チャート・マニア・ラボ (CML)

音楽チャート・ポップス等の動向・文化について頑張って研究しています!議論のネタになるような変わった視点からの記事を目指しています。

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ようこそ!音楽チャートの世界へ!

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みなさん。こんにちは。知っている方も初めての方も、こんにちは!

はじめましてチャートと申します!

(ちなみにアンダーバー_は5個)

 

音楽チャート、またポップ音楽について考察していきたい、自称チャート研究者によるブログです。

 

音楽チャート、ポップ音楽のなるべくディープな世界について書いていきたいです。

 

未来のチャート少年がニヤっとできる記事と、新たな音楽の楽しみを提案するような記事、議論のタネになるような記事を作ることを目指しています!!

 

★引用について

どんどんお願いします!文章の一部が引用されていき、複数の意見がまとめられそれが大きな一つの文になる。そしてカルチャーになる、、、(大げさ)という過程に憧れているので、何か関心を持っていただけたらどんどん引用お願いします。

引用の形式についてはお任せします!*1

 

 ★当ブログのおすすめ記事です


 

 

*1:引用とは本来無断でするものらしい

Hot 100 8/26 見どころ 【Bodak Yellowの大躍進 / Drakeがついに消える】

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今週の最大のトピックはDrakeの曲が0になったこと!約8年3カ月続いた「何かしらの曲がHot 100に入り続ける」という記録が途絶えました。ほかCardi B大躍進 など。

 

 

 

95 Sofia Carson, Cameron Boyce, Booboo Stewart & Mitchell Hope – Chillin’ Like A Villian (New)

Descendants 2のサントラから3曲めの登場。Chillin’ Like A Villian。ディズニー系映画サントラの曲はやや不規則なチャートアクションを取ることがあり、他の同サントラの曲は少し前にHot 100に登場して今週は順位を落としていますが、このVillianは今週に登場。Descendants 2サントラは今週のアルバムチャートで20位。

またアルバムチャート1位はDMAN.、2位はカントリーシンガーのBrett Eldredgeが。

 

94 Jacquees – B.E.D. (New)

R&B系ラジオで好評を博していたJacqueesのB.E.D.がHot 100にエントリー。94位で登場。Apple Music、Spotifyでいずれも200位圏外なので、ストリーミングでの数字を伸ばせるかが今後の躍進のテーマだと思います。

 

84 Rae Sremmurd – Perplexing Pegasus (New)

Rae Sremmurdの片割れSwae Leeが今週3位の大ヒットUnforgettableの客演として大活躍し、さらには彼のソロアルバムの噂もあるのですが、今回リリースされたのはRae Sremmurd名義のシングル。Perplexing Pegasusが84位で登場。このアルバムはSremmLife、SremmLife2に続くSremmLife3のシングルと考えられているようです。

※ソロ客演~ソロアルバムの噂の流れで、Rae Sremmurd名義の曲が減る流れ(活動休止?)かと思っていたので、Rae Sremmurdが好きなので個人的に安心しました。

 

82 P!nk – What About Us (New)

P!nkのWhat About Usが82位で登場。今年何回かあった木曜日リリースです。ダウンロードは1日のみ集計ですがその間に圧倒的な数字を記録し、またラジオでも好調(既に今週ポップ系ラジオ34位)なので少ない期間の集計ながらもHot 100にエントリー。他の以前の木曜日リリースの曲と同様、次週は大きく順位を上げるでしょう。Shape of YouやClean Banditのプロデュースで名を挙げたSteve Macがプロデュースのこの1曲、P!nkの元からの知名度の高さとトレンドに合ったサウンドでヒットの線が強そうです。ストリーミングの数字がまだそこまで高くないので、その数字さえ上がってくればトップ10には入りそうです。

※イギリスでも圧倒的ダウンロードを記録していて、今週のシングル1位候補の一つになっています。ライバルはイギリスSpotify現1位、かつ値下げでダウンロードの数字もそれなりのDua LipaのNew Rulesです。

 

81 Camila Cabello feat. Quavo – OMG (New)

Camila Cabelloがリリースした2曲がいずれもHot 100入り。Havanaは99位、OMGは81位。2曲ともストリーミングで上昇中ですが、「プロモーショナル・シングル」という扱いなのでラジオでの数字が当面は望めず、本格的ヒットは望みづらい状況だとは思います。

※「プロモーショナル・シングル」とはシングルのような形でリリースするものの、あくまでアルバム宣伝用のシングルで、シングル単体のヒットを狙ったり、ラジオでかかったりはしないシングルのことです。

※今のところアルバムにはBenny Blanco、Pharrell、Cashmere Cat、Charli XCXとNoonie Bao、Siaなど幅広い制作陣を迎えていて、現代ポップスの縮図のようなアルバムができるかも?

 

76 Kodak Black – Patty Cake (New)

ビデオがリリースされたKodak BlackのPatty Cakeが76位で登場。アルバムPainting Picturesからは一時期6位まで到達したTunnel Visionに次ぐ2曲めのHot 100。ビデオではそのPainting Picturesのジャケにいるイラストの人?が出てきます。

 

70 Tay-K – The Race (New)

次世代YouTubeハッシュタグ系ラップのヒットシングル。Tay-KのThe Raceが70位で登場。毎度おなじみ曲に合わせたダンス動画に加えて、この曲のフリースタイルリミックス制作も話題に。Lil Yachtyがこの曲に合わせたフリースタイルをしていました。

 

40 Kane Brown feat. Lauren Alaina – What Ifs (↑)

若手カントリーシンガー二人によるWhat Ifsが40位に上昇!Kane Brownにとっては初、Lauren Alainaはアメリカンアイドルに出場した2011年以来のトップ40。サビのダブルコーラスが印象的なポップ寄りアプローチをした一曲です。カントリー系ラジオでの上昇のほか、ダウンロードが今週21位と好調がトップ40入りの要因です。カントリー界からはDustin LynchのSmall Town Boyも38位とトップ40入りを果たしています。

