チャートオタクの楽しみの一つ、それは「年間チャート」です。週間でリリースされるチャートを1年分合算して作られるコレを、予想するなどします。
これを半年分のデータでしてみよう!というのが私の試みです。なぜ半年で予想できるのか?のロジックは昨年版の記事を見てください!
昨年の半年前予想と結果はこんな感じでした。ちなみに予想が外れた“I’m the One”は年間12位、Taylor Swift Upcoming Single、つまり”Look What You Made Me Do”は年間39位でした。
予想 | 結果 | |
1 | Shape of You | Shape of You |
2 | That's What I Like | Despacito |
3 | Despacito | That's What I Like |
4 | Bad and Boujee | HUMBLE. |
5 | HUMBLE. | Something Just Like This |
6 | Closer | Bad and Boujee |
7 | I'm the One | Closer |
8 | Taylor Swift Upcoming Single | Body Like A Back Road |
9 | Something Just Like This | Believer |
10 | Congratulations | Congratulations |
ちなみに5月の現時点でなぜ「半年」かと言うと、年間チャートの集計は12月~11月だからです。ちなみに、1月にチャート日付修正が入ったので今年の年間チャートは53週間で集計されると思われます。
では予想していきましょう!(昨年は8/10当たりましたが、未来のことを予想しなければならないので、大外しする可能性もあります。)
・2018 Hot 100 年間シングルトップ10 予想はこれだ!
1 Drake – God’s Plan
2 Ed Sheeran – Perfect
3 Drake – Nice For What
4 Bebe Rexha & Florida Georgia Line – Meant to Be
5 Post Malone feat. Ty Dolla $ign - Psycho
6 Camila Cabello feat. Young Thug – Havana
7 Post Malone feat. 21 Savage – rockstar
8 BlocBoy JB feat. Drake – Look Alive
9 Zedd, Maren Morris & Grey – The Middle
10 Cardi B, Bad Bunny & J Balvin – I Like It
どのようにしてこのような予想をしたのか?ロジックを説明します。
・どのような曲が年間上位へ?
まず、どのような曲が年間チャートで上位に入るのでしょうか?昨年の記事を復習してみましょう。
・年の前半にピークがある曲が強め
・トップ10週数が長い曲など、ロングヒットの曲が強め
・全体的な大枠は、前半ヒット約8曲+後半ヒット約2曲
年間チャートで上位に入る曲はこのような特徴を持っています。他にもラジオで強い曲が週間のピークの割に年間チャートでは高くなる……など色々な特徴があります。
このような傾向を踏まえ、チャートオタクの知識を総動員させて、半年前の時点から年間チャートを予想していきます。
・年間チャート 上位候補のデータ
①はトップ10滞在週数、② はピークの順位、 ③はピーク日を指します。
曲名 | ① | ② | ③ |
Rockstar * | 17 | 1 | 10月28日 |
Perfect | 25+ | 1 | 12月23日 |
Bad At Love | 10 | 5 | 1月27日 |
Havana | 20 | 1 | 1月27日 |
Finesse | 14 | 3 | 1月20日 |
New Rules | 5 | 6 | 2月17日 |
God's Plan | 17+ | 1 | 2月3日 |
Meant to Be | 15+ | 2 | 3月31日 |
Look Alive | 13+ | 5 | 2月24日 |
Psycho | 12+ | 2 | 3月10日 |
The Middle | 11+ | 5 | 4月28日 |
Nice For What | 6+ | 1 | 4月21日 |
曲名 | ① | ② | ③ |
Walk It Talk It | 1 | 10 | 4月14日 |
I Like It | 2 | 8 | 4月21日 |
Be Careful | 0 | 11 | 4月21日 |
No Tears Left To Cry | 4+ | 3 | 5月5日 |
Never Be The Same | 3+ | 6 | 5月12日 |
This Is America | 2+ | 1 | 5月19日 |
Whatever It Takes | 0 | 12 | 5月19日 |
