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ようこそ!音楽チャートの世界へ!

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みなさん。こんにちは。知っている方も初めての方も、こんにちは!

はじめましてチャートと申します!

(ちなみにアンダーバー_は5個)

 

音楽チャート、またポップ音楽について考察していきたい、自称チャート研究者によるブログです。

 

音楽チャート、ポップ音楽のなるべくディープな世界について書いていきたいです。

 

未来のチャート少年がニヤっとできる記事と、新たな音楽の楽しみを提案するような記事、議論のタネになるような記事を作ることを目指しています!!

 

 

 

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1/19 リリース新曲/新作の初動を観察 【DJたちのシングルリリース / アルバム1位はバンド or サントラ?】

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今週はDJ/プロデューサーのシングルリリースが目立ちました!写真は今週シングルをリリースしたCashmere CatとDiplo。この2人はポップスのプロデューサーとしても近年大活躍していますね。

 

Spotify デイリーのアメリカトップ10 (金曜日)

1 Post Malone feat. 21 Savage rockstar
2 G-Eazy feat. A$AP Rocky & Cardi B No Limit
3 Bruno Mars feat. Cardi B Finesse (Remix)
4 Camila Cabello feat. Young Thug Havana
5 Post Malone I Fall Apart
6 Offset, Metro Boomin Ric Flair Drip
7 Cardi B feat. 21 Savage Bartier Cardi
8 Camila Cabello Never Be the Same
9 Kendrick Lamar & SZA All The Stars
10 The Chainsmokers Sick Boy

 

 引き続き1位はrockstar。18週連続で アメリカのSpotify 週間ランキングの1位に居座り続けています。*1 この座を脅かす曲はいつ現れるのか? また先週アルバム効果で上昇したNever Be The Sameが引き続きSpotifyトップ10に残っています。

 そして最大のトピックはThe Chainsmokersの新曲が10位にまでジャンプアップしたことです。アルバムリリース後以降のシングルでは、そこまでヒットは生まれませんでしたが、やはり流石The Chainsmokersといった人気でしょうか。緊急リリースのようで、次アルバムからのシングルなのか、シングル単品のリリースなのかは不明ですがこの水準のストリーミングを今後もキープできるかに注目です。

 

 サウンド面については、アルバムに引き続きThe Chainsmokersの趣味=ロック系サウンドを重視したシングルであると思いました。トラップ寄りのDon't Let Me Down、正統派ポップスCloserなどでスターダムにのし上がったThe Chainsmokersですが、彼らが目指しているのは、「ロックとエレポップの融合」ではないか?と私は推測しています。

 昨年のアルバム、Memories Do Not OpenではヒットしたDon't Let Me Down、Closerなどを外して、代わりにColdplayを迎えたSomething Just Like Thisなどロック寄りのサウンドの曲が増えていました。また彼らは昨年Ultra Japanで来日した時、最終盤にDon't Let Me DownをかけてDJセットのフィナーレを迎えようとした時にPapa RoachのLast Resort(ハードロック系の曲)をかけて、良くも悪くも雰囲気をぶち壊していました。要所要所にロック系サウンドへのリスペクトが見え隠れする彼らは、Closerなどの正統派ポップスのイメージから、ロックに接近した「オルタナティブ系DJ」を目指す第一歩としてこのSick Boyをリリースしたのではないか?と私は思いました。少しTwenty One PilotsのHeathensに近いかな?とも感じました。ビデオの雰囲気も少し近い気がしますし……

 ただ、このSick BoyではソングライターにDon't Let Me Downなど複数曲で携わったEmily Warren、Closerで携わったShaun Frankが起用されるなど、ポップス要素も多少は残っています。アルバム以降、「自分の趣味=ロックサウンド」と「Closer路線の正統派ポップ」の合間に挟まれ、The Chainsmokersは苦悩しているようにも思えますが、果たしてこのSick Boyの行く末は……

 

② 新曲/新アルバムからのシングル アメリカSpotifyデイリー順位 (金曜日)

■13 Famous Dex feat. A$AP Rocky Pick It Up
32 6ix9ine, Fetty Wap & A Boogie wit da Hoodie KEKE
54 Justin Timberlake Supplies
■64 Maroon 5 Wait
80 Troye Sivan The Good Side
85 Cashmere Cat, Major Lazer & Tory Lanez Miss You
103 Carnage & Lil Pump i Shyne
115 Fall Out Boy Church
118 J Balvin, Jeon & Anitta Machika
※161 LANCO Greatest Love Story
180 Russ Alone
191 Rudimental feat. Jess Glynne, Macklemore & Dan Caplen These Days

※ 新アルバムに登場

■ ビデオが新しく公開された曲

 

