チャート・マニア・ラボ

音楽チャート・ポップス研究者(自称) ポップス音楽と食べることが好きなオタク

はじめてのフジロック観戦記 【苗場ライフ編 / 準備のオススメ・音楽以外の発見・食べ物】

 

気づいたらもうサマソニになってしまったのですが、気にせず投稿します。私なりのフジロック観戦記・その2です。今回は音楽以外の面を主にフォーカスしていこうと思います。

フジロックに行ってみたいけど、実際はどうなの?」という方や、「次にフジロックへ行く時はどのような準備をすれば良いの?」という方にオススメかなと思います。

・準備関連 ・音楽以外での発見 そして最後に食事について話すという構成になっています。

 

① 準備関連

フジロックに行きたいね、と友人と前から話していたのですが本当に行くかなどはなかなか決まらず、本格的な宿取りなどにはなかなか手がつきませんでした。

しかし、その友人と話しているうちに「多分最終的にはどうせ行くでしょう!」という予感がし、その他条件で悩んでいるとそのうち宿が取れなくなってしまうのでは?ということを思い、渋谷のタイ料理店で急遽申し込みを決意。無事にチケットと宿(そういうセット)を確保しフジロック行きを決めました。ちなみにこの時は4月下旬でした。いつぐらいに宿が無くなるのかは不明ですが、行くのなら早めに決断を下せると宿など諸条件で便利だとは思いました。

 

この時に取った宿は、「フジロックまではシャトルバスで約20分、風呂あり、食事ナシ、相部屋トイレが綺麗でウォシュレット付き」でした。

個人的に密かに重要だと思ったのは後ろ二つで、相部屋とそうでないかはかなり利便性に差が出るので(宿では寝て起きるだけなのであまり気にはなりませんでしたが)選べるならここは拘りたいところです。

ウォシュレット付きトイレも密かに重要だと考えていて、会場内のトイレは並ぶ上に屋外の仮設なので、どうしても「積極的に行きたくはないトイレ」ということは否めません。(仕方がないですが……) トイレの設備について細かい条件が明示されることは無いので、綺麗なトイレを引けたのはラッキーでした。

 

このような予約、振り込みなどの事前準備を済ませて、いよいよ当日が近づいてきました。日数分の服、移動時間の暇つぶし用の本やお菓子、タオルなどの基本用品の他にいろいろな物を詰め込みました。

持っていってよかったものは7部丈のシャツです。7月下旬でかなり暑い時期ですが、1日中外にいる時間も長く時間帯によっては寒いかもしれない?という読みのもと持っていきましたが、これが大当たりでした。今年は3日間ずっと曇りか雨だったので、気温も低めだったので特に夜の時間帯は重宝しました。

そしてパスモ(チャージ済み)もあって良かったです。私は普段から買い物をほとんどパスモで済ませているのですが、フジロック内の店舗でパスモを使えるとの情報をキャッチし、意気揚々と事前にチャージしておきました。するとこれが大成功で、フジロック中の支払いをほとんどパスモで済ませていました。特に雨の時は支払いがかなり楽になったと思います。パスモ以外にも何種類かのカードが使用可能だったので、自らのお気に入りを持っていくと良いと思います。ただしナナコなど一部のカードを除いて、会場でのチャージは不可能だったと思うのでその点だけは注意です。

あとは日焼け止めです。ずっと曇っていて晴れ間はほとんど無かったのですが、それでも少し焼けたので、特に晴れた場合は必須なのだと思います。ただ、持っていったのに使うのを忘れてしまったのです………あと同じく使わなかったのですが、(頭痛薬など)もあると安心だと思います。

 

家から用意したのではなく、会場で買ったのですがイスもやはり便利でした。会場内のイスの数は限られ、さらに1日中歩き回るので疲れることは必至です。歩き疲れて肝心のライブではもうクタクタという事態は避けたいです。ですがイスがあると簡易休憩場所を自分で確保できて、場合によっては寝ることも可能です。しかし、イスはサイズが大きいのでライブ中にかさばって少し邪魔なこと、そしてモノによっては少し危険なことは注意です。ただそれらを考慮してもイスは必需品といえる気がしました。

 

最後に密かに大切だと思うのはモバイルバッテリーです。もちろんフジロック中はライブや「フェス感」を楽しむのはメインでスマホを触りまくるワケではないですが、待ち合わせには必須の道具でスマホの電池が切れていると一気に待ち合わせの難易度が上がってしまうため、念のために持っていくと良いと思います。もしくは、待ち合わせ場所を事前に決めておくのが吉だと思います。

 

逆に準備不足だと思ったのは雨対策。会場内は安全面から傘が使用禁止のため、その他のツールで雨対策をすることになります。私は100円の安いカッパを持っていき、実際雨が多く降ったこともあり何回も使いました。荷物を濡らさないなど最低限の雨対策は出来たものの、カッパのサイズが小さいこともあり、ズボンはすごく濡れて「自然派フェス」の洗礼を受けたような気分にもなりました。また靴もずぶ濡れになりました。長靴を持っていくのが正解だったようです……ですが、靴は上の布部分に水を通さなければ案外浸水しないという知識を得た2日目あたりからは、やや改善されました。ただ、長靴があればそんなことは気にしなくて良いのですが……

天気が変わりやすいので、天気予報に関係なく雨対策は重点を置くべきだと感じました。

 

あとは水筒を持っていけばよかったと思っています。フジロック内に水筒、タンブラーなど(要は再利用可能な飲み物を入れる容器)がある人を対象としたお茶の配布があるので、是非水筒を持っていって利用すべきと思いました。フジロック内は500mlのペットボトルが一律200円なので、心置きなく水分摂取したい人は特に水筒があると良いなと思います。

 

 

音楽以外での発見

もちろんフジロックの主役は音楽なのですが、長ければ4日過ごすので音楽以外の要素も楽しめれば最高だと思います。

 

フジロックは最強のフォトスポット!

