チャート・マニア・ラボ

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Hot 100 8/31 見どころ 【”Senorita”首位 / Young ThugのアルバムがHot 100を席巻】

f:id:djk2:20190828232822j:plain 今週はCamila Cabelloとその関係者が輝きました。自身がShawn Mendesと共に1位を獲得したことに加え、“Havana”でタッグを組んだYoung Thugのアルバムがストリーミングで大人気。さらにはFifth Harmonyの元同僚Normaniの新曲も好調なスタートを切っています。

 ちなみにその”Señorita"、現代にしては珍しくシングルCDや7インチシングルなどが発売されています。(それだけ大ヒットということでしょうか)

 

 

◇今週のHot 100 ハイライト◇

・“Señorita”が首位に。Shawn Mendesは初、Camila Cabelloは2回目のHot 100首位

・Young Thugがアルバム1位。ストリーミングの人気により計10曲がHot 100入り

・Normaniの“Motivation”が33位に登場

・“Happier”が1年の滞在の末に外れる。”Going Bad”、“Sweet but Psycho”なども外れ、入れ替わりの多い週に

・Doja Catが“Juicy”でHot 100デビュー

 

 

・今週のトップ10

      8月31日   R D S
1 Shawn Mendes & Camila Cabello Señorita 3 5 4
  2 Billie Eilish bad guy  6 7 3
3 Lizzo Truth Hurts 4 2 6
  4 Lil Nas X feat. Billy Ray Cyrus Old Town Road 🚩 35 4 2
5 Lil Tecca Ransom ✅ - 39 1
  6 Khalid Talk 1 29 20
  7 Chris Brown feat. Drake No Guidance  10 20 5
  8 Ed Sheeran & Justin Bieber I Don't Care  2 11 24
- 9 Post Malone feat. Young Thug Goodbyes  9 12 9
-   10 Shawn Mendes If I Can't Have You 5 38 43

 R=Radio、D=Download、S=Streaming

🍎=Apple Musicで1位、✅=Spotifyで1位、🚩=YouTubeで1位

※🍎=Young Thugの“Hot” トップ10の曲で最もApple順位が高いのは”No Guidance“

 

 は先週と比べて曲のポイントが伸びていることを指す

緑背景はその指標がトップ10内で最高、赤背景は最低

 

1~100位までの順位表は↓

 

曲の個別解説

 

☆83 Doja Cat & Tyga – Juicy

 R&Bシンガー、Doja Catが初のHot 100入り!Tygaを迎えた“Juicy”のビデオが高い再生数を獲得しました。YouTubeで16位にランクインしています。ほかSpotifyでは126位、Apple Musicでは200位圏外でした。

 この効果で昨年のアルバム“Amala”が初めてアルバムチャートにエントリーしました。(162位)

 

☆78 Diplo feat. Morgan Wallen – Heartless

 DiploがカントリーシンガーMorgan Wallenを迎えた“Heartless”が78位に登場。DLでは13位、そしてSpotifyAppleの両方でトップ100入りとストリーミングでも上々の数字を記録しています。

 Morgan Wallenは今年“Whiskey Glasses”がヒット。この曲はカントリー曲としては珍しくストリーミングでも好成績を記録しています。(Streaming Songsでトップ50入りの経験あり)

 

☆75 Swae Lee feat. Drake – Won’t Be Late

 Swae LeeがDrakeを迎えた“Won’t Be Late”が75位に登場。Spotifyで32位、Appleで40位程度と主にストリーミングから数字を得ています。

 やや控えめなスタートですが今後上昇できるでしょうか。SpotifyのToday’s Top Hits、AppleのToday’s Hitsのと両サービスの主要リストに入り、サポートはありますが、果たして今後伸びるか……?

 

☆47 Miley Cyrus – Slide Away

 Miley Cyrusの新曲が47位に登場。テイスト的には今年の“She’s Coming”よりも2017年の”Younger Now”に近いと思います。

 Spotifyで22位、Appleで50位程度とそれなりの再生数。DLでは6位にランクインしています。ビデオはまだ無いです。

 

☆33 Normani – Motivation

 Normaniの“Motivation”が33位に登場。これまでのヒットはいずれもコラボ(Sam SmithやKhalid)で、ソロ曲では初のHot 100です。

 この曲はDLで10位、Spotify26位、Appleで50位程度と前述の“Slide Away”よりも少し低い成績ですが、リリースと同時に公開されたビデオの効果でHot 100順位は上になりました。またポップ系ラジオで32位に登場しています。

 

