チャート・マニア・ラボ

音楽チャート・ポップス研究者(自称) ポップス音楽と食べることが好きなオタク

UK Singles Chart 1/14 【Ed Sheeranの制圧、そして新人のトップ10入り!】

今週のイギリスのシングルチャートが面白い感じなので、特別編ということで記事を作成しました!

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91位 Sia – Move Your Body

シングル化されたMove Your Bodyが早速91位で登場。シングル化に伴い、アルバムバージョンとは違うシングルバージョンがリリースされています。他にもデラックス・エディションにはAlan Walkerが収録されていますね。

 

83位 Olly Murs(人名) – Years & Years(曲名)

Olly Mursの、Years & Yearsという曲が83位で登場。昨年リリースされたアルバム24 Hrsからの3曲目のシングルです。

この曲に関して、こういうやりとりがなされたようですね!↓

74位 The xx – On Hold

今週アルバムがリリースされたThe xxのOn Holdが74位で再登場。アルバムの集計がなされるのは来週のチャートですが、何位になるでしょうか。

ちなみに2009年のファーストアルバムは3位、2012年のセカンドアルバムは1位。そして2015年のJamie XXのソロアルバムは3位でした。

 

50 Migos ft. Lil Uzi Vert – Bad and Boujee

アメリカで今週1位のBad and Boujeeですが、イギリスだとまだ50位。Black Beatlesはイギリスでも2位まで到達しましたが、その再現なるか。

 

43位 Sage the Gemini – Now and Later

Sage the GeminiのNow and Laterが43位で、チャートを上昇中。Sage the Geminiはアメリカ出身のヒップホップアーティストですが、アメリカよりも先にイギリスでヒットの兆しを見せています。オーストラリアでも好調。(今週24位)

※アメリカではまだHot 100にエントリーしていません。

 

33位 Snakehips & MØ – Don’t Leave

SnakehipsとMØのDon’t Leaveが33位で登場。SnakehipsはZayn、Chance the Rapper、Anderson. Paakなど客演(組む相手)がなかなかおもしろいですね。

 

29位 Charli XCX ft. Lil Yachty – After the Afterparty

Charli XCXのAfter the Afterpartyが29位。10月末のリリースでしたが、じわじわと上昇し少しずつピークを更新しています。アルバムリリースは5月と言われていますが、それに向かって順位はどうなるのですかね…?

ちなみにCharli XCX自身のシングルで最高位なのはBoom Clapの6位です。(客演だとI Love Itは1位でした)

※Lil Yachtyにとっても、またプロデューサーのSophieにとっても自己最高位です。

 

28Sean Paul ft. Dua Lipa – No Lie

昨年多くの客演で再び注目を浴びたSean Paul。そんな彼のNo Lieが28位と上昇の兆し。客演はDua Lipa。

 

10位 Steve Aoki & Louis Tomlinson – Just Hold On

アメリカでは下位に沈んでいるSteve AokiとLouis TomlinsonのJust Hold Onですが、イギリスでは好調。2位3位3位12位10位と、登場以降上位をキープしています。ZaynとTaylor SwiftのI Don’t Wanna Live Foreverと同じ週に登場したこの曲ですが、登場以降全ての週でI Don’t Wanna Live Foreverよりも上の順位を記録しています。

 

9位 Jax Jones ft. Raye – You Don’t Know Me

8位 Starley – Call On Me

7位 JP Cooper – September Song

9位、8位、7位には新人がランクイン。Jax Jones、Raye、Starleyは初のトップ10。Jonas BlueのPerfect Strangerで客演を務めたJP Cooperもソロでは初のトップ10。

※Rayeも同じくJonas BlueのBy Your Sideで客演を務めています。しかし、彼女はJonas Blueのコラボ相手、というよりもCharli XCXのコラボ相手という印象が強いと思います。

RayeがAfter the Afterpartyのソングライトをし、逆にCharli XCXがRayeのI, U, USというシングルのソングライトをするなどかなり関わりがありますね。Rayeには要注目かもしれませんね。

 

