今週は5/27の戦没将兵追悼記念日(祝日)によってチャートの発表が一日遅かったです。そしてどういうわけか、アルバムチャートはまだ発表されていません(1位2位だけ、他の媒体によって“仮”発表されています)
◇今週のHot 100 ハイライト◇
・Tyler, the Creatorがアルバム1位(見込み)。Hot 100には8曲が登場、”EARFQUAKE”が最高位=13位
・DJ Khaledがアルバム2位(見込み)、7曲がHot 100入り
・Sweet but Psychoがトップ10に浮上
・Halseyの“Nightmare”が15位に登場
・“Baby Shark”、”thank u, next”、”Drip Too Hard”などが外れる
・今週のトップ10
6月1日 | R | D | S | ||||
- | ◎ | 1 | Lil Nas X feat. Billy Ray Cyrus | Old Town Road 🚩 | 3 | 1 | 1 |
- | ◎ | 2 | Ed Sheeran & Justin Bieber | I Don't Care | 10 | 3 | 5 |
△ | ◎ | 3 | Billie Eilish | bad guy | 35 | 9 | 2 |
▽ | 4 | Jonas Brothers | Sucker | 1 | 10 | 24 | |
△ | ◎ | 5 | Khalid | Talk | 5 | 17 | 8 |
▽ | 6 | Post Malone | Wow. | 6 | 20 | 7 | |
▽ | 7 | Post Malone & Swae Lee | Sunflower | 15 | 21 | 4 | |
▽ | 8 | Sam Smith & Normani | Dancing With A Stranger | 2 | 28 | 32 | |
▽ | 9 | Taylor Swift feat. Brendon Urie | ME! | 7 | 7 | 18 | |
△ | ◎ | 10 | Ava Max | Sweet but Psycho | 4 | 22 | 39 |
R=Radio、D=Download、S=Streaming
🍎=Apple Musicで1位、✅=Spotifyで1位、🚩=YouTubeで1位
🍎も✅も今週13位の“EARFQUAKE”です。Spotifyでは原曲とリミックスを合わせると“Old Town Road”のほうの再生数が多いですが、Apple Musicでは違うと思います。*1(こちらでは原曲の方の勢いがかなり落ちている、リミックスも5位くらい)
1~100位までの順位表は↓
曲の個別解説
☆86 Lady Antebellum – What If I Never Get Over You
Lady Antebellumの新曲が86位に登場。今週ダウンロードが5位だったほか、カントリー系ラジオでのオンエア(この系統で今週35位)が有効に働きリリース週からHot 100に入りました。ストリーミングのポイントは低いです。
カントリー曲はラジオが伸びてきたタイミングでHot 100に入るケースが多いので、リリース時にHot 100入りするのは少し珍しいです。
☆43 DJ Khaled feat. SZA – Just Us
ストリーミングで人気を集め、アルバムチャート2位に入る見込み*2DJ Khaled。強力な客演を擁するこのアルバムでは複数の曲がシングル候補として名乗りあげています。
そのうち現状ラジオで最もオンエアされているのはSZAが客演した“Just Us”のようです。この曲は2001年にHot 100首位まで到達したOutkastの”Ms. Jackson”をサンプリングしています。
・ラジオのオンエア / ビデオのリリースがあったシングル候補たち
ラジオシングル =Just Us、Higher、You Stay、Wish Wish *3
ビデオ =Higher、Just Us、Celebrate、Jealous、Holy Mountain、You Stay、Wish Wish、Weather the Storm
△38 Lizzo – Truth Hurts
Lizzoの“Truth Hurts”がストリーミングで好調をキープし38位へ浮上。トップ40圏内に突入しました。
このストリーミングでの好調から、ポップ系ラジオのシングルとして少しずつオンエアが始まっています。代わりに元々シングルだった“Juice”の再生数は落ち始めています。(今週Hot 100からも外れてしまった)
☆19 DJ Khaled feat. Cardi B & 21 Savage – Wish Wish
