チャートのチャート研究ラボ

音楽チャート・ポップス等の動向・文化について頑張って研究しています!議論のネタになるような変わった視点からの記事を目指しています。

2015年に活躍したあの人達は…

今年ももうすぐ年末…

ということで、そろそろ年間チャートが発表されるわけですが、その前に去年の復習をしようと。

そこで、昨年ヒットを飛ばした人は元気?ということを確認するのが、この記事。

言ってしまえば「一発屋」を探そうというワケです。

 

一発屋」と言うとアーティストを悪く言っているみたいですが、アーティストの現状を確認し、チャートの再登場の可能性を考える、という検証を行いたいだけなので、ご安心を!

 

去年も行ったこの企画ですが、まずは「一発屋」の定義から。

 

djk2.hatenablog.com

年間チャートに入るようなヒット曲を出しておきながら、それ以外の曲では一回もHot 100に入ったことの無い

 

昨年に引き続き、この定義で検証していきます。

去年は客演の人たちも検証の対象にしていますが、今回は対象から外します。

それでは行きます。

 

① Walk The Moon  (Shut Up And Dance 年間6位)

Shut Up And Danceがチャート滞在1年超えのロングヒットとなり、週間ピークが4位ながらも年間6位に食い込んだのはWalk The Moon。

この曲のポップ路線が功を奏した形に。

もともとそこまでポップポップしているバンドではない気がするので、この曲が「確変している」と考えるのが適当でしょうか。

 

ただ、今年に入ってからSteve Aokiとコラボするなど、幅を広げて存在感を示そうという様子もあり、今後またヒットを出す可能性もあるのかもしれません。

 

今後Hot 100に入るか? 半々

 

② Omi (Cheerleader 年間11位)

Felix Jeahnによるリミックスの効果もあって、世界的に大ヒットしたこのCheerleader。

ただ、その後が続かず…

ヒット後すぐにアルバムもリリースしていたのですが、存在感を発揮できず。

アルバム自体も、その中のシングルもヒットせず…

今後の展望も描きづらいです

 

今後Hot 100に入るか? 厳しそう

 

③ Hozier (Take Me To Church 年間13位)

Take Me to Churchがアメリカ、イギリス、オーストラリアで全て2位などシルバーコレクターだったHozier。

それ以降Hot 100には入っていません。ですが、1発屋の雰囲気はあまりなく、Take Me to Churchと同じアルバムに収録されているSomeone Newも好調で、イギリスでは見事年間チャート入り、実はアメリカでもHot 100に限りなく近い101位相当までは順位を上げていました。

この実績を見る限り、今後の可能性に希望を抱けそうです。

 

今後 Hot 100に入るか? 有力

 

④ Diplo (Where Are Ü Now 年間19位)

このリストに載せるのはかなり違和感のある彼。ただ、他の曲はほとんどMajor Lazer名義、もしくはプロデュースのみで表に出ない、という名義でDiploとして表に出ているのは実はこの曲だけ。(Jack ÜではなくSkrillex & Diplo名義でチャートに登場)

彼の実績から言って、またチャートに戻ってくるのは必然でしょう。いずれDiplo名義も出てくるはず。

 

今後 Hot 100に入るか? ほぼ確実

 

⑤ T-Wayne (Nasty Freestyle 年間50位)

動画での一大ムーブメントを引き起こしたこの曲ですが、その後が続かず…

この曲自体もピークから順位を落とすのが早かったです。

 

動画のムーブメントでブレイク系は後が続きづらい傾向があるのは否定できません。

ちなみに同じく動画ブレイク勢のSilentoはDawinのDessertの客演で、iHeartMemphisは自身のLean & Dabで再エントリーしています。

 

今後 Hot 100に入るか? 厳しそう

 

⑥ Alunageorge (You Know You Like It 年間 59位)

ディスクロージャーの客演としてまずは名を馳せ、その後リリースしたアルバムは高評価。

母国イギリスでの地歩を固め、さらにこのDJ Snakeの手が加わったYou Know You Like Itではついにアメリカでもブレイク。

まさに赤丸急上昇中といった感じのAlunageorge。じゃあ、Hot 100再登場有力だね!よし!  !  ! …………

 