5位 Little Mix - Touch

今週5週目のアルバム1位を記録したLittle Mix。シングルも好調で、Shout to My Exに続くTouchも5位と上位をキープしています。また、Charlie PuthとのOopsも41位と、上位を伺っています。

 

☆Ed Sheeran

94位 Give Me Love

84位 I See Fire

70位 Don’t

49位 Thinking Out Loud

45位 Photograph

2位 Castle on the Hill

1位 Shape of You

 

Ed SheeranのCastle on the Hill、Shape of Youがそれぞれ2位、1位で登場。それに伴いEd Sheeranの過去の曲が主にストリーミングを伸ばして5曲再登場しました。

イギリスで初登場の曲が1位と2位を同時占拠するのは初めてのようですね。

 

Billboard Hot 100 1/21 【Migos初の1位!しかし来週には強力なライバルが!?】

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こんばんは。今週はMigosが1位を獲得しましたが、来週は1位争いの強力なライバルが出てきそうなので、それについても書いています。

↑の写真は他人とのコラボ、客演以外では初のHot 100入りとなったBebe Rexhaです。

※プレイリストは下にあります。

 

100 Ugly God – Water

新人ラッパーのUgly GodのWaterが100位に登場。彼はCarnageのRariという曲で客演を務めるなどの経歴が。

 

95 Brantley Gilbert – The Weekend

ロック寄りのスタイルを得意とするカントリー歌手Brantley GillbertのThe Weekendが95位で登場。曲名はThe Week”e”ndで週末の意味の模様。ちなみにThe Week”e”ndでYouTube検索をかけるとこの曲ではなく”The Weeknd”のStarboyが一番初めに出てきます。

 

94 Bebe Rexha – I Got You

Bebe RexhaのI Got Youが94位で登場。主にポップ系ラジオで好調。Hey Mama, Me, Myself & I, In the Name of Loveなど客演や客演に近い形でのヒットは多くありますが、自身が主役(=自分のアルバム用の曲)だと初のHot 100。今月中にアルバムリリースの予定らしく、そちらも楽しみです。

※I Can’t Stop Drink About Youは115位、No Broken Heartsは109位ピークで惜しくもHot 100に入れず、といった感じだったのでようやく入った!!と言った感じがしますかね…!

 

93 Travis Scott ft. NAV - Beibs in the Trap

Travis ScottのBeibs in The Trapが93位で登場。ビデオ公開の効果でのHot 100入りと思われます。同じくTravis ScottのGoosbumpsも76位と順位を少しずつ上げています。しかし、pick up the phoneは今週限りでチャートから姿を消しました。

 

74 Maren Morris – 80s Mercedes

Maren Morrisの80s Mercedesが91位→74位と上昇。チャートに最初入った時は90位あたりを上下しすぐにチャート圏外へ落っこちてしまいましたが、グラミーの新人賞候補に選ばれた辺りから復調。グラミーの時期に合わせての飛躍も期待できそうか。普段カントリーを聴かない層にヒットするかが成功の鍵でしょうか。

 

41 Auli'i Cravalho – How Far I’ll Go

ディズニー映画Moanaのサウンドトラックが今週アルバム2位まで上昇。それに伴い、同サウンドトラックから4曲がHot 100に。その4曲のうち、Auli’I CravalhoバージョンのHow Far I’ll Goの順位が最も高く、41位。

 

40 Lil Uzi Vert – You Was Right

数週前までは登場からの週数の関係でチャートから落ちる危機にあったLil Uzi VertのYou Was Rightですが、瀬戸際で粘り26週目にしてトップ40に突入。今週40位。現在1位のBad And Boujeeで客演を務めていることもあり、その相乗効果でさらなる上昇も期待できるかもしれません。

 

38 Adele – Water Under the Bridge

Adeleのアルバム25からの4曲目のシングルWater Under the Bridgeが38位でトップ40圏内に。ラジオが18位ながらもダウンロード、ストリーミングが両方50位圏外でバランスの悪いポイントの取り方が気になる所。”25”がアルバム賞にノミネートされたグラミーに乗じてこの曲への注目度を高められるかに注目。

 

