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チャートのチャート研究ラボ

一個目のチャートが自分の名前です。Hot 100などのチャートなど主に数字という視点から音楽を観察していくブログです。 Twitter @djk2_____ によるブログ。

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Welcome to ようこそ!音楽チャートの世界へ!

 

みなさん。こんにちは。知っている方も初めての方も、こんにちは!

はじめましてチャートと申します!

(ちなみにアンダーバー_は5個)

 

音楽チャート、またポップ音楽について考察していきたい、一般人によるブログです。

なんだこれ?という記事も多いかもしれませんが、お手柔らかに……………

「ラボ」なので、実験をしているのです!!!!!

Kanye Westが言ったらしい ↓の言葉を目指して頑張っています。

「みんなが欲しがってるものをつくってちゃダメなんだ。みんなが自分が欲しがっていることに気づいてさえいないものをつくらないと」

目標は未来のチャート少年がニヤっとできるサイトを作り上げることです!

あと、一応月5000アクセスも目指しています。

 

☆はじめて来た方にオススメの記事!

★最近の力作と思う記事 

 

 

djk2.hatenablog.com

 

 

 

 

Billboard Hot 100 4/1 【水原希子のI Feel It Comingが!!】

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こんばんは。今週は水原希子とNicki Minajがポイントだと思っています。2人同士の関係はありませんが。

まず水原希子がビデオに登場したThe WeekndのI Feel It Comingが5位とピークを更新。ちょうどビデオのリリースの効果が出るのが今週なので、水原希子がヒットに寄与した、と言っても良いかもしれません。

そしてNIcki Minaj。とある記録が女性の中でトップになったのですが果たしてその記録とは……?

 

 

(R) 100 Martin Garrix & Dua Lipa – Scared to be Lonely

3回目の登場。Martin GarrixとDua LipaのScared to be Lonely。100位。前回までは登場→次の週はまた圏外へ、の流れを繰り返していましたがそろそろ定着なるか。同じエレクトロ系のプロデューサーが曲を多くリリースし、ライバルが多いですがそれを乗り越えてヒットなるか。

 

(N) 95 6LACK – Prblms

6LACKのPrblmsが95位で登場。彼にとって初のHot 100。今年に入ってから彼はJhené Aikoと連名で曲をリリースしています。ここ1ヶ月くらいよくShazamされていたようで、今週満を持してのHot 100登場。

 

(N) 78 Lorde – Liability

LordeのLiabilityが78位で登場。6月リリース予定のアルバムからGreen Lightに続いて2曲目のリリース。2曲とも元fun. のJack Antonoffがソングライトに参加。彼はI Don’t Wanna Live Foreverのソングライトにも参加するなど、ソングライターとして多くの曲をHot 100入りさせていますが、自身のバンドBleachersはHot 100入りの実績なし。

 

(N) 72 Frank Ocean – Chanel

Frank Oceanの新曲Chanelが72位で登場。アルバム”Blonde”からのどの曲よりも高い順位を記録(Blondeのシングルの最高位はNikesの79位)。Channel OrangeのThinking About You(32位)、そしてCalvin HarrisとのSlide(34位)はもっと順位が高いですがね。

 

(↑) 37 Jon Pardi – Dirt On My Boots

Jon PardiのDirt On My Bootsが37位と、キャリア初のトップ40を記録。カントリー系の支持基盤となるラジオが17位と、しっかりとポイントを記録しています。あと5つくらい順位を上げられると年間チャート入りも見えてきそうでしょうか。

 

(↑) 34 Ayo & Teo – Rolex

Ayo & TeoのRolexが34位まで上昇。トップ40入り。これもまたチャレンジ系の曲のようで、#RolexChallengeという名称なよう。このチャレンジ系統の曲はストリーミングでは強いものの、ラジオでのポイントが望めないのが難点。

 

(↑) 19 Future – Mask Off

Futureの2つのアルバムのシングルの中では群を抜いて好調なのがこのMask Off。ストリーミングで6位と好調が際立っています。(DrakeのMore Lifeリリース前はSpotify2位でした)彼にとって初のトップ10入りなるか(客演ではLil WayneのNo Loveで実績あり。ちなみにJumpmanは12位ピーク)

 

(N) 14 Nicki Minaj, Drake & Lil Wayne – No Frauds

Nicki MinajのNo Fraudsが14位で登場。他にChanged Itが71位、Regret In Your Tearsが61位で登場しNicki MinajのHot 100へのエントリー数は76曲となり、女性では最多のエントリー数に。ビーフ相手のRemy Ma側はHot 100へのエントリーは1曲も無かったので、セールス面/チャート成績で言えばNicki Minajの勝利、ということになりますね。

※客演のLil Wayneは135曲、Drakeは133曲目のエントリーで、それぞれ全体で3,4番目の多さ。Nickiも全体で9番目の多さ。

 

(↑) 10 Kyle ft. Lil Yachty – iSpy

KyleとLil YachtyのiSpyが10位に浮上!Lil YachtyはBroccoliに引き続き客演として新人をトップ10に導いた、ということに。先日リリースされたリリックビデオは魚が海に飛び込む物で、曲も夏が似合いそうな感じですが、夏に向かってさらに順位を上げられるでしょうか。

 

(↑) 8 The Chainsmokers & Coldplay – Something Just Like This

トップ10滞在週の記録更新間近だったCloserは今週13位とトップ10から陥落してしまいましたが、Something Just Like Thisは8位トップ10復帰。イギリスではEd Sheeranの“÷”のリリース週にEd Sheeranの曲以外で唯一トップ10に食い込んだように、Ed Sheeran、そして先週プレイリストをリリースしたDrakeに対抗できる有力な存在かもしれません。

