそれぞれの元提供先と考えられる人のリストです。

リアーナが多いですね。かつてSiaはDiamondsのソングライトに参加して、ヒットに導きましたね。また7曲目のReaperのソングライトにはKanye Westも参加しています。

 

こんな感じで多くの曲にソングライターとして携わってきたSiaですが、そんな彼女の実績を物語るデータがあります。それは【3種類のトップ10入り】です。

何の3種類でしょうか?

それは、【自身の曲でトップ10】【客演の曲でトップ10】【表向きには名前が出されていないものの、クレジットはされている曲(=ソングライトした曲)でトップ10】

という3種類です。

2010年台にトップ10入りしたアーティストは212組(バンドでトップ10入りしてかつ個人でトップ10入りしている人は別に数えています)の中で、3種のトップ10入りをした人はまだ8人しかいません!(※2016 2月11日時点)

それを誰なのかを、今回は紹介します。

 

  自身 客演 ソングライト
1 David Guetta Sexy Chick (ft. Akon) Club Can't Hundle Me (Flo Rida ft. David Guetta) I Gotta Feeling (The Black Eyed Peas)
2009.12.5 2010.9.25 2009.06.27
2 Bruno Mars Just The Way You Are Nothin' on You (B.o.B ft. Bruno Mars) Fuck You (Cee Lo Green)
2010.9.4 2010.3.27 2010.12.4
3 Kesha Tik Tok My First Kiss (3OH!3 ft. Kesha) Till The World Ends (Britney Spears)
2009.11.28 2010.5.22 2011.3.26
4 Calvin Harris Sweet Nothing (ft. Florence Welch) We Found Love (Rihanna ft. Calvin Harris) Where Have You Been (Rihanna)
2013.2.16 2011.10.15 2012.6.16
5 Sia Chandelier Wild Ones (Flo Rida ft. Sia) Diamonds (Rihanna)/Let Me Love You (Ne-Yo)※同じ週
2014.8.9 2012.3.31 2012.11.3
6 Zedd Clarity (ft. Foxes) Break Free (Ariana Grande ft. Zedd) Beauty And A Beat (Justin Biber ft. Nicki Minaj)
2013.8.17 2014.8.30 2012.12.22
7 Charli XCX Boom Clap I Love It (Icona Pop ft. Charli XCX) Same Old Love (Selena Gomez)
2014.8.23 2013.5.11 2015.12.19
8 Bebe Rexha Me, Myself & I (G-Eazy X Bebe Rexha) Hey Mama (David Guetta ft. Nicki Minaj, Bebe Rexha & Afrojack) The Monster (Eminem ft. Rihanna)
2016.2.20 2015.6.6 2013.11.16

 ※表の見方 それぞれ2010年台で最初にそれぞれでトップ10入りした曲を記しています。下はトップ10に入った日(ビルボード付け)

また、3種類全てのトップ10入りを果たした順に並べています。

(2010年台に限らずとも、多くの人にとって上記の記録が初めての記録なことが多いです。例外はKeshaくらい。あと、なんで2010年台って言っているのに2009とかあるの?とか思われる方もいるかもしれませんが、これは2009にエントリーして2010年までトップ10入りし続けているので、間違いではないです。)

 

そのほかに、「自身の曲」のところがバンドの曲で「客演」「ソングライト」が個人の曲の人が2名います。

  自身 客演 ソングライト
Nate Ruess We Are Young (Fun ft. Janelle Monae) Just Give Me A Reason (Pink ft. Nate Ruess) Die Young (Kesha)
2012.2.25 2013.3.30 2012.10.27
Ryan Tedder Good Life (One Republic) Rocketeer (Far East Movement ft. Ryan Tedder) Love Somebody (Maroon 5 )
2011.7.16 2011.2.12 2013.8.17

 

✫✫ 2017年、Rae SremmurdのSwae Leeが上記の仲間入り。

自身=Black Beatles、客演=French MontanaとのUnforgettable、ソングライト=BeyoncéのFormationです! 参考

 

 というように、このように幅広い場面で採用されされているアーティスト達は数が限られていますね!

Siaの今回のアルバム、This Is Actingのリード・シングル、AliveはもともとAdeleのアルバム25へ提供される予定だったものが最終的に却下されて、ならそれを自分で歌おう、という曲。

このようにソングライトをしても却下されてしまうこともありますが、提供されたとしてもその曲を捨ててしまうのはもったいないので、このように「再利用」していくのは面白いことであるな、と個人的には感じています。(ただ一部「私はあんたらが歌えないこんな曲も歌えるのよガハハ」というSiaの意図を感じるという意見もあります)

 今回はAdeleに曲を却下されてしまったSiaですが、この才能を発揮して、客演、ソングライトなどさまざまな形で活躍してほしいですね。

 

※おまけ

・上記の表に惜しくも載れなかったのは、Kanye、Pharrellなど。それぞれ「ソングライト」の項目がトップ10に入っていません。(それぞれ11位=Big SeanのI Don't F**k With You、と13位=Ed SheeranのSing)

・また、意外と客演でのトップ10がキツく、そこで引っかかるのはKaty Perry、Ed Sheeran、Tove Loなど。

・上で「7人」と言いましたが、来週のHot 100でBebe Rexhaが仲間入りする見込み

→入りました

・上の表に載っている人のうち、Bruno Mars、Ryan TedderはAdeleの25に採用されています。特にRyan Tedderは21の時から採用されており、Adeleとの相性が良いのかもしれませんね。