Boo'd Up | 0 | 11 | 5月26日 |
FRIENDS | 0 | 16 | 5月26日 |
Lucid Dreams | 0 | 74 | 5月26日 |
* “rockstar”のピークは昨年の集計分
☆トップ10滞在週、ピークは2018年間チャート集計期間内のもの
↑のデータ表などを踏まえて、曲ごとのポイントを解説していきます。
~ 年間トップ10に入る可能性が高そうな曲 ~
・God’s Plan
言わずもがなの年間1位超筆頭候補。今年の序盤はラジオであまりポイントを稼がなそうなことを理由に、この曲が年間1位を取ることに対して私は懐疑的でしたが、それを吹き飛ばすほどビッグなストリーミングを記録し、大ヒットとなっています。(すいません。あと、ラジオもそれなりに良い数字をゲットした)
Hot 100に登場するタイミングが良くて、ピークも高く、息も長い……など年間チャートで上位に入る上での好条件が揃っています。
それだけでも十分なのですが、6月予定のアルバムリリースという「伸び代」も残しています!(アルバムがリリースされると、先行シングルがストリーミングで再浮上する傾向にある。例えば今年、Post Maloneの”rockstar”がアルバムリリースでストリーミングを伸ばしてHot 100のトップ10に返り咲いた)
・Perfect
(集計期間内の)トップ10滞在が25週と最も長い曲。ラジオで不滅の人気を誇り、長いことチャートの上位に留まっています。上位キープの長さを見ると、実は年間1位の隠れ候補なのですが、チャート滞在最初の約10週が今年の年間チャートの集計「対象外」であることと、現在既にチャート滞在38週目で先が短いことを考えると最終的には“God’s Plan”よりは下になると思います。
・Nice For What
Drakeその2。“God’s Plan”と同じく1位デビューを果たして以降上位をキープ。現在トップ10滞在が6週目。ラジオとストリーミングの両方で高い数字を叩き出していることから、今後もチャートの上位に残りそうです。(次のHot 100で1位復帰が濃厚)
ほか“God’s Plan”の項目で説明したように、アルバムリリースによる再浮上も期待でき、年間チャートで好成績を期待できるのではないでしょうか?
2016に年間3位だった”One Dance”のようなチャートアクションを取ると考え、この“Nice For What”も年間3位にしました。
・Meant To Be
ラジオマスター。ポップやカントリーといった規模の大きいラジオ系統を制し、チャート上位をキープしています。ピーク2位 / トップ10滞在15週と既に好成績を残しています。チャートに登場するタイミングが良くて、かつラジオを中心に今後も粘りを発揮しそうなので、年間4位です。(複数ラジオで活躍する曲は年間チャートで強い)
・Psycho
Post Maloneの大ヒットその2。現状の成績はピーク2位、トップ10滞在12週。現在ラジオが伸び盛り(特にポップ系で好調)で、またiTunes割引を敢行。再び1位の座を伺います。ストリーミングも安定しており、夏ぐらいまではチャート上位にいるのでは?と考えて、年間5位としました。
昨年の“Closer”と”Something Just Like This”と立場が似ています。“Closer”=”rockstar”で、”Psycho” = “Something Just Like This” です。
・Havana
じわじわ上昇し、23週目という遅めのタイミングで1位も獲得した苦労人的な1曲。「じわじわ」のおかげでかなりポイントを稼ぐことに成功していますが、ただし既に40週目で先が短く(53週目以降は25位以上でないとチャートから外れる) 年間6位
・Rockstar
大ヒットですがピークは昨年で、今年の集計期間内の成績は1位(3週)で、トップ10滞在が17週。アルバムのリリース時にはトップ10に復帰するなど、長いこと大人気ですが、現在チャート滞在35週目で古い曲を外す「リカレントルール」が迫っているので年間7位。
上記の“Havana”と似たような成績を記録していて、どちらを上の順位にするか迷う所ですが、ピークが今年の”Havana”を上にしました。
~ トップ10入りはまだ微妙だが、他の候補よりはやや有利な曲 ~
・Look Alive
ストリーミングを中心に長いこと人気の曲。DrakeのパワーもあってHot 100で6位デビューを果たし、その後も好位置をキープしています。現在ピーク5位で、トップ10滞在は13週。既にラジオのピークは過ぎており、またビデオもアルバムもリリース済で伸び代はほぼ無いですが、それでも今後もストリーミングの人気をキープして比較的上位に残るのでは?と読んでいます。
昨年の”Body Like A Back Road"のポイント源がストリーミングバージョン、または”Jumpman"の強化版、そのようなチャートアクションを取っているように思います。
