チャートのチャート研究ラボ

音楽チャート・ポップス等の動向・文化について頑張って研究しています!議論のネタになるような変わった視点からの記事を目指しています。

トップページ

ようこそ!音楽チャートの世界へ!

f:id:djk2:20170409233042p:plain

 

みなさん。こんにちは。知っている方も初めての方も、こんにちは!

はじめましてチャートと申します!

(ちなみにアンダーバー_は5個)

 

音楽チャート、またポップ音楽について考察していきたい、一般人によるブログです。

「ラボ」の名のもと、実験的な記事等、今までに無かった新しい視点や、オルタナティブな記事を提供できればな、と考えています。

仮に9割が鼻で笑っても、1割に関心して頂ければ私は満足です!!!

目標は未来のチャート少年がニヤっとできる記事と、議論のタネになるような記事を作ることです!

 

★引用について

どんどんお願いします!文章の一部が引用されていき、複数の意見がまとめられそれが大きな一つの文になる。そしてカルチャーになる、、、(大げさ)という過程に憧れているので、何か関心を持っていただけたらどんどん引用お願いします。

引用の形式についてはお任せします!*1

 

☆はじめて来た方にオススメの記事!

★最近の力作と思う記事 

 

 

djk2.hatenablog.com

 

 

*1:引用とは本来無断でするものらしい

チャート好きが選ぶ 2017 Best Songs So Far (前期)

f:id:djk2:20170628013726j:plain

多数のメディアが”So Far” と題して、今年前期のベストアルバム / シングルを発表していたので、それに私も続こうと思います。

 

今年は新鋭ラッパーが続々と台頭し、チャート上位を支配。さらにはスペイン語シングルが1位を獲得するなど、新たなタイプのスターが多く登場していることが、チャートからも分かります。その一方で、女性がトップ10に不在の週があり、6月まで女性ソロミュージシャンがアルバム1位を獲得しないなど、勢力図がこれから変わるのかも?という議論も浮上するなど(タイミングの問題もありますが)、ニュースに富んだ2017前半戦だったと思います。

 

そんな2017年に輝きを見せたシングル40曲 +α を紹介したいと思います。ちなみに2017年前期のベストシングルと称していますが、ここでは2016年12月以降リリースの曲を選考対象にしています。2016年12月は年の変わり目で去年のリストからは漏れるかなと考えたので………

 

プレイリストはこちら。SpotifyYouTubeのプレイリストもComing Soonです。

 

 

40 Haim – Want You Back

前のアルバム2013年のDays Are Goneから4年、来週リリースのアルバムが楽しみです。

 

39 Danny L Harle (feat. Phoebe Ryan) – Heavy Eyelids

Phoebe Ryanがソングライトした / 歌った曲は一瞬で分かるぐらい個性的なボーカリスト。PC Musicの刺激的なタッグ。

 

38 Poppy – Computer Boy

かわいい系の奇抜さを保ちながらも、ラジオバンガーにもなりそうなポテンシャルを感じる曲。

 

37 Katy Perry feat. Migos – Bon Appétit

Bon Appétitへのリンクがどこかに見えると無意識に再生してしまう。油断したら再生。

 

36 Lil Yachty – Harley

昨年One Nightに続くLil Yachtyのアンセムになるかもしれません。アルバムもっと聴き込みたいです。

 

35 Noah Cyrus – I’m Stuck

Miley Cyrusの妹、Noah Cyrus。Marshmello, Labrinthなど凝ったメンツと音楽を作っていて、自分の中のアルバムへの期待値が密かに高いです。

 

34 Zara Larsson – Only You

アルバムでは幅広いジャンルに挑戦していましたが、この曲が一番”Zara色”があったと思います。Twitterでデート相手を募集?したり相変わらず面白いです。

 

33 Young Fathers feat. Leith – Only God Knows

ノリノリになるしかないゴスペル系ロック

 

32 Raye – The Line

イギリスで今年大ヒットしたJax JonesのYou Don’t Know Meのシンガー。この曲からイギリスのR&Bを牽引する存在になるようなパワーを感じます。Charli XCXとの関わりにも注目したいです。

 

31 Migos – Out Yo Way

アルバムラストの隠れた好トラックだと思います。

 

30 Thundercat – Bus in These Streets

変態Thundercatのドリーミートラック。同じくドリーミーなJameel’s Space Rideも好みです。

 

29 Charli XCX feat. Cupcakke – Lipgloss

Cupcakkeの超ラップとキラキラ系トラックが融合した、3AMと並ぶミックステープの見どころの一つだと思います。

 

28 Allie X – Lifted

サビのかわいい感が特徴的。ちょっとNoonie Baoっぽい?