DJ Khaledのアルバムからは7曲がHot 100入り。その中で最も順位が高かったのはCardi B、21 Savageが参加した“Wish Wish”でした。この曲のプロデューサーは昨年大活躍だったTay Keith。
19位:Wish Wish (Cardi B、21 Savage)
21位:Higher (Nipsey Hussle、John Legend)
43位:Just Us (SZA)
44位:You Stay (Meek Mill、J Balvin、Lil Baby、Jeremih)
52位:Celebrate (Travis Scott、Post Malone)
57位:Jealous (Chris Brown、Lil Wayne、Big Sean) ←これもTay Keith
91位:Weather the Storm (Meek Mill、Lil Baby)
これらの曲は主にストリーミングから人気を得ていますが、“Wish Wish”と”Higher”の2曲はダウンロードでも上位に入っています。また一部ラジオでのオンエアが始まっている曲もあります。
このアルバムでは多くのシングルがそれぞれ人気を得ており、媒体によっての人気曲がそれぞれ違います。アルバムが最も人気なのはApple Musicです。
(Apple Musicでは4曲程度がトップ10に入っていたが、Spotifyでは最高位の“Just Us”でも35位)
Apple Musicで最も人気:Wish Wish
YouTube:Higher
Spotify:Just Us
2016年の“Major Key”、2017年の”Grateful“と2作連続でアルバム1位を獲得していたDJ Khaledでしたが今作ではアルバムチャート2位スタートに。ただしアルバムからのHot 100エントリー数は増えています(2016年:3曲、2017年:6曲、2019年:7曲)
また目立った新リリースの無い来週のアルバムチャートで1位に立つ可能性も残っています。(Tyler, the CreatorやBillie Eilishが他の1位候補)
☆15 Halsey – Nightmare
Halseyの“Nightmare”が15位に登場。最初の週からラジオ、DL、ストリーミングの3つを満遍なく稼いで上位に登場しました。”Without Me”(=18位デビュー)以上に快調な出だしです。
前シングルよりも激しいロックな曲調ですが問題なくヒット。Spotifyで10位、YouTubeで11位とストリーミングで高順位を記録したほか、ポップ系ラジオでも好調です。
※Halseyはキャリア黎明期、ポップ系ラジオよりもオルタナティブロック系ラジオでよくオンエアされていた。
☆13 Tyler, the Creator – EARFQUAKE
Tyler, the Creatorがキャリア初のアルバム1位を獲得!ストリーミングで好調だっただけではなく、セールスも今週1位の数字を記録している模様です。*4
彼はこれまで自身の曲でのHot 100エントリーが”Who Dat Boy”=87位、”OKRA”=89位の2曲のみで、それぞれピークも低く滞在は1週のみでしたが、今回のアルバムで大きく注目を集め“EARFQUAKE”は今までよりも格段に高い13位に登場しています。
シングルとしてリリースされた曲よりもアルバム内の曲の順位が高く、ストリーミングにおける「アルバム」というプラットフォームの強さを感じます。
アルバムからは合計で8曲がHot 100に登場。Feat.の表記は無いものの、それぞれのシングルに複数ボーカリストが参加しています。
13位:EARFQUAKE (+ Playboi Carti)
51位:I THINK (+ Solange)
65位:RUNNING OUT OF TIME
67位:IGOR’S THEME (+ Lil Uzi Vert)
70位:NEW MAGIC WIND
74位:A BOY IS GUN
85位:WHAT’S GOOD (+ Slowthai)
88位:PUPPET (+ Kanye West)
ビルボードは通常の表記をしていますが、アルバム内では上記のように全て大文字の表記になっています。ビルボードは大文字/小文字の細かい表記を再現しませんが、”&”の代わりに”+”や”X”の表記をしている物は再現することがあります。
“WHAT’S GOOD”に参加しているSlowthaiはイギリスのラッパーです。彼は “IGOR”と同じタイミングでアルバムをリリースし、イギリスで今週アルバム9位に入りました。
また山下達郎の“Fragile”が挿入された”GONE, GONE / THANK YOU”は惜しくもHot 100に登場しませんでした。
☆Tyler, the Creatorとアルバムチャート
