チャート天気予報
こんばんは。チャート天気予報師のチャート(djk2_____)と申します。
本日、日本各地で暑い日差しがふりそそぎ、Hotな一日でしたが、先週のHot 100もPrince、Beyoncéの曲が大量登場してまさにHot な週でしたね。
では、来週のチャート天気予報を見ていきましょう。まず、Prince関連について見ていきましょう。先週、訃報を受けてダウンロードが非常に多く集まり、Purple Rainが4位に入るなど、強い存在感を発揮しましたが、来週はどうなるのでしょうか。
これは、Hot 100に過去に起こった同じような事象と比べると分かりやすいでしょう。
2012年、Whitney Houstonが死去。その訃報を受けて、2012年3月3日付けのチャートではI Will Always Love Youが3位まで上昇、I Wanna Dance With Somebodyが25位に入りました。(それより下の順位にその他2曲登場)しかし、このポイントは主にダウンロードによるものだったので、すぐに順位が落ちました。次週I Will Always Love Youは30位まで順位を落として、その他のシングルはチャートから姿を消しました。(※チャート滞在が21週目以降になると、51位以下かつポイントが落ちているとチャートから姿を消します)
では、話をPrince関連に戻しましょう。今回もWhitney Houstonの時と同様、多くがダウンロードのポイントによるものなので、次週は同じような落ち方をすると思われます。Whitney の時は25位の曲がチャートから落ちて、3位が30位まで落ちたので、だいたい順位がマイナス25程度を想定すれば良いでしょう。なので、今週23位のKiss、20位のLittle Red Corvette、8位のWhen Doves Cry、4位のPurple Rainあたりまでが来週も残るのではないでしょうか。
ちなみに、イギリスではPurple Rainの順位は6位→88位となっていました。元の人気が違うため単純な比較はできませんが。
続いてはBeyoncéについてです。こちらも同じくダウンロード中心でポイントを稼いでいますが、ストリーミングのポイントも少なくありません。Sorryがストリーミング今週8位、Hold Upが11位、他3曲も25位圏内に入っています。同じくストリーミング時代の大ヒットアルバムの中で、シングルもヒットしたJustin BieberのPurposeと比べてみましょう。Purposeからは16曲がHot 100に登場(Where Are Ü Nowを除く)しました。次週は11曲が残りました。なので、Beyoncéも全てと言いませんが、大半はHot 100に残ると思われます。Beyoncéの場合、一番順位の低い曲でも63位だったので、生存確率が高いかもしれません。ですが、ストリーミングできるサービスが限られているので、もしかしたらPurposeのように多く残らない可能性も考慮されます。
今週、12曲中11曲が50位以上に入っていましたが、それが5曲程度になるのではないでしょうか?
またイギリスとの比較になってしまいますが、リリースから2週目でもBeyoncéの曲は、横ばい傾向でした。中には順位を上げている曲もありました。
この今週チャートを賑わせて2組に加えて、来週のHot 100には彼が登場します!そう、Drake!
Drakeは近年、膨大なシングルをHot 100に送り込んでいます。特に、アルバムリリース時の成績は凄まじいです。
Drakeの近年のアルバム(もしくはミックステープ)リリース時のHot 100への圧倒的なエントリーを振り買ってみましょう Hot 100へのエントリー数 (の中は50位以上へのエントリー数) です。※アルバムからの曲のみ集計
Nothing Was The Same 12(2) -2013/10/12
If You’re Reading This, It’s Too Late 10 (1) -2015/3/7※
What a Time to Be Alive 9 (0) -2015/10/10
※アルバムのリリース集計週は正確にはこれの1週間前ですが、この週に新しく数曲入っているためこの週を集計しています。(リリースが不規則だったため)
上位50曲にはあまり入っていませんが、最近Drakeの圧倒的なアルバム販売を考えると、以前よりも高い順位で多くの曲がデビューする可能性があると思います。
間違いなく、来週のHot 100の主役でしょう。
さらには上記の曲に加えて、Calvin HarrisとRihannaのThis Is What You Came Forも今週登場です!ラジオにも攻勢をかけているようですし、こちらも高い順位でデビューするでしょう。
最後に。なぜ今回50位というボーダーを意識したかというと、上に書いたように、21週目以降で51位以下になったポイントを落としている曲は、チャートから消えるからです!!!つまり、多くの曲が危機に瀕しているということです!笑、通常よりも早く消えてしまうのかもしれません。
そのぶんリフレッシュされて面白くなるかもしれませんがね。どの曲が生き残るのか?そしてどの曲が上位に来るのか?来週のHot 100から目が離せません。
以上、チャート天気予報でした。最後まで読んでくださり、ありがとうございます。