 

27 Lorde – Liability

アルバムの流れで聴くと際立つ「アルバムの中の」名シングル

 

26 Khalid feat. Rae Sremmurd & Lil Yachty – Young Dumb & Broke (Remix)

4人の「声の魔術師」による共演。私が好きな2015年のTy Dolla $ign feat. Rae Sremmurd, FutureのBlaséを彷彿とさせる部分もあります。

 

25 Stormzy – Big For Your Boots

ここ1年でセールス/ストリーミングがイギリスで2倍になったグライムシーンの牽引車と言ってもよい1曲です。

 

24 Harry Styles – Sign of the Times

トレンドよりも自分のやりたいスタイルをアルバムまで突き通し、それでヒットさせるカリスマ性が詰まった1曲です。

 

23 Calvin Harris feat. Young Thug, Ariana Grande & Pharrell Williams – Heatstroke

Slideも良かったけれど、この曲でのYoung Thugの無双っぷりが先行シングルのなかで一番の発見でした。

 

22 Sigrid – Don’t Kill My Vibe

3分少しで大きく心を揺さぶる、壮大なコーラスが特徴的な1曲です。もう少しヒットしてほしかったです。(イギリス60位、オーストラリア85位など)

 

21 Vin – It’s On

サウンドクランドに潜む魔法のようなダンストラックです。

 

20 Paramore – Fake Happy

新スタイルのParamoreの顔に加え、昔のParamoreを彷彿とさせるメロディラインをも感じる1曲です。

 

19 Gucci Mane feat. Offset – Met Gala

圧倒的なオフセット劇場。前期はQuavoが特にチャートで躍進しましたが、この無双っぷりからOffsetの躍進にも期待が持てるかもしれません。

 

18 The xx – Dangerous

アルバムの最初の強烈な一撃。†The xx式猫騙し†

 

17 Gorillaz feat. Danny Brown & Kelea – Submission

Danny Brownのこの曲へのフィット具合がたまらないです。

 

16 Kendrick Lamar – ELEMENT.

James Blakeが携わった、クールに突き放す1曲です。

 

15 Kyle feat. Lil Yachty – iSpy

客演仕事人、Lil Yachty。リリックビデオ / ビデオに共通するメルヘンな雰囲気も好きです。

 

14 Kehlani – Undercover

チャート的にはまだHot 100に4曲(うち2曲は映画のサントラ、残りの2曲はいずれも1週でチャートから外れています)ですが、今後チャートを支配できるポテンシャルを感じた、ポップセンスとR&Bを融合させた1曲だと思います。

 

13 Betty Who – Some Kinda Wonderful

オーストラリアのシンガーソングライターの、好ポップアルバムを代表する1曲です。

 

12 Lil Uzi Vert – XO TOUR llif3

“ロックスター”を自称するLil Uzi Vertが生み出した新アンセム

 

11 Carly Rae Jepsen – Cut to the Feeling

第二の春を謳歌するCarlyさんが生み出した、なぜかHot 100とは縁のない最高のポップスです。

 

10 Drake feat. Black Coffee & Jorja Smith – Get It Together

Drakeが連れてくる客演陣に特色のある”プレイリスト”のMore Lifeでしたが、この曲の出会いが私のなかでヒットでした。

 

9 Cashmere Cat – Victoria’s Veil

神 (Kanye) を目指した 猫 (Cashmere Cat)。彼のKanyeへのあこがれが分かる、New Slavesを彷彿とさせる超展開の1曲です。

 

8 Future – Mask Off

民が選びしアンセム。先にビデオがリリースされた曲、またはRihanna、The Weekndというゲストを迎えた曲よりも大きくヒットしました。Futureの凄みを感じます。

 

7 Julia Michaels – Issues

トレンド要素や、複雑なサウンドを取り入れずとも、シンプルな作りでヒットさせてしまう人気ソングライター陣の凄みを感じます。彼女もソングライトで参加した後のSelena GomezのBad Liarにも影響を与えているのではないでしょうか。

 

6 Vince Staples (feat. Kendrick Lamar) - Yeah Right

Sophie のビートにVince Staples、Kendrick Lamarを載せるという「混ぜるな危険」的なものと出会える一曲です。

 

5 Dirty Projectors – Ascent Through Clouds

煮詰められた感情が表現されたアルバムの雰囲気がよく分かる6分超えの大作シングルです。

 

4 Migos - T-Shirt

Bad and Boujeeの後、この曲を聴いてMigosの成功を確信しました。

 

3 Paramore - Hard Times

それまでのParamoreの印象をガラっと1つのシングルで変えてしまった。

 

2 Kendrick Lamar - DNA.

Kendrick Lamarの内面から湧き出るエネルギーの熱量で圧倒される1曲です。

 

1 Lorde - Perfect Places

傑作アルバムを締めくくる、2017年の最高級ポップスだと思います。

 

 

