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音楽チャート・ポップス研究者(自称) ポップス音楽と食べることが好きなオタク

Hot 100 2/10 見どころ 【Migosがビートルズと並ぶ?/グラミーは場外が人気?】

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 Migosがアルバム1位を獲得!そのアルバムから13曲がHot 100にエントリーし、さらに客演の1曲と合わせて計14曲が今週Hot 100に。グループとしてはThe Beatlesと並んで歴代最多のエントリー数に。(ソロならDrakeが”More Life”の時に同時24曲入りを達成) ほかグラミーのチャートへの効果は?など *1

 画像は↓の記事から取ってきました。

 Migos: Wait, Why Do People Think They're The New Beatles

 ちなみに私はMigosの来日公演の抽選に落選してしまいました💦(その発表がこの記事を書いている日にあった) 2度目は果たしてあるのか!?

 

94 Luke Bryan – Most People Are Good [New]

 昨年のアルバム”What Makes You Country”から2曲目のシングル、”Most People Are Good”が94位で登場。カントリー系ラジオで13位と浮上しており、ラジオ総合でも48位にエントリー。また、ラジオで存在感を示した効果か、ダウンロードも45位にランクインしています。

 2010年代の3作目~5作目のアルバムからはいずれもトップ40シングルが4曲出ているのですが、今回のアルバムからのトップ40シングルはまだです。このシングルで結果を残せるか?

 

92 Ozuna – El Farsante [New]

 Ozunaの”El Farsante”が92位で登場。ビルボードは表記していませんが、Romeo Santosのリミックスが1/30にリリースされたことがHot 100エントリーの要因だと思います。

 Romeo Santosと共演したYouTubeのビデオはリリースからちょうど1週間で7300万再生に到達しています。原曲も音源のみながら、6億3700万再生 (昨年の7月公開) ラテン系はスペイン語人口の世界的な多さからか、誰でもアクセスしやすいYouTubeで近年かなり強いですね。(2010年のデータで、中国語 9億5500万人、スペイン語 4億500万人、英語 3億6000万人 らしいです)

 

75 Rich The Kid feat. Kendrick Lamar – New Freezer [New]

 Rich the KidがKendrick Lamarを迎えた”New Freezer”が75位に登場。元からApple Music で25位前後、Spotifyで60位前後などそこそこのストリーミングを記録してHot 100にもう少しでは入れそうでしたが、今週Hip-Hop / R&B ラジオが伸びた(50位→39位)ことによって見事Hot 100入りを成し遂げました。Rich the Kidにとって初のHot 100となりました。

 ちなみにRich the Kidは先週リリースのBhad Bhabieの”Hi Bich”のリミックスにYBN Nhamir、Asian Dollとともに参加しています。多分Hot 100には再登場しませんが。

 

33 Logic feat. Alessia Cara & Khalid – 1-800-273-8255 [↑]

 今週はグラミーの結果やパフォーマンスの効果が反映される週で、一部が恩恵を受けています。

 グラミーのラストにパフォーマンスが披露された”1-800-273-8255”が46位→33位と上昇しています。(ダウンロードは今週27位を記録)。Alessia Caraの新人賞受賞も多少プラスに働いたでしょうか。ほかBruno MarsのFinesse(5位→3位)などが恩恵を受けています。主要部門を3つ受賞したBruno Marsは、アルバムチャートでも上昇しています(24K Magicが10位→4位)

 パフォーマンスはしていませんが、Chris StapletonのBroken Halosも85位→62位 伸びています。(ダウンロードは今週22位を記録しています)Justin TimberlakeとのSay Somethingがヒットしている影響もあるのでしょうか。

 ほかKeshaのほか、Camila Cabello、Cyndi Lauper、Julia Michaels、Andra Day、Bebe RexhaによってパフォーマンスされたPraying(ダウンロード9位)、元からダウンロードで強いDespacito(ダウンロード10位)、などがダウンロードを大きく伸ばしましたが、過去にヒットした曲なので再登場のハードルが高い(「リカレントルール」によってPrayingは50位以上、Despacitoは25位以上に入る必要がある)ので、Hot 100には入らず。今年のグラミーのチャートへの影響はかなり小さかかったと言えるかもしれないです。