37 James Arthur – Say You Won’t Let Go

James ArthurのSay You Won’t Let Goが37位に上昇。自身初のトップ40。母国イギリスではアルバムも1位を獲得し地歩を固めている印象のあるXファクター出身の彼ですが、アメリカでどこまで存在感を発揮できるでしょうか。

 

26 Sia ft. Sean Paul – Cheap Thrills

今週47週目ながらも26位とロングヒットとなっているSiaのCheap Thrills。最近下り調子のThe Greatest(今週32位)の順位が入れ替わりました。ロングヒットの鍵はラジオ。今週12位と高順位をキープしています。53週目以降の曲は26位以下に落ちるとチャートから外れてしまいますが、その壁を突破できるか見ものです。

 

12 Alessia Cara – Scars to Your Beautiful

Alessia CaraのScars to Your Beautifulが12位とトップ10に近づいてきました。ラジオでの好調が際立ち今週ラジオ3位。Moanaのサントラ曲、Troye Sivanの客演を務めるなど2016年活躍の幅を広げた彼女、Hereに続く自身2曲目のトップ10入りなるか。

 

11 Zay Hilfigerrr & Zayion McCall – Juju on the Beat (TZ Anthem)

今週11位とトップ10から落っこちたJuju on the Beat。ラジオが50位にも入れませんでしたが、ストリーミングで爆発的にポイントを稼ぎ一時は5位に。しかし、現在その頼みのストリーミングもSpotifyで127位など陰りを見せていて、これからは急落してしまうかも。

 

1 Migos ft. Lil Uzi Vert – Bad and Boujee

先週2位に入った勢いそのまま1位を獲得したBad and Boujee。ラジオは50位圏外ですが、ダウンロード(2位)、ストリーミング(1位)のポイントで1位を獲得。来週、Ed SheeranのShape of Youとの1位争いを制することができるか。

 

※Shape of Youはダウンロード、ストリーミングで高い数字を記録しているだけでなく、ある程度ラジオのポイントも望めます、1位デビューの線が強いかもしれません。Castle on the Hillもトップ10圏内での初登場の可能性が高そうです。

※ラジオでポイントが望める、と言いましたが過去にShake It Off、Hello、Can’t Stop the Feeling!などが初登場の週からラジオが10位以上になる事例があり、Shape of Youもそれに続くのでは、と考えています。

 

自分の予想 Shape of Youは、Hot 100:1位、ラジオ:9位、ダウンロード1位、ストリーミング2位 です。

Hot 100の順位だけでなく、ラジオ等まで細かく順位予想するのは初めてですが、どこまで当てられますかね……? 

 

チャートで今週伸びを見せた曲たち

今週最もラジオで伸びた曲 Machine Gun Kelly & Camila Cabello – Bad Things

今週最もダウンロードが上昇した曲 Zayn/Taylor Swift– I Don’t Wanna Live Forever

今週最もストリーミングが伸びた曲 Migos ft. Lil Uzi Vert – Bad And Boujee

最も高い順位で新登場した曲 Chris Young ft. Vince Gill – Sober Saturday Night

 

 

今週チャートから姿を消した曲

(左の数字は先週の順位)

99 Olivia O'Brien - Hate U Love U

97 Nicki Minaj & Mike WiLL Made-It - Black Barbies

95 Kodak Black - No Flockin

65 Young Thug & Travi$ Scott ft. Quavo - Pick Up The Phone

47 George Michael – Faith

41 Wham! - Last Christmas

35 Mariah Carey - All I Want For Christmas Is You

33 Wham! ft. George Michael - Careless Whisper

 

プレイリスト!!!