この曲はShootというダンスの流行の元となり、各所で話題にもなっています。現在Hot 100で好調のFamous Dexの”Japan"でも”Look Alive"に合わせてそのShootを踊る場面があります。この曲への注目度の高さが分かると思います。
ほかワークアウト曲としても適していることもストリーミングではプラスに働きそうです。あとは、Pitchforkがこの曲を年間ベストで高い順位に配置しそうな予感がします。(BlocBoy JBのアルバムは7.7点)
・The Middle
現在ピーク5位 / トップ10滞在11週と年間トップ10には少し足りない成績な気がしますが、今後もラジオを中心に安定したチャートアクションを取るのでは?と考えて年間9位となりました。現在ラジオ1位をキープしており、あと何週間かトップ10に残るのでは?と予想。
Zeddはこの曲で初のアダルトポップ系ラジオの1位を獲得。Zeddの曲はラジオと相性が良いですね。(アダルトポップ系は一回人気になった曲が比較的長く持つ傾向がある)
昨年ピーク7位、トップ10滞在8週で年間17位だった“Stay”の強化版のようなチャートアクションを取っています。
~ 残り1枠?で迷った曲 ~
ここまでの9曲はそこそこな速度で決まったのですが、残り1枠でとても悩みました。以下がその悩んだ有力候補の枠の曲たちです。
・Childish Gambino - This Is America
Hot 100では首位を獲得。他に首位を獲得したDrakeの2曲、“Perfect”、”Havana”は年間トップ10予想にしていて、順当に行くならこれを年間トップ10のどこかに入れるべきだと思います。
しかし私は昨年の“I’m the One”のようになるのでは?と予測しています。”I’m the One”は“This Is America”と同じタイミングでリリースされ、同じく1位でデビュー。その後そこそこ上位に残るが、ある時期から一気に下落。そして短命に終わりました。その結果、年間チャートではわずかにトップ10に届かず年間12位に。
“This Is America”もそこまで長く持たず、わずかに年間トップ10に届かないかも?と考えています。リリース最初の週は凄まじいYouTube再生でHot 100の首位を獲得しましたが、その後下落。最新のデータでは先週比 -44.3%というすごいペースでYouTubeの調子を落としています。またApple MusicやSpotifyでも少しずつ後退していて、現在は全体的に勢いが落ちつつあります。
政治的ニュアンスを持ったビデオが人々の興味を引き、結果的にビデオの再生数が伸びましたが、この曲には「重い」という側面もあると思います。強力なメッセージがあるぶん、1回耳にしたらサーッとは聞き流しづらい、「正座をして聞くような曲」 そのような考え方をしている人もいるかもしれません。
多数の合いの手役を招き、純粋なヒップホップとしても充実していると思うこの曲ですが、今後はどのようなチャートアクションを取るか……良くも悪くも「一目置かれる」曲だと思いますが、それがチャートアクションにどう影響するか……
(あとラジオも微妙かもしれません。ヒップホップ系やリズミックでは上位に入りそうですが、ポップ系とは相性が悪そう。しかし何故かロック系(オルタナティブ)のラジオでこの曲がかかっているらしいです)
ちなみにほぼ毎年、集計期間内に1位を獲得しても年間トップ10に入らない曲が何かしらあります。(2016年だと”Cheap Thrills"、2015年だと”Cheerleader"、2014年は"Timber"……など)
・Ella Mai - Boo’d Up
個人的に年間トップ10に入れたくて仕方が無かった曲です。来週Hot 100でのトップ10入りが濃厚で、今後伸びそうな1曲。
昨年予想時には週間のトップ10にすら入っていなかったPost Maloneの“Congratulations”を「年間」のトップ10に入れて、的中させた……という昨年の再現を狙ってこの曲を予想に入れてみたかったのです。
実際YouTubeやApple Musicあたりのストリーミングで人気を博していて、今後もガンガン浮上しヒットになりそうな予感がすごくします。
ただし、現在まだチャート入り7週目でそこまでチャート滞在が長くないこと、そして案外ラジオに伸び代がない(Hip-Hop / R&B系ラジオは今がピークといったところ) など“Congratulations”ほどのチャート成績を残すのは難しいと判断し、年間トップ10のリストからは外しました。ですが、今後のヒットを大いに期待しています。
・I Like It
登場した週に8位、次の週9位。現在トップ10入りはわずか2週のみではありますが、まだシングルとしては発展途上であることなどから今後伸びる可能性があります。
現在Cardi Bのメインシングルは“Be Careful”ですが、”I Like It”もシングルとしてラジオでかかっています。ポップ、リズミック、アーバンと幅広い系統でかかっていて伸び率も高め。今後のラジオのポイント上昇が期待できます。ラテン系*1やアダルトポップ系など、より広い系統のラジオに今後広がるかも?