 

8 Cardi B – Bodak Yellow (↑)

話題のシングル。Cardi BのBodak Yellowが4週目で8位まで浮上。かなりのスピードで躍進していて、ビルボードは複数のデータでそのすごさを説明しています。女性ラッパーのトップ10エントリーは2014年のNicki MinajのAnaconda以来(客演は除く)であること、また同じくデビューシングルだったMeghan TrainorのAll About That Bassも同じく4週目でトップ10に到達したことを挙げています。

私はこのBodak YellowはAll About That Bassと似たようなチャートアクションを取るのではないかと予想しています。All About That Bassは上で述べたように4週目に8位でトップ10した後、4位、2位と順調にジャンプアップして、「いよいよ1位か?」という週にTaylor SwiftのShake It Off、そしてNicki MinajのAnacondaの衝撃的なビデオがその週にリリースされ、ポイント自体は大きく上昇しているにも関わらず、まさかの3位にランクダウン。ですが2週間後には見事1位に上昇しています。

Bodak Yellowも来週はトップ5に到達すると予測されていて、さらなる飛躍が見込まれますが、こちらにも強力なライバルが出現します。それは今週の木曜日に新曲FriendsをリリースするJustin Bieber。複数アーティストを客演の立場から1位に送り込んでいる勢いを考えると、自分自身の曲で特大ヒットになるのは間違いなく、すぐに1位となる可能性は大きいでしょう。Bodak Yellow自体の勢いは間違いがありませんが、1位を取るにはJustin Bieberの勢いが止まる瞬間を待つ必要があるかもしれません。

※この曲の勢いの良さの一番大きな要因はストリーミング(今週2位、Apple Music現1位など)ですが、他二つもダウンロード(今週15位)、ラジオ(今週36位)とそれなりの数字を記録しています。

 

6 Shawn Mendes – There’s Nothing Holdin’ Me Back (↑)

Stitchesに次いで2曲めのポップ系ラジオ1位を記録したShawn MendesのThere’s Nothing Holdin’ Me Back。Hot 100でも6位まで浮上しています。ただ、同じく男性ポップ系シンガーソングライターの*1 Charlie PuthのAttentionは今週Hot 100で5位に浮上し、抜けませんでした。ラジオではリードしているものの、ダウンロードとストリーミングの数値が少し下回っています。この2人の順位争いは密かに注目ですかね……?

 

2 DJ Khaled feat. Rihanna & Bryson Tiller – Wild Thoughts (→)

ポップ、アーバン系と幅広い系統のラジオ局でかかっていることから今週ラジオで最も支持を得る曲となったWild Thoughts。1位に接近しているのか?とも思えますが、今週はDespacitoがWild Thoughtsと比べて1.46倍のポイントを稼いでおり、大差をつけています。ビルボードはこのように大差をつけていることに加え、Wild Thoughtsはラジオ以外の数値は伸びていないことを考慮して「現状」*2では、Despacitoが有利としています。

ですが、Wild Thoughtsは今週iTunes値下げを敢行し、Despacitoのリミックスと原曲*3を合算したダウンロード並の数字まで到達しており、1位争いが熱くなってきています。ストリーミングはYouTubeでの好調があるのでDespacitoがまだリード中ではありますが、ラジオではWild Thoughtsが上回っているので勝負は分からないです。個人的には、そろそろチャートに動きが欲しいという願望も込めてWild Thoughtsが1位になると予想します。Wild Thoughtsはここで1位をとらないと、今週木曜日リリースのJustin BieberのFriendsという強力なライバルが出現するので……

 

× Drake – Passionfruit (↓)

先週Hot 100にエントリーしていたSigns、Passionfruitの2曲がHot 100から姿を消し、「2009年5月のHot 100初登場以来何らかのDrakeの曲が入り続ける」という記録が約8年3ヶ月で途切れました。Signsが予想外の不調なことが途切れた最大の原因でしょうか。仮に自身の曲がHot 100に入らずとも、以前までは客演の曲がエントリーしたことによって記録が続いていたのですが(例:2015年の半ば、Meek Mill feat. DrakeのR.I.C.O.のみで繋いでいた期間がある)、大物になりすぎたせいか、やや客演が減ったことも記録が止まった理由の一つだと思います。

今年の客演は”美しすぎるチャート滞在”を記録したGucci ManeとのBoth(ピーク41位)、Wizkidと再タッグを組んだCome Closer(ピーク100位圏外)、ストリーミングから音源が「消えた?」DJ KhaledとのTo the Max(ピーク51位)、Metro BoominとのNo Complaints(ピーク71位)の4曲、そして去年の客演数は8曲です

他にも理由を挙げると、今年に入ってからラジオではやや不調だったということ。ストリーミングでは大人気で、デビューじにはHot 100で8位だったにも関わらず息切れして最後は81位になってチャートから姿を消したかというとラジオでヒットしなかったから。客演で入ったGucci ManeとのBoth、昨年リリースされていたFake Loveはアーバン系ラジオで1位を獲得していたのですが、More Lifeで発表されたシングル群はPassionfruitの19位が最高位で、微妙。Signsに至ってはまだ50位以内にエントリーしていません。

個人的に理由の推測として浮かんだのは、曲のリリースペースが速すぎてラジオの曲が入れ替わるペースでは対応しづらいこと、またストリーミングに意識を傾けて曲をリリースしていることだと思います。ラジオはゆっくり支持を拡大し、ピーク後もゆっくりと数字を落としていくのですが、そのペースだとMore Lifeの大量の曲をカバーしきれなかったのかもしれません。またCDのリリースも難を極めて、さらにYouTubeに曲を上げないなどプロモーションの手段に偏りがある(ストリーミングでヒットするからOKということでしょうか?)ため、世間一般の曲認知度が低いことがラジオでのヒットが無い理由になるのかもしれません。