 

28 Jason Aldean – You Make It Easy [New]

 Jason Aldeanの”You Make It Easy”が28位で登場。ダウンロードが今週2位を記録しています。2014年のBurnin’ It Downが12位デビューした時のような、順調なスタートを切っています。カントリー系ラジオでも既に27位と数字を伸ばしています。

 

23 Zedd, Maren Morris & Grey – The Middle [New]

 ダウンロード6位を記録したZedd, Maren MorrisとGreyの”The Middle”が23位と快調なスタートを切っています。”Stay”(28位デビュー)以上に好調。リリース時からそれなりの数字を記録していましたが、グラミーの放送中にビデオが公開されて、さらに注目を集めダウンロードが上昇しました。ポップ系ラジオでも38位→25位と好調です。この調子なら”Stay”並のヒットも狙えそうです。*2

 

 実際にパフォーマンスされた曲よりも、”The Middle”のほうが分かりやすくチャートで効果が表れており、今年のグラミーで最もチャートに影響を与えたのは「場外」の曲だったともいえそうです。

 

(参考)↓2012年 - 2017年のグラミー時のチャート成績まとめ記事です


 

18 Migos feat. Drake – Walk It Talk It [New]

 Migosのアルバム”Culture Ⅱ”がストリーミングを中心に人気。セールスは3位ながらも今週のアルバム1位を獲得しています。(セールス1位はThe Greatest Shwoman、2位はAbove & Beyondのアルバム)

 そのアルバムから大量13曲がHot 100にエントリーしています。さらに客演の”I Get the Bag”と合わせると計14曲が今週のHot 100にエントリーしており、Migosは今週ビートルズと並んでグループとしては歴代最多のHot 100エントリーを記録しました。(全体で一番多いのは”More Life”の時のDrakeの24曲)

 既存シングルの”MotorSport”が8位、”Stir Fry”が12位で人気なほか、新エントリーの中ではDrakeとの”Walk It Talk It”(18位)、”Narcos”(36位)、21 Savageとの”BBO” (48位)あたりが人気です。(詳しいエントリーは↓の表にまとめました)

 

 “BBO”では密かに「アンバーローズ同盟」?が。客演の21 Savageは現在Amber Roseと交際しているのですが、この曲にはAmber Roseの元カレKanye Westがソングライトに参加しています!ほか、”Crown the Kings”ではKanye Westの2008年のアルバム”808’s & Heartbreak”収録の”See You in My Nightmares”と同じサンプリング?なのか、似たようなサウンドがあります。 *3

 

前作との比較

 今作ではHot 100に13曲がエントリーしましたが、前作では7曲エントリーでした。

2 Bad and Boujee / 19 T-Shirt / 48 Slippery /58 Kelly Price / 62 Call Casting / 72 Get Right Witcha / 93 Culture

 曲数が多いこともありますが、順位も全体的に今回の方が高く、人気向上が伺えます。

 前作と比べて、ダウンロードが伸びたように思います。どちらもストリーミングで大人気という共通項はあるのですが、それぞれのリリース時ではダウンロードが少し違います。

↓それぞれのリリース時でダウンロードチャート/ストリーミングチャートに入った曲数

2017 : ダウンロード1曲 / ストリーミング6曲

2018: ダウンロード4曲 / ストリーミング7曲

 Drakeとの”Walk It Talk It”、Post Maloneとの”Notice Me”などゲストがいる曲が人気を集めたほか、既存シングルの”MotorSport”と”Stir Fry”もダウンロードチャート圏内に。前作ではあまり無かったダウンロードを浮上させ、Hot 100の好調に繋がったかなと思います。

 

 ちなみに2017年の前アルバムでは全曲がYouTubeに公開されていましたが、今回はシングルのみの公開です。

(参考)

 

 

12 Migos – Stir Fry [↑]

 アルバムでの浮上に加え、ビデオが公開されたことがプラスとなり、”Stir Fry”は52位→12位と一気に浮上。Spotifyで2位など、アルバム後も数字を伸ばし、またHip-Hop & R&B系ラジオで浮上中のため、来週もHot 100で好調をキープしそうです。