 Justin Timberlake、Troye Sivanの新曲が登場。それぞれ前シングルのフォローアップのような立ち位置の曲で、前シングルほどの注目は集めていませんが、そこそこの順位に入っています。ただし、Filthyが58位にまで落ちているJustin Timberlakeは元々の知名度を考慮すると、来月のアルバムリリースに向けて少し不安が残ります。また、今週半ばにリリースされた6ix9ineなどのKEKEも好調です。

 またそれぞれビデオがリリースされたPick It Up、Waitも上々の成績を収めています。ビデオ効果というよりも、シングル化によって多くのプレイリストに入り始めた効果だとは思いますが。ちなみに先週ビデオがリリースされたEnd Gameは先週と似たような順位に留まっています。

 ほか、今週は上記のThe Chainsmokers以外にもDJたちのアルバムリリースが多かった点が特徴的です。

 まずはCashmere CatとMajor Lazer、そしてTory LanezによるMiss You。ポップスのプロデューサーとしても活躍両者による注目のコラボです。Tory LanezはCahsmere Catの昨年のアルバムにも参加していました。ダンスホール風のサウンドにTory Lanezの甘さ、Cashmere Catのサウンドセンスが足された一曲でストリーミングとの相性が良さそうです。Major Lazerは今年のアルバムリリースが噂されていますが、この曲がアルバムに入るかは不明です。

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Major Lazer – Music Is The Weapon (Album Tracklist + Lyrics) – Song Lyrics

 ↑アルバムのトラックリストの噂の一例です。他にCamila Cabelloが3曲で客演に入るのでは?という説も。The Weeknd、Ariana Grande、Justin Bieberなど超大物や、Benny Blanco、Siaなどポップスの名参謀もが参加する「2018ポップスの超大作」が出来上がるかもしれません。

 このSpotifyのランキングに入っていませんが、DiploのレーベルMad Decentによるシンガー、LIZが今週リリースした2曲が良かったのでおすすめです。上記のトラックリストにはいませんが、アルバムにはMad Decentのシンガーが何人か参加する可能性もありそうですね。


 

 また、トラップ系DJのCarnageがLil Pumpとタッグ。昨年はYoung Thugと組んでEPをリリースした彼ですが、ラップ界隈とのタッグに熱心ですね。Carnageの曲は、ハードめなトラップが多めです。BossやD Roseなどハードな曲も多いLil Pumpとは相性が良いと思います。Gucci GangでブレイクしたLil Pumpが今年どのような界隈と組み、キャリアを進めていくのかにも注目したいです。Lil Yachtyとのコラボアルバムの噂も。

Lil Yachty and Lil Pump Promise to Drop a Collaborative Tape Next Year | Complex

 

 あとDJとは少し違いますが、UKのドラムンベース系プロデューサー、RudimentalがJess Glynne、Macklemoreなどを迎えたシングルをリリースしています。

 

 ほかJ Balvin + Anittaが連続でタッグを組んだ新曲などが登場。ラテン+ブラジルのタッグが今年は進みそうな予感がします。また、今週アルバムをリリースしたFall Out Boy、LANCOはそれぞれ200位圏内に1曲が登場しています。

 

 

 iTunesアメリカップ10+新曲の順位 (金曜日)

1 Ed Sheeran Perfect
2 Justin Timberlake Supplies
3$ Bebe Rexha & Florida Georgia Line Meant to Be
4 Bruno Mars feat. Cardi B Finesse (Remix)
5 Camila Cabello feat. Young Thug Havana
6 Imagine Dragons Thunder
7 Justin Timberlake Filthy
8 Carrie Underwood feat. Ludacris The Champion
9 Post Malone feat. 21 Savage rockstar
10 Direks Bentley Woman, Amen

 

11 The Chainsmokers Sick Boy
12 NF No Name
21 Troye Sivan The Good Side
35 Keith Urban Parallel Line
39 Tinashe feat. Offset No Drama
※42 LANCO Greatest Love Story
43 Z.TAO Beggar
55 Zac Brown & Sir Rosevelt It Goes On
60 Daddy Yankee Dura
65 Kylie Minogue Dancing
69 Carnage & Lil Pump i Shyne
80 J Balvin, Jeon & Anitta Machika
81 Cashmere Cat, Major Lazer & Tory Lanez Miss You
84 Bad Wolves Zombie
85 Mat Kearney  Kings & Queens
■93$ Maroon 5 Wait
95 Remy Ma feat. Chris Brown Melanin Magic

 

 首位にはPerfectが返り咲き。ほかBebe RexhaのMeant To Beの最近の奮闘ぶりが光ります。ほかLet You Downが絶好調のNFの新曲、Tinasheの久々のシングル、中国出身のZ.Taoの新曲などが注目を集めています。