あとCardi Bのアルバムの中での一番人気の座を確保していることも大きいと思います。Cardi Bへの昨今のメディアの注目度が高く、今後彼女への注目度が落ちることは考えづらいです。(今年出産というイベントもありますし!) その彼女自身への注目がアルバムへの注目に繋がり、アルバムのストリーミングが長いこと高い水準を保つのではないか?という予想を私はしています。その恩恵を受け、アルバム一番人気の“I Like It”も長いこと人気を保つのではないか?と読んでいます。
さらにまだビデオの公開やiTunes割引、はたまたリミックス(既に人数が多いから微妙かも)などチャートでプラスに働く「戦略カード」を残しているので、今後の伸びに期待できるのではないでしょうか?
というわけで、最終的にこの曲を選び、年間トップ10のリストに載せました。
・Ariana Grande - No Tears Left To Cry
2014年に年間9位に入った“Problem”と似たような時期にリリースし、登場時の順位も3位で同じだった”No Tears Left To Cry”。 “Problem”の再現を狙います。
ただし2014年当時はそこまで重要視されていなかったストリーミングが台頭し、そこで他のライバル達にやや見劣りする点が不安要素。ポップスとしては上々の水準のストリーミングを記録していますが、他のラップ曲などを打ち負かすパワーは無いと考え年間トップ10からは外しました。
・Drake – I'm Upset
そんな年間トップ10のラストひと枠を悩んでいる間にリリースされた1曲。Drakeの曲なので、すぐにチャート上位へと駆け上がるでしょうが、この曲を聞いたところ“God’s Plan”や”Nice For What”ほどの接しやすさは無いと感じ、この2曲ほどはヒットしないと予想。
・Drakeのアルバムシングル
Drakeが天下を握る昨今、アルバムからビッグなシングルが生まれる可能性もあるのでは?という考え方もできます。アルバムは6月リリースと考えられており、ここから巻き返して年間チャート上位に食い込むことは可能だと思います。
しかし、前のアルバム“Views”ではアルバムのタイミングでリリースした曲、”Controlla”や“Too Good”などは結局週間のトップ10にも入らなかったことから、Drakeは今回も先行リリース曲をアルバムのメインに据えるのでは?と予想。このことから、アルバムのタイミングでリリースされる曲は”God’s Plan”や“Nice For What”の影に隠れて年間トップ10には届かないと予想。
~ 可能性は低そう ~
・Bad at Love
ラジオを中心に輝き、週間5位にも入った“Bad at Love”しかし落ちるスピードが早かったので、年間チャートではそこまで順位が高くないと思います。
・Finesse
今年の序盤、記事やTwitterで何回か「既に今年の年間1位有力候補!」と書き記すも、そこまで伸びなかったこの曲。(予想を外して申し訳ない……)週のピーク3位で、トップ10にも14週入っていたというと好成績を収めているようにも見えますが、この曲も順位を落とすスピードが早いので、年間チャートではそこまで良い成績を出せないと思います。仮に今後現在の30位前後の順位を10週ぐらいキープできれば年間のトップ10に入る可能性はあるかも???