 NormaniはHot 100エントリー全てがトップ40圏内に入っています。これは安定してヒットを飛ばしていると同時に、Hot 100にすら入らないシングルもあるということです。(Calvin Harrisとの“Checklist”、6LACKとの”WAVES”など) 仮に大物とのコラボでも、うまくいかない場合は素早く他のシングルに切り替えていて、陣営のシングル取捨選択が巧みだと思います。

 この曲は歌うのはNormaniのソロですが、バックには豪華なメンバーが揃っています。Max Martin、Savan KotechaやILYAなどの名裏方に加えAriana Grandeもソングライトのクレジットに載っています。(Ariana Grandeが他人のHot 100エントリー曲のクレジットに載るのは初)

 

 またPitchforkのBest New Musicに選定されています。(レビューでは同じく“Motivation”というシングルをヒットさせ、かつ元ガールズグループのKelly Rowlandとの比較がされている) 批評家だけではなく、同業者からの評判もかなり良かった印象です。

 

 

☆26 Young Thug feat. Gunna – Hot

 Young Thugがデビュー「スタジオアルバム」で初のアルバム1位を獲得!これまでの「ミックステープ」ではFutureとの“Supery Slimy”の2位が最高位でした。

 総合売上13.1万のうち純セールスは0.5万のみ。ポイントのほとんどをストリーミングから得ています。特にApple Musicでの強さは際立ち、1週間つねにトップ10の過半数を占めていました。そのストリーミング人気から10曲がHot 100に入りました。

 

21位:The London /w J. Cole & Travis Scott (既存シングル)

26位:Hot /ft. Gunna

32位:Bad Bad Bad /ft. Lil Baby

55位:What’s the Move /ft. Lil Uzi Vert

60位:Just How It Is

61位:Surf /ft. Gunna

70位:Sup Mate /ft. Future

82位:Light It Up

84位:Lil Baby

92位:Ecstasy *1

(Bubbling Underには“Mannequin Challenge”と”I’m Scared”の2曲がエントリー)

 

 このように10曲以上が1つのアルバムからHot 100に送り込まれるのは久しぶりです。今年ではAriana Grande、Billie Eilishに次ぐ3人目の出来事です。

 

※10曲以上がHot 100に入ったアルバム

2011:Taylor Swift、Lil Wayne

2012:なし

2013:Drake

2014:なし

2015:Drake、Drake & Future、The Weeknd、Justin Bieber

2016:Beyoncé、Drake、J. Cole、The Weeknd

2017:Ed Sheeran、Drake、Kendrick Lamar、Lil Uzi Vert

2018:Migos、Logic、Cardi B、J. Cole、Post Malone、Drake、Travis Scott、Eminem、Lil Wayne、Meek Mill

2019:Ariana Grande、Billie Eilish、Young Thug

(関連記事:10以上の曲をHot 100に送り込んだアルバムの記録 【+J. Cole が新記録!?】 - チャート・マニア・ラボ

 

 2018年には10個もこの記録を達成するアルバムがありましたが、今年はまだ現時点で3個です。おそらく超大物のアルバムリリースが少なかったことが主な理由だとは思いますが、一応ストリーミングにおけるアルバム志向の低下?という可能性もありえるのか今後の動向を注意深く見ていきたいです。*2

 来週のチャートに反映されるTaylor Swift、4週間後に反映のPost Maloneのアルバムの収録曲が大量にHot 100にエントリーしそうで、この記録達成に期待が持てます。

 

 ちなみに「5曲以上が」Hot 100に登場した、と条件を下げるとこれに該当するアルバムは2018年に29個、2019年には13個あります。2018年の8月時点では16個でした。条件が「10曲」の時と比べると差は小さいです。

 

 ほかにこのアルバムで珍しいと感じたのは、アルバムの曲の並びが人気に反映されているという点です。これはどういうことかというと、綺麗にアルバムの1~9曲目がHot 100入りし、アルバム後半の曲がHot 100に入らなかった、ということです。(先行シングルの“The London”は除く)

 アルバムは一般的に頭から順番で再生される都合上、アルバム最終盤の曲の再生数が低くなるケースはよく見られるのですが、ここまで綺麗に曲順とHot 100エントリーの関係性が見られるケースは珍しいと思います。(個人的には後半に配置されているゲストが豪華な“Mannequin Challenge”や”I’m Scared”がHot 100入りすると考えていました)

 

△24 Lil Baby & DaBaby – Baby

 レーベルQuality ControlのコンピレーションVol. 2がアルバムチャート3位に登場。総合売上6.3万のうちほとんど(6.1万)をストリーミングから得ています。前作のVol. 1(5位)と比べて順位を上げています。