 

iTunes アルバム順位 (アメリカ)

1 Fall Out Boy M A N I A
2 Various Artists The Greatest Showman
3 LANCO Hallelujah Nights
4 Rend Collective Good News
5 Devin Dawson Dark Horse
6 Of Mice & Men Defy
7 KIDZ BOP Kids Kidz Bop 37
8 Black Label Society Grimmest Hits
9 EDEN vertigo
10 First Aid Kit Ruins

 

 Fall Out BoyiTunesアルバムが1位。息の長いバンドなので、店頭セールスもある程度期待できそうですが、ストリーミングやシングルセールスの数字が期待できないため、アルバムチャートでThe Greatest Showmanに勝てるかは微妙です。ほかスウェーデンのフォークバンド、First Aid Kitや、カントリー5人組のLANCOが上位に入っています。

 

⑤現在ラジオで上り調子の10曲

12 Bruno Mars & Cardi B Finesse
7 Dua Lipa New Rules
28 G-Eazy & Halsey Him & I
187 Luke Bryan Most People Are Good
45 Bebe Rexha & Florida Georgia Line Meant to Be
263 Enrique Igelesias feat. Bad Bunny El Baño
8 Charlie Puth How Long
1 Ed Sheeran Perfect
27 Chris Young Losing Sleep
39 Old Dominion Written In The Sand

 

 Bruno Mars+Cardi BのFinesseが他を圧倒するスピードで急上昇中。また、ダウンロードで好調のMeant To Beにラジオの伸びが加われば、Hot 100のトップ10も見えてきそうです。

 

⑥各ラジオ局で今週かかりはじめた曲

✫ポップ系

46 Liam Payne & Rita Ora For You

 Rita OraはYour SongやLonely Togehterでは、USポップ系ラジオに登場するのはUKでのヒットから少し時間が経ってからでしたが、今回のFor Youではリリース早々にポップ系ラジオに登場。Hot 100での躍進に期待できそうでしょうか。

 

✫アダルトポップ系

45 Gavin James Hearts On Fire
47 Anderson East All On My Mind
49 Beck Up All Night
50 Camila Cabello Never Be The Same

 ロック系ラジオで絶好調のBeckのUp All Nightがロック以外の系統にも登場。Feel It Stillのようなヒットになるかもしれないです。

 

✫リズミック系

49 Lil Xan Betrayed
50 French Montana Famous

 French Montanaの新シングルが登場。

 

✫アーバン系

41 Daniel Caesar feat. Kali Uchis Get You
45 Quality Control feat. Quavo & Lil Yachty Ice Tray

 Hot 100にもエントリーしたIce Trayがラジオでもかかり始めています。

 

 

⑦ その他のストリーミングのトップ10

 

 データが充実している、規模が大きい、リスナーのジャンルが比較的バラけているなどという点でこの記事ではSpotifyを主な観察対象にしていますが、他のストリーミングサービスも興味深い動きを見せています。今回からは3つのストリーミングサービスのトップ10を定点観察していきます。

 

Apple Music

1 Cardi B feat. 21 Savage Bartier Cardi
2 Bruno Mars feat. Cardi B Finesse
3 Post Malone feat. 21 Savage rockstar
4 Migos, Nicki Minaj & Cardi B MotorSport
5 Offset & Metro Boomin Ric Flair Drip
6 6ix9ine, Fetty Wap & A Boogie wit da Hoodie KEKE
7 G-Eazy feat. A$AP Rocky & Cardi B No Limit
8 Lil Skies feat. Landon Cube Red Roses
9 Post Malone I Fall Apart
10 Kodak Black feat. XXXTentacion Roll in Peace

 

 Apple Musicの特徴は圧倒的なHip-Hop / R&B人気。これは2016年にDrake、Frank Ocean、DJ Khaledなどのアルバム独占配信でユーザーを集めたことが理由と思われます。Spotifyよりもデータが反映されるまでにタイムラグがあり、現時点ではまだ今週のリリースは反映されていないと思います。(デイリーランキングです)

 ヒップホップの中でも、新しくアルバムがリリースされたもの、一番人気のプレイリストHip-Hop A Listに入っている曲が人気という印象があります。

 

↑これが「アメリカ」のHip-Hop A Listです。日本のHip-Hop A Listとは微妙に違います。(USのヒップホップ曲も微妙に選曲が違う)

 