スマホの台頭で写真を撮る人が増加。さらにスマホで写真機能やアプリが重視されるなど、いま写真の重要度が上がっているように思います。

フジロックがどうして最強のフォトスポットかと思ったかというと、あらゆる層の需要に対応できるからです。

最近、”インスタ映え*1 ”Facebook映え” ”Twitter映え” と題して同じテーマの3種類の写真を並べた投稿をよく見る気がします。

インスタ映え” = オシャレ・綺麗な写真 = #ファインダー越しの私

Facebook映え” = 仲間・友情を感じる写真 = #出会いに感謝

Twitter映え” = おもしろ系・哲学的な写真 = #○○と似た構図が送られてくる

 

こういうことだと思います。フジロックではその3つ全てのタイプの写真が撮れたと思います。

例えば 私が3日間で撮ったインスタ映え写真*2はこんな感じです↓

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また、Twitter映えは以下です↓

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「J2の兄貴」と呼ばれる水戸ホーリーホックが一面に。

 

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Facebook映えは、ここには載っけませんが、何を思ったかLCD Soundsystemを見た時にその場のテンションで周りにいた大学生?のような人と外国人と写真を撮りました!!!

 

 

フジロック

① 運営による手の込んだ設営が生み出したオシャレスポット 

② 人が多く存在することによる思いがけない出会い

③ 「フジロック」という文化が複数の文化を呼び込み、それと出会える

 

などの要因により、さまざまなタイプの”映え”に対応できるのではないか、と考えました。

写真は現在において需要が高いだけではなく、フジロックの思い出が写真を通して増幅し、単なる音楽フェスから「旅」へと昇華する役割を果たせるのでは?とも考えました。

 

 

✫ 他人の“装備”の観察が楽しい

上に書いた「Facebook映え」と少し被る部分もありますが、他人の観察も楽しみの一つの気がしました。「観察」といってもジロジロ見たりはしませんが。

Chance the Rapperの「3」の帽子を何回か見られたのは嬉しかったですし、その他のライブ・アーティストTシャツを着た人も多くいました。また、音楽以外のユニフォームを着ている人が多かったのも面白かったです。中でも目立っていたのはサッカー / 野球のユニフォームを着た人が多く、どのチームが多いかな?と見てみるのが楽しかったです。私の見た感じ、DeNAユニフォームが一番多かった気がします。その他、アーセナルというデカい旗を振り回している人や、そしてTwitterでも話題になったMajor Lazerでの「そば処」フラッグ(自分の近くにいました)など、“装備”の話題は多かったです。

 

もちろん、他のフェスでも”装備”は個性的で面白いとは思いますが、フジロックは何日間か山奥に閉じ込められる特性上、準備は丹念にする必要がある点、またそれによって「ヤケクソ感」が生まれる点から、独自の”装備”を見られるのではないか?という点を感じました。

 

 

3日目が終わってもまだ終わらない

3日通してずっと雨が降っていたため、ライブ以外での会場内の雰囲気はジメジメしていました。そんな中で私が一番会場の雰囲気が盛り上がっていた!と感じた瞬間は3日目ラストのMajor Lazer後です。

 

Major Lazerは3日目の実質トリで、これが終わったらもうフジロックは終わりのはずなのです。(レッドマーキーという場所でオールナイトライブがありますが) さらに3日目の最後なので人々の疲労はピークに達しているはずで、普通はすぐ宿に帰りたいと思うのでは?といったところです。

しかし、人々はビールを飲みながら笑みを浮かべ、「フジロックはまだ終わらないよ」という雰囲気が出ていました!それに応えるかのように、店もオールナイトで営業しているところも多く、「非日常感」が最も煮詰まった瞬間だったように思います。

さらに時間が経っても、日が昇るくらいまでは会場内には起きている人が多く最後の最後まで「フジロックは終わらせない!」という気概を人々から感じました。

この最終日のヤケクソ感がたまらなかったのです。

 

③ 最後に食べ物 ベスト5

 

1位 舞茸天丼 from タナカクマキチ

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2位 漬物類 from 苗場食堂

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3位 ケバブ  from 富山あおぞら屋台

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4位 舞茸照り焼きピザ from タナカクマキチ

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5位 手づかみの桃 from 東山食堂

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お店単位で言うと、舞茸料理のタナカクマキチ、苗場食堂が好きでした!

投稿遅れましたが、最後まで読んで頂きありがとうございます。

*1:今だと「インスタ映え」って一番使っちゃいけない(?)言葉な気がするのですが、当時はそうでもなかった気がするので許してください💦

*2:センスは気にしないで!