今週のアルバムチャートはまだ実はビルボードから正式に発表されていません。他の媒体による数字からして、Tyler, the Creatorの1位は確実だと思われますが、一応正式発表まで様子を見ておきたいです。
Tyler, the Creatorは前回の“Flower Boy”の時もアルバムチャートで一悶着ありました。その時に問題となったのはJay-Zが立ち上げたストリーミングサービス、TidalでのMeek Millのアルバム「フリー解放」です。
その週、Lana Del Rey、Tyler, the Creator、Meek Millの3名でアルバム1位の座を僅差で争っていました。
そこでJay-Zは自らが管理するプラットフォームでフリーのリリースをすることによってストリーミング数を稼いで、自らのレーベルに所属するMeek Millのアルバム1位をサポートしようと考えました。
Tyler, the Creatorはこれに対しての不満ともとれるツイートを、この時連発していました。最終的にはMeek Millのアルバム結局3位で、Tidalフリー政策は功を奏しませんでした。この週は最終的にLana Del Reyがアルバム1位を獲得しています。
1位:Lana Del Rey 10.7万 (セールス8.0万)
2位:Tyler, the Creator 10.6万 (セールス7.0万)
3位:Meek Mill 10.2万 (セールス3.7万)
これらのトラブルにより、この時も今週と同じくアルバムチャートの発表がかなり遅かったです……
Tyler, the Creatorは後にTwitter上でLana Del Reyのアルバム1位を祝福し、後に自らが開催するフェスCamp Flog Gnawに彼女を呼んでいます。
※ちなみにこの週のストリーミングは上記のLana Del Rey、Tyler, the Creator、Meek Mill以外にもChester Benningtonを偲んでLinkin Parkのアルバム(特に“Hybrid Theory”、“One More Light”)の再生数も伸びてしました。ここまで多くのアルバムが同時にストリーミング上で人気を集めるのは珍しいです。
△10 Ava Max – Sweet but Psycho
Ava Maxの“Sweet but Psycho”が10位に浮上!ヨーロッパ圏でのピークは約半年前でしたが、じわじわラジオ再生数を伸ばしてついにトップ10入りを果たしました。(彼女はUS出身ですが、ヨーロッパ圏で先に人気になった)
ストリーミングは39位、DLは22位ですが、ラジオでの4位が生きてのトップ10入りです。ポップ系~アダルトポップ系ラジオで人気です。
ビルボードは今週のトップ10の記事で彼女の生い立ちをやや詳しめに説明。アルバニア人の両親の元に生まれたこと、Maria Careyの“Vision of Love”を小さい時によく歌っていたことなどが紹介されています。
ビルボードは他にAva Max、Bebe Rexha、Dua Lipa、Rita Oraなどのアルバニア系シンガーの躍進についての記事を出したことがあります。
この曲は1966年のCount Fiveによる“Psychotic Reaction”、昨年のPost Maloneの”Psycho”に次いで歴代3曲目の“Psycho”というワードが入ったトップ10ヒットです。近年「サイコ」という概念が流通している印象があるのですが、”Psycho”が曲名に入ったヒットは今後も増加するでしょうか。
―1 Lil Nas X feat. Billy Ray Cyrus – Old Town Road
圧倒的なストリーミング数を以てHot 100を独走する“Old Town Road”。今週から新たに公式ビデオの再生数が集計に反映されるようになり、再生数が再び増加。歴代で2番目の1.31億再生を今週記録しました。YouTubeに限ると観測史上最高の6220万再生を1週間で記録しています。(アメリカの成績、純粋なビデオ以外にこの曲が紐付けられたその他のビデオも含む)
1位:Old Town Road 1.43億 (2019/4/20)
2位:Old Town Road 1.31億 (2019/6/1)
3位:Old Town Road 1.25億 (2019/4/27)
4位:In My Feelings 1.16億 (2018/7/28)
5位:Old Town Road 1.14億 (2019/5/14)
ほか今週はDL、ラジオの数字も今週伸ばして無双状態を築き上げています。超がつく大物がシングルをリリースでもしない限り、しばらく1位を守り続けるでしょう。超大物がシングルをリリースしたとしても、打ち勝ってしまうかも……?