年間チャート (Year-End) 関連記事 まとめ

最近年間チャート関連記事を多く書いたので、まとめページを作りました。

2016年の復習に役立つかもしれません。よろしくお願いします。

 

2016年 / アメリカ

年間チャートがどうやって集計されるのか、についての記事です。

 

年間チャートのデータを見て、誰が2016年活躍したかを考察した記事です。

 

過去の年間チャートと2016年の年間チャートを比較して、メインストリームの勢力図の移り変わりを考察した記事です。

 

インディーや評論家たちの勢力図と、メインストリームの勢力図の比較を試みた記事です。

 

2016年/イギリス

イギリスの年間チャートのデータです。

 

考察編。

 

2015年以前

1曲が売れるも、その後Hot 100に入れないアーティスト達についての記事です。

 

最後におまけ アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダの年間チャートで誰が多く曲を送り込んだか。

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2016 UK Singles Chart Year End ② 【年間チャート考察】

イギリスのシングル年間チャートの考察をしていきます。

年間チャートの順位表は↓にあります。


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-1 世界的な存在になったDrake

イギリスでの年間1位はOne Dance。さらには、それに加えてイギリスでも年間チャートに送り込んだ曲が最多(タイ)の5曲。

2014年まではイギリスでのヒットが殆どなかった彼でしたが(Hold On~と、リアーナと組んだ曲くらい)、2015年のHotline Bling以降は存在感を発揮し、2016年はイギリスのシングルチャートの主役に。

今まであまり縁がなかったイギリスのシングルチャートも制し、さらに上のステージに進んだ感があります。

 

-2 主役その2Justin Bieber

Drakeと同じく5曲を年間チャートに送り込んだのはJustin Bieber。Love Yourself, Cold Water, Sorry, Let Me Love You, What Do You Mean、というアメリカの年間チャートと共通の曲がイギリスの年間チャートにも入りました。

ただ、集計時期がアメリカよりも約1ヶ月半あとなので、Purposeからのシングルはアメリカより低めです。

※アメリカの年間チャートの集計2015年11月半ば ~ 2016年11月半ば

 イギリスの年間チャートの集計2016年1月 ~ 2016年12月

 そしてPurposeのリリースは11月。つまりイギリスの場合、少し2015年分にカウントされる分がある、ということです。

 

―3 Siaはイギリスのほうが人気?

上記の2人の5曲に次ぐ多くの曲を年間チャートに送り込んだのはSia (4曲)。Cheap Thrillsが3位に入ったほか、The Greatest, Bang My Head, Chandelier(!?後述します) 

チャート方法の集計の違いもあるので一概には言えませんが、2016年のCheap Thrills(イギリス3位・アメリカ11位)、2015年のElastic Heart(イギリス32位・アメリカ52位)、そして2016年の年間チャートに送り込んだ曲の数(イギリス4曲・アメリカ2曲)などと、イギリスでの人気の方が少し高いのかな、と感じました。

(ちなみにSiaはオーストラリア出身)

 

-4 Rihannaの安定感

Siaと同じ4曲が年間チャートに。うち2曲はDrakeと組んだ曲で、Too Goodはなんと週間ピークが3位まで到達し、Drakeのイギリスでの躍進を強力にサポートしていました。ちなみに3位ピークはOne Danceに次いでDrakeメインの曲の中では2番目の成績です。

またNeeded Meは週間ピークがとかなり低い数字の38位ながらも年間チャートに入りました。

アルバムAntiは以前と違う作風でしたが、Rihannaの人気は不変のようです。

 

―5 イギリスの年間チャートでの期待の新人

上記の4人以外で多くの曲を年間チャートに送り込んだのはCalvin Harris, Adele等の以前から活躍するイギリス人、そしてアメリカでも活躍したDJ Snake, The Chainsmokers, Major Lazer等のDJ/プロデューサー など。(いずれも3曲が年間チャートに)

彼らと同じ3曲を年間チャートに送り込んだ期待の新人が。

それはZara LarssonLush Lifeが年間6位に入ったほか、Tinie TempahとのGirls Like、MNEKとのNever Forget Youが年間チャートに。This One’s For Youは惜しくも年間チャート入りならず。

Ain’t My Fault、I Would Likeとその後もヒットを連発し、さらには2017年序盤にアルバムをリリース予定と今年も大活躍しそうです。2017年の年間チャートは、2016年よりも多くの曲を送り込む可能性もあるかもしれませんね。

 

―6 イギリス代表のポップグループ        

One Directionが活動休止し、人々の興味がメンバーそれぞれのソロ活動に移りましたが、Little Mixは健在。Shout Out to My Ex、Secret Love Song、Hairの3曲が年間チャートに。年間チャートに3曲も入るのはLittle Mixにとって初で、イギリス代表のポップグループの座を確保したと言えそうです。アメリカでのヒットはまだ少ないので、今後のアメリカでのヒット具合も気になります。

 

―7 客演で存在感を示したのは?