アルバムのベストはこう↓です。

f:id:djk2:20170628013924j:plain

 

 

そして以下の10曲を “Honorable Mention”にします。

* Drake feat. Quavo & Travis Scott – Portland

* Hannah Diamond – Make Believe

* Icona Pop – Girls Girls

* Jans Lekman – How We Met, The Long Version

* Jamiroquai - Automaton

* J Hus – Did You See

* Kid Ink feat. Starrah – No Strings

* K?d – Glitch Boy

* Rich Chiga, Keith Ape & XXXTENTACION – Gospel

* ゆるふわギャング – YRFW Sh*t

 

いかがでしたでしょうか。チャート好きらしく?ポップスを中心に据えたランキングだと自分で思います。2017後期も素晴らしい音楽がリリースされるのを楽しみにするとともに、今まで出たアルバムをより一層聴き込むのも忘れないようにしたいと思います。

別の機会に「後期に楽しみなアルバム」についても書くかも……!

 

6/23 リリースの新曲/新作 の初動を観察 【Imagine Dragons vs. DJ Khaled】

f:id:djk2:20170624192923j:plain

 

この週の見どころは、巨大アルバムの対決、Imagine Dragons 対 DJ Khaledです。両者とも前作では1位を獲得しているうえ、シングルでも好調。この週のアルバム1位はどちらの手に? また「ロックのストリーミング」というテーマについても少し書いています。

 

まずはSpotifyデイリー 現在のトップ10から。

1 Luis Fonsi & Daddy Yankee feat. Justin Bieber Despacito
2 DJ Khaled feat. Justin Bieber, Quavo, Chance the Rapper & Lil Wayne I'm the One
3 DJ Khaled feat. Rihanna & Bryson Tiller Wild Thoughts
4 Lil Uzi Vert XO TOUR Llif3
5 Kendrick Lamar HUMBLE.
6 French Montana feat. Swae Lee Unforgettable
7 Post Malone feat. Quavo Congratulations
8 Childish Gambino Redbone
9 Imagine Dragons Believer
10 Future Mask Off

Wild Thoughtsが勢い止まらず3位まで浮上。I'm the Oneもアルバムリリース効果で2位に舞い戻りました。Imagine DragonsのBelieverも負けじとBelieverが9位まで浮上。

Wild Thoughtsは来週のHot 100でトップ10入りの見込みと報じられています。(私もそう思います)

 

↓ 続いて、新リリース曲群のSpotify デイリー順位です。

※16 Imagine Dragons Thunder
19 DJ Khaled & Calvin Harris feat. Travis Scott & Jeremih Don't Quit
※40 DJ Khaled feat. Drake To the Max
※43 Imagine Dragons Whatever It Takes
52 DJ Khaled feat. Chance the Rapper I Love You so Much
57 DJ Khaled feat. Travis Scott, Rick Ross & Big Sean On Everything
58 DJ Khaled feat. Future, Migos, 21 Savage & T.I. Iced Out My Arms
59 Imagine Dragons Start Over
(re) 62 DJ Khaled feat. Beyoncé & Jay-Z Shining
72 Vince Staples (feat. Kendrick Lamar) Yeah Right
(re) 76 Imagine Dragons Walking The Wire
78 Imagine Dragons I Don't Know Why
82 Gucci Mane feat. Chris Brown Tone it Down
87 Imagine Dragons I'll Make It Up To You
90 DJ Khaled feat. Nas & Travis Scott It's Secured
92 DJ Khaled feat. Future & Nicki Minaj I Can't Even Lie
100 DJ Khaled feat. PartyNextDoor, Future, Travis Scott, Rick Ross & Kodak Black Down for Life
102 Vince Staples Big Fish
104 DJ Khaled feat. Migos Major Bag Alert
112 Imagine Dragons Rise Up
121 DJ Khaled feat. Alicia Keys & Nicki Minaj Nobody
149 DJ Khaled feat. Kodak Black, Gucci Mane & Rick Ross Pull a Caper
150 Fall Out Boy Champion
157 DJ Khaled feat. Sizzla I'm so Grateful
160 DJ Khaled feat. Pusha T & Jadakiss Good Man
161 Imagine Dragons Yesterday
172 Imagine Dragons Mouth Of The River
183 DJ Khaled feat. Future & Yo Gotti That Range Rover Came With Steps
185 DJ Khlaed feat. Future, Young Thug, Rick Ross & 2 Chainz Whatever
199 Imagine Dragons Dancing In The Dark

 

シングルでも目立つのは2大アルバムのシングルの面々。Imagine Dragonsはアルバム全11曲が、DJ Khaledは23曲中18曲が Spotify デイリーの200位圏内に。