 再生数は多いですがHot 100に登場したのは既存曲の“Baby”のみ。これはアルバムの曲数が多かった(36曲)ためです。”Baby”は今週34位→24位と順位を上げています。ほかBubbling Underには“Leave Em Alone”がランクインしました。Young Thugのアルバムと同様に人気度はApple Music > Spotifyでした。

 

 今週のアルバムチャートでは他にLionel Ricchieのライブ・アルバムやIlleniumなどが新規登場しています。

 前者はチケット戦略を駆使して純セールスを主に稼いでいます。総合売上の6.5万のうちほとんどが純セールスから来ているようです。

 後者はストリーミングでの人気も高く、複数シングルが人気に。The Chainsmokersとの“Takeaway”が99位に再登場。またJon Bellionとの”Good Things Fall Apart”がBubbling Underに登場しています。Young ThugやQuality Controlとは違い、このアルバムの人気度はSpotify > Apple Musicです。

 

☆19 Taylor Swift – Lover

 Taylor Swiftのアルバム表題曲“Lover”がアルバムに先駆けリリース。DL1位の座を獲得し、Hot 100では19位に登場しました。Spotifyでは2位でしたが、Appleでは30位程度。またビデオのリリースが無かったため、YouTubeでは圏外でした。

(個人的にはアルバムリリースへのムードを盛り上げるために、週の途中(=アルバムの少し前)にビデオをリリースするのでは?と考えていましたが、ビデオがリリースされたのはアルバムリリースのタイミングでした) 

 

 アルバムリリース以降はストリーミングを伸ばして1番人気シングルの座を確固たるものとしており、来週のHot 100でトップ10に入るかもしれません。また、“You Need To Calm Down”や”The Man”もトップ10入りの可能性があると思います。

 

△5 Lil Tecca – Ran$om

 “Ran$om”のリミックスにJuice WRLDが参加。この効果でストリーミングを伸ばし、先週まで”Old Town Road”が20週連続で1位だったStreaming Songsチャートの首位を奪うことに成功しました。Hot 100でも8位→5位と順位を伸ばしています。

 DL39位、ラジオ50位圏外とストリーミング以外の数字は低めですが、少しずつは伸びてきています。ラジオではリズミックで8位と好調。他にアーバン系やポップ系でもオンエア開始しています。

 Lil Teccaはまた“Did It Again”が新たにHot 100デビューを果たしています。(100位)

 

 

△1 Shawn Mendes & Camila Cabello – Señorita

 Hot 100デビュー以降常にトップ5を推移していた“Señorita”が首位に浮上。Shawn Mendesは初、Camila Cabelloは2回目の首位獲得。

 リリース以降高い数字をキープしているDLとストリーミングに加えて、今週ポップ系で1位になるなど、ラジオが伸びてきたことが首位獲得の要因です。(あとは“Old Town Road”が時間の経過と共に落ちてきたことも理由です)

 好調を維持する“Señorita”ですが、来週は首位の座を譲る可能性もあります。”Truth Hurts”がiTunes割引&DaBabyリミックスのリリースなどで、来週の首位獲りを虎視眈々と狙っています。

 

 ”Señorita"のソングライトに多くの人が参加しており、既に複数のHot 100首位を獲得している者や、今回が初の首位だった者もいます。

・benny blanco:8曲目

・Ali Tamposi:3曲目

・Andrew Watt、Charli XCX:2曲目

・Jack Patterson(Clean Bandit)、Cashmere Cat:1曲目

 

 Ali TamposiとAndrew WattはCamila Cabelloのもう1つの首位曲“Havana”のソングライトにも参加しています。

 Charli XCXは客演を務めた“Fancy”に次いで2回目のHot 100首位獲得に。このように客演+ソングライトというパターンでHot 100首位を複数獲得しているのはYoung Thug(“Havana”と”This Is America”)やDaft Punk(“Starboy”と”Stronger”)などがいます。

 

 

×× Florida Georgia Line – Talk You Out Of It

 先週まで不思議なチャートアクションを取っていた“Talk You Out Of It”がついに外れました。先週まで残留の要因となっていたラジオが下がり始めたことが理由です。57位とピークはあまり高くありませんが、滞在が26週と長いためギリギリ年間チャートに届く可能性もあります。

 Hot 100には21週目以降、51位以下に落ちるとチャートから外れるというルールがありますが、ラジオなどが伸びている曲は特例でチャートに残留するケースもあります。

 このケースがよく適用されるのは、ストリーミングでのブレイク→ラジオでのオンエアまでタイムラグのある新人ラッパーたちです。

 今回のように大物アクトの曲がラジオで驚異的なスローペースで伸び続け、Hot 100に残り続けるようなパターンは珍しいです。(複数系統に飛び火している場合はともかく、単一系統でここまで粘るのは異例だと思います)