 ファレルがプロデュースしたこの曲ですが、ビート自体は2014年から存在していたようです。T.I.の車紹介の動画のBGMとして使用されています。ファレルが以前作ったビートを今回Migosに渡したということでしょうか。


 

SpotifyApple Musicで人気曲が違う

 Spotifyでの人気曲は”Stir Fry”と”Narcos”なのですが、Apple Musicでの人気曲は”Walk It Talk It”と微妙に違います。この違いは自然発生なのか、プレイリストによるものなのかが気になります。それぞれで人気のプレイリストを比較します。

Spotifyで人気のプレイリスト “Rap Caviar”で採用された曲は “Narcos” “Stir Fry” ”Walk It Talk It” “Gang Gang” “Notice Me”

Apple Musicで人気のプレイリスト “The A-List:Hip-Hop*4で採用された曲は”Walk It Talk It” “ Stir Fry” “MotorSport” “BBO”

 そこまで違いはありませんが、実際Gang Gang・Narcos辺りはSpotifyで人気になっているようです。プレイリストは選曲にどのような影響を与えているのか、気になるテーマではあります。 

 Spotifyでは”Stir Fry”と”Narcos”以外の曲は順位を落とし始めていますが、Apple MusicではSpotifyで人気の2曲”Narcos”や”Stir Fry”も上位につけており、今後はSpotifyで人気の2曲がHot 100に長く居座るのではないでしょうか。

 

 最近「夏頃にアメリカでApple Musicの登録者数がSpotifyの登録者数を抜かすのではないか?」という報道がありました。Spotifyには無料ユーザーもいるので、おそらくまだSpotifyのほうがまだ規模は大きいと思われますが、Apple Music vs Spotifyの比較や違い、というテーマは今後も目が離せないテーマだと思います。

 

 

9 Justin Timberlake feat. Chris Stapleton – Say Something [New]

 Justin TimberlakeとChris Stapletonの”Say Something”が9位で登場。ダウンロード1位に加えストリーミングも40位を記録しています。アルバムリリース後もストリーミングの一番人気で、アルバムの中の人気曲になりそうです。現在もスーパーボウルでパフォーマンスされた”Filthy”よりも多いダウンロードを記録しているようです。("Say Something”はパフォーマンスされていない)

 Justin Timberlakeの地元で人気のカントリーへの回帰を見せた1曲ながらも意外と外国でも人気です。例えばドイツのシングルチャートではSay Something は23位でしたが、 Filthyは42位 でした。

 来週アルバムがチャートに反映されますが、Hot 100には4曲程度が登場するでしょうか。”Say Something” ”Flithy” “Man of the Woods” 辺りに加え、”Supplies”がエントリーするか微妙だと思います。ほか”Midnight Summer Jam”やAlicia Keysとの”Morning Light”が候補でしょうか?アルバムチャートでは余裕の1位見込みです。

 

× Chris Brown feat. Yo Gotti, A Boogie Wit da Hoodie & Kodak Black – Pills & Automobiles [↓]

 Chris BrownのPills & Automobilesが今週チャートから外れています。ここ最近キャリアチェンジをしているChris Brownの象徴的な1曲だったと思います。

 “Back to Sleep” 以降 ポップ系ラジオにエントリーしたのは、客演以外では”Zero “(33位)くらいの一方、Hip-Hop / R&B系ラジオでは”Back To Sleep”が3位、”Party”が4位 “Privacy”が8位など好調。この”Pills & Automobiles”も6位で、ポップスからR&B色を強めたキャリアチェンジを成功させていると思います。(元からR&B界隈でも人気ですが)

 一番規模の大きいポップス系ラジオでは伸びていないため、Hot 100での順位は最近控えめになっていますが、R&Bなどの「アーバン系」では健在ということが、この曲のチャートアクションから分かります。

 

× French Montana feat. Swae Lee – Unforgettable [↓]

 French Montanaの”Unforgettable”が今週チャートから外れています。French Montana初のトップ10ながらも(客演以外)、ピーク3位/40週と大健闘。さらに海外でも飛躍、アメリカでも年間15位と人気だったが、イギリス年間4位・カナダ年間5位・ドイツ年間9位とそれ以上のチャート成績を記録しています。客演のSwae LeeはBlack Beatlesに引き続き、2年連続で世界的ヒットを生み出すことに成功しています。