客演で最も存在感を示したのはSean Paul。Cheap Thrills、Rockabye、Hairと全て客演でのエントリーですが、ダンスホール風の曲の流行に乗った見事な復活劇と言えそうです。今年も客演仕事が多く舞い込むのでしょうか。また、Dua Lipaを客演に迎えたNo Lieという自身がメインの曲もリリースしたようで、アルバム等、彼メインの活動も気になります。

※その他3曲を年間チャートに送り込んだのは、MØとAriana GrandeとThe Weeknd。

 

―8 ブリティッシュな面々1

ここではイギリスらしい面子をチェックしていきます。まずはロック編。ColdplayがHymn For The Weekend, Adventure of Lifetimeを年間チャートに送り込んでいて、これはアメリカと同じなのですが、BastilleのGood Grief, The 1975のThe Soundというアメリカの年間チャート(シングル)にいない面々が。

この2曲は両方ともアメリカでは週間のHot 100に入っておらず、イギリス特有のヒットとも言えるのかも。しかしBastilleは2014年にPomepiiがアメリカで年間12位のヒット、The 1975も昨年アルバムがアメリカで1位獲得など、アメリカでの知名度はあるはずなので、アメリカのHot 100で受けなかったのは意外な結果ではあるかも。

 

-9 ブリティッシュな面々2

上記のようにDrakeが存在感を発揮した2016年でしたが、イギリス人のヒップホップアーティスト達はどうなのでしょうか。年間チャートに入ったのは、Girls Like (Tinie Tempah)、When The Bassline Drops, Nothing Like This (いずれもCraig David)、Shut Up (Stormzy)、IN2 (WSTRN)。中でもCraig Davidはアルバムも1位など、2016年活躍した一人といえるでしょう。スタイルはヒップホップというよりもハウス寄りでしたが。

評論面ではSkeptaが賞賛されていましたが、年間チャート入りはならず。グライム自体も93位のShut Upくらいで、チャートでの存在感は示せませんでした……

 

-10 超低ピークの年間チャート入り

最後にチャートマニアなポイントです。

2014年の半ばにストリーミングが導入されたイギリスのチャート。それ以降曲のチャートの動き方がかなり変わってきました。

それ以前は曲のセールスのみの判定だったので、曲がリリースされた週が勝負!それ以降は落ちるのみ…という感じでトップ10が目まぐるしく入れ替わっていたのですが、ストリーミング導入以降はセールスが落ちてもストリーミングでカバーできるため、上位に入った曲が順位をキープしやすくなりました。その結果何が起こるかというと、週間のピークが高くなくても、低空飛行を続ければ年間チャートにも入ることが可能になったというわけです。

例えば

2015年の年間チャートに入った曲の中でピークが最も低いのはOne Last Timeの24位。(2015年当時のピーク)

2016年の年間チャートに入った曲の中でピークが最も低いのはNeeded Meの38位。

さらに

ストリーミング導入前の最後の年の2013年の年間チャートでピークがトップ10に達していないのは8曲(Latch, Explosions, I Will Wait, Chocolate, A Thousand Years, Treasure, Do I Wanna Know, Radioactive)

2016年だとそれがなんと27曲!とてつもない増え方です。

 

前述したChandelierも、2016年のピークは35位ながらも低空飛行を続け、2014年リリースの曲ながらも2016年のチャートにも入ることができました。

ちなみにアメリカだと21週目以降51に”落ちる”とチャートから消えるルールがあるので、51位以下の低空飛行は年間チャートの対象外になるのでこのような現象は起こりません。

 

このように、ストリーミングの導入がイギリスのシングルチャートを大きく変えていて、このテーマは研究し甲斐があると考えています。

 

おまけ

アメリカVSイギリス、誰が多く曲を年間チャートに送り込んだか

 

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2016 UK Singles Chart Year End 【年間チャート 1-100位まで(全部)】 ①

こんばんは。今回はイギリスの年間チャートについての記事を①と②に分けて書いていきます。

 

2018の年間チャートについてはこちら↓

 

2017 年度版(イギリス)はこちら

 

はい、では2016 イギリスの年間チャートについて!