 

(↑) 5 The Weeknd ft. Daft Punk – I Feel It Coming

水原希子も出演したビデオがリリースされたこと、さらにiTunesでの値下げが功を奏して多くのダウンロードを記録。I Feel It Comingが5位まで順位を上げました。ピーク更新。ビデオの再生回数は現在約3200万と、まぁまぁな数字。

 

(↑) 2 Bruno Mars – That’s What I Like

ラジオとストリーミングの伸び幅が今週最大。Bruno MarsのThat’s What I Likeが2位まで上昇。次の1位の有力候補といえそうですが、まだShape of Youは遠いかも。Shape of Youは先週2位にダブルスコアをつけての1位だったらしいです。、

 

(↓) × Jon Bellion – All Time Low

ZeddのBeautiful Nowのシンガーも務めたJon BellionのAll Time Lowが今週チャート滞在を終えてチャート圏外へ落ちました。一時期ピーク16位と新人歌手としては大健闘でした。

 

 

(N)=new (↑)=順位上昇 (↓)=順位下降またはチャート外へ (R)=再登場

 

 

チャートで今週伸びを見せた曲たち

今週最もラジオで伸びた曲           Bruno Mars – That’s What I Like

今週最もダウンロードが上昇した曲 The Weeknd ft. Daft Punk – I Feel It Coming

今週最もストリーミングが伸びた曲 Bruno Mars – That’s What I Like

最も高い順位で新登場した曲          Nicki Minaj, Drake & Lil Wayne – No Frauds

 

 

今週チャートから姿を消した曲

(左の数字は先週の順位 ※はリカレントルールが適用された曲)

 

100 Blake Shelton – A Guy With A Girl

99 Thomas Rhett – Star Of the Show

96 Ed Sheeran – Barcelona

93 Ed Sheeran – Hearts Don’t Break Around Here

91 Future ft. Drake – Used To This

90 Ed Sheeran - Eraser

84 Ed Sheeran – How Would You Feel (Paean)

83 Ed Sheeran – What Do I Know?

75 Ed Sheeran – Supermarket Flowers

72 Ed Sheeran – New Man

※50 Ariana Grande ft. Nicki Minaj – Side to Side

※45 Jon Bellion – All Time Low

 

近いうちのヒットが期待されるシングルたち

Hot 100以外の場所で好調なものの、Hot 100にエントリーしていない曲を集めました。

 

Spotify (アメリカ、デイリーで上位50位圏内)

1 Drake – Passionfruit

2 Drake ft. Quavo & Travis Scott – Portland

3 Drake – Free Smoke

4 Drake – Gyalchester

5 Drake – Blem

6 Drake ft. 2 Chainz & Young Thug - Sacrifices

7 Drake ft. Giggs – No Long Talk

8 Drake ft. Black Coffee & Jorja Smith – Get It Together

10 Drake – Teenage Fever

11 Drake – Jorja Interlude

12 Drake ft. Giggs – KMT

13 Drake ft. Sampha – 4422

14 Drake – Madiba Riddim

17 Drake – Can’t Have Everything

18 Drake ft. Kanye West – Glow

19 Drake – Nothing Into Somethings

20 Drake – Do Not Disturb

22 Drake – Lose You

24 Drake ft. Young Thug – Ice Melts

25 Drake – Skepta Interlude

26 Drake ft. PARTYNEXTDOOR – Since Way Back

 

先日Ed Sheeranが更新したSpotifyの記録を抜き返したDrake。来週どこまでチャートを占拠するかが見もの。ストリーミングでは無敵ですが、ダウンロードでは他のポップ曲よりやや少なめかも。

 

Shazam (アメリカ、トップ50位圏内)

41 Michael Kiwanuka – Cold Little Heart

 

Billboard Hot 100 3/25 【Ed 時代】

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こんばんは。今週のチャートはシングル、アルバムともにEd Sheeranがトップに立ち、彼の独壇場といった格好に。ただ、アルバム曲全16曲がトップ20に入ったイギリスほどではなかったです。(アメリカでは100位圏内に13曲ですがトップ20にはShape of Youだけ。これはチャートの集計方法の違いの影響もあります。アメリカのほうがやや新曲が入りづらいです)

あと気が早いですが、2017の年間チャートはの予想を。シングルはShape of You、アルバムは÷が1位ではないか?と考えています。特にシングルの方は有力かと、個人的に考えておりますが、果たして…

 

 

(N) 96 Ed Sheeran – Barcelona

アルバムでボーナストラック扱いの曲の中では唯一のエントリー。Ed SheeranのBarcelonaが96位で登場。サビでBarcelona!を4回くり返すので、まるでサッカーのバルセロナを応戦する歌のように聞こえる気がします。レアル・マドリーのファンはどう思うのでしょうか……?

 

(⇣) 67 Bebe Rexha – I Got You

ピークを過ぎた感のあるBebe RexhaのI Got You。今週は67位。ポップ系ラジオでは好評だったようですが、それ以外であまり奮わなかったみたいですね。ビデオもリリースされた次のシングル、G-EazyとのF.F.F.はどこまでやれるでしょうか。この2人はMe, My Self & Iとこの曲のビデオ、そしてBebe Rexhaの前シングルNo Broken Heartsのビデオでも共演していました!

