チャート・マニア・ラボ

音楽チャート・ポップス研究者(自称) ポップス音楽と食べることが好きなオタク

Hot 100 5/18 見どころ 【Shawn Mendesが最高位 / Hot 100入り歴の無いアルバム1位】

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 こんばんは!

 

◇今週のHot 100 ハイライト◇

・Shawn Mendesの“If I Can’t Have You”が2位に登場!DL、ラジオ、ストリーミングの全てが高次元の成績

・LogicとEminemの“Homicide”が5位に登場

・Vampire Weekendがアルバム1位。Hot 100未登場ながらも3枚目のアルバム1位

・Lizzoの“Truth Hurts”が50位に登場

 

・今週のトップ10

      5月18日   R D S
- 1 Lil Nas X feat. Billy Ray Cyrus Old Town Road 🍎🚩 4 1 1
2 Shawn Mendes If I Can't Have You 27 2 8
  3 Taylor Swift feat. Brendon Urie ME!  10 4 5
- 4 Jonas Brothers Sucker  2 5 13
5 Logic feat. Eminem Homicide ✅ - 3 2
  6 Post Malone Wow. 5 10 7
  7 Post Malone & Swae Lee Sunflower  15 13 4
  8 Halsey Without Me 6 19 9
- 9 Billie Eilish bad guy - 11 3
  10 Ariana Grande 7 rings 11 22 6

 R=Radio、D=Download、S=Streaming

🍎=Apple Musicで1位、✅=Spotifyで1位、🚩=YouTubeで1位

 

※”Old Town Road”はリミックスとオリジナルの再生数を合算すると“Homicide”の数字を上回ります。この曲は今週も1億再生超え。この桁違いの再生数が強さの最大の要因です。

※ラジオ1位の“Dancing With A Stranger”は今週11位

 

 

1~100位までの順位表は↓

 

 

 

曲の個別解説

 

☆99 Roddy Ricch – Die Young

 「エモ系」な声を持つラッパー、Roddy Ricchの“Die Young”が99位に登場。これまでMeek Mill、Nipsey Hussleの客演で2回のHot 100入り歴がありますが、自身の曲でのエントリーは今回が初です。

 この曲は主にApple Music、アーバン系ラジオで人気があります。

 

☆98 Bazzi – Paradise

 Bazziの“Paradise”が98位に登場。トップ40に入り、成功を収めたシングル”Mine”、“Beautiful”に次ぐ3曲目のHot 100エントリーです。

 この曲は主にSpotifyとポップ系ラジオで人気。Spotifyではこの集計の週(5/3~5/9)に人気プレイリストToday’s Top Hitsの表紙を飾り、リストの先頭に配置されていたことから再生数が大きく伸びています(41位→21位)

 

☆96 Dan + Shay – All To Myself

 Dan + Shayの“All To Myself”が96位に登場。この曲はカントリー系ラジオで浮上しているほか、Apple Musicでも150位くらいにランクインしています。

 Dan + Shayは昨年“Tequila”と”Speechless”の2曲が大ヒット。カントリー系以外のリスナーにも波及し、ポップやアダルトポップ系などの系統でも人気が出ました。

 Dan + ShayはLuke Combs、Kane Brownと並びカントリー系アーティストの中ではストリーミング人気が比較的高めです。

 "All To Myself"も昨年のシングルと同様に、クロスオーバーを果たすでしょうか。

 

☆91 PnB Rock & XXXTENTACION – MIDDLE CHILD

 今週アルバムチャート4位にランクインしたPnB Rockの“TrapStar Turnt PopStar”。彼にとって初のアルバムトップ10です。4.2万の総合売上のうち、3.9万枚相当をストリーミングから得ています。

 収録曲のうち、XXXTENTACIONとタッグを組んだ“MIDDLE CHILD”がHot 100に入っています。

 

 今週アルバム1位のVampire WeekendはHot 100エントリーが無いので、これについてもこの項目で説明します。

 Vampire Weekendの新作“Father Of The Bride”は13.4万を売り上げてアルバム1位に。3作連続でのアルバム1位に。Hot 100エントリー歴が無いアーティストの中では、1位アルバムの数が最多です。

