チャート・マニア・ラボ

音楽チャート・ポップス研究者(自称) ポップス音楽と食べることが好きなオタク

Billboard Hot 100 2016 03/12 【Zara Larsson、Lukas Grahamの躍進の予感】

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カナダ人ラッパーBellyがThe Weekndを迎えたMight Notが100位で登場。Bellyは初のHot 100。今後、The Weekndは客演でのHot 100へのエントリーが増える予感。

 

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98位と停滞していて、かつポイントも落ちてきているOne DirectionのHistory。最後の一花を咲かせたい所ですが…

 

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最近何かと話題のKanye West率いるGOOD Musicとサインしたラッパー、DesiignerのPandaが96位で登場。Futureを彷彿とさせる独特な雰囲気でラップしています。

 

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Cocoでお馴染みのO.T.GenasisのCut Itが94位で登場。彼にとってはCoco以来のHot 100。PVでは相変わらず何かを吸っている描写があり、ヤクブーツはやめていないようです。

 

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Ty Dolla $ignのE-40を迎えたSavedが93位で登場。彼の最高位はParanoidで記録した29位ですが、来週Fifth HarmonyのWork from Home(彼が客演)で更新するかも。

 

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HereがヒットしたAlessia CaraのWild Thingsが91位で登場。彼女の母国カナダではすでに30位と上昇気流に乗っています。

 

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予想外のチャート再登場を果たしたEmpire Of The SunのWalking On A Dream。90位。Alternativeチャートで順位を大きく上げています。(19位→10位)

 

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メタルバンドのDisturbedが、Simon & GarfunkelのThe Sound Of Silenceをカバー。88位で登場。原曲は1966年にHot 100で1位を獲っています。

 

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ラップトリオのMigosのLook At My Dabが87位で登場。この曲にはDiplo(とBad Royale)のリミックスもあります。

 

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グラミーでのパフォーマンスした恩恵をそこまで受けずに77位まで順位を落としたOut Of The Woods。1989からのシングルはいずれもトップ10入りしていましたが、この曲でそれも途切れることになりそう。

※ピークの18位はリリース当初、ほぼダウンロードによるもの。

 

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カナダ人シンガーソングライターのRuth BのLost Boyが75位で登場。Vine出身のアーティスト。同胞の先輩(とはいっても年は下)のShawn MendesもVine出身ですね。

 

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Zara LarssonとMNEKのNever Forget Youが83位→58位と大きく上昇。密かに一部では将来の1位候補とも言われています。

※現在アメリカで3番目にShazamされている曲に。Shazamaされている量は別にチャートに反映されるわけではありませんが、Shazamのチャートは少し先のヒット曲が上位に来る【傾向】にあります。

 

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Ellie GouldingのSomething In The Way You Moveが43位まで上昇。今週、On My Mindがチャートから姿を消しましたが、こちらもOn My Mindのようなヒット(ピーク13位)なるか。

※ピーク13位が好きなEllie Goulding。前のアルバムのBurnもピークが13位でした。

 

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【再】Chris BrownのBack To Sleepがじわじわ順位を上げてきて今週36位とトップ40に突入。Usherとゼインが参加したRemixの効果がこれから出てくるかも。ゼイン、キャリア初の客演。

 

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JeremihのOuiが45位→28位と大きく上昇。この曲はまだPVがありませんが、同じくPV無しで6位まで上り詰めたDon't Tell'emのようなヒットとなるか。

 

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現在イギリス、オーストラリアなど複数の国で1位を獲得しているLukas Grahamの7 Years。アメリカでも勢いを持続しており(20位→12位)、1位まで上り詰める日もそう遠くはないかも。

 

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現在アメリカで最もShazamされている曲、Me, Myself & Iが7位。Bebe RexhaにとってはHey Mamaを上回って最高位、G-Eazyも同じく最高位。

※現在、7 Yearsに抜かれました。

 

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ダウンロード、ストリーミング、ラジオ全てを大きく伸ばし圧倒的な成績で1位に君臨するRihannaのWork。現在34週連続で非アメリカ人が1位をとっていますが、まだまだ続きそうな予感。Stressed Outは1位は厳しそう。

※次の1位は7 Yearsが濃厚か。まだまだ非アメリカ人の1位占拠は止まらなさそう。

 

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グラミーの新人賞にもノミネートされたSam HuntのBreak Up In A Small Town、ピークは29位とそこそこなものの、年をまたいでいるため年間チャート入りは無理そう。

 

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David GuettaのBang My Headがチャートから姿を消しました。昨年大ブレイクしたFetty Wapを新たに客演に迎えましたが、そこまでヒットはしませんでした(ピーク76位)

 

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新リカレント・ルールの影響を一番受けているUptown Funk。旧来のルールならばおそらく今週で68週目のチャート滞在を迎えているでしょう。(現ルールだとチャート圏外に)

 

という感じで、非アメリカ人の活躍が目立ちますね。次の1位候補として上がるのは7 Years(筆頭)ほか、Adele の When We Were Young (PVリリース後?)、Taylorの次シングル(New Romanticsと言われています)、Never Forget Youあたりですかね。Taylor以外全員非アメリカ人ですね…