とはいきません…

昨年のブレイクの後、アルバムをリリースしたのですが、イギリスのアルバムチャート71位と、前作の11位から急落。

ZhuやFlumeなどのプロデューサー、Charli XCXを制作陣に迎え、女性ラッパー2人を迎えたMean What I Meanなど個性的なシングルを擁しながらもこの結果は意外です…

 

とはいえ、客演での仕事は依然として多く、「消えた」感はあまりありません。

また返り咲く可能性もまだまだありそう。ということで

 

今後 Hot 100 に入るか? 半々

 

⑦ Vance joy (Riptide 年間71位)

ロングヒットで低空飛行ながらも年間71位に食い込んだこのRiptide。

母国オーストラリアではこのシングル以降も相変わらず人気のようで、引き続き存在感を発揮。

オーストラリアのラジオ、Triple JのHottest 100という投票ではよく上位につけています。

新作をリリースすれば、ラジオにのってアメリカでも!という展開はあるかもしれませんね!

 

今後 Hot 100 に入るか? 半々

 

⑧ James Newton Howard (The Hanging Tree 年間78位)

本職は映画作曲家ですが、担当した曲がシングルカットされ、チャートを上昇。最終的に年間チャート入り。

とはいえ、Hot 100入りをするような曲を作るタイプの人間ではなく、Hot 100にはもう縁は無さそう。

客演の女優・Jennifer Lawrenceも同じことが言えるでしょう。

というか2人とも、全く「一発屋要素」無いです

 

今後Hot 100 に入るか? ほぼ無し

 

⑨ I LOVE MAKONNEN (Tuesday 年間82位)

Drakeと組んだこともあって、2014年終盤にブレイクしたI LOVE MAKONNEN。Tuesdayはヒットとなりました。それ以降も精力的に活動し、Santigold、Carnageとも組むなどしています。客演の活動が多いので、Hot 100入りのチャンスは多そう。ただ、DrakeのOVO Soundを抜けてしまったので、影響力は低下するかも

 

今後Hot 100 に入るか? 有力

 

⑩ George ezra (Budapest 年間89位)

2014年にリリースしたアルバム、Wanted on Voyageがイギリスでアルバム年間3位に!さらにはそのシングルBudapestがヒット。アメリカでも中規模ながらヒットしました。

その後はヒットがあまりありませんが、それは新作を全くリリースしていないから。

次のアルバム時期は未定のようです。

しかし、シングルもアルバムもヒットだったので、今後の期待は持てると思います。

 

今後 Hot 100 に入るか? 有力

 

⑪ Ella Henderson (Ghost 年間93位)

Xファクター出身のシンガー。母国イギリスでこのGhostが2014年に年間6位となりブレイクし、アルバムも見事イギリスでは1位を獲得、そこからアメリカにも上陸し年間チャートにもギリギリ入りました。

その後はSigma、Kygoの客演をし、それらの曲もそこそこヒット。

ただ、2016年に入るとシングルのリリース自体が無いようで、存在感は低下しているか。

上のGeorge Ezraと似た状況にあるようですが、Ella Hendersonのようなポップシンガーはこのような存在感の低下が致命傷になりうるので、ちょっと良くないかも。

 

今後 Hot 100 に入るか? 半々

 

⑫ Mr. Probz (Waves 年間95位)

WavesのRobin Schulzリミックスが世界的な特大ヒットとなりその名を知られることとなったMr. Probz。その後はNothing Really Matters、Armin Van BuurenとのAnother Youがそれぞれ1位、7位になり母国オランダでは活躍しています。

ただ、世界的に見るとヒットが出ておらず、今後Hot 100に入る見込みは薄いかも。一応、50 Centの客演とかやっていたりもしますが…

今後も母国での活躍がメインと予想します。

 

今後 Hot 100 に入るか? 厳しそう

 

 

いかがでしょうか。

状況は人によってそれぞれですが、またヒットを飛ばしてほしいものですね!