Pos LY Artist Song Peak
1 New  Drake ft. Kyla & Wizkid One Dance 1
2 New  Lukas Graham 7 Years 1
3 New  Sia ft. Sean Paul Cheap Thrills 2
4 New  Mike Posner (Seeb) I Took A Pill in Ibiza 1
5 New  Calvin Harris ft. Rihanna This Is What You Came For 2
6 New  Zara Larsson Lush Life 3
7 New  The Chainsmokers ft. Halsey Closer 1
8 24 Justin Bieber Love Yourself ※1
9 New  Rihanna ft. Drake Work 2
10 New  Justin Timbarlake Can't Stop The Feeling 2
11 New  Shawn Mendes Sticthes 1
12 New  Calum Scott Dancing On My Own 2
13 New  Jonas Blue ft. Dakota Fast Car 2
14 New  Major Lazer ft. Justin Bieber & MØ Cold Water 1
15 New  Fifth Harmony ft. Ty Dolla $ign Work from Home 2
16 10 Justin Bieber Sorry 1
17 New  The Chainsmokers ft. Daya Don't Let Me Down 2
18 New  Drake ft. Rihanna Too Good 3
19 New  James Arthur Say You Won't Let Go 1
20 New  Major Lazer ft. Nyla & Fuse ODG Light It Up 7
21 New  Coldplay (ft. Beyoncé) Hymn for the Weekend 6
22 New  Kungs vs. Cookin' on 3 Burners This Girl 2
23 New  DNCE Cake by the Ocean 4
24 New  ZAYN PILLOWTALK 1
25 New  DJ Snake ft. Justin Bieber Let Me Love You 2
26 New  Tinie Tempah ft. Zara Larsson Girls Like 5
27 New  Shawn Mendes Treat You Better 6
28 New  Alan Walker Faded 7
29 New  Jonas Blue ft. JP Cooper Perfect Strangers 2
30 New  Galantis No Money 4
31 New  Twenty One Pilots Stressed Out 12
32 New  gnash ft. Olivia O'brien i hate u, i love u  7
33 New  Clean Bandit ft. Louisa Johnson Tears 5
34 New  The Weeknd ft. Daft Punk Starboy 2
35 9 Justin Bieber What Do You Mean ※1
36 New  Desiigner Panda 7
37 New  Clean Bandit ft. Anne-Marie & Sean Paul Rockabye 1
38 New  Twenty One Pilots Heathens 5
39 New  Little Mix Shout Out to My Ex 1
40 New  Snakehips ft. Tinashe & Chance The Rapper All My Friends 5
41 New  Little Mix ft. Jason Derulo Secret Love Song 6
42 New  Coldplay Adventure of Lifetime ※7
43 New  Drake Controlla 18
44 New  G-Eazy & Bebe Rexha Me Myself & I 13
45 New  One Direction History 6
46 New  Ariana Grande Into You 14
47 New  DJ Snake ft. Bipolar Sunshine Middle 10
48 6 Adele Hello ※1
49 New  Ariana Grande ft. Nicki Minaj Side to Side 4
50 New  Sia ft. Kendrick Lamar The Greatest 5
51 New  Neiked ft. Dyo Sexual 5
52 New  Cheat Codes & Kriss Kross Sex 9
53 New  Adele Send My Love  5
54 New  Kent Jones Don't Mind 9
55 47 MNEK & Zara Larsson Never Forget You ※5
56 New  Anne-Marie Alarm 16
57 New  Hailee Steinfeld & Grey ft. Zedd Starving 5
58 New  Adele When We Were Young 9
59 New  99 SOULS ft. Destiny's Child & Brandy) The Girl Is Mine  5
60 New  Martin Garrix & Bebe Rexha In the Name of Love 9
61 New  Charlie Puth ft. Selena Gomez We Don't Talk Anymore 14
62 New  The Chainsmokers ft. ROZES Roses 16
63 New  Little Mix ft. Sean Paul Hair 11
64 New  Sigala ft. Bryn Christopher Sweet Lovin' 3
65 New  Calvin Harris My Way 4
66 New  Bastille Good Grief 13
67 New  Selena Gomez Hands to Myself 14
68 New  Bruno Mars 24K Magic 5
69 New  Ariana Grande Dangerous Woman 17
70 New  Craig David & Big Narstie When The Bassline Drops 10
71 New  Lil Wayne, Wiz Khalifa, and Imagine Dragons with Logic and Ty Dolla Sign ft.X Ambassadors Sucker for Pain 11
72 New  Rihanna Needed Me 38
73 New  Blonde & Craig David Nothing Like This 15
74 New  Final Song 14
75 New  Dua Lipa Hotter Than Hell 15
76 New  Sigala ft. Imani & DJ Fresh Say You Do 5
77 25 The Weeknd The Hills ※3
78 New  Charlie Puth  One Call Away 26
79 21 The Weeknd Can't Feel My Face ※3
80 New  Kygo ft. Maty Noyes Stay 20
81 42 Sia Chandelier ※6
82 20 Calvin Harris & Disciples How Deep Is Your Love ※2
83 New  Jason Derulo Get Ugly 12
84 New  Olly Murs You Don't Know Love 15
85 New  David Guetta ft. Sia & Fetty Wap Bang My Head 18
86 New  Maroon 5 ft. Kendrick Lamar Don't Wanna Know 5
87 New  Grace ft. G-Eazy You Don't Own Me 4
88 New  Robin Schulz ft. Francesco Yates Sugar 21
89 New  Meghan Trainor NO 11
90 40 Drake Hotline Bling ※3
91 New  The 1975 The Sound 15
92 7 Major Lazer & DJ Snake ft. MØ Lean On ※2
93 New  Stormzy Shut Up ※8
94 19 Walk The Moon SHUT UP & DANCE ※4
95 New  Rae Sremmurd ft. Gucci Mane Black Beatles 2
96 New  Years & Years Eyes Shut 17
97 New  WSTRN IN2 ※4
98 New  Ellie Goulding Still Falling for You 11
99 41 James Bay Let It Go ※10
100 New  P!nk Just Like Fire 19