 

×× Khalid – Better

 Khalidの“Better”がピーク8位、滞在48週という成績でチャートを後にしました。2018年のEP”Suncity”に収録されていたこの曲は、今年のアルバム“Free Spirit”にも登場。2回作品リリースによる恩恵を受けました。(ストリーミングではEPやアルバムリリース時にストリーミングが伸びる傾向がある)

 他にもラジオのピークが比較的遅めだったことも追い風となり、ここまでロングヒットになりました。

 Khalidの曲はロングヒットになる傾向が強く、5曲が40週以上の滞在を記録しています。

 

・benny blanco, Halsey & Khalid - Eastside:52週 (9位)

・Khalid & Normani – Love Lies:51週 (9位)

・Khalid – Better:48週 (8位)

・Khalid – Location:43週 (16位)

・Logic feat. Alessia Cara & Khalid – 1-800-273-8255:41週 (3位)

 

 他にも“lovely”がストリーミングでロングヒットになっておりリリースから1年以上が経過した現在でもSpotifyグローバル66位と好位置をキープしています。(”Talk”は62位)

 

×× Marshmello & Bastille – Happier

 MarshmelloとBastilleの“Happier”が1年のチャート滞在の末にチャートを後にしました。ピークは2位でした。最後の週の順位は30位と、旧ルール*3ならばまだ15週くらいはチャートに残りそうな雰囲気があります。

 この曲のロングヒットの要因はラジオでの大ヒット、そしてFortniteイベントに起因する2回目の浮上でした。

 ラジオでは複数系統で人気に。ポップ、オルタナティブ系では首位を獲得し、アダルトポップ、アダルトコンテンポラリーでトップ10に到達しています。

 他に大きなプラスをもたらしたのはMarshmelloが行ったFortnite内DJイベントです。この大きな影響力を持つゲーム内でのイベントの結果、ストリーミング(特にYouTube)が大きく伸びました。この週にはスーパーボウルのハーフタイムショーもHot 100に反映されていたのですが、Fortnite内イベントはそのチャート効果を大幅に上回っており、かなりインパクトがありました。

 この2回目のピークによって元々ロングヒットだった曲の寿命がさらに伸びた印象です。

 

 Batilleは3回のHot 100エントリーのうち、2曲が1年以上Hot 100に滞在しています。(“Pompeii”は53週滞在、もう一つのHot 100エントリーは”Bad Blood”でこの曲は1週の滞在)

 

 Young Thugのアルバム曲など今週は新エントリーが多く、その分チャートから外れる曲も嵩みました。外れた曲で、他にもコメントを付けたい曲がいくつかあったので追加で紹介します。

 

Bryce Vine feat. YG – La La Land

→ 現代では珍しい?ラジオとともにストリーミングが上昇していた曲

 

・Meek Mill feat. Ella Mai – 24/7

・Meek Mill feat. Drake – Going Bad

→ いずれもピークはアルバムのリリース時ですが、Meek Millはアルバム後のシングル運用もしっかり行い、ラジオでもヒットになりました。(ストリーミングで大人気だったアルバムはその後シングルカットされてもHot 100に入らないこともある 例:Drakeの“Mob Ties”)

どちらも滞在が比較的長めです。“Going Bad”はアルバムリリースと別の時期にトップ10への再浮上も果たしています。

 

Katy Perry – Small Talk

→ 1週で外れてしまいました……

 

・DJ Khaled feat. SZA – Just Us

→ ポップなど幅広い系統でかかっていたラジオシングル。13週で外れる。同期の“EARFQUAKE”は今週もHot 100に残留。

 

・Ava Max – Sweet but Psycho

→ ピークに達するまでは長かったですが、その後の下降はやや速かったです。(ラジオの数字が落ちたため) ちなみにポップ系よりもアダルトポップ系の人気が高かったです。(それぞれ3位、2位ピーク)

 

 来週もTaylor Swiftのアルバム曲が大量に登場しそうで、今週と同じく外れる曲が多そうです。場合によっては37位の”7 rings”あたりも怪しいか……??