実はImagine Dragonsの全11曲エントリー、けっこうな快挙だと思っています。ロックがストリーミングでここまで躍進するのは珍しいからです。

ストリーミングでは、どのような曲が上位に来るかを見てみます。まずは、ストリーミングとの相性が良いとされるラップから。最新のRap Streaming チャートを参照してみます。

Rap Streaming チャート

1 DJ Khaled feat... I'm the One (2017年)

2 Kendrick Lamar - HUMBLE. (2017年)

3 Future - Mask Off (2017年)

4 Lil Uzi Vert - XO TOUR Llif 3 (2017年)

5 Post Malone feat. Quavo - Congratulations (2016年)

6 French Montana feat. Swae Lee - Unforgettable (2017年)

7 Kyle feat. Lil Yachty - iSpy (2016年)

8 Ayo & Teo - Rolex (2017年)

9 Playboi Carti - Magnolia (2017年)

10 Kendrick Lamar - DNA. (2017年) 

※(リリース年)

 

主に2017、または2016年の曲が上位にランクインし、ストリーミングを通して多くのラップソング新たに火が点き、人気となっている様子が伺えます。またストリーミング量も非常に多く、上位10曲すべて、ストリーミング「総合」チャートのトップ15に入っています。ラップとストリーミングの相性が抜群であることは言うまでもないようです。一方でロックとストリーミングはどうなのでしょうか。

 

Rock Streaming チャート

1 Imagine Dragons - Believer (2017年)

2 twenty one pilots - Heathens (2016年)

3 Imagine Dragons - Thunder (2017年)

4 twenty one pilots - Stressed Out (2015年)

5 twenty one pilots - Ride (2016年)

6 Smash Mouth - All Star (1999年)

7 Passenger - Let Her Go  (2012年)

8 Imagine Dragons - Radioactive (2012年)

9 Imagine Dragons &... - Sucker For Pain (2016年)

10 Journey - Don't Stop Believin' (1981年)

※(リリース年、Rideはシングルとしてのリリース年)

 

Don't Stop Believin'!!!をはじめとして、過去の名曲が目立ちます。ちなみにDon't Stop Believinは'突如今週上位に入ったものではなく、常に10以前後にいる曲ということも明記します。 毎週毎週新しい曲がほぼ無いというワケではないですが、(例 この 週は新曲多めです)ロックの新曲がストリーミングで定着しづらく、ラップと比べるとストリーミングでの新曲ディグ(掘る)が進んでいないことが分かると思います。また、総合チャートとの比較でも首位のBelieverがストリーミング「総合」チャートで28位に入り以外は、すべて50位の圏外でした。 よってロックとストリーミングの相性が良くないことが分かるかと思います。

その不利なストリーミングというフィールドでも、アルバム全曲が入るというのは、Imagine Dragonsの人気、そして今回のアルバムが好評さ、というものを物語っていると思います。

 

しかしそんな充実ぶりを見せるImagine Dragonsの強力なライバルとなるのがDJ Khaled。アルバムのセールス自体ではImagine Dragonsが一歩リードしているようですが、アルバムの純セールス以外のアルバムチャートに計上される要素、TEA(アルバム内シングルのセールス、曲10セールス=1アルバムセールス) SEA (1500曲ストリーミング=1アルバムセールス)の要素ではDJ Khaledに分があります。

まずTEA。Wild Thoughts、I'm the Oneという巨大シングルが2つもあるので、この2シングルのセールスでかなり数を稼ぐと思います。それ以外でもCalvin Harrisとの曲もセールスを伸ばすかもしれません。

そしてSEA。今回のDJ Khaledのアルバムは、曲数が23もあるのでストリーミングとアルバムチャートという点からみるとImagine Dragonsよりも圧倒的に有利です。なぜかというと、アルバムの収録曲数に関係なく、1500ストリーミング=1セールス だからです。つまり11曲全てがSpotify200位圏内に入ることよりも、多少の曲が200位圏内に入らずとも、より多くの曲を量産することがアルバムチャートで1位を取るうえでは重要なのです。この問題についてPitchforkが以前に記事を書いています。↓

pitchfork.com

 

ストリーミングをアルバムチャートに計上するのは、実際の聴き方を反映させるうえで重要なことだとは思いますが、曲数が多ければとりあえず有利、という制度には今後メスが入るかもしれません。

このようなTEA、SEAの優位性から、この週のアルバム1位はDJ Khaledだと考えています。Imagine Dragonsはイギリスだとアルバム1位になるかなと思います。

 

ここまでは2大アルバムについて書きましたが、ここからはその他のシングルについて。Vince Staplesのアルバムがリリース。現在iTunesアルバムで5位、そしてシングルも2曲Spotify 200位圏内に登場と、2015年の前アルバムSummertime’06のアルバム39位を上回る数字が出そうです。その他Gucci ManeがChris Brownとの新曲をリリース、2015年にはトップ10シングルを出したFall Out Boyも新曲をリリースしています。