 

(N) 53 Ed Sheeran – Galway Girl

イギリスでは前述したとおり、÷からのシングルがすべてトップ20入り。1位はもちろんShape of You。そのShape of Youの有力な対抗馬なのがこのGalway Girl。イギリスではSpotifyデイリーでは既にShape of Youを抜いており、イギリスの次の1位かも。次のシングルの有力候補でもあります。

 

(⇡) 39 Ed Sheeran – Castle on the Hill

リリース当初は6位で登場したCastle on the Hill。ただそれ以降は順位を落としており、先週は75位。アルバムリリースのタイミングで39位まで再上昇しましたが、この流れにうまく乗れるか。Shape of Youがラジオ1位の反動?か、こっちはあまりラジオではかかっていないようです。(ラジオ50位圏外)ここまでこの2曲に差がつくのは少し予想外でした。

 

(⇡) 38 Khalid – Location

デビューアルバム、American Teenがアルバム9位のKhalid。Locationが38位まで上昇し、キャリア初のトップ40。Zeddが彼とのコラボを示唆していましたが、実現なるか?意外なところに目をつけたように思いますが、相性は果たして…?

 

(N) 37 Ed Sheeran – Perfect

÷の曲で、Shape of Youの次に順位が高かったのはこのPerfect。ストリーミング数だと、Castle on the Hill、Galway Girlをやや下回るようですが、ダウンロード数が8位と他の曲より優勢で、それが37位という順位に。

 

(⇡) 29 Lady Gaga – Million Reasons

ハーフタイムショーの効果で、ダウンロードを急激に増やし一時期4位にもなったLady GagaのMillion Reasons。その時の反動でダウンロードを減らし、Hot 100の順位もじわじわ下降。しかし今週久しぶりに30位→29位と順位が上昇。ラジオでの伸び幅が既存の曲の中で最大のようです。ハーフタイムショーで“再発見”されたことがLady Gaga再浮上に繋がりそう。

 

(⇡) 19 Lorde – Green Light

LordeのGreen Lightが19位に浮上。集計が1日未満だった先週の100位はいわば仮の順位。なので、19位登場と考えて良いと思います。既にロック系ラジオでは13位まで上昇する一方、ポップ系ラジオでも26位を記録していて、幅広い層から受け入れられていることが伺えるこの1曲、伸びしろが大きいかもしれません。

 

(→) 10 The Chainsmokers ft. Halsey – Closer

今週32週目のトップ10を記録し、LeAnn RimesがHow Do I Liveで記録した歴代最長トップ10滞在と並んだThe ChainsmokersのCloser。

How Do I Liveはピーク2位で、2位にいたのは4週間。一方Closerはピーク1位で12週連続。そしてHow Do I Liveはビルボード歴代4位のシングル、ということになっているので、Closerは歴代3位以上になれるか……?という期待がかかりますが、現行のチャートルールは超ロングヒットに対する規制ルールがあるので、それを乗り越えるかが鍵になりますかね……

※How Do I Liveは69週チャートに滞在。ただ現在は”53週目以降の曲は26位以下に落ちるとチャートから外す”というルールがあるので、CloserがHow Do I Liveのように69週もチャートに残るのは難しいかもしれません。また、その差によって歴代順位でもHow Do I Liveなどよりも下になる可能性があります。

 

(⇡) 9 Clean Bandit ft. Sean Paul & Anne–Marie – Rockabye

20位台で順位を少しずつ上げていたClean BanditのRocabyeですが、今週値下げで多くのダウンロードを獲得し、9位まで浮上。なんと2014年のRather Be(ピーク10位)を超えました。Clean Banditは2曲目、Sean Paulは10曲目、Anne-Marieは初のトップ10。

 

(⇣) × John Legend – Love Me Now

John LegendのLove Me Nowでしたが、今週チャート圏外へ。チャート滞在19週と、20週目を待たずにチャート圏外へ落ちてしまいました。

 

(⇣) × Lana Del Rey – Love

Lana Del ReyのLoveもチャート圏外へ……

 

(⇣) × Shawn Mendes – Treat You Better

Shawn MendesのTreat You Betterがチャート圏外へ。丸1年チャートに滞在していたStitchesほどでは無いですが、この曲も39週とロングヒットを記録。次シングルのMercyも25週目ながらもピークを更新中で、こちらもロングヒットになりそう。

 

(N)=new (↑)=順位上昇 (↓)=順位下降またはチャート外へ (R)=再登場

 

 

チャートで今週伸びを見せた曲たち

今週最もラジオで伸びた曲           Lady Gaga – Million Reasons

今週最もダウンロードが上昇した曲 Lorde – Green Light

今週最もストリーミングが伸びた曲 Lorde – Green Light

最も高い順位で新登場した曲          Ed Sheeran - Perfect

 

 

 

今週チャートから姿を消した曲

(左の数字は先週の順位 ※はリカレントルールが適用された曲)

 

99 Nicky Jam – El Amanete

98 Dierks Bentley – Black

95 PARTYNEXTDOOR – Not Nice

94 Migos ft. Gucci Mane – Slippery

92 Florida Georgia Line ft. Backstreet Boys – God, Your Mama, And Me

88 John Legend – Love Me Now

78 Gucci Mane & Nicki Minaj – Make Love

77 Metro Boomin & 21 Savage – No Heart

73 Lana Del Rey – Love

72 DJ Suede The Remix God – Cash Me Outside

※45 Shawn Mendes – Treat You Better

 

 

近いうちのヒットが期待されるシングルたち

Hot 100以外の場所で好調なものの、Hot 100にエントリーしていない曲を集めました。

 

Spotify (アメリカ、デイリーで上位50位圏内)

31 Nicki Minaj ft. Drake & Lil Wayne – No Frauds

41 Frank Ocean - Chanel

 

Shazam (アメリカ、トップ50位圏内)

25 Nicki Minaj ft. Drake & Lil Wayne – No Frauds

39 Neil Young – Harvest Moon

44 Jack Garratt - Weathered

49 6LACK – Prblms

 

注目はNicki MinajのNo Frauds。ダウンロードの好調さから、1位デビューを予想する声もあるらしいですが、1位相当の成績とは程遠いと思われます。

Remy Maへのアンサーとしてリリースされたと考えられているこのシングルですが、過去にMeek Millへのアンサー曲をヒットさせたDrakeのような成功を収められるか。

それと、Rag’n’Bone ManのHumanがオルタナティブチャートで今週1位なようですが、全然Hot 100には入ってきませんね……!