昨今「ストリーミングの人気でチャートを上昇中!」のようなケースがHot 100で多くありますが、Hot 100の集計ではストリーミングのレートが一番低いとされていて、またチャート滞在の後半はラジオの指数が重要になるので、結局総合的なヒット具合を決める指数の決めてはラジオだったりもします。*4 

 

× Jason Derulo feat. Nicki Minaj & Ty Dolla $ign – Swalla (↓)

Jason DeruloのSwallaが今週チャートから外れました。ピーク29位で滞在20週、最後の週の順位は82位と年間チャートが厳しそうな指数です。全員アメリカ人で、R&Bをベースとした曲ながらも、むしろアメリカではヒットして「いない」ような曲でした。(イギリスではピーク6位、ドイツではピーク4位など)、理由はR&B曲ながらも、アーバン系ラジオでは50位圏外とR&B系統のファンからの支持が無いことですかね……

 

チャートで今週伸びを見せた曲たち

今週最もラジオで伸びた曲          Portugal. The Man – Feel It Still

今週最もダウンロードが上昇した曲 Kesha - Praying

今週最もストリーミングが伸びた曲 Cardi B – Bodak Yellow

最も高い順位で新登場した曲          Tay-K – The Race

 

 

今週チャートから外れた曲 (8曲)

【左の数字は先週の順位、右(ピーク順位🗻/チャート滞在週数⏰)】

100 Drake – Signs (🗻36位 /⏰6週)

97 Kesha – Learn To Let Go  (🗻97位 /⏰1週)

96 Linkin Park feat. Kiiara – Heavy  (🗻45位 /⏰19週)

95 Florida Georgia Line feat. Backstreet Boys – God, Your Mama, And Me  (🗻46位 /⏰19週)

91 Enrique Iglesias feat. Sean Paul – Subeme La Radio  (🗻81位 /⏰9週)

82 Jason Derulo feat. Nicki Minaj & Ty Dolla $ign  (🗻29 /⏰20)

81 Drake – Passionfruit  (🗻8 /⏰20)

49 Ayo & Teo – Rolex  (🗻20 /⏰25)

 

Hot 100以外の場所で好調なものの、Hot 100にエントリーしていない曲をピックアップしました。

(調査対象:Spotifyデイリー、Shazam、Pandora、Apple Music、各種ラジオなど)

 

Marshmello feat. Khalid – Silence (Spotify 19位、Apple Music 24)

昨年DJ Magのランキングで初登場28位と躍進した仮面DJはメインストリームでも絶好調。こちらも今年躍進中のKhalidとタッグを組み、ダウンロードとストリーミングで上々な数字を叩き出しています。Aloneで記録した60位を1週目から抜くかもしれません!

 

Samir Mezrahi - A a a a a Very Good Song (ダウンロード)

自動再生した時に不意に曲が流れないようにする無音の1曲。「曲」というよりは「ツール」です。Hot 100に入るほどのダウンロードは得ていませんが、Hot Digital Song(=ダウンロードのチャート)の圏内の50位に入る可能性ならあり得るでしょうか?(この1週間ダウンロード50位前後を推移しています)、そもそもビルボードがこれを「曲」としてみなすかは不明ですが。

 

 

 

*1:ライバル???

*2:その文章の投稿は月曜日

*3:原曲のほうも今週値下げ

*4:年間チャートではラジオヒットが上位に来る傾向があります

このブログの紹介

こんにちは。チャート・マニア・ラボへ (CML) *1ようこそ。

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音楽を目新しい視点から考察していきたい、”自称”チャート研究者です。

音楽チャートはもちろん、ポップス音楽~音楽聴取文化なども研究対象として掘っていきたいです。

音楽チャートを中心になるべくディープな記事を目指しています。音楽チャートは本来、速報性やニュース性の高いものですが、それらの情報を一歩立ち止まって、掘り下げることを意識しています。いわば即効性のある”ガム系記事”よりは、ジワジワはまる”スルメ系記事”を目指しています。

 

【どんな記事を書いているか?】

 

① 毎週のHot 100考察記事

このブログのメインです。毎週発表されるHot 100(アメリカのシングルチャート)を徹底的に掘り下げる記事です。元々はツイートで「○○はこういう順位で~~~」のようなことを紹介していたのを後にブログにまとめるというスタイルをとっていたのですが、それよりも最初からブログに全部まとめたほうが良いという気がして、その形に変更しました。ツイート違ってブログには文字数制限が無いので、熱意のあまりだんだんブログの文章が長くなっていき、現在は約6000字前後*2まで伸びました。おそらく全部読み切るのはヘビーだと思うので、気になったところをピックアップして読むと読みやすいと思います。

 

毎週13曲をピックアップしてそれに関するチャート情報や周辺情報を語るというスタイルをとっています。なぜ13曲なのかというと、曲数を決めていなかった時代にだいたいそれくらいだったから、本家ビルボードも毎週約13曲をピックアップして解説しているからです(トップ10の全部をトップ10先行発表で解説、後に“Chart Moves”で約3曲について触れています) ビルボードの3曲の選曲はチャートを駆け上っている曲で、要は今後ヒットの可能性のある曲を取り上げていますが、それに対して私はチャートから落ちていく曲や調子の悪い曲など、チャートから見えることやチャートの動きを全般的に取り扱うことを心がけています。なぜなら、チャートでは「上昇中の曲を見る」以外にも見るべき点がたくさんあると考えているからです。

 

その他、チャートに1位、トップ10、トップ40、トップ100(Hot 100エントリー)という基準点を設けていて、そこを超えた曲は注目だとも思っています。トップ○○といえば、トップ50、トップ30、トップ20、トップ5………など多くの種類が存在しますが、個人的には指標が多すぎるとピックアップすべき点が多すぎになってしまい掴みどころが分からなくなるかなと考えているので、トップ○○は上記の4つに絞っています。ただもちろんトップ○○が増えればそれだけチャートでの発見が多くなるので、自分でこのトップ○○が面白い!のような指標を見つけたら、それを大切にしてください。

 

そして毎週プレイリストを記事に添えています。曲を聴きながら解説を読むという作業が、どことなくラジオっぽくて風流かなと個人的に考えているので興味のある方は試してみて下さい!

このメインのHot 100記事を少しでもチェックしておけばチャートの見方がそれとなく分かってくるとは思います!

 

毎週の新曲のチャート動向の記事

昨今の音楽業界では、ほぼ全ての曲が世界的に金曜日リリースされ、そのため金曜日は毎日発表されるタイプのランキングに大きな動きが出ます。その中でもSpotifyiTunesは動きが大きく、またその初日の指数でヒット具合が推し量れることから、「チャート先物指数」のような役割を果たしているように思いました。その動向をまとめてチェックしているのがこの記事です。Hot 100分析と比べると文字数少なめで軽い記事となっています。チャートでは今後動くか、またはその曲自体についての説明を書いています。

 

③ 不定期イギリスのチャート考察記事

イギリスのシングルチャートはHot 100と比べるとやや単純で、動きも少なめなので、大きな動きがあった時のみ取り上げています。例えば今年取り上げたのはAriana GrandeのOne Love Manchester関連の曲が大きく注目された週や、イギリスのシングルチャートでルール改定がされた週などです。他にもカナダ、オーストラリア辺りも個人的に面白いと思いますが、まだ記事にしたことは無いです。

 

④ チャート全般に対する考察

例えばルール変更があった時には、チャートマニアの知識を総動員してルールの考察をします。その時は合わせて自分の「チャート哲学」のようなものを語る場合が多い気がします。過去に行ったのはチャートの「足切りルール」ことリカレントルールの変更や、新たな媒体をチャートのデータに取り入れたときなどです。あまり数は多くないですが、かなり力が入っています。

 

⑤ 音楽全般に対する考察

こういう記事にも力を入れたいです。音楽チャートをここまで愛しているので、もちろん音楽それ自体も愛しているのですが、そうやって音楽と密接に暮らしているとチャート以外に対する音楽の疑問も生まれてきます。例えばマネキンチャレンジなど。たまたまマネキンチャレンジがBlack Beatles以外の曲で行われている所を発見して、他にもそういう事例があるのか?ということを研究する記事などです。そういった日々の疑問を大切にして、他ではないような音楽考察記事を出せたらなぁと考えています。

 

⑥ ライブレポート / レビューなど

こういう記事も出来たら増やしたいと思っています。レビューは他のメディアではあまり取り上げることの少ないポップス系の作品をレビューしていきたいと考えています。昨年、元The WantedのNathan SykesというシンガーがUnfinished Businessというアルバムをリリースして個人的には大いに気に入ったのですが、評論家からは低レビュー、ではなくレビューの数自体がとても少なく、さらに売れ行きも微妙(最初の週のアルバムチャート11位)とまさに「空気」でした。こういう、もっと注目を浴びて欲しい作品にフォーカスしたレビューを書きたいです。

 

【目標など……】

 

3行でまとめるとこういう感じです。

・音楽関連の新たな視点を提供したい!

・議論のネタになるような材料を提供したい!

・文化の一部になりたい!(主に音楽関連の)

 

音楽を聴くプロセスで最も楽しいのは、もちろん音楽それ自体を聴くことなのですが、音楽の周辺情報も音楽を楽しみ方の一つとして大切な要素だと私は思っています。例えば“当時売れていた”という情報を元にしてとある音楽を聴く時にはノスタルジーを感じ、“失恋直後のアルバム”だと聞いてある音楽を聴く時は涙をし、またさらに“当時は評判が悪かった”という情報を元に、ある音楽を聴く時は当時の人を叱るような気分になるなど………

まあ、人によって色々あるとは思うのですが、チャートも「音楽を楽しむツール」の一つになるポテンシャルがあると思うので、そのような“新たな視点”を提供できたら幸いだと考えています。

 

その”新たな視点”から進んで”議論”まで進むとさらに面白いかなと考えています。音楽を盛り上げるには、何かを熱く議論するのも一つ面白い手段だと考えています。○○はこうだ!ああだ!と言っているうちに様々なジャンルの人を巻き込んで知識を共有できたら面白いかな、と考え何かしらの”議論のタネ”を提供できたら幸いです。なんというか、オタク気質の自分にとっては、○○だ!○○だ!と意見を発したり、逆に人が意見を発しているのを見る、というプロセス自体が楽しかったりします。

 

さらに進んで、究極には”文化になりたい”と考えています。

ドーキンスという生物学者がミーム(meme)という概念をかつて提唱しました。これは遺伝子(gene)から連想して作られたもので、「文化についての遺伝子」と言えるような情報のことです。人間の場合は何かを伝えたいとか残したいと思ったら子どもを作って遺伝子を残すだけではなくミームを伝えるという方向性もあるのです!(ここらへんの文章は『持たない幸福論』 pha著 から引っ張ってきています)

このような考え方が好きな私は、「私の考えたチャート用語が定着し、それが広く使われて文化の一部になる」だとか「私のブログが一部で評判となり、多くの文章に引用され綿々と受け継がれていき、幅広く浸透する」などという壮大な妄想をしてしまうクセがあります。

さすがに”文化”と大げさすぎて、手がとどかないとは思いますが、一応そういう所を目指して日々ブログを作っていきたいです。

 

【最後に】

ここまで読んでいただきありがとうございます。このようにオタク気質な人間ですが、何卒このブログをよろしくおねがいします。

おすすめ記事集です↓

 

djk2.hatenablog.com

 

 

(自分は自分の過去記事をよく参照しています。多分このブログを一番読んでいるのは自分自身だと思う…)

*1:ブログタイトルをマイナーチェンジしました

*2:英数字も単語数ではなく同じく文字数として数えた場合

8/11 リリース新曲/新作のチャート初動を観察 

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こんにちは。新曲が多くリリースされる金曜日のチャート動向を定点観察しています。今週のテーマは2010年代初頭の女性シンガーが復活?、そして新旧DJの新曲が好調?などです。

 

Spotify デイリーのトップ10 (金曜日=8/11)

1 21 Savage  Bank Account
2 French Montana feat. Swae Lee Unforgettable
3 Lil Uzi Vert XO TOUR Llif3
4 DJ Khaled feat. Rihanna & Bryson Tiller Wild Thoughts
5 Luis Fonsi & Daddy Yankee feat. Justin Bieber Despacito
6 Kendrick Lamar HUMBLE.
7 DJ Khaled feat. Justin Bieber, Quavo, Chance the Rapper & Lil Wayne I'm the One
8 J Balvin & Willy William Mi Gente
9 Post Malone feat. Quavo Congratulations
10 Demi Lovato  Sorry Not Sorry

 

Bank Accountが週の半ばから1位をキープ。ですが、再生数自体はSpotify1位としては控えめでBad and Boujeeのようにストリーミングの勢いでHot 100でも1位になる可能性はいまのところ無さそう。トップ10に入るかどうか、くらいだと思います。

ここ数週メガヒットアルバムや、注目を一挙に集める超注目シングルはリリースされていないので、トップ10も再生数は控えめです。

 

② 新曲/新アルバムからのシングル Spotifyデイリー順位 (金曜日)

15 Kesha Praying
21 Marshmello feat. Khalid Silence
53 Avicii feat. Rita Ora Lonely Together
59 Kesha feat. Eagles of Death Metal Let'Em Talk
61 Avicii feat. Sandro Cavazza Without You
62 P!nk What About Us
74 Kesha Hymn
78 Kesha Learn To Let Go
81 Fifth Harmony Angel
84 Kesha feat. The Dap-Kings Horns Woman
96 HAIM Little Of Your Love (BloodPop® Remix)
109 Wiz Khalifa feat. Ty Dolla $ign Something New
138 Kesha Rainbow
142 Kesha Bastards
148 Thomas Rhett Sixteen
153 Bebe Rexha (Not) The One
172 A$AP Ferg feat. Migos Nasty (Who Dat)
179 Kesha Finding You
196 Kesha Hunt You Down

 

15位までに浮上したPrayingをはじめ、アルバムをリリースしたKeshaの活躍が目立ちます。計9曲が圏内に入り、ストリーミングでもそこそこ結果を残しました。既存の先行トラックほか、Eagles of Death Metalを客演に据えたロック系トラックが人気のようです。セールスでも他をリードしているようでアルバム1位の線が強いでしょう。

ちなみにアルバムの全曲がSpotify 200位圏内に入ることも多いので、9曲は少なく感じるかもしれませんが、それはヒップホップ系統のアルバムでの事例で、女性ポップシンガーとしては9曲は上々の成績ではないでしょうか。ちなみに今年の例で比較すると……

Halsey 8/13曲 Katy Perry 4/15曲 Lorde 11/11曲 Lana Del Rey 14/16曲 Kesha 9/14曲

Spotifyで支持率が高いLordeとLana Del Reyの特徴を挙げるとしたら熱心なリスナーに人気があるということでしょうか。広く薄く受けているというよりは、一部に熱心に支持されているということです。

 

この週で一番の驚きだったのはMarshmello+KhalidのSilenceの順位の高さ。(21位) iTunesでもそれなりにダウンロードされているようなので、Aloneに次ぐHot 100入りがありそうですかね!Aloneはアメリカで60位、カナダで56位とヒットチャートではそこまで絶大な成績を残したワケではないですが、YouTubeでの再生数が多めで現在約5億1700万回再生されています(歴代250位くらいの数字)

彼はDemi Lovatoを客演に迎えたシングルが予定されるなど、仮面DJのメインストリームへの侵攻が進みそうです。

 

EPをリリースして復活を遂げたAviciiも負けじと2曲エントリー。Cashmere Cat + Benny Blancoも関わったRita Oraが客演のLonely Togetherが53位、そしてAviciiらしさを感じるWithout Youが61位に入っています。ブランクが約2年ありましたが、滑り出しは順調といえそうです。

その他Bloodpopのリミックスで再生が伸びたHAIMのLittle Bit Of Your Love(オリジナル曲は200位圏内に入ったことが無かったです)、ジャンルごちゃ混ぜなEPをリリースしたBebe Rexhaの(Not) The One、そして後述するP!nkの新シングルなどが登場しています。

 

iTunesトップ10+新曲の順位 (金曜日)

1 P!nk What About Us
2 Luis Fonsi & Daddy Yankee feat. Justin Bieber Despacito (Remix)
3$ Liam Payne feat. Quavo Strip That Down
4$ DJ Khaled feat. Rihanna & Bryson Tiller Wild Thoughts
5$ Niall Horan Slow Hands
6$ Charlie Puth Attention
7$ Shawn Mendes There's Nothing Holdin' Me Back
8 Kesha Praying
9 Sam Hunt Body Like a Back Road
10 Imagine Dragons Believer

 

14 Thomas Rhett Sixteen
16 Kelsea Ballerini Unapologetically
17 Wiz Khalifa feat. Ty Dolla $ign Something New
21 Bebe Rexha & Florida georgia Line Meant to Be
29 Marshmello feat. Khalid Silence
✫33 Kesha Praying
✫48 P!nk What About Us
53 Samir Merzrahi A a a a Very Good Song
55 Kesha Rainbow
63 Glen Campbell Wichita Lineman
66 Glen Campbell Rhinestone Cowboy
81 Kesha feat. The Dap-Kings Horns Woman
87 Glen Campbell Gentel On My Mind
90 Jake Paul That Ain't On The News

$は割引 ✫は複数バージョン

 

P!nkのWhat About Usがダウンロードで他を圧倒。Shape Of Youのプロデュースで一躍脚光を浴びたSteve Macプロデュースの1曲で、流行りを意識した作りに。女性シンガー不振がよく話題に上がる今年ですが、このダウンロードの調子なら他の指数次第ではトップ10登場になりそうです。P!nkの息の長さには驚きです。

Despacitoも元々のJustin Bieber無しバージョンの方を値下げし、少しダウンロードを伸ばしているので、週の最後にはダウンロード1位は合算で再びDespacitoになる可能性もあるかもしれません。

その他Thomas Rhett、Kelsea Ballerini、のカントリー界の若手のシングルがダウンロードで好調。

※A a a a Very Good Songという謎シングルがダウンロードのランキングに入っていてその理由がよく分からなかったのですが、どうやらこの曲は10分の無音シングルのようです。なぜ無音シングルがここまで上昇しているのかというと、理由は曲名にあります。Apple Music等の媒体で何も再生されていない状態で ▶(再生)ボタンを押すとABC順で一番最初の曲がいきなり再生されますが、このA a a a ~をダウンロードすることによってこの無音シングルがまず再生されるようになり、いきなり不意の音楽が流れることを避けることができるのです。要はiTunesシングルチャートの中に歌と混ざって「便利ツール」のが入ったような感覚です。もちろん新人、かつ無音の曲としては異例の大躍進ですが、Hot 100からは程遠く”シングルヒット”というのには程遠いです。

参考↓


 

iTunes アルバム順位 

1 Kesha Rainbow
2 Moneybagg Yo Federal 3X
3 Lindsay Ell The Project
4 dodie You - EP
5 Jesus Culture Love Has a Name (Deluxe) [Live]
6 Various  Vol. 2 Guardians of the Galaxy: Awesome Mix Vol. 2
7 Kesha Rainbow
8 Avicii AVĪCI (01) - EP
9 Glen Campbell 20 Greatest Hits
10 Brett Eldredge Brett Eldredge

アルバムチャート1位はKeshaでほぼ確定。AviciiのEPがそれなりに良い順位を記録するかもしれません。

 

Apple Musicのトップ10 シングル

1 21 Savage Bank Account
2 Cardi B Bodak Yellow
3 DJ Khaled feat. Rihanna & Bryson Tiller Wild Thoughts
4 French Montana feat. Swae Lee Unforgettable
5 SZA feat. Travis Scott Love Galore
6 Luis Fonsi & Daddy Yankee feat. Justin Bieber Despacito
7 Lil Uzi Vert XO TOUR llif3
8 Yo Gotti & Mike Will Made-It feat. Nicki Minaj Rake It Up
9 SZA The Weekend
10 Kendrick Lamar HUMBLE.

 

載せているのはトップ10ですが、Apple MusicユーザーはSpotifyユーザーよりも新曲への反応が遅めで、そこまで新曲は上位に来ない気がします。また人気がアーバン系に集中していて、今週リリースされたポップスの注目トラックではP!nkのWhat About Usは圏外、またKeshaのアルバムからもPrayingが127位に入っている程度です。

Hot 100 8/19 見どころ 【異ジャンルとロックの組み合わせに期待?など】

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今週はFeel It Stillがトップ40入り、Wish I Knew YouがHot 100入りとロック曲の上昇がありました。そんな今週は異ジャンル+ロックなどについて語っていきます。

 

 

97 Kesha – Learn To Let Go (New)

いよいよ今週にリリースされるKeshaのアルバムRainbowからの1曲。Learn To Let Goが97位で登場。Praying、Womanに次ぐ3曲めのHot 100入り。Woman、このLearn To Let Goを聴く感じでは、ロックを下敷きにしたサウンドを感じます。その点でLady Gagaを思わせるのですが、どのようなアルバムになるでしょうか。Prayingがどこまで伸びるかにも注目です。(Hot 100で今週38位 → 32位)

 

94 Carly Pearce – Every Little Thing (New)

カントリーのラジオで好調な曲が複数Hot 100に登場。初のHot 100入りを記録したこのCarly PearceのEvery Little Thing(94位)や、Chris LaneのFor Her(99位)、Kenny ChesneyのAll The Pretty Girls(98位)、Jason AldeanのThey Don’t Know(87位)、Luke CombsのWhen It Rains It Pours(85位)が該当。ちなみに先週カントリー系ラジオでの好調を根拠に、特例が適用されてHot 100に再登場したKeith UrbanのThe Fighterですが、今週はカントリー系ラジオで大幅に順位を落として(2位 → 10位)再びHot 100から外れました。

※このHot 100から外す / 戻すの判断は難しく、過去にも何回か判断がブレているケースが見られます。

 

93 The Revivalists – Wish I Knew You (New)

チャート的観点から”苦労人”ともいえるThe RevivalistsのWish I Knew YouがついにHot 100に登場。オルタナティブ系ラジオ(ロック系ラジオの一種)で観測史上最高の再生数を記録し、またストリーミングでも好調だった5月頃にはHot 100に登場しそうで登場しなかったのですが、今月に入ってAdult Pop、Contemporary系ラジオで上昇したこともあってHot 100に登場しました。ロック系のラジオのみで好調で、仮にロック系ラジオで1位になってもそれだけではHot 100の当落線上程度のヒットでしかないので、ロック系がヒットするには他の系統のラジオでの支持、もしくはロックがあまりヒットしづらいストリーミングでの躍進がHot 100で順位を上げるには必要です。

ロック系ラジオでは既に59週目のチャート滞在とロングヒットになっています。

 

90 Dua Lipa – New Rules (New)

Spotifyでの好調もあって、ラジオにかかり始める前からHot 100入りを果たしたDua LipaのNew Rules。かなり順調なスタートといえます。Martin GarrixとのScared To Be Lonley(ピーク76位)、Blow Your Mind(ピーク 72位)に次ぐ3曲めのHot 100入りですが、それらを超えるヒットになる予感がします。ちなみにBlow Your Mindはダウンロード中心のHot 100入りで単発的ヒットですが、こちらはストリーミングの数字が出ていてラジオの伸びも期待できて複合的ヒットとなり長持ちしそうです。

 

89 SZA – The Weekend (New)

今週Love Galoreが37位とトップ40入りを果たして(自身初)勢いにのるSZA。アルバム1番人気はそのLove Galoreですが、2番めに人気のThe Weekendも今週89位でHot 100に登場。2曲ともストリーミングでの好調に支えられていて、アメリカではアーバン系リスナーが多く利用するApple Musicでは両方とも現在トップ10に入っています。

Love GaloreはHip-Hop/R&B系ラジオでも好調(8位)

 

88 The Chainsmokers – Honest (New)

ポップ系ラジオの好調(20位)を受けてついにHot 100に登場したThe ChainsmokersのHonest。88位。ラジオでヒットし、さらにストリーミングでも支持を得て大ヒットかつロングヒットになるという傾向のあるThe Chainsmokersですが、このHonestもそれに当てはまるような活躍をできるでしょうか。まだストリーミングでは数字を稼いでいないよう(SpotifyApple Music両方で200位圏外)ですが、そこの数字が上がってくればトップ40やトップ10も見えてくるでしょうか

 

75 blackbear – do re mi (re)

数週間ぶりにHot 100に舞い戻ったdo re mi。Gucci Maneのリミックスをリリースしたことが要因。リミックス版は多くの曲でリリースされていますが、実際にヒットにつながることは少なめなのでヒットになったのはGucci Maneの人気ぶりを示しているといえるでしょうか。

 

68 Thomas Rhett – Unforgettable (New)

上でも述べたようにカントリーはラジオで上昇したタイミングでHot 100入りすることが大多数なのですが、このThomas RhettのUnforgettableは珍しくリリースのタイミングでのHot 100入り。高いダウンロードに加え、カントリーが上位に入りづらいSpotifyでも一時期高い順位でした。カントリーの枠を超え、昨年あたりから人気上昇中の彼にかかる期待は大きいです。9/8に新アルバムをリリース予定。

※サビでのthat Coldplay song that you were singin’というフレーズが印象的で、情景描写にバンド名+Songという歌詞を導入している点でCloserを彷彿(CloserはStay and play that Blink-182 song)とさせる気がします。そんな描写的な歌詞や、さらに幅広い層から受け入れられそうなサウンドで、ヒットになるかもしれません。

 

39 Julia Michaels – Issues (↓)

自身初のEPのNervous Systemをリリースし、アルバムチャートで48位だったJulia Michaelsですが、シングルチャートへの影響は無く、先週から引き続き順位を落として39位へ。今週は全体的にアルバムをリリースしたアーティストのシングルチャートへの影響がとても少なく、今週アルバムチャート1位*1のArcade Fireは当作からHot 100へのエントリーが0曲*2で、ほか今週リリースが反映されたアルバムチャート27位のVic Mensa、同31位のAminéも今週はHot 100入りの曲はなし。

※先週、もしかしたら1位を取るかも?そしてアルバムチャートで順位を上げると申したDescendants 2のサウンドトラックは6位→9位と順位を落としていました。訂正致します。

 

38 Future feat. Nicki Minaj – You Da Baddest (New)

Futureが今年リリースしたアルバムにさらに曲を追加。HNDRXXの19曲目、You Da Baddestが38位で登場。RihannaとのSelfish(37位)と似たような順位。ラップ曲にしては珍しく、主にダウンロードの高さでのHot 100入り。(ダウンロードは12位、ストリーミングは13位)新曲としでリリースせず、アルバムの追加トラックといてリリースを続ける意図はよく分かりませんが、このリリースの影響でHNDRXXはアルバムチャートで115位→52位と上昇しました。

※ちなみにFuture(黄色いジャケのほうのアルバム)は今週アルバムチャート37位で、こちらのほうが上位にいる期間が長いです。

 

34 Portugal. The Man – Feel It Still (↑)

ここ数週勢いよくチャートを駆け上がっているPortugal. The ManのFeel It Stillが34位と今週トップ40入り。現在ロック系のラジオで1位というだけではなく、ポップ系ラジオ35位、そしてストリーミングでも好調(Spotify 27位)と幅広く支持されていて、さらなる上昇も見込まれます。将来的なトップ10入りも見えてきました。ロックが売れないと言われることもある最近ですが、シングルチャートをロック曲が売れるためにはポップ系ラジオやストリーミング辺りでもヒットして、ロック以外のリスナーに聞かれることがカギとなっています。

※先日リリースされたCharli XCXのBoysに出演したPortugal. The ManのボーカルJohn Gourleyですが、なんと肩あたりに”Charli”というタトゥーを本当に刻み込み、Charli XCXから「マジのロックスターだよ本当に!」と絶賛されていました。

 

 https://twitter.com/charli_xcx/status/891387896804114432https://twitter.com/charli_xcx/status/89138789680411443

*3

 

31 Kendrick Lamar feat. Rihanna – LOYALTY. (↑)

ビデオがリリースされて急上昇中。LOYALTY.が64位 → 31位と大きく順位を上げました。ダウンロードは50位圏外ながらも、ストリーミングが21位を記録しています。現在アーバン系ラジオ(=Hip-Hop/R&B系ラジオ)では13位と好調ですが、それだけでなくRihannaの力も借りてポップ系ラジオでもかかり始めたらさらなる本格的ヒットにもなるかもしれません。

※アルバムリリース週で14位になった以外は中下位にいる期間が長いですが、これからの粘り次第では年間チャート入りもあり得るかもです。

 

× The Chainsmokers feat. Halsey – Closer (↓)

1年超え(=53週以上)した曲は、26位以下に落ちたときチャートから外すというルールが適用され、1年のチャート入りの末ついに外れたのはこのCloser。いきなり9位で登場し、3週目で1位に。そこから12週連続1位、さらには歴代最長タイの32週のトップ10滞在を記録。そこからも落ちるスピードはゆるやかで、チャートの歴史を見渡しても屈指の特大ヒットだったといえると思います。Closerの後に1位となったBlack Beatles、Starboy、Bad and Boujeeが既にチャートから姿を消していることからも、この曲のロングヒットぶりがわかると思います。今年の年間チャート(個人的にトップ10入りと見ています)やはたまたオールタイムチャートでの成績が楽しみです。

※この「新・リカレントルール」が適用された10例目(Thinking Out Loud、 Shut Up and Dance、Uptown Funk、Trap Queen、See You Again、Stitches、Stressed Out、Don't Let Me Down、Cheap Thrillsに次ぐ)

※ちなみにこの曲でBlink-182の名前が挙がりますが、実はBlink-182はDrakeがアルバムチャートで無双している週の間を割ってアルバム1位を取っています。その1位を取ったのはCloserのリリース”前”ですが。個人的にはThe Chainsmokersはかなりのロックファンと思っていて、今年のアルバムでもかなりロックに系統しているサウンドを感じました。(特にSmallpoolsというバンドが関わっているBreak Up Every Night辺り) ロック曲のシングルヒットのカギは異ジャンルのリスナーに支持されることと述べましたが、その考え方だと異ジャンルのアーティストから支持されるということも重要な要素だとも思っています。このロックと他ジャンルの関わり合いは、今後チャートを見ていく上で個人的に注目している分野です。

 

※この「新リカレントルール」、詳しくはこの記事で……(チャートマニア向け)

djk2.hatenablog.com

 

チャートで今週伸びを見せた曲たち

今週最もラジオで伸びた曲          Charlie Puth - Attention

今週最もダウンロードが上昇した曲 French Montana feat. Swae Lee - Unforgettable

今週最もストリーミングが伸びた曲 Cardi B – Bodak Yellow

最も高い順位で新登場した曲          Future feat. Nicki Minaj – You Da Baddest

 

 

今週チャートから外れた曲 (14曲)

【左の数字は先週の順位、右(ピーク順位🗻/チャート滞在週数⏰)】

99 Meek Mill – Heavy Heart (🗻99位 /⏰1週)

97 Meek Mill feat. Lil Uzi Vert – F**k That Check Up (🗻97位 /⏰1週)

96 Meek Mill feat. Young Thug – We Ball (🗻96位 /⏰1週)

95 Jay-Z – The Story Of O.J. (🗻23位 /⏰3週)

91 Romeo Santos – Imitadora  (🗻91位 /⏰1週)

87 Rascal Flatts – Yours If You Want It (🗻71位 /⏰10週)

83 Meek Mill – 1942 Flows (🗻83位 /⏰1週)

79 Meek Mill – Wins & Losses (🗻79位 /⏰1週)

77 Meek Mill – Issues (🗻77位 /⏰1週)

47 Keith Urban feat. Carrie Underwood – The Fighter  (🗻38位 /⏰23週)

39 The Chainsmokers feat. Halsey – Closer (🗻1 /⏰52)

37 Linkin Park – In The End (🗻2位 /⏰39週)

34 Linkin Park – Numb (🗻11位 /⏰33週)

 

 

Hot 100以外の場所で好調なものの、Hot 100にエントリーしていない曲をピックアップしました。

(調査対象:Spotifyデイリー、Shazam、Pandora、Apple Music、各種ラジオなど)

 

Bebe Rexha feat. Lil Wayne – The Way I Are (Dance With Somebody)

(Panodra 39位、ポップ系ラジオ)

ポップ系ラジオではどの曲も支持を得ているBebe Rexhaですが客演や他人の曲*4でのHot 100入りが多いわりに当人の曲のヒットは少なめ(Hot 100入りはI Got You)のみ。2例目になれるでしょうか?

 

Jacquees – B.E.D. (Shazam 40位、Pandora 57位、アーバン系ラジオ)

Young Thugの最新アルバムBeautiful Thugger Girlsにも登場したJacqueesのB.E.D.がアーバン系ラジオ(=Hip-Hop/R&B系ラジオ)で好評。そのうちメインストリームにも顔を出すでしょうか。

その他Dej LoafとのYou Belong To Somebody ElseもPandora 68位とそこそこ。

 

Charli XCX – Boys (Shazam 10位)

Shazamでは主にラジオでかかっている曲が上位にヒットする傾向があるのですが、このBoysはラジオでまだかかっている雰囲気は無いですがShazamで10位まで登りつめています。理由はよく分からないですが、それだけ一部から高い期待を受けているということなのでしょうか。前にビルボードが「なぜ女性のヒットが今年は少ないのか」という記事で「ファンベースがしっかりしている女性アーティストを、なぜラジオ局はかけないか」と指摘し、その“ファンベースがしっかりしている女性アーティスト”の一人としてCharli XCXを挙げていたので、ラジオ局がこの曲に対してどうするかは気になるテーマではありますね!

ちなみに今週110位相当です(Bubbling Underというチャートで10位)

 

そのなぜ女性のヒット、の記事↓

www.billboard.com

 

*1:3作連続

*2:2013年になら、一回だけHot 100入りの実績あり

*3:かつてこの2人は音楽的な絡みもあったようで、2014年初頭、つまりFancyのヒット前にModern Jesus [Charli XCX Remix]という曲をリリース。リミックスといっても声は出しておらず、DJリミックスのような形です。雰囲気はファーストアルバムのTrue Romanceを彷彿とさせる雰囲気です。Portugal. The Man - Modern Jesus [Charli XCX Remix] - YouTube 

*4:&でくくられるが他人のアルバム用の曲という意味