 

最後に新曲のiTunesチャートでの成績

※2 $ Imagine Dragons Believer 
※3 DJ Khaled feat. Rihanna & Bryson Tiller Wild Thoughts
※4 DJ Khaled feat. Justin Bieber, Quavo, Chance the Rapper & Lil Wayne I'm the One
※25 $ Imagine Dragons Thunder
31 DJ Khaled & Calvin Harris feat. Travis Scott & Jeremih Don't Quit
50 BLACKPINK As If It's Your Last
52 DJ Khaled feat. Future & Nicki Minaj I Can't Even Lie
61 Jacob Sartorius feat. Blackbear Hit Me Back
66 Gucci Mane feat. Chris Brown Tone It Down
※73 $ Imagine Dragons Whatever It Takes
92 Lecrae feat. 1K Phew Hammer Time
※96 DJ Khaled feat. Drake To the Max
100 Drake Signs

※=新曲ではないものの、新アルバム関連の曲

$=0.69ドルの割引

 

BelieverがDJ Khaledの曲を順位では上回るものの、Khaledのアルバムのほうが曲数が多いぶん、セールスでも有利といえそう。

注目は韓国の女性グループBLACKPINKの新曲。iTunes 50位ではHot 100に入ることは出来ないですが、ラジオ / ストリーミングでの数字を伸ばして「定着」すればHot 100入りもありえるかも?ちなみにカナダでならシングル100位圏内に入ったことがあります。

そしてDrake。リリースの時間が遅かったことから、まだSpotifyiTunesでの順位が低いですが、すぐに順位を上げるでしょう。

 

 

Billboard Hot 100 7/1 見どころ 【巨大アルバムのその後】

f:id:djk2:20170622005318j:plain

今週は「巨大アルバムのその後」という大まかなテーマでHot 100を見ていきます。画像はそのテーマに当てはまる、The WeekndのReminderのビデオ。

 

97 The Weeknd – Reminder (Re)

The WeekndのReminderが97位で再登場。昨年12月のアルバムリリース時以来の再登場。5月にシングル化されてラジオでかかり始めたことが要因。2015年のアルバムBeauty Behind the Madnessでは、アルバム前後の盛り上がりから一区切りしてからシングル化された4曲目のシングルのAcquaintedはピーク60位でしたが、同じく4曲目のシングルのこのReminderはどうなるでしょう。ストリーミング時代の巨大アルバムでは、アルバムのシングルのピークがリリース前後に集中してしまうのが悩みでもあります。

 

95 2 Chainz feat. Ty Dolla $ign, Trey Songz & Jhené Aiko – It’s A Vibe (New)

2 ChainzのTy Dolla $ign、Trey Songz、Jhené Aikoを迎えたIt’s A Vibeが95位で登場。先週にアルバムPretty Girls Like Trap Musicをリリースした彼。リリースがチャートに反映されるのは来週ですが、Hot 100に新たに何曲か登場するかもしれません。現在は4AM、Good Drunk、It’s A Vibeの3曲がHot 100に。

※次の週のアルバム1位はおそらくLordeのMelodramaです。

 

93 Kane Brown feat. Lauren Alaina – What Ifs (New)

若手カントリーシンガー、Kane Brownのアメリカンアイドル出身のLauren Alainaを迎えたWhat Ifsが93位で登場。両者にとって3曲めのHot 100。今週は他にカントリーではBrothers Osborne のIt Ain’t My Faultが100位、Billy CurringtonのDo I Make You Wannaが79位で登場。

 

89 Wisin feat. Ozuna – Escapate Conmigo (New)

プエルトリコ出身のシンガー、WisinのEsacapate Conmigoが89位で登場。2014年にはJennifer LopezRicky Martinの2名の大物を客演に据えたAdrenalinaが94位に登場していました。Despacitoの1位独走で盛り上がるラテン曲シーンですが、ShakiraのChantajeの客演でHot 100に登場したMalumaが後に、自身の曲でもHot 100に登場(Felices Los 4が今週65位)など、この曲のように客演を据えることも多いことから、「客演で紹介したアーティストが後にブレイク」というヒップホップにも似た流れを感じます。この流れが続けば、Despacito単発ではなく、本格的なブームが到来するかも……?