Billboard Hot 100 3/18 【記録連発のチャートマニア歓喜の週】

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今週はFutureが異なる作品でのアルバム2週連続1位という史上初の記録を達成。しかし意外とシングルのHot 100へのエントリーはそこまで多くはなかったです。写真はAriana Grande ft. Future - Everyday、のビデオでのFuture。

 

 

(N) 100 Lorde – Green Light

LordeのGreen Lightが100位で登場。わずか数時間のダウンロード+ストリーミング(例えばニューヨークだと10時間)の集計ながらも、ラジオと合わせて100位に食い込みました。来週どこまで上昇するか。

※ニューヨークの3/2(木)14時(ET)に世界同時公開されたため、地域によって何時間の集計は微妙に違います。

※ダウンロード/ストリーミングは金曜~木曜(2/24~3/2)、ラジオは月曜~日曜(2/27~3/5)なので、ラジオのポイントはやや集計が長め。

 

(N) 93 Florida Georgia Line ft. Backstreet Boys – God, Your Mama, And Me

Florida Georgia LineのGod, Your Mama, And Meが93位で登場。客演はなんとBackstreet Boys。曲調としてはカントリーサウンドによるBackstreet Boysの曲、といった感じ。Florida Georgia Lineのアルバムには他にもBob Marleyの息子のZiggy Marleyと個性的な面子が。

 

(N) 78 Gucci Mane & Nickin Minaj – Make Love

Gucci ManeとNicki MinajのMake Loveが78位で登場。今年リリース予定のアルバムDrop Top Wopのシングルとも考えられています。この曲でNicki Minajは73曲目のHot 100。Aretha Franklinと並んで女性としては歴代最多のエントリー数に。客演でも人気のNicki Minajが単独トップに躍り出る日は近いでしょう。

※ちなみに一時期ライバル視されていたIggy Azaleaは今のところ11曲エントリー。今週Lil Uzi Vertと組んだCan’t Loseをリリースしたのですが、Hot 100に果たしてエントリーするのでしょうか……

 

(⇡) 46 Future – Mask Off

Mask Offが今週46位。Futureの2連リリースのはじめの方のアルバム、”Future”からのシングル群の中で唯一順位を上げました。ストリーミングでも調子をグングン上げているようで、今後アンセム化の予感。ただ、その他のシングルは奮わずビデオをリリースしたDracoとこの曲以外は、”Future”からのシングルはチャート圏外へ……

※アルバム2連続リリースでFuture関連のシングルが大量に登場するかと思っていましたが、今週計7曲エントリーと、そこまでは多くなかったです。

 

(N) 37 Future ft. Rihanna – Selfish

Futureの2連リリースの2作目、HNDRXXからはThe WeekndとのComin Out Strong(48位)、RihannaとのSelfish(37位)がHot 100に。アルバムチャート、Billboard 200では見事2作連続1位を獲得し、史上初の異なるアルバムによる2週連続アルバム1位を記録しました。また、今週アルバムチャートで1位と2位を独占しており、ラッパーとしては2004年のNelly以来だそう。

 

(N) 34 Calvin Harris ft. Frank Ocean & Migos – Slide

Calvin Harris、そしてFrank Ocean、Migosによる夏アンセム、Slideが34位で登場。Frank Oceanにとっては2012年のThinking About You以来のトップ10。Calvin Harrisの曲としてはMy Way(24位デビュー)、This Is What You Came For(9位デビュー)と比べるとスロースタート気味かもしれませんが、PitchforkがBest New Trackに認定するなど、評価が高くじわじわとヒットしていくのではないか、と予想。

 

(N) 28 Zedd & Alessia Cara – Stay

ZeddとAlessia CaraのStayが28位で登場。期待の高さが伺えるスタート順位で、Hailee SteinfeldのStarving(ピーク14位)に続いて、若手シンガーをZeddが成功に導きそう。既にポップ系ラジオでは好評なよう。(Popラジオチャート29位)

※ちなみにこの曲のソングライターのNoonie Baoにとっては初のHot 100へのクレジット。2013年のAviciiとNicky RomeroのI Could Be the Oneではボーカルを担当した彼女でしたが、その時は101位と惜しくもHot 100へのクレジットを逃していたので、その時のニアミスを今取り戻した、と言えるかも。

 

(⇣) 15 Machine Gun Kelly & Camila Cabello – Bad Things

一時期より少し順位を落とし、今週15位のMachine Gun KellyとCamila CabelloのBad Things。Camilaが去年まで所属したFifth Harmonyの最大のヒットWork From Homeと同じピークの4位まで到達していましたが、惜しくも超えるとこまでは行かず。ラップと分類されているこの曲ですが、ポップ系ラジオチャートでは1位を取っているのに対し、R&B、Hip-Hop系ラジオチャートでは50位圏外と支持層はポップス好きのようです。

 

(⇡) 13 Justin Timberlake – Can’t Stop the Feeling!