 この曲はなぜ海外に伝播したのか?ということをチャート成績から分析してみようと思います。

 

  Hot 100 Pop Urban Spotify UK
Bad and Boujee 1 31 1 1 30
XO TOUR Llif3 7 - 7 2 25
Mask Off 5 - 1 2 22
HUMBLE. 1 26 2 1 6
Unforgettable 3 9 4 1 2
1-800-273-825 3 3 49 1 9
Rake It Up 8 39 2 21 -
Bodak Yellow 1 23 1 3 24
rockstar 1 5 1 1 1
Gucci Gang 3 - 13 2 27
Bad Things 4 1 - 7 16

 ↑は2017年のラップのヒット曲を一部抜き出してそれぞれのチャート成績を分析した表です。Hot 100のピークのほか、ポップ系ラジオのピーク、アーバン(Hip-Hop / R&B系ラジオ)でのピーク、Spotifyの週間ピーク、そして海外でヒットしたか?の基準としてUKチャートのピークを載せています。

 

 この表から分かるのは、まずSpotifyでヒットすれば海外まで伝播する可能性が高いという点です。さらに、その中でもポップス系ラジオでもかかり、多様なリスナーに聴かれている曲が上位に入っている傾向があると思います。逆に、アーバン系ラジオでいくら人気でも、Spotifyでそこそこの人気だと海外に伝播しないことも伺えます(”Rake It Up”) これはアーバン系ラジオが地元に密着しているという理由や、アメリカ以外ではアーバン系ラジオの規模が小さい?という分析もできると思います。

 

※ちなみに、この曲をApple Musicで検索すると、「Summer Beats 2017夏に聞きたいビーチ・パーティー・アンセム」というアルバムが表示されます。その一方、なぜかFrench Montanaのアルバム”Junge Rules”はApple Musicに不在です。(最初は聴けたはずです)理由は分かりませんが、今後もこの現象が増えるとすれば、少し気になりますね。日本独自のコンピレーションが日本のストリーミングに影響を及ぼす可能性もあるのでしょうか。

Spotifyでは普通に聴けます。

 

× 21 Savage – Bank Account [↓]

 21 Savageの“Bank Account”が今週チャートから外れています。ラジオは総合49位が最高と控えめですが、ストリーミングでロングヒットになり、ピーク12位・チャート滞在29週と上々の成績を記録し、昨年の年間48位に食い込みました。今週もストリーミングチャートでは36位に残っています。

 ストリーミングに大きく偏ったポイント&ロングヒット、ということから”XO Tour Llif3”と似たチャート動向だったと思います。また、チャートの週のほとんど(先週以外)をトップ40で過ごしています。

 

※この曲と同じサンプリングをしたTravis Scott, Quavoの”Oh My Dis Side”も個人的に好きです。この曲のプロデューサーは最近名前を聞く事も増えたFrank Dukes。(Lordeのアルバムの曲や、”Havana”などをプロデュース)

 

× J Balvin & Willy William feat. Beyoncé – Mi Gente [↓]

 オリジナルもピーク19位と好調でしたが、そこにBeyoncéのリミックスが加わり、一気にダウンロードが浮上。一気にHot 100の3位に浮上し、最終的に2017の年間50位に食い込みました。Beyoncéリミックスを引き受けたのは「娘がこの曲を好きだったから」という理由だったようです。

 ダウンロードやラジオではBeyoncéバージョンの功績が見られますが、ストリーミングのポイントはほぼ原曲が占めていると思われます。YouTubeでは再生回数が原曲:約16億1000万に対して、リミックスが約6900万。Spotifyでも原曲がUSのデイリーランキング200位圏内に入ったのは220日間ですが、リミックスは65日のみです。「知名度向上」という意味では役割を果たしたと思いますが、オリジナルがヒットしている上で、さらにそれ以上のヒットとなったDespacitoほどでは無かったと思います。 

 