 

74 Kendrick Lamar feat. Rihanna – LOYALTY. (→)

Kendrick Lamarのアルバム、DAMN.の曲で現在でもHot 100にも残っているのはHUMBLE.、DNA.、LOVE.、LOYALTY. アルバムリリースから9週目が経過したものの、LOYALTY.は順位をキープ、LOVE.は一つのみ順位を落とすなど「横ばい」状態に突入。これらの曲の驚くべきところは、シングル化されていなくてラジオとはほぼ無縁で、主にストリーミングでのポイントで横ばいになっていること。つまりLOYALTY.、LOVE.はストリーミングで音楽を聴いている人と、ラジオで音楽を聴いている人では熱量の差が開いている曲ということになると思います。このような事例が続くなら「ストリーミング vs ラジオ」というテーマを今後注目したいと思います。

※LOYALTY.は今週から一部のラジオ局でかかり始めるようです(=シングル化)

 

70 SZA feat. Travis Scott – Love Galore (New)

今週アルバム3位のSZAのCtrl。アルバムからはTravis ScottのLove Galoreが70位で登場。SZAにとって初登場。週の後半にはiTunesのアルバムチャート(デイリー)で同週リリースのKaty Perryを上回り1位を獲得するなど健闘。RihannaのAntiの最初の曲、Considerationでも客演を務めたSZAには期待がかかります。

 

62 Katy Perry feat. Nicki Minaj – Swish Swish (↑)

ストリーミングでそこまで指数を獲得せずとも、元からの支持の高さもあって余裕を持ってアルバム1位を獲得したKaty PerryのWitness。(セールス自体は前アルバムのPrismの約 2/3)Hot 100ではBon Appétitが85位、Swish Swishが62位でいずれも上昇。ポップ系ラジオではそのままSwish Swishで勝負し、Adult Pop系ラジオ向けにSave As Draftをシングル化するという「複数シングル戦略」を仕掛ける模様。この作戦を成功させ、不調の印象があるシングルでも巻き返せるか。

 

37 YFN Lucci feat. PnB Rock – Everyday We Lit (↑)

XXL Freshmanに落選したYFN Lucci、XXL Freshmanに選ばれたPnB RockのコンビのEveryday We Litが37位と、ヒットの水準とされるトップ40に突入。両者にとって初のトップ40。今年のXXL Freshman(全10人)の面々では5人目のトップ10入り。A Boogie Wit Da HoodieのDrowningが現在42位*1で、この曲もトップ40入りなるか…?

 

36 Migos feat. Gucci Mane – Slippery (↑)

MigosとGucci ManeのSlipperyが36位でトップ40入り。アルバムがリリースされた時の順位は48位でした。シングル化(Hip-Hop / R&B系ラジオで今週15位)、またそれによりストリーミングも再浮上したこともあって、一回目の山のピークを更新したということに。YouTubeでアルバム全13曲を公開し、7曲のビデオを作成するなど、シングルと非シングルが曖昧なようにも感じましたが、シングルはしっかりと順位を上げていて、Bad and Boujee、T-Shirt、このSlipperyはいずれもトップ40入りをしています。

※そのアルバムの続編、Culture 2 Coming Soonとの情報が出ていますが、いつリリースなのでしょうか……?

 

23 Selena Gomez – Bad Liar (↑)

水曜日のビデオリリースで注目を集めて、Selena GomezのBad Liarが大きく浮上。45位→23位。来週のチャートでは、ビデオ公開のポイントが一週間フルカウントされること、またiTunes0.69$値下げセールでダウンロードが伸びた(現在3位)こともあって、さらに順位を上げそうです。

ビルボードがこのBad Liarはヒットするか?という記事を作っていました。要旨は、「Shape of You、Something Just Like Thisが思ったよりもラジオで長くヒットしたこともあって、ポップ系ラジオでの争いは激しい。あと、スタートの順位もそこまで高くなかった。ただ批評家からの後押しもあるし期待はしている」


21 Ed Sheeran – Castle on the Hill (↑)

Shape of Youと対極的に、順位をずるずる落としていたのは過去の話。Ed SheeranのCastle on the Hillが今週21位まで浮上。大きなポイント源はラジオ。ラジオのポイントが今週10位。先週チラっとShape of YouがHip-Hop / R&B系ラジオのチャートに入りましたが、Castle on the HillはRock系のラジオである程度の期間かかっていたようです。リリースから上下動ありながらも、一回もチャートから外れずに、23週目にして上昇気流に乗るなどロングヒットになっています。ストリーミングではもう順位が高くはない(例:Spotify 139位)ものの、ラジオで支持を得て長持ちになっているという事象は、ストリーミング時代のシングルの売り方としては参考になりそうなケースだと思います。

※①リリース時 ②アルバムのリリース時 ③ラジオで再浮上 という3つの山があるという点で、2014年のColdplayのA Sky Full Of Starsとチャートアクションが似ていると思います。

 

16 David Guetta feat. Justin Bieber – 2U (New)

David GuettaとJustin Bieberの2Uが16位で登場。Purpose以降、Major Lazer、DJ Snakeと2組のDJをそれぞれ2位、4位に導いたJustin Bieber。今度はベテランDavid Guettaと共にどこまで順位を上げることができるか。ちなみにDavdi Guettaの最高位は2012年のTurn Me Onの4位。