オスカーでパフォーマンスを行った効果でダウンロードを大きく増やし、13位まで順位を戻したJustin TimberlakeのCan’t Stop the Feeling!。今週41週目と、いきなり1位でデビューとロケットスタート以降もロングヒット中。チャート滞在1年に到達しそうな予感。1位デビューした曲の中でチャート滞在が最も長いShake It Off(=滞在50週)を超えそう。

 

(⇡) 8 Kodak Black – Tunnel Vision

先週よりも、一層ストリーミングの勢いが増したKodak BlackのTunnel Visionが8位とトップ10まで上昇。個人的にチャート的な意味で連想するのはBobby Shmurda。2014年にHot N**gaが6位まで上昇しましたが、その後逮捕の憂き目に遭い曲をリリースできず、ブレイクのチャンスを逃す形に。Kodak Blackの逮捕の状況はよく分かりませんが、折角このようにヒット曲が生まれたので、そのチャンスを生かしてほしいです。

 

(⇡) 5 The Chainsmokers & Coldplay – Something Just Like This

The ChainsmokersとColdplayのSomething Just Like Thisが5位まで上昇。先週の予想通り、トップ10圏内に3曲が入るという記録を達成。(ほかParis7位、Closer10位)グループとしてはThe Beatles、Bee Geesに続く3組目の快挙。

個人と合わせてもまだ7組目の快挙(※客演をカウントしない場合)

前述のThe Beatles(1964年)、Bee Gees(1978年)に加えてUsher(2004年)、Chris Brown(2008年)、Adele(2012年)、Justin Bieber(2015-2016年)、そしてThe Chainsmokers(2017年)

 

(⇣) × Niall Horan – This Town

Niall HoranのThis Townが今週チャート圏外へ。ラジオなどでポイントを稼ぎ、ピーク20位と健闘し、今年の年間チャート入りが有力と思われます。悪くはない成績ですが、一足早くOne Directionを脱退したZaynは既に1位、2位シングルを産出していて、それと比べると水を開けられている印象もあります。

 

(⇣) × D.R.A.M. ft. Lil Yachty – Broccoli

D.R.A.M.とLil YachtyによるBroccoliがついにチャート圏外へ。ピークは4位に達するなど大成功だったこの曲、D.R.A.M.とLil Yachty両方のブレイクに繋がりました。Lil YachtyはKyleと組んだiSpyが現在14位まで上昇していて、このBroccoliのような成功が目前に。

 

(N)=new (↑)=順位上昇 (↓)=順位下降またはチャート外へ (R)=再登場

 

 

チャートで今週伸びを見せた曲たち

今週最もラジオで伸びた曲           Bruno Mars – That’s What I Like

今週最もダウンロードが上昇した曲 The Chainsmokers & Coldplay – Something Just Like This

今週最もストリーミングが伸びた曲 The Chainsmokers & Coldplay – Something Just Like This

最も高い順位で新登場した曲          Zedd & Alessia Cara – Stay

 

 

今週チャートから姿を消した曲

(左の数字は先週の順位 ※はリカレントルールが適用された曲)

 

99 Future - Zoom

97 Big Sean ft. Eminem – No Favors

93 Calum Scott – Dancing On My Own

84 Dustin Lynch – Seein’ Red

83 Hey Violet – Guys My Age

77 The Weeknd - Reminder

54 Future – Rent Money

※48 Niall Horan – This Town

※47 D.R.A.M. ft. Lil Yachty – Broccoli

41 Ed Sheeran – How Would You Feel (Paean)

 

近いうちのヒットが期待されるシングルたち

Hot 100以外の場所で好調なものの、Hot 100にエントリーしていない曲を集めました。

 

Spotify (アメリカ、デイリーで上位50位圏内)

※1 Ed Sheeran – Shape of You

4 Ed Sheeran – Galway Girl

※9 Ed Sheeran – Castle on the Hill

13 Ed Sheeran – Perfect

16 Ed Sheeran – Dive

17 Ed Sheeran – Happier

20 Ed Sheeran – New Man

24 Ed Sheeran – What Do I Know?

27 Ed Sheeran – Hearts Don’t Break Around Here

28 Ed Sheeran – Barcelona

30 Ed Sheeran – Supermarket Flowers

※31 Ed Sheeran – How Would You Feel (Paean)

34 Ed Sheeran – Nancy Mulligan

37 Ed Sheeran - Eraser

43 Ed Sheeran – Bibia Be Ye Ye

47 Ed Sheeran – Save Myself

 

Ed Sheeranの曲がこのようにSpotifyを席巻しており、来週はHot 100がEd Sheeranの曲が大量登場するでしょう。Galway Girlはトップ10登場もあるか!?

※は既にHot 100に登場していますが、便宜上表示しました。

 

Shazam (アメリカ、トップ50位圏内)

27 Leon Bridges - River

46 6LACK – Prblms

 

※先週までここにいたRussのLosin Controlが今週Hot 100へ。89位。

※Bag RaidersのShooting StarsはHot 100入りならず。

Billboard Hot 100 3/11 【初のトップ40を記録した期待の新人が逮捕!?】

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こんばんは。今週はFuture祭りかと思っていましたが、思ったよりは増えず。

⇡の写真の2人は昨年にトップ5を記録した2人なのですが、誰だかわかりますか…?逮捕されたのは別の人です、笑 答えは記事の真ん中に書きました。

では、今週もよろしくお願いします。

 

(R) 77 The Weeknd – Reminder

ビデオが公開されたThe WeekndのReminderが77位で再登場。ただし本格的にシングル化されたわけではなく、ラジオでは期待できないために本格的に上昇する望みは薄いでしょう。

 

(N) 56 The Chainsmokers & Coldplay – Something Just Like This

The ChainsmokersとColdplayのSomething Just Like Thisが56位で登場。The Chainsmokersの曲にしては順位が低い?と思うかもしれませんが、2日の集計でここまで来ているのでむしろすごい。来週はトップ10かそれに近いところまで順位を上げるでしょう。

 

