チャート・マニア・ラボ

音楽チャート・ポップス研究者(自称) ポップス音楽と食べることが好きなオタク

7/7リリースの新曲/新作 の初動を観察 【Keshaの新曲のプロデューサーは?】

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今週の見どころはJay-ZのアルバムはTidal限定ではなくなった点ですかね。ただし大手ストリーミングサービスの中ではSpotifyだけ省くという処遇を行っています。(例えばLine Musicとかでも、このアルバムが来ていました)、Spotifyは無料で聞ける範囲が広いからですかね??

また、もう一つの見どころはKeshaの新曲でしょう。それらがどのような順位でスタートしたのか、観察していきます。

 

1 現在のSpotify 1位~10位

1 Luis Fonsi & Daddy Yankee feat. Justin Bieber Despacito
2 Lil Uzi Vert XO TOUR Llif3
3 DJ Khaled feat. Rihanna & Bryson Tiller Wild Thoughts
4 DJ Khaled feat. Justin Bieber, Quavo, Chance the Rapper & Lil Wayne I'm the One
5 Kendrick Lamar HUMBLE.
6 French Montana feat. Swae Lee Unforgettable
7 Post Malone feat. Quavo Congratulations
8 Calvin Harris feat. Frank Ocean & Migos Slide
9 Childish Gambino Redbone
10 Khalid Location

 

先週のアルバムリリースを機に浮上したSlideがそのまま上位に定着。Feelsも11位と高い順位をキープしています。依然としてDespacitoが1位ですが、その座を脅かす存在がそろそろ現れるか!

 

2 Spotify 200位圏内に入った新曲

17 21 Savage Bank Account
22 Kesha Praying
36 Zedd & Liam Payne Get Low
43 21 Savage Famous
54 21 Savage Numb
58 21 Savage Close My Eyes
59 21 Savage Bad Business
66 French Montana feat. Pharrell Bring Dem Things
76 21 Savage Baby Girl
80 21 Savage Thug Life
81 21 Savage FaceTime
96 21 Savage Nothin New
107 21 Savage Dead People
115 21 Savage Money Convo
116 21 Savage 7Min Freestyle
118 HAIM Kept Me Crying
121 21 Savage Whole Lot
140 Cash Cash feat. Cono Maynard All My Love
144 Marc E. Bassy feat. Kyle Plot Twist
146 21 Savage Special
155 The All-American Rejects Sweat
178 Coldplay ALIENS

 

まず表を見て目立つのは21 Savage。初の「アルバム」Issa Albumの全曲が200位圏内に。一曲にYoung Thugのアディショナル・ボーカルが入っていること以外は客演がいないアルバムですが、それでの全曲200位圏内入は見事だと思います。勢いを感じます。Jay-ZのアルバムがSpotifyに来なかったことも多少追い風になったのでしょうか。(Jay-ZファンのSpotifyユーザーが、聴けない4:44の代わりにこっちを聞く、のような)

そしてKesha。以前の陽気なエレクトロポップからはスタイルチェンジして壮大なバラードタイプの曲をリリース。iTunesでも2位で出だしはかなり好調。この曲のプロデューサーはRyan Lewisです。2013年にMacklemoreと組んで一世を風靡した彼ですが、今年のMacklemoreの新曲GloriousではクレジットにRyan Lewisの名は無く、音楽的な破局を発表。そんなRyan Lewisの新活動の第一弾がKeshaの新曲のプロデュースということのようです。

そしてZeddとLiam Payneの新曲。私が聴いてみた感じ、個人的にはかなり「薄味」と感じたので(第一印象では)、今後じわじわ上昇していくのでしょうか。両者とも今年出した曲は好調ですが、それに続けるでしょうか。あとZeddがStayに続いて、feat.ではなく&(Zedd with ◯◯のような表記)なのかも個人的に少し気になります。

その他、The All-American Rejectsの久々のシングル、現在iTunesアルバム2位のHAIMの曲、Coldplayの新曲などが登場しています。HAIMはセールスでは成績が良いものの、ストリーミングでは数字があまり稼げなさそうでしょうか。

 

3 iTunes100位圏内の新曲

2 Kesha Praying
11 Zedd & Liam Payne Get Low
28 Jay-Z 4:44
30 Jay-Z The Story of O.J.
34 Old Dominion Written in the Sand
47 Jay-Z feat. Damian Marley Bam
48 Sabrina Carpenter Why
50 21 Savage Back Account
69 Jay-Z feat. Beyoncé Family Feud
71 Jennifer Lopez feat. Gente de Zona Ni Tú Ni Yo
78 Darius Rucker For the First Time
88 Jay-Z Kill Jay Z

 

上記のSpotifyでは対応していないJay-Zの曲がiTunesシングルでは登場。一番人気は表題シングル4:44なようですが、ラジオでかかりはじめるのはBamのようです。Jennifer Lopezの新曲は71位と、Hot 100入りが怪しい数字です。