チャートで今週伸びを見せた曲たち

今週最もラジオで伸びた曲          The Weeknd & Kendrick Lamar – Pray For Me※

今週最もダウンロードが上昇した曲 Justin Timberlake feat. Chris Stapleton – Say Something

今週最もストリーミングが伸びた曲 Migos – Stir Fry

最も高い順位で新登場した曲          Justin Timberlake feat. Chris Stapleton – Say Something

 

※まだHot 100に登場していないものの、Radioチャートで「最も伸びたと表記されている」 

 

今週Hot 100から外れた曲 (17曲)

100 Keith Urban – Female (🗻69位 /⏰5週)

99 Plies – Rock (🗻99位 /⏰1週)

98 Blake Shelton – I’ll Name the Dogs (🗻56位 /20週)

97 Lil Baby – My Dawg (🗻71位 /⏰7週)

96 Loren Allred – Never Enough (🗻88位 /⏰4週)

95 Hugh Jackman, Keala Settle, Zac Efron, Zendaya & The Greatest Showman Ensenmble – The Greatest Show (🗻88位 /⏰4週)

90 Quavo & Lil Yachty – Ice Tray (🗻74位 /⏰6週)

86 6ix9ine – Kooda (🗻50位 /⏰8週)

82 NF – No Name (🗻82位 /⏰1週)

71 Justin Timberlake – Supplies (🗻71位 /⏰1週)

59 LANCO – Greatest Love Story (🗻45位 /21週)

53 Chris Brown feat. Yo Gotti, A Boogie Wit da Hoodie & Kodak Black – Pills & Automobiles (🗻46位 /20週)

50 French Montana feat. Swae Lee – Unforgettable (🗻3位 /42週)

48 Charlie Puth – Attention (🗻5位 /40週)

47 21 Savage – Bank Account (🗻12位 /29週)

44 J Balvin & Willy William feat. Beyoncé – Mi Gente (🗻3位 /30週)

41 Maroon 5 feat. SZA – What Lovers Do (🗻9位 /22週)

 

 

来週以降にHot 100に入るポテンシャルを持った曲をピックアップしました

 

Carrie Underwood feat. Ludacris – The Champions

・Meek Mill – Dreams & Nightmares

 グラミーでは「場外」が人気だったと説明しましたが、グラミーと並ぶ一大音楽イベントのような扱いを受けるスーパーボウルのハーフタイムショーでもまた「場外」が人気。ダウンロードで一番恩恵を受けたのは、Carrie UnderwoodのThe Champions。冬季オリンピックのテーマ曲でもあるこの曲のビデオが、試合開始前に放映されダウンロードが急浮上しました。来週のHot 100再登場が確実です。

 そしてストリーミングで最も影響を受けたのはMeek Millの”Dreams & Nightmares”。この曲はスーパーボウルで勝利を収めたフィラデルフィア・イーグルスのテーマ曲として試合後人気となり、Spotify 60位、Apple Music 17位とかなり浮上しています。もともとのリリース時期にはHot 100に入っていないのですが、今後の調子次第ではリリースから約5年越しのHot 100入りも、もしかしたらありえるでしょうか!?

 

・The Weeknd & Kendrick Lamar - Pray For Me

 ダウンロード、ストリーミングの両方で上々の数字を叩き出した上に、1週目からラジオがこの上無い好調を見せています。ポップス・リズミック・アーバン系など幅広い系統で大人気のため、ラジオではかなり強いかもしれません。3項目全てで強いので、来週のトップ10デビューの線が強いと思います。

 

 

✫半年前の記事

ほか、Camila Cabelloの初シングルが圏外へ、など。

 

✫1年前の記事

 

*1:なんとなく曲名を””で括り始めました…

*2:ビルボードの「忘却」 ↓の記事でこの”The Middle”を”Stay”の「フォローアップ」と表記しています。Liam Payneとの”Get Low”を忘却しています。

Zedd, Maren Morris & Grey Premiere 'The Middle' Video at 2018 Grammys | Billboard

*3:“Crown the Kings”にサンプリング曲として登録されているのはBob Marleyの“Get Up, Stand Up”みたいですね、でもこれは"See Yoou in My Nightmares"では違うと思います

*4:国別でプレイリストの採用曲が違う