 

・Hot 100エントリー歴無しでアルバム1位を記録したアーティスト

3作:Vampire Weekend

2作:Slipknot、Bob Newhart

1作:Van Cliburn、Judy Garland、Vaughn Meader、Frank Fontaine、Blind Faith、Pantera、Bob Carlisle、Il DivoThe DecemberistsAmos Lee、Lecrae、Brand New、LCD Soundsystem、BROCKHAMPTON

(詳しい表は:Billboard 200 - Wikipedia

 

 ちなみにArcade Fireもこれに近い記録を持っています。Hot 100入りは“Reflector”が99位に1週ランクインしたのみですが、アルバム1位を3回獲得しています。

 

 このアルバムは売上13.4万のうち、多くをチケット戦略によるセールスから得ています。ただしこのタイプのアルバム1位としてはストリーミングでも好成績を記録しています。

 昨年Jack Whiteはチケット戦略でセールスを稼いで総合売上12.4万と、規模も形式も今回のVampire Weekendと似たような形でアルバム1位になりました。うち純セールスは12.1万だったので、ストリーミングは多くても0.3万枚相当=およそ300~400万再生のみでした。

 一方このアルバムは2029万再生=アルバムの売上に換算すると1.8万相当のストリーミングを記録しています。

 Vampire Weekendはこのアルバムのシングルで初めてアメリカのSpotifyランキング圏内入りしました。アルバムリリース日は収録18曲のうち、8曲がランキング200位圏内に入りました。

 またラジオでも"Harmony Hall"が”Unbelievers”と並ぶ最大級のヒットになりました。(両方ともRock Airplayで7位まで到達)

 

 

☆71 YG, Tyga & Jon Z – Go Loko

 YGとTyga、Jon Zによる“Go Loko”が71位に登場。ストリーミング全般で人気を集めています。(YouTube > Apple Music > Spotifyの順で人気)

 Jon Zはプエルトリコ出身のラッパー / シンガーで、彼のパートはスペイン語で歌われています。曲名の”Loko”もスペイン語の単語です(意味は”Go Crazy”)

 

☆68 Luke Combs – Beer Never Broke My Heart

 Luke Combsの“Beer Never Broke My Heart”が68位に登場。この曲は週の途中のリリースで集計期間が短いですが、今週7位のDLを集めてHot 100にエントリーしました。カントリー系ラジオでも既に15位にランクインしています。

 1週間分フルで集計される来週は順位を伸ばしそうです。この曲はDLやカントリー系ラジオ以外に、ストリーミングでも好調。Apple MusicとSpotifyの両方でトップ50入りしています。

 

☆50 Lizzo – Truth Hurts

 Lizzoの“Truth Hurts”がついにHot 100入り!Lizzoにとってキャリア初のHot 100入りです。この曲は2017年リリースながらも、今年のNetflixのドラマ”Someone Great”に採用されたことで注目を集めました。主にSpotifyApple Musicで人気。YouTubeでも注目を集め始めています。

 

 この曲は先週の時点でもHot 100に登場するだけの成績があり、それでもHot 100に登場しないのには「古い曲ルール」が関係しているのでは?ということを先週の記事で考えました。

Hot 100 5/11 見どころ 【Old Town Roadが首位を守る!"ME!"は2位スタートに】 - チャート・マニア・ラボ

 50位以上に登場した現在は、もう既にこの「古い曲ルール」からは解放されています。(”Baby Shark"の事例を鑑みるに、一度登場すれば他の曲と同じ扱いになる)

 

 ビルボードはこの曲のHot 100デビューに関して単独記事を作成しましたが、この「古い曲ルール」に関する言及はありませんでした。

 

 

△39 Polo G feat. Lil Tjay – Pop Out

 Polo GとLil Tjayの“Pop Out”が39位へ浮上。両者とも初のトップ40入りです。この曲はストリーミング全般で人気(Apple Music > Spotify > YouTubeの順で人気)のほか、ラジオでも少しずつオンエアが開始しています。