 

 

今週チャートから外れた曲 (18曲)

【先週の順位、アーティスト名、曲名、🗻ピーク順位、⏰チャート滞在週数】

100 Big Sean – Single Again (🗻64位 /⏰3週)

99 J Balvin & Bad Bunny – QUÉ PRETENDES (🗻65位 /⏰5週)

98 Bryce Vine feat. YG – La La Land (🗻75位 /⏰11週)

97 NAV feat. Meek Mill – Tap (🗻87位 /⏰10週)

95 Lil Nas X & Cardi B – Rodeo (🗻22位 /⏰8週)

94 Lil Uzi Vert – Sanguine Paradise (🗻28位 /⏰16週)

91 Eli Young Band – Love Ain’t (🗻50位 /⏰18週)

88 Meek Mill feat. Ella Mai – 24/7 (🗻54位 /⏰19週)

87 Trippie Redd – Snake Skin (🗻87位 /⏰1週)

84 Descendants 3 – Night Falls (🗻84位 /⏰1週)

81 Katy Perry – Small Talk (🗻81位 /⏰1週)

69 DJ Khaled feat. SZA – Just Us (🗻43位 /⏰13週)

59 Rick Ross feat. Drake – Gold Roses (🗻39位 /⏰3週)

58 Florida Georgia Line – Talk You Out Of It (🗻57位 /26週)

48 Meek Mill feat. Drake – Going Bad (🗻6位 /37週)

45 Khalid – Better (🗻8位 /48週)

42 Ava Max – Sweet But Psycho (🗻10位 /35週)

30 Marshmello & Bastille – Happier (🗻2位 /52週)

 

 

・アルバムチャート(Billboard 200)に新登場した作品

1 Young Thug – So Much Fun

2 Lionel Richie – Hello From Las Vegas 🎫

3 Quality Control – Control The Streets, Volume 2

13 Killswitch Engage – Atonement

14 Illenium – Ascend

27 Sleater – Kinney – The Center Won’t Hold

50 A$AP Ferg – Floor Seats

64 King Gizzard And The Lizard Wizard – Infest The Rats’ Nest

73 Snoh Aalegra - - Ugh, those feels again

78 Snoop Dogg – I Wanna Thank Me

162 Doja Cat – Amala

171 Drew Holcomb And The Neighbors – Dragons

173 Pop Smoke – Meet The Woo, V. 1 Mixtape

 

 

 

・今週ラジオで伸びた曲

☆Shawn Mendes & Camila Cabello – Señorita

・Megan Thee Stallion feat. Nicki Minaj & Ty Dolla $ign – Hot Girl Summer

・Ariana Grande & Social House – Boyfriend

・Ed Sheeran feat. Khalid – Beautiful People

・Lizzo – Truth Hurts

 

・来週以降Hot 100に入るかもしれない?曲

 

・Taylor Swift – The Man

 今回の作品ではリリースと同時にストリーミングでも開放。初日の高い再生数を2日目以降もキープしていることもあり、収録曲の大量登場の期待が持てます。収録曲18のうち15程度がHot 100入りする可能性も? 

 

・Hot 100圏外の曲のうち各サービスで最も人気のあった曲

🍎 Young Thug feat. Juice WRLD – Mannequin Challenge (今週20位程度)

✅ Lil Tecca – Love Me (今週29位)

🚩 Myke Towers & Farruko – Si Se Da (今週21位) 

Apple Musicは週の最終日の順位を週間の“参考順位”としています(Apple Musicには週間チャートが無い)

 

関連 / 参考記事

 

ビルボードによる今週のHot 100 / アルバムチャート解説(記事を書くうえで参考にしています)

 

 

ビルボードスタッフが議論するシリーズ

 

 今週のテーマは“Señorita”の1位奪取です。

 

① “bad guy”にもっと長く1位にいて欲しかったかどうか

② Mendesが抜けた「1位シングルの無い大物リスト」このリストで今一番の大物は?

③ 男女デュエット、かつ1位経験あり+なしの組み合わせで面白そうな2人は?

④ 2003年のTimberlakeの“Señorita”という曲が23位止まりだったのは驚き?

⑤ VMAの恩恵を最も受ける曲は? (この曲もパフォーマンスされた)

 

 なんかやたらとトリッキーな質問が多いですね。⑤はLizzoとJonas Brothersの名前を挙げる人が多かったです。この「恩恵」が反映されるのは来週のチャートです。 どの曲が恩恵を受けるのか?という事とともに、「そもそもこのイベントがどのくらい影響力があるのか?」という点にも要注目です。

 

 

◇プレイリスト◇ 

 

私のヒットプレイリスト、毎週のHot 100プレイリストなどを配信しています。

 

*1:feat. Machine Gun Kellyと表記されていることもあるが、ビルボードには表記されていない

*2:他に10曲程度Hot 100入りするポテンシャルもあったKhalidやJuice WRLDのアルバムが曲数多め&ゲスト少なめ、と人気「曲」をピックアップしづらい構成だったことも密かな理由かもしれません

*3:53週以降26位以下で外れるルールが無かった時代