2位の“I Don’t Care”もビデオリリースしましたが、US内での再生数は”Old Town Road”には遠く及ばず。全体的なストリーミング数は先週よりも落ちています。ラジオの再生数はかなり伸びていますが、”Old Town Road”の座を脅かすにはまるで数字が足りていません。
小学校に行って、“Old Town Road”を披露するLil Nas X。これぞ1位シングル!という圧倒的な盛り上がり方をしています。
🤠 We rode along with @lilnasx as he surprised the kids of Lander Elementary. 🐎 pic.twitter.com/xMsGzwdwHG
— Complex (@Complex) May 29, 2019
×× Billie Eilish – wish you were gay
Billie Eilishの”wish you were gay”が今週チャートから外れました。ピーク31位、チャート滞在11週と「非シングル」にしてはかなり健闘しました。ほか“you should see me in a crown”と”Ocean Eyes”(”dont smile at me"に収録)もHot 100から外れて、残ったのはラジオシングル3曲のみになりました。(”bad guy”、”when the party’s over”、”bury a friend”)
非シングルが長くチャートに残っていることから分かる通り、Billie Eilishは2週目以降もストリーミングの数字がかなり安定しています。来週アルバム1位に返り咲く可能性もあります。
×× Pinkfong – Baby Shark
今週は上位に登場する曲が多く、その分チャートから外れる曲も多めでした。リカレントによって外れる曲は5つありました。(リフレッシュのために古い曲を整理するルール。これで外れた曲が多いということは今週のチャートはリフレッシュが進んだということです)
Baby Sharkは20週の「満期」を迎えたためチャートから外れました。長い間40位前後を漂っていましたが、チャート滞在の最後のほうは51位以下に落ちていました。
DLやラジオなどの数字には全く恵まれていませんでしたが、ほぼYouTubeの数字のみでチャートに残り続けて、年間チャートにも入りそうというかなり特殊なヒットでした。
現在YouTubeでは歴代9位の28.38億再生まで数字を伸ばしています。(全体で最も再生数が多いのは“Despacito”の62.21億再生です。子供向けビデオで最も再生されているのは”Masha and The Bear”の36.52億再生です)
×× Ariana Grande – thank u, next
Ariana Grandeが初めてのHot 100首位曲となった、アイコニックな”thank u, next”が今週チャートから外れました。チャート滞在は28週でした。
ピーク時の勢いは凄まじかったのですが、アルバム以降は他シングルに押し出される形でラジオの再生数が落ちていき、トップ10陥落以降は急速に順位を落としていきました。
ストリーミングが以前のAriana Grandeの比べて強力だったためHot 100で首位に到達しましたが、ラジオは以前と同じくらいだったのであまり長持ちはしませんでした。
最近のHot 100では、「ピーク順位を伸ばす」上で重要な要素はストリーミング、「長くチャートに滞在する」上で重要な要素はラジオだという印象があります。
Ariana Grandeのラジオ成績
・7 rings ラジオ:1位 / Hot 100:1位
・Problem ラジオ:2位 / Hot 100:2位
・no tears left to cry ラジオ:3位 / Hot 100:3位
・Side to Side ラジオ:3位 / Hot 100:4位
・thank u, next ラジオ:3位 / Hot 100:1位
・Love Me Harder ラジオ:3位 / Hot 100:7位
・breathin ラジオ:3位 / Hot 100:12位
"breathin"でラジオの割にHot 100が低いのは、ストリーミングのピークが過ぎてしまったからです。(アルバムの週:Streaming Songs=14位、しかしラジオのピークの週はStreaming Songs=50位圏外)
現在のストリーミングではアルバムのリリース時に再生数がピークを迎えるため、アルバム「後」のシングルが伸び悩む傾向にあります。
×× Lil Baby & Gunna – Drip Too Hard
Lil BabyとGunnaのジョイント、“Drip Too Hard”が外れました。ピークは4位、チャート滞在は35週でした。
ストリーミングで人気を集めた後、ラジオでも人気に。リズミック系、Hip-Hop / R&B系と2つのラジオ系統で1位に輝いています。(ラジオ全体では18位まで到達)
この2人は昨年から急速に存在感が増していて、既にかなりの曲数をHot 100に送り込んでいます。Futureが「トラップの王」とも称している2人の存在価値を示した1曲だったかなと思います。
Lil Baby:23曲
Gunna:17曲
(両者とも”can’t leave without you”、”YOSEMITE”のfeat.で表記されない曲も含む)
”Drip Too Hard"と同じアルバムに収録されていた”Close Friends”(参加はLil Babyのみ)は現在チャートで驚異的な粘りを発揮しており、59位ながらもチャート滞在を30週まで伸ばしています。(ラジオの再生が伸びているため、51位以下ながらも特例でチャートに残っている)
×× Dean Lewis – Be Alright
Dean Lewisの“Be Alright”が今週チャートから外れました。ピークは23位、チャート滞在は29週でした。順位の割には長めの滞在です。