 

▽11 Sam Smith & Normani – Dancing With A Stranger

 Sam SmithとNormaniの“Dancing With A Stranger”がラジオ再生数1位に!しかしHot 100では8位→11位と順位を落としてトップ10圏外に。

 ストリーミングが強い昨今では、ラジオが1位ながらもHot 100でトップ10圏外になるケースが時折あります。

 例えば昨年7/14の週には、Zeddの”The Middle”がラジオ1位ながらもHot 100では19位でした。(この週はDrakeのアルバム曲が大量に登場していた) これ以外にも2017年にCharlie Puthの“Attention”がラジオ1位ながらも15位だったという事例もあります。

 

 ラジオで上位ながらもHot 100で成績が高くないのは主に2つ理由が考えられます。一つ目はストリーミング再生の伸び&ラジオ再生数若干の低下による、Hot 100ポイント全体におけるラジオの「割合」の低下、2つ目はラジオとストリーミング、それぞれに違う「生態系」が生まれてそれぞれで違う曲が流行したことです。

 仮にラジオ、ストリーミングで同じ曲が流行していても流行る「タイミング」が違う場合もあります。“Dancing With A Stranger”のラジオでのピークはここ最近ですが、Spotifyでのこの曲のピークはリリース直後の3~4ヶ月前でした。

 ストリーミングでは曲 or アルバムのリリース直後に注目度がピークを迎える場合が多い一方、ラジオでは再生数が伸びるまで時間がかかってしまうので、どうしてもヒットするタイミングはズレてしまいがちです。

 

 

☆5 Logic feat. Eminem – Homicide

 LogicがEminemを迎えた高速ラップ曲“Homicide”が5位に登場。Logicにとっては”1-800-273-8255”以来2曲目、Eminemにとっては21曲目のトップ10です。

 Eminemはラッパーの中ではDrake(34曲)、Lil Wayne(24曲)に次いでJay-Zと並んで3番目にトップ10曲数が多いです。

 この曲はDL、ストリーミングで高い数値を記録。Spotifyでは今週1位になり*1Apple MusicとYouTubeでもトップ5に入っています。一方ラジオではまだオンエアされていません。

 

 “Homicide”はアルバム”Confessions of a Dangerous Mind”に収録されています。このLogicの新作は来週のアルバムチャートで1位を獲得する見込みです。

 

 

☆2 Shawn Mendes – If I Can’t Have You

 Shawn Mendesの“If I Can’t Have You”が2位に登場!”Stitches”での4位を上回り、Shawn Mendesキャリア最高位を更新しました!

 高い順位で登場したのは3項目の全てで好成績を記録したからです!DLでは2位、ラジオでは27位、ストリーミングでは8位にランクイン。ラジオは山なりに少しずつしか伸びないので、27位でも1週目としてはかなり高い部類に入ります。

 ストリーミングで好調なスタートを切っていますが、特にYouTubeで人気(今週2位)残り2つではSpotify > Apple Musicの順で人気です。

 

 Shawn Mendesは人気が長持ちしやすい系統、アダルトポップ系での人気が高いためHot 100での滞在週数が長くなりやすいです。

 アダルトポップ系統はギター系サウンドの曲を好むため、Shawn Mendesの曲とは相性が良いです。 

 

 

―1 Lil Nas X feat. Billy Ray Cyrus – Old Town Road

 今週も盤石の1位の“Old Town Road”。ストリーミングでは今週も1億超えを果たし、これで5週連続の1億再生越えになりました。”Old Town Road"以前は1億再生を越えたのが累計でのべ4回なので、5週も1億再生を越えているこの曲の「異例ぶり」が分かると思います。

 

◇1週間で1億ストリーミングを越えた曲(アメリカで)

・Old Town Road 1.43億 (2019/4/20)

・Old Town Road 1.25億 (2019/4/27)

・In My Feelings 1.16億 (2018/7/28)

・Old Town Road 1.14億 (2019/5/14)