(N) 52 Linkin Park ft. Kiiara – Heavy

Linkin ParkとKiiaraのHeavyが52位で登場。かつてとは一回りも二回りも違う新スタイルの1曲には賛否両論の声が。ソングライターにSorryなどを担当したJulia Michaels、Justin Tranterを起用するあたり、彼らはJustin Bieberを目指しているのかも。

 

(N) 46 Future – Draco

Futureが先週リリースしたアルバムFutureから5曲がHot 100に登場。その中の1番人気はビデオもリリースされたDraco。46位。次点は49位のMask Off。アルバムでは見事1位でしたが、Hot 100では個人的に思っていたよりも曲数が増えず。次週に集計されるHNDRXXもアルバム1位の見込みです。

 

(N) 44 Lana Del Rey – Love

Lana Del Reyの新曲Loveが44位で登場。今後のアルバム等の新情報に期待です。この曲はビルボードからロック曲認定されていて、今週のロック・ダウンロードチャートで1位。

 

(N) 41 Ed Sheeran – How Would You Feel (Paean)

3/3のアルバムリリースが間近となったEd Sheeranの÷。その中からHow Would You Feel(Paean)が41位で登場。従来のアコースティックスタイル。オーストラリアでは3位から1位が全てEd Sheeranが占拠するなど、世界的にアルバム発売前から期待値がMax。どこまで売れ、そして何曲Hot 100に登場するのか。見ものです。

 

() 35 Rae Sremmurd – Swang

ファーストアルバムと打って変わって、シングルヒットに恵まれていなかったRae Sremmurdのセカンドアルバムでしたが、Black Beatlesのスマッシュヒットで息を吹き返したのか、後続のSwangが好調。57位 → 35位とチャートを駆け上がっています。

 

(N) 27 Kodak Black – Tunnel Vision

先週も言及したKodak BlackのTunnel Visionが27位で登場。ポイント源と思われるストリーミングは今週5位。彼にとって初のトップ40ヒットで、今後の彼にも期待が持てそうですが、先日暴行の容疑で逮捕されるなど(しかも去年も逮捕されていた)素行面が心配です。

 

(⇡) 12 Kygo & Selena Gomez – It Ain’t Me

集計が1週間フルでされ、チャート的にはじめて本領を発揮したKygoとIt Ain’t Meが12位まで上昇。Kygoにとってはアメリカでは初のトップ40(=本格ヒット)すでにポップ系ラジオを中心に支持を得ていて上昇が見込まれます。ライバルはこの曲の歌詞が向けられているとも考えられているJustin Bieberが歌ったLet Me Love You(ピーク4位)あたりでしょうか。

 

(⇡) 6 The Chainsmokers – Paris

ビデオのリリースが追い風になったのか、The ChainsmokersのParisが6位とトップ10に返り咲き。このハイペースでのトップ10ヒットを連発には【同一アーティストによる連続トップ10滞在】という記録の将来的な更新が期待できそう。(現在43週。歴代トップはKaty Perryの69週)、さらには来週DJ/プロデューサーとしては初の【トップ10に同時に3曲入り以上】という記録も期待できそう。

 

(⇡) 4 Bruno Mars – That’s What I Like

グラミーやブリットアウォードでのパフォーマンスに加え、ラジオやストリーミングの好調で、ビデオ未解禁ながらも24K Magicのピークと同じ4位まで到達したBruno MarsのThat’s What I Like。Shape of Youの次の1位候補のひとつ。ライバルはSomething Just Like Thisでしょうか。ちなみにRihannaと並んで2010年代最多のトップ5を記録しています(30曲)

 

(⇣) ×Zayion McCall & Zay Hilfigerrr - Juju On That Beat

「踊ってみた」系の曲として一時期5位と瞬間最大風速はすごかったJuju On That Beatですが、ピーク後は落ちるスピードも早めで、今週チャートから姿を消しました。トップ10に入りながらもラジオには入らないという偏ったポイント源、さらにはパット見では読みにくい名前?もあり彼らの名前を覚えた人は一体どれくらいいるのか?という疑問が自分のなかで生じました。「踊ってみた」系発のアーティストの明日はどちらだ。

というわけで、最初のクイズの答えはこの2人です。

 

(⇣) × Hailee Steinfeld & Grey ft. Zedd - Starving

Hailee SteinfeldのStarvingがチャート圏外へ。この曲のプロデューサーはZeddですが、その彼の2013年の曲Stay the Nightとはいくつか共通点が。一つは似たような時期にヒットしていること。ちょうど3年前のこの時期にStay the Nightもチャート圏外に落ちました。そして年間94位という数字。Stay the Nightは2014年の年間94位、Starvingは2016年の年間94位でした。

 

(N)=new (↑)=順位上昇 (↓)=順位下降またはチャート外へ (R)=再登場

 

 

チャートで今週伸びを見せた曲たち

今週最もラジオで伸びた曲           Bruno Mars – That’s What I Like

今週最もダウンロードが上昇した曲 Kygo & Selena Gomez – It Ain’t Me

今週最もストリーミングが伸びた曲 Kygo & Selena Gomez – It Ain’t Me

最も高い順位で新登場した曲          Kodak Black – Tunnel Vision

 

 

今週チャートから姿を消した曲

(左の数字は先週の順位 ※はリカレントルールが適用された曲)

 

100 Martin Garrix & Dua Lipa - Scared To Be Lonely

99 Childish Gambino - Redbone

97 G-Eazy ft. Marc E. Bassy - Some Kind Of Drug

95 Rihanna - Sex With Me

90 Brett Eldridge - Wanna Be That Song

84 Kodak Black - Everything 1K

81 Kaleo - Way Down We Go

77 Romeo Santos - Héroe Favorito

71 Sia - Helium

54 Nick Jonas & Nicki Minaj - Bom Bidi Bom

※48 Zayion McCall & Zay Hilfigerrr - Juju On That Beat

※40 Hailee Steinfeld & Grey ft. Zedd - Starving

 