穏やかな曲調と早口な歌唱法を合わせたこの曲はまずSpotifyで人気に。(Spotifyのプレイリストでは彼のようなDIY精神のあるSSWが重宝される印象があります)
そこからラジオのオンエアを増やしていき、Hot 100での躍進の要因になりました。アダルトポップ系ラジオでは首位まで到達しています。
この曲はSpotifyでのピーク(2018年の8~9月)からUSでのピーク(3月頃)までおよそ半年のタイムラグがあります。ラジオはヒットを認識しても、再生数が伸びるまで時間がかかるため、どうしてもストリーミングのヒットと時期がずれてしまいます。(これはラジオ系統によって若干の違いがある)
今週チャートから外れた曲 (17曲)
【先週の順位、アーティスト名、曲名、🗻ピーク順位、⏰チャート滞在週数】
100 Lizzo – Juice (🗻100位 /⏰1週)
99 Roddy Ricch – Die Young (🗻99位 /⏰2週)
98 2 Chainz feat. Ariana Grande – Rule the World (🗻94位 /⏰2週)
97 Lil Uzi Vert – That’s A Rack (🗻76位 /⏰5週)
96 Billie Eilish – wish you were gay (🗻31位 /⏰11週)
94 Avicii feat. Aloe Blac – SOS (🗻68位 /⏰4週)
92 Billie Eilish – you should see me in a crown (🗻41位 /⏰8週)
91 Bazzi – Paradise (🗻91位 /⏰2週)
90 Billie Eilish – Ocean Eyes (🗻84位 /⏰13週)
89 Lauv & Troye Sivan – i’m so tired... (🗻81位 /⏰6週)
88 Ella Mai – Shot Clock (🗻62位 /⏰16週)
82 YNW Melly feat. Kanye West – Mixed Personalities (🗻42位 /⏰17週)
80 Old Dominion – Make It Sweet (🗻56位 /⏰20週)
57 Pinkfong – Baby Shark (🗻32位 /⏰20週)
49 Ariana Grande – thank u, next (🗻1位 /⏰28週)
46 Lil Baby & Gunna – Drip Too Hard (🗻4位 /⏰35週)
44 Dean Lewis – Be Alright (🗻23位 /⏰29週)
・アルバムチャート(Billboard 200)に新登場した作品
1 Tyler, the Creator - IGOR
2 DJ Khaled - Father Of Asahd
5 The National - I AM Easy To Find
10 Megan Thee Stallion
16 The Head And The Heart - Living Mirage
18 Carly Rae Jepsen - Dedicated
30 Maluma - 11:11
49 Lewis Capaldi - Divinely Uninspired To A Hellish Extent
70 JayDaYoungan - Endless Pain
95 サウンドトラック - Game Of Thrones: Music From The HBO Series Season 8
173 Maelyn Jarmon - The Voice: The Complete Season 16 Collection (EP)
◇アルバムチャート長期滞在
1周年:Shawn Mendes – Shawn Mendes (今週100位)
100週目:Imagine Dragons – Evolve (今週60位)
その他
・今週ラジオで伸びた曲
☆Ed Sheeran & Justin Bieber – I Don’t Care
・Halsey – Nightmare
・Khalid – Talk
・Billie Eilish – bad guy
・Luke Combs – Beer Never Broke My Heart
・Hot 100圏外の曲のうち各サービスで最も人気のあった曲
🍎 DJ Khaled feat. Lil Wayne & Gunna – Freak N You (今週21位程度)
✅ Tyler, the Creator – GONE, GONE / THANK YOU (今週27位)
🚩 Yella Beezy feat. Quavo & Gucci Mane – Bacc At It Again (今週29位)
※Apple Musicは週の最終日の順位を週間の“参考順位”としています(Apple Musicには週間チャートが無い)
関連 / 参考記事
・ビルボードによる今週のHot 100 / アルバムチャート解説(記事を書くうえで参考にしています)
・ビルボードスタッフが議論するシリーズ
今週のテーマはTyler, the Creatorです。
・質問項目は
① DJ Khaledを上回ったことは驚きですか?
② アルバムがキャリアハイのヒットになったことの要因は?
③ "EARFQUAKE"が他人に歌われたら、さらなるヒットになるか?
④ "EARFQUAKE"以外にヒットする可能性のある曲は?
⑤ 彼のキャリアにおいて、もっとも印象的だったことは?
③の質問は"EARFQUAKE"がJustin Bieber、Rihannaによって歌われる可能性があったことに基づく質問です。
②の質問での、「2011年が今のようなストリーミング環境ならば、"Yonkers"がヒットしてこれはキャリアピークになっていない」という考え方は興味深いです。
ストリーミングでピークが来やすいタイミングはアルバムのリリース時なので、「今後」さらなるシングルヒットがこの作品から出る可能性は考えづらいので④の質問は微妙な気がします。