・In My Feelings 1.06億 (2018/8/4)

・Old Town Road 1.04億 (2019/5/18)

・Old Town Road 1.04億 (2019/5/18)

・Harlem Shake 1.03億 (2013/3/2)

・God’s Plan 1.02億 (2018/3/3)

 

 “Old Town Road”はストリーミング以外の指標でも好調。今週ダウンロードが1位に返り咲いたほか、ラジオの再生数も4位まで伸ばしています。全方面で人気を確保し、無双状態を整えるLil Nas X。来週のEd Sheeran & Justin Bieberの1位チャレンジも返り討ちにしそうです。

 この週にはDiploリミックスがリリースされ、DLなどで若干の恩恵を受けています。(iTunesでは20位程度にランクイン) しかしSpotifyApple Musicなどでは圏外でした。(=ストリーミングでの効果は薄め?)

 ほかこの曲はこの週の途中にAnimojiビデオも新たにリリースされました。

 

↑個人的にはLil Nas X本人が“First”というYouTubeにありがちなコメントを自らしているのが興味深いです。こういう所を見るとLil Nas Xはリスナーのことをよく観察していて、バズのツボを抑えるのが上手そうだなと感じます。

 

 

×× 5 Seconds Of Summer – Youngblood

 5 Seconds Of Summerの大ヒット“Youngblood”が今週チャートから姿を消しました。ピーク7位、チャート滞在は48週でした。

 この曲は5 Seconds Of Summerの「アーティスト像」をも変えるエポックメイキングな大ヒットでした。

 それまでの彼らは、派手さが際立つタイプのボーイバンドという印象が強く、チャートにもこれは反映されていました。一気にセールス等を伸ばして瞬間的に高い注目を集めた後はあまり長持ちせず、早々にチャートから姿を消してしまう……これが従来の彼らにありがちなチャートアクションでした。(このシングル以前のチャート滞在は長くても20週)

 しかし今回の“Youngblood”ではこの傾向が変化。リリース直後はそこまで注目度が高くなかったですが、徐々にラジオでヒット。初めてRadio Songs(50位まで)の圏内に入ることに成功しました。

  そして従来のポップ系に加えて、今まであまり縁のなかったアダルトポップ系ラジオでもオンエアが開始。最終的にはこの2つの系統で1位を獲得しました。この複数系統でのヒットが、ロングヒットになった大きな要因です。

  今までは固定ファンのセールスを中心に人気を集めてきた「ボーイバンド」像から、音楽面で多くのリスナーの心をつかむ大人のアーティストへの脱皮に成功しました。

 

 ちなみに5 Seconds Of Summerはロックバンドのような形態をとっていますが、ロック系のラジオにかかることはほとんど無く、ビルボードも彼らをロック系のチャートに入れていません。

 そんな彼らがロック系のチャートに入るためにはスタイルを変えてロック系ラジオでもかかるようにする、もしくはロック系アーティストの客演を務める、の2択です。

 彼ら唯一のロック系チャートへのエントリーは後者によるもので、その時にメインアーティストだったのはONE OK ROCKでした。

5 Seconds of Summer Chart History | Billboard

 

今週チャートから外れた曲 (9曲)

【左の数字は先週の順位、右(ピーク順位🗻/チャート滞在週数⏰)】

100 BLACKPINK – Kill This Love (🗻41位 /⏰4週)

99 Avicii feat. Aloe Blacc – SOS (🗻68位 /⏰3週)

98 YG – Stop Snitching (🗻98位 /⏰1週)

96 P!nk feat. Chris Stapleton – Love Me Anyway (🗻96位 /⏰1週)

95 ScHoolboy Q – Numb Numb Juice (🗻55位 /⏰2週)

90 Marshmello, Tyga & Chris Brown (🗻90位 /⏰1週)

85 ScHoolboy Q & Travis Scott – CHopstix (🗻85位 /⏰1週)

67 ScHoolboy Q feat. 21 Savage – Floating (🗻67位 /⏰1週)

50 5 Seconds Of Summer - Youngblood (🗻7位 /48週)