・New Rules
ピーク6位、トップ10滞在5週と微妙な成績ながらも上位にいる期間が長かったため、総合的なヒット度は高めと思われます。ただし古い曲をチャートから外す「リカレントルール」の適用期間が迫っているため、年間チャートで上位に入るのは厳しいと思います。
・Walk It Talk It
・Be Careful
・Never Be the Same
・Whatever It Takes
最近ヒットしている曲。ただしラジオなどを参照すると、今がまさにピーク or 既にピークが来たような曲が多く、あまり伸び代は無いと判断し、年間のトップ10には届かないと予想しました。
・FRIENDS
・Lucid Dreams
伸び代はありますが、ここらへんはさすがに厳しいかと思います。まだ週間のトップ10に入るかすらも怪しいです。
・その他のアーティストのUpcoming Single
終盤から巻き上げられるパワーを持つアーティストで、曲をリリースしそうな人が思いつきませんでした。
おまけ UK年間トップ10の予想
今年はUKもやってみようと思います。ちなみにUKの年間チャートは1月 – 12月集計なので、まだ半年は経過していません。
UKはかつてセールス中心のチャートで、年末の曲が一気に巻き返すことも可能でした。例えば2015年はJustin Bieberの“Love Yourself”、”Sorry”、Adeleの“Hello”と年の瀬にリリースされた曲が終盤のパンプアップで年間トップ10入りを果たしています。
しかし最近はストリーミングがベースとなり、Billboardのように「だんだん上昇」&「ゆっくり下降」の曲の数がかなり増えました。そのことから、最近はイギリスの年間チャートでも年の前半の曲が年間チャートで有利となりつつあります。
昨年のイギリスの年間チャートでは“New Rules”以外は年の前半からチャートインしている曲が年間トップ10に入りました。
今年は昨年よりも年間チャートで後期の曲が上位に入りやすいかもしれません。UKチャートは昨年チャートを改定し、過去のヒット曲にゆるやかな規制をかけるようになり、トップ10に長く居座る曲が減ったように思います。
(つまり、現行ルールでの年間チャートが出来るのは今年が初で、読めない点もある)
では予想!↓
1 Calvin Harris & Dua Lipa - One Kiss
2 Drake - God’s Plan
3 Ed Sheeran - Perfect
4 Keala Settle - This Is Me
5 Drake - Nice For What
6 Rudimental feat. Jess Glynne, Macklemore & Dan Caplen - These Days
7 Dua Lipaのジェームズ・ボンド主題歌 (何かしらの未リリース曲)
8 Anne-Marie - 2002
9 George Ezra - Paradise
10 Portugal. The Man - Feel It Still
ここ数週のイギリスを支配する“One Kiss”、そして今年序盤に9週連続1位だった”God’s Plan”が年間1位を争うと予想。最終的には地の利を生かして“One Kiss”がリードするのでは?と考えました。
昨年終盤からUKトップに立ち、その後も息が長い“Perfect”が3位、DLが高め・上位でかなり粘っているThe Greatest Showmanの”This Is Me”が4位。
リリース以降1位~3位と常に上位をキープする“Nice For What”が5位。アルバムでのパンプアップも期待できます。同じく1位まで到達した”These Days”が6位。イギリスで大ヒットながらもHot 100にはエントリーしない点が昨年のClean Banditの“Symphony”っぽいです。
後半の曲にもある程度スポットライトが当たると考え、年間7位は今後リリースされる曲では!と予想。昨年の“New Rules”のように、イギリス産ミュージシャンが入るかな?と思っています。ここで書いたDua Lipaは例の一つです。(James Bondの主題歌を担当するという噂がある)ほかRita Oraなどの曲が後半大ヒットする可能性もあるかも。あとは定番Ed Sheeranのソングライト曲など?ほか個人的にはJorja Smithなどの飛躍にも期待。
Ed Sheeran+Anne-Marieというイギリスにおける人気コンビの”2002”が今後伸びそうと考え8位、そしてロングヒットになりそうな“Paradise”と”Feel It Still”を9位と10位に配置しました。
“Feel It Still”は昨年のヒット曲という印象が強いですが、イギリスでは今年に入ってから人気に火が付きました
他の候補はM.O (MØではない)の“Bad Vibe”。UKチャートの「過去のヒット曲にゆるやかな規制」はトップ10滞在週数に由来するのでは?と個人的に考えており、トップ10に入らずこの規制を回避しているこの曲が年間チャートで上位に入る可能性もあるのでは?と考えました。
サマソニでも来日するイギリスのラッパーRamzの“Barking”は週ピーク2位まで到達していますが、少しポイントが足りないと思います。 ちなみにこの曲、アメリカだと話題になっていませんが、実はドイツでは人気でシングルチャート4位まで到達しています。*2
ほか1位に浮上した“Freaky Friday”はややポイントが足りないと予想。