 ・LYは昨年の年間チャートの順位 (Newは昨年の年間チャートに入っていない曲)

・Peakは週間チャートのピーク。※つきはピークが2015年 (Chandelierは2014年)

 

サイト内のリンクはこちら 

(上位40位のみ)The Official Top 40 Biggest Songs of 2016

(1-100位) End of Year Singles Chart Top 100 - 2016 | Official Charts Company

 

この年間チャートを見て何か思いついたことはありますか。これがおもったより高い!、イギリスでこんなの入るんだ!など。何かしらの発見等があったら、ぜひ教えてください!

では、②に続きます。 ②もお願いします。

 

ーーー以下はおまけですーーー

 

Q.なぜこんな表だけの記事を作ったのか

A.スマホからだと100位まで閲覧(ほぼ不能)だからです。

 

表だけで、考察はなし、の記事を作った理由をここで説明します。

A.にある通りスマホで見れないから、なのですがそれは一体どういうことなのか。

トップ40の年間チャートはスマホでもPCでも問題なく閲覧できます。しかし、年間チャート100位までのほうをスマホで見るとこうなります。

 

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なんという……

このようにスマホだとかなり不自由な年間チャートになってしまうので、スマホ対応UK 年間チャート100位まで、のページとしてこのページを作りました。

ちなみにPCで閲覧しても小窓にすると同じ事態が発生します。

(全部)とこれみよがしに書いているのはそのためです。Official Chartsさん(UK Chart作るところ)、なんか申し訳ないです…

 

ほぼ閲覧不能なだけで、実は一応スマホからも見れなくもないです。

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Listenという所をタップするとSpotifyのリンクが開くので曲名をチェックできます……

まぁ……………