ストリーミング、ラジオでも強いJustin Bieberですが、ダウンロードではさらなる強さを発揮していて、今週ダウンロードの多かった上位3曲はDespacito、I’m the One、2Uと全て彼の曲でした。

 

× Martin Garrix & Dua Lipa – Scared To Be Lonely (↓)

交際の噂が浮上?したタイミングで姿を消したMartin GarrixとDua LipaのScared to Be Lonely。84位ピークは低く感じるかもしれませんが、Martin Garrixもこのスタイルに転換してから日が浅く(=ポップスリスナーの間ではまだそこまで馴染んでいない)、またDua Lipaの知名度もアメリカでは低いこと、それに14週チャート滞在とこの順位にしては長め、ということを考慮すれば、「そこそこ」のチャート成績だと思います。Troye Sivanとの次シングルThere For Youはどこまでいけるでしょうか。

 

 

チャートで今週伸びを見せた曲たち

今週最もラジオで伸びた曲          Luis Fonsi & Daddy Yankee feat. Justin Bieber - Despacito

今週最もダウンロードが上昇した曲 Selena Gomez – Bad Liar

今週最もストリーミングが伸びた曲 YFN Lucci feat. PnB Rock – Everyday We Lit

最も高い順位で新登場した曲          David Guetta feat. Justin Bieber – 2U

 

 

上記以外でチャートに登場/再登場した曲

100 Brothers Osborne - It Ain’t My Fault (New)

79 Billy Currington - Do I Make You Wanna (New)

 

今週チャートから外れた曲

【左の数字は先週の順位、右(ピーク順位/チャート滞在週数)】

100 Rag'n'Bone Man - Human (74位/7週)

95 Martin Garrix & Dua Lipa - Scared To Be Lonely (84位/14週)

94 Jake Paul feat. Team 10 - It's Everybody Bro (94位/1週)

92 Gucci Mane feat. Offset - Met Gala (88位/2週)

89 Lil Yachty feat. Migos - Peek A Boo (78位/4週)

88 blackbear - do re mi (87位/7週)

82 Meek Mill feat. Chris Brown & Ty Dolla $ign - Whatever You Need (82位/1週)

49 Clean Bandit feat. Sean Paul & Anne-Marie - Rockabye (9位/27週)

 

 

近いうちのヒットが期待されるシングルたち

Hot 100以外の場所で好調なものの、Hot 100にエントリーしていない曲を集めました。

(調査対象:Spotifyデイリー、Shazam、Pandora)

 

DJ Khaled feat. Rihanna & Bryson Tiller – Wild Thoughts (Shazam 3位、Spotify 5位)

Calvin Harris feat. Pharrell Williams, Katy Perry & Big Sean – Feels (Shazam 36位、Spotify 20位)

Portugal. The Man – Feel It Still (Shazam 28 位)

The Revivalists – Wish I Knew You (Shazam 35位)

Yo Gotti & Mike Will Made-It feat. Nicki Minaj – Rake It Up (Shazam 49位)

Goldlink – Crew (Shazam 53位)

Sia feat. Labrinth – To Be Human (Shazam 55位)

Lauv – I Like Me Better (Spotify 59位)

 

DJ Khaled、Calvin Harrisの豪華客演の2曲がHot 100で高い順位での登場が期待できそう。特にDJ KhaledのWild ThoughtsはiTunesで現在2位、Spotifyで5位とすぐさま浸透しているようで、来週トップ10で登場するかも!

LauvのI Like Me Betterは、StarleyのCall On MeやAJRのWeak系統の、プレイリストでじわじわヒット中のいわば「Spotifyのみヒット」で、Hot 100に登場するのはまだまだ先かと思います。

*1:ピークは41位

6/16 リリースの新曲/新作 の初動を観察

f:id:djk2:20170617182236j:plain

 

今週はLorde、2 Chainz、Young Thugのアルバム、そしてどちらも客演ながらもRihannaの新曲、Katy Perryの新曲ということが盛り上がっていますね。写真はDJ Khaled feat. Rihanna, Bryson TillerのWild Thoughtsで "Nakey Nakey Naked"という歌詞とともに踊るRihanna

 

Spotifyの動向 現在のトップ10

1 Kendrick Lamar HUMBLE.
2 Luis Fonsi & Daddy Yankee feat. Justin Bieber Despacito
3 Lil Uzi Vert XO TOUR Llif3
4 DJ Khaled feat. Justin Bieber, Quavo, Chance the Rapper & Lil Wayne I'm the One
5 Post Malone feat. Quavo Congratulations
6 French Montana feat. Swae Lee Unforgettable
7 Future Mask Off
8 Childish Gambino Redbone
9 Kendrick Lamar DNA.
10 Khalid  Location