 

・アルバムチャート(Billboard 200)に新登場した作品

1 Vampire Weekend – Father Of The Bride 🎫

4 PnB Rock – Trapstar Turnt Popstar

18 Judah & The Lion – Pep Talks

24 Thrive Worship – A Thousand More

34 Greateful Dead – Dave’s Picks Volume 30: Fillmore East, New York, NY – 1/2/70

47 Amon Amarth – Berserker

54 Karol G – Ocean

71 Various Artists – NOW 70 

73 Bad Religion – Age Of Unreason

104 Ari Lennox – Shea Butter Baby

133 New Found Glory – From The Screen To Your Stereo 3

142 Big Thief – U.F.O.F.

167 Young Nudy & Pi’erre Bourne – Sli’merre (週の途中リリース)

168 Megan Thee Stallion – Tina Snow

 

 Now 70はNowシリーズの中で歴代最低の順位を記録。(それまでは68での52位が最低位)2017年の6月からNowのようなコンピレーションシリーズはアルバムセールスのみでカウントされるようになっています。

(それ以前は、まだ何らかのアルバムに収録されていない人気曲のストリーミングの数字で上位に入るコンピレーションアルバムもあった)

 

◇アルバムチャート長期滞在

100週目:Sza – Ctrl (今週118位)

 

その他

 

・今週ラジオで伸びた曲

☆Shawn Mendes - If I Can't Have You

・Lil Nas X feat. Billy Ray Cyrus - Old Town Road

・Taylor Swift feat. Brendon Urie - ME!

・Khalid - Talk

・Sam Smith & Normani - Dancing With A Stranger

 

 

・来週以降Hot 100に入るかもしれない?曲

 

・Sech feat. Darell – Otro Trago

・Dalex, Rafa Pabön & Khea feat. Sech, Cazzu, Feid & Lenny Tavarez – Pa

 ラテン界で名を馳せるパナマ出身のラッパーSech。上記の2曲がラテン界で大ヒットしていて、そのうちUSにも上陸するでしょうか。

 

・Lewis Capaldi – Someone You Loved

 Ed Sheeranを筆頭に、James Arthur、Rag’n’ Bone Manなどイギリスで人気のある男性SSWの新株。今年イギリスではシングル1位になった“Someone You Loved”

 この曲がイギリスで1位になったのは2ヶ月前ですが、最近アルバムのリリースを発表したことで、再びこの曲がプロモーションされ再浮上しています。

 

・Hot 100圏外の曲のうち各サービスで最も人気のあった曲

✅:Avicii feat. Aloe Blacc – SOS (今週27位)

🍎:ScHoolboy Q feat. 21 Savage – Floating (今週20位程度)

🚩:Iggy Azalea – Started (今週22位)

 

 ストリーミングと一口に言えど人気の傾向がそれぞれ違うので、20~30位程度にランクインしてもHot 100に入らない曲も存在します。ちなみにApple Musicのみ順位が「程度」なのは、週間のチャートが無いからです。週の最終日の順位を参考順位として「程度」で表示しています。

 

 

関連 / 参考記事

ビルボードによる今週のHot 100 / アルバムチャート解説(記事を書くうえで参考にしています)

 

ビルボードスタッフが議論するシリーズ

 

 今週のテーマはアルバム1位のVampire Weekendについてです。

 ① 2010年から3連続でアルバム1位に輝いていますが、長持ちの理由は?

② 13.4万という前作を上回るセールスをどう感じますか?

③ 新作関連の「アート」で気に入ったものは何ですか?

④ 今作はVampire Weekendの4つのアルバムの中で何位ですか?

⑤ 彼らはまだHot 100入りの経験がありませんが、今後代表曲になりそうなのは?

 

 ④の項目ではスタッフ5人のうち4人が「最下位」、残る一人は3位と回答しています。これはこのアルバムがあまり高く評価されていない、というよりはこれまでの作品が「良すぎて」超えるのが容易という考え方がされているようです。

 

 

*1:“Old Town Road”を両バージョン合算すると抜かれる