近いうちのヒットが期待されるシングルたち

Hot 100以外の場所で好調なものの、Hot 100にエントリーしていない曲を集めました。

 

Spotify (アメリカ、デイリーで上位50位圏内)

9 Calvin Harris ft. Frank Ocean & Migos – Slide

14 Zedd & Alessia Cara - Stay

21 Future ft. The Weeknd – Comin Out Strong

30 Future ft. Rihanna – Selfish

38 AJR – Weak

・次週以降はCalvin Harris, Zeddさらに既存のThe Chainsmokers、Kygoの4人によるDJたちの上位争いが見られそう。

・Futureの今年2枚めのアルバムからは、客演がいる2曲が好調。

 

Shazam (アメリカ、トップ50位圏内)

26 Bag Raiders – Shooting Stars

41 Hannah Miller – We Can Always Come Back To This

43 6LACK – Prblms

46 Russ – Losin Control

 

Bag RaidersのShooting Starsは来週に登場?現在112位相当。

新リカレント(53週ルール)について再考察 【チャートマニア向けマニアック記事】

先週お伝えした通り、SiaのCheap ThrillsとThe ChainsmokersのDon’t Let Me Downがチャートから姿を消しました。

 

落ちる直前の週がそれぞれ32位、44位だったので、まだまだやれそうな気もしますが、なぜチャートから姿を消してしまったのでしょうか。

 

ポイントは「チャート圏外に落ちる」ではなく「チャートから姿を消すという」ことです。

 

自分が普段から口酸っぱく言っているとおり、Hot 100には「リカレント・ルール」というものが存在します。その「リカレント・ルール」というのはいわば「足切り制度」

ヒットした曲がだらだらとチャートに居座ることを防ぎ、新しい曲にポジションを譲るためのルールなのです。

どこから足切りか、というのはチャート滞在週数と順位によって主に決まります。発動が多いのは、「21週目以降に51位以下になったらチャートから外す」というもの。週に1曲か2曲程度このルールが適用されており、チャートを毎週追っていると自然と気づく方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ただ例外もあり、それは上昇の見込みがある曲。将来的にピークを更新していってヒットが見込まれる曲は上の条件を満たしていても例外的にチャートに残ります。

本当にその後ヒットするか、あっけなく22週目にチャート圏外へ、となるかはその曲次第。

 

直近の例だとLil Uzi VertのYou Was Rightが、21週目以降ながらも50位前後で伸びしろを見せ続け、ついに26週目で40位に到達。

時折、ビルボードが判断を誤る?こともあり、2013年のImagine DragonsのDemonsは20週目に63位だったあとにチャートから一旦姿を消した。しかしその数週後に再登場し、結局ピーク6位まで達して特大ヒットとなりました。

 

このように、ビルボードには「リカレント・ルール」が存在するわけですが、2015年末には新たにもう一つの枠組みが出来ました

www.billboard.com

53週目以降、26位以下になったらチャートから外す、というもの。

53週、つまり1年超の曲はよほど上位じゃなかったらチャートから外すよ、というルール。

 

2013年あたりから1年以上にチャート滞在する曲は増えてきていて、初めて1年超えチャート滞在を果たしたEverything but the Girl のMissingが誕生した1996年から2012年にかけては21曲、つまり年平均約1.2曲の1年超えが記録されていたが、2013年から2015年は13曲、つまり年平均4.3曲の1年超え曲が記録されており、そのロングヒットのインフレを防ごう、という意図が見られるルールだったのだ。

 

このルールが2015年に新設された時にこのルールについて考察した。↓の記事を読んでからこの記事を読むと分かりやすいかもしれない……!


現在は53週ルール新設から1年以上が経過し、先週Cheap ThrillsとDon’t Let Me Downがこの53週ルールに引っ掛かったこともあり、今回はこのテーマを再考察しようと考えた。

 

まずはこの53週ルールが今までどのように働いていたかを振り返っていく。

以下が53週ルール以降に新リカレントに引っ掛かった曲だ。

Ed Sheeran                            Thinking Out Loud

Walk the Moon                        Shut Up and Dance

Mark Ronson ft. Bruno Mars      Uptown Funk

Fetty Wap                               Trap Queen

Wiz Khalifa ft. Charlie Puth        See You Again

Shawn Mendes                       Stitches

twentyonepilots                       Stressed Out

The Chainsmokers ft. Daya       Don't Let Me Down

Sia ft. Sean Paul                      Cheap Thrills

 

計9曲。53週ルール新設から現在66週経過したので、約7週に1回発生している、ということになる。さらにこれらの曲の詳しいデータを見ていく。

 

適用された週

アーティスト

曲名

最終順位

滞在週

2015/12/5

Ed Sheeran

Thinking Out Loud

45

58

2015/12/5

Walk the Moon

Shut Up and Dance

39

53

2015/12/19

Mark Ronson ft. Bruno Mars

Uptown Funk

21

55

2016/2/6

Fetty Wap

Trap Queen

39

52

2016/3/26

Wiz Khalifa ft. Charlie Puth

See You Again

49

52

2016/6/4

Shawn Mendes

Stitches

41

52

2016/10/8

twentyonepilots

Stressed Out

38

52

2017/3/5

The Chainsmokers ft. Daya

Don't Let Me Down

44

52

2017/3/5

Sia ft. Sean Paul

Cheap Thrills

32

52

 

53週ルールが適用されはじめた週が2015の12/5。つまりUptown Funkとルール制定前の2曲(Thinking Out Loud。Shut Up and Dance)は対象の最初の週の53週目でこのルールによって落ちていることがわかる。つまり、この53週ルールは乗り越えることが難しいルールであることが伺える。

 

次に、この53週ルールがもし無かったら?ということを試算していく。実際のチャートは単純なものではなく落ちるだけ、上がるだけということは無いのだが、ここではピークからの曲の週ごとの平均下落順位から53週ルール適応以降のチャートアクションを推測していく。

 

チャート業界では一般的にピークはピーク順位の最初の週を指すことが多いのだが、実際のポイントのピークはピークの中でも真ん中あたりに来ると思われるので、ピークの中でも真ん中の週をピークとする。

例えば1/7 3位 1/14 3位 1/21 3位 

のようにピークを推移している曲は1/14をピーク扱いする。ピークの週数が偶数週のものは真ん中2つのうち後ろのほうをピークとした。

そして、ピークと影響を受けない52週目の順位を結んで週当たりの平均下落(傾き)を求める。53週目以降はその傾きが続くと仮定し、50位以上になる最後の週までチャートに滞在するものとする。

小数点以下は四捨五入する。

試算結果は以下となった。

 

アーティスト

曲名

最終順位

滞在週

最大滞在/あと何週

ピーク(日時・順位)

傾き=週あたり平均下落

Ed Sheeran

Thinking Out Loud

45

58

(63) あと5

2016/2/28(2)

1.09

Walk the Moon

Shut Up and Dance

39

53

(60)あと7

2016/6/13(4)

1.48

Mark Ronson ft. Bruno Mars

Uptown Funk

21

55

(66)あと11

2016/2/28(1)

0.95

Fetty Wap

Trap Queen

39

52

(63)あと11

2015/5/23(2)

1.03

Wiz Khalifa ft. Charlie Puth

See You Again

49

52

(53)あと1

2015/6/13(1)

1.2

Shawn Mendes

Stitches

41

52

(59)あと7

2015/11/7(4)

1.23

twentyonepilots

Stressed Out

38

52

(63)あと11

2016/2/27(2)

1.16

The Chainsmokers ft. Daya

Don't Let Me Down

44

52

(56)あと4

2016/7/23(3)

1.32

Sia ft. Sean Paul

Cheap Thrills

32

52

(68)あと16

2016/8/20(1)

1.15

 

どの曲もある程度滞在を伸ばすことが予想される。ただ爆発的に伸びる、というわけでもない様子が。歴代で最も長いチャート滞在のRadioactive (87週)を見るとやや滲む数字。

実際のチャートは落ちるだけではなく、息の長い曲が再浮上するケースもあるのでこの試算のように落ち続けずに浮上によって滞在週が伸びる可能性も十分にある。

実際Uptown Funk!は53週ルール適応以降、ハーフタイムショーとグラミーのベストレコード受賞という形で再注目を浴び、1週のみであるが22位で再登場している。上で試算した66週よりも長いチャート滞在を果たし、Radioactiveに迫る長期チャート滞在を果たしていた可能性もある。

 

結局このルールはどうなの?

 

先にもリンクを貼った53週ルール適用直後の記事でメリットとデメリットをこう述べました(詳しくはリンクからお願いします)

Hot 100の新リカレント・ルールとは?【それと自分の考察】 - チャートのチャート研究ラボ

 

メリット

①チャートのリフレッシュ強化 ②歴代チャートや年間チャートでのポイントのインフレの阻止

 

デメリット

①ロングヒット記録などの古い曲のチャート目標がなくなる ② 53週を超えた曲の再びチャートインが高い確率で阻まれる ③ そもそもこのルールに当てはまる曲数・期間がそこまで長くない ④ もしかしたらピーク前の曲がチャートから外れる……?

 

 

現状から個人的な見解を述べるとデメリットのほうが強いのかな、思う。デメリット③は特に感じる部分で、上でも述べた通り7週に1度程度の発動率なのでそこまで発動していない。さらに表でも考察した通り、53週ルールが無かったとしても伸びる週数は少ない。

ここまでしてロングヒットの曲を制限する必要はあったのか、と思う。

ただメリット②については結果が出ていると言えそうで、Uptown Funkは2016の年間チャートにも入らず、歴代順位(Greatest of All Time Hot 100 Singlesの項目)も12位と予想よりは控えめだった。ただ1位、トップ10滞在いずれも歴代2番目の長さを記録していたこの特大ヒットを歴代の順位で控えめにするのは、そもそもメリットか?という疑問もある。

 

毎週多くのアーティストが楽曲をリリースし、私達は音楽を聴く喜びを享受する。新曲ラッシュは我々に幸せな悩みを与える。聴きたい音楽が多すぎる現象が発生する。

だが、それは楽曲の寿命を縮めるという結果を生み出す可能性もあるのかもしれない。

この53週ルールはロングヒットを制限し、新しい曲の枠を増やそうというルール。新曲に有利なルールで曲が入れ替わるサイクルを早めているルールともいえる。

チャートの力で何かができるのなら、新しい古い関係なくなるべく残して欲しいと私は考える。従来の21週のほうのリカレントは、発動率からみて必須と言えるが、発動率の低い53週ルールを作ってまでロングヒットを制限する必要はあったのかとはやはり思う。

 

と言っても実際には仕方がない。笑

この記事でルールが変わることも無いので。

このルールが有ろうがなかろうが、チャートは多くの着眼点を持ち面白いことには変わらないので、皆さんこれからもHot 100を楽しんでいきましょう!!!?

 

その際にこのようなルールに注目すると何かしらの発見があって面白いかもしれません!

ありがとうございました!!!