Chlidish GambinoのRedboneが上昇中。Hot 100での伸びもまだまだ期待できそうです。

 

次に、新曲 / 新アルバムのSpotifyの順位です。

16 Calvin Harris feat. Pharrell Williams, Katy Perry & Big Sean  Feels
18 DJ Khaled feat. Rihanna & Bryson Tiller Wild Thoughts
※33 2 Chainz feat. Travis Scott 4AM
46 Lorde Supercut
51 Lorde Homemade Dynamite
(Re)54 Lorde Green Light
(Re)56 Lorde Sober
※58 2 Chainz feat. Ty Dolla $ign, Trey Songz & Jhené Aiko It's A Vibe
60 Lorde The Louvre
※68 2 Chainz feat. Gucci Mane, Quavo Good Drunk
(Re)70 Lorde Perfect Places
(Re)73 Lorde Liability
76 Lorde Hard Feeling / Loveless
78 2 Chainz OK Kush Diet
87 Young Thug feat. Future Relationship
90 Lorde Sober ⅱ (Melodrama)
92 Lorde Writer In The Dark
104 The Killers The Man
114 Imagine Dragons Walking The Wire
120 Lorde Liability (Reprise)
125 Coldplay All I Can Think About Is You
134 2 Chainz Saturday Night
137 2 Chainz Trap Check
139 Young Thug feat. Millie Go Lightly Family Don't Matter
143 2Pac Ambitionz Az A Ridah
149 2 Chainz feat. Nicki Minaj Realize
152 2 Chainz feat. Drake Big Amount
154 2 Chainz Riverdale Rd
158 Portugal. The Man Feel It Still
170 Young Thug Tomorrow Til Infinity
179 Post Malone feat. Quavo & Future Congratulations (Remix)
182 2 Chainz feat. Swae Lee Poor Fool
184 2 Chainz feat. Migos Blue Cheese

※新曲ではないものの、今週リリースのアルバムの曲のために参考値として載せています。

 

(以下で言う "200位圏内" とは本日のSpotify Dailyの200位圏内を指します)

まず目を引くのはLordeの曲の多さ。今週アルバムをリリースしましたが、全11曲が200位圏内で登場。しかも一番順位が低い曲でも120位と、アルバムのシングルが全体的に高順位を記録していることが分かります。iTunesのダウンロードでも1位を記録していて、この週のアルバム1位を取れそうです。ちなみに前作Pure Heroineはアルバム3位でした。

このアルバム、ほとんどの曲をLorde + Jack Antonoffの二人体制で制作していますが、Homemade DyanamiteではTove Loがソングライト、The LouvreではFlumeがプロデュースなど、こだわりを感じるピンポイント起用も一部あります。

 

アルバム単位での対抗馬は2 Chainz。アルバム16曲中11曲が200位圏内に。個人的に意外だったのは、知名度のある客演がいる曲の注目度がそこまで高くないこと。Drake、Nicki Minaj、Migosと豪華客演陣がいますが、それらの曲は順位が低めでした。またアルバムにはPharrellもいるのですが、200位圏内にも入っていませんでした。

他にはYoung Thug、Portugal. The Manがアルバムリリースによってシングルが200位圏内に登場しました。

 

シングル単位では、今月末リリース予定の2大ヒップホップ大集合アルバムに先駆けた2つのシングルが注目を集めています。まずは新登場で最高位のCalvin HarrisのFeels。Pharrell、Big Sean、Katy Perryという異質な組み合わせがここまでの3シングル以上に注目を集めそうです。アルバムリリースは6/30予定。

つぎにヘッダーにもしたDJ KhaledのWild Thoughts。RihannaとBryoson Tillerは初共演ですが、なかなか相性が良かったと感じました。現在、iTunesで2位まで上昇中のようで、この週のシングルではHot 100で最も高い順位で登場しそうです。こちらのアルバムリリースは6/23。SpotifyではDrake、The Weeknd並の無双が見られる可能性もあるかもしれません。

他に、The Killersの新曲、The Man。イギリスではMr. Brightsideがカルト的な人気を誇っていて、現在最も長くイギリスのシングルチャートで100位圏内に入った曲になっています。イギリスのSpotifyのデイリーチャートでは、Mr. Brightsideの順位>The Manの順位でした。

あと、2Pacは彼の映画が公開間近なので、その効果かと思われます。

 

最後にiTunesの順位です。

2 DJ Khaled feat. Rihanna & Bryson Tiller Wild Thoughts
20 Macklemore feat. Skylar Grey Glorious
28 Shania Twain Life's About to Get Good
29 Calvin Harris feat. Pharrell Williams, Katy Perry & Big Sean  Feels
49 Coldplay All I Can Think About Is You
62 The Killers  The Man
76 2 Chainz feat. Nicki Minaj Realize