・パンドラ

1 Post Malone feat. 21 Savage rockstar
2 NF Let You Down
3 Camila Cabello feat. Young Thug Havana
4 Ed Sheeran & Beyoncé Perfect Duet
5 G-Eazy & Halsey Him & I
6 Bebe Rexha feat. Florida Georgia Line Meant to Be
7 Halsey Bad At Love
8 Migos, Cardi B & Nicki Minaj MotorSport
9 Eminem feat. Ed Sheeran River
10 G-Eazy feat. A$AP Rocky & Cardi B No Limit

 

 ラジオ型のストリーミングサービス、パンドラの週間ランキングです。Spotifyのようにリスナーのジャンルが分かれておりポップスもヒップホップも上位に入る点が特徴的。また、ラジオをベースとしてサービスなので新曲が上位に入るまである程度時間がかかります。

 

・サウンドクラウド

1 Lil Skies feat. Landon Cube Nowadays
2 6ix9ine GUMMO
3 Post Malone feat. 21 Savage rockstar
4 TM88, Southside & Lil Uzi Vert Mood
5 6ix9ine, Fetty Wap & A Boogie wit da Hoodie KEKE
6 XXXTentacion feat. Trippie Redd Fuck Love
7 6ix9ine KOODA
8 Lil Pump Gucci Gang
9 Lil Skies feat. Landon Cube Red Roses
10 Queen  Medicine

 アンダーグラウンドな曲も多いSoundcloud。規模としては影響力が低めですが、珍しいアーティストが上位に名を連ねるなど面白い動きもあると思います。最近ブレイク中の6ix9ineはサウンドクラウド出身と言われています。

 週間ランキングで、Apple Music以上のヒップホップ人気が特徴的です。

 

*1:デイリーではクリスマス期は1位でなかった

Hot 100 1/20 見どころ【イギリスポップ勢からの挑戦状 / リカレントを避けた2曲】

 

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 今週はイギリスポップ勢のHot 100登場、ビッグリリース×2のトップ10浮上が目立ったトピックだと思います。その他、リカレントルールを避けた2曲がチャート好き目線では注目でした。

↑の写真は久々のHot 100入りを成し遂げたRita Oraと、3位にジャンプアップしたBruno Mars。ちなみに……

 

※微妙にレイアウトを変えました。

 

92 Clean Bandit feat. Julia Michaels – I Miss You

 Clean Bandit のI Miss Youが92位で登場。Clean Banditにとっては3曲目*1、客演のJulia Michaelsにとっては2曲目のHot 100です。主にポップ系ラジオで人気です。Spotifyでもそこそこ人気です。(Spotify 69位、Apple Musicは200位圏外)

 Clean Banditの前シングル、Zara LarssonとのSymphonyはイギリスで1位を記録しただけでなく、イギリス年間7位と大ヒット。しかしアメリカでは週の100位にも入らないなどかなりヒット度合いにギャップがありました。今回のシングルでは客演のアメリカ人シンガー・Julia Michaelsの人気も借りてどこまで上がれるでしょうか。彼女はグラミーの新人賞候補にもノミネートされているので、その効果を多少は受けることができるか?

 

85 Lil Skies feat. Landon Cure – Nowadays

 1/10にリリースのLil Skiesのアルバムがストリーミングで好調。アルバムチャートでは初登場の中で最高位の23位を記録しています。そのアルバムから98位にRed Roses、85位にNowadaysが登場しています。いずれも客演はLandon Cureです。両者とも初のHot 100です。

まだウィキペディアのページが無いくらい知名度は低い新人ですがApple Musicでトップ10に入るなどのストリーミングでの好調でHot 100のエントリーを成し遂げました。リリースが少ない時期、かつ不規則なアルバム水曜日リリースだったことにより競合相手がほとんどいなかったことがプラスに働いたのでしょうか。

 

82 Liam Payne & Rita Ora – For You

 Fifty Shadesシリーズの3作目、Freedのサントラからの1曲、For Youが82位で登場。担当はLiam PayneとRita Ora。2作目のDarkerと同様に元One Directionのシンガーを起用しています。

 Rita Oraにとっては2014年のIggy AzaleaとのBlack Widow*2以来の久々のHot 100に。イギリスでは2017年、3曲トップ10が出る(Your Song、AviciiとのLonely Together、Anywhere)など絶好調でしたが、アメリカのポップ系ラジオであまりかからなかったことなどでHot 100入りが出来ませんでした。今回は組んだLiam Payneの効果もあってその3曲よりもラジオではかかりそうなので、そこそこ上昇が期待できそうです。2012年のHow We Do (62位)越えをまずは期待したいです。

 Rita OraはCharli XCX、Bebe Rexha、Cardi Bを迎えたGirls Girlsが噂されていますが、最近Charli XCXがInstagramのストーリーにこのような画像を上