この記事では、私がブログ内で説明する“○○で??位” のような数字はどこから引っ張ってきているの?ということを説明します。
・Hot 100順位
Hot 100の順位はビルボードのサイトで閲覧可能です。アーティスト名 + Billboardで検索すると手っ取り早く調べることができます。
例:
ただ一部新人アーティストなど、まだビルボード内にアーティストページが無い場合は、このチャートのアーカイブもありません。なぜか長きに渡ってアーティストページが出来ないままの人もいます……Juice WRLDとか……
そういう場合はチャートの日付を調整して手動で探すか、あとはWikipediaです。Wikipediaは英語版のページならばのチャート情報はかなり正確に記載されているので、信用はできると思います。もし心配だったら情報ソースも記載されているので、そこをたどれば良いと思います。(数字の脇にある [1]みたいな所)
ラジオ総合・系ラジオ
ビルボードのアーティストページではHot 100以外のチャートの情報も全て記載されているため、Hot 100と同じ方法でサーチできます。
単純に「ラジオ」、または「ラジオ総合」と表記している場合は、ラジオ全体の再生数で何番目の再生数を得ているか?ということを指しています。ビルボードではRadio Songsというチャート名です。
○○系という表記の場合はラジオをジャンルごとに割って、そのジャンル内で何番目に再生されているか?を指しています。
若干分かりづらいのはHip-Hop / R&B系です。この系統はビルボード以外では「アーバン系」と「アダルトR&B」という2系統に分けて表示されることが多く、ビルボード特有のジャンル区分といえます。
ビルボードのラジオチャートは40位までしか表示されないケースもありますが、他の媒体では50位までの情報が載っていることもあります。その情報を基に、ビルボードのラジオチャートに載る前から「この系統への飛び火が始まっている」という表記をする場合もあります。
各系統のランキングはHits Daily Doubleを参考にしています
DL○○位
ビルボードはダウンロードのことをDigital Salesと表記しています。DL○○位はこのチャートで何位だったか?を表しています。同じくビルボードのサイト内で参照できます。
Streaming○○位
全てのストリーミング再生数を合わせたランキングStreaming Songsで何位だったか?を表しています。ただ記事内ではこのStreaming Songsの順位よりは、個別のサービスの順位を表記する場合が多いです。これもやっぱりビルボードのサイト内で参照できます。
Spotify○○位
Spotifyの順位はSpotify Chartsから引っ張ってきています。
Hot 100の記事内で今週○○位と表記している時は、そのHot 100に対応する週の(USの)順位を記載しています。(Hot 100もSpotifyも集計スパンは同じ)
ほかKworbでは曲のSpotify順位の推移を見ることができます。
YouTube○○位
YouTubeの順位はYouTube Chartsからです。
毎週日曜日くらいに発表されています。ここで表示されている再生数はミュージックビデオの再生数とイコールではなく、紐付けられた動画の合計再生数です。例えば他人がアップロードしたビデオでも紐付けがされていれば再生数の一部となります。”Old Town Road”が現在爆発的な再生数を記録しているのも、「ビデオ以外」から得ている部分が大きいからです。
リリース年ごとのランキング、歴代再生数のランキングはKworbで閲覧できます。
Today's Most Viewed Music Videos on YouTube
KworbもYouTube Chartsも曲とは見なされない子ども用ビデオなど(“Baby Shark”も含む)がランキングに入っていないので、それも含めたランキングは↓のプレイリストを参考にしています。
Most Viewed Videos of All Time • (Over 450M views) - YouTube
Apple Music○○位
続いてApple Musicです。順位自体はApple Musicアプリ内のプレイリスト形式のランキング(100位まで)を参照しています。Kworbでは200位まで閲覧できます。なぜかアメリカとイギリスは1500位まで閲覧できます。
他の2つと違うのは週間チャートが無いということです。Hot 100の記事で○○位相当とぼかした表現をしているのはこのためです。主に一番順位が落ち着きやすい週の最後(木曜日)を週間順位の参考材料にしています。
(あとはアーカイブが見れないも少し厄介ではあります)
その他アーティストのプロフィールなど
基本的な情報、例えば出身国や分類(バンド、ラッパーなど……)あたりは歌詞検索サイトGeniusやWikipediaあたりを参照にしているケースが多いです。
例:Lil Nas X Lyrics, Songs, and Albums | Genius
ただ、○○出身で△△に移住して……など複雑な経緯を紹介する場合は、アーティストの公式サイトなど他のソースを当たることが多いです。 (GeniusもWikipediaもソースがしっかり明記されているので、見つけやすい)
公式サイトも見当たらない時の最終手段はアーティストのTwitterの「現在地欄」です。これでどこをベースに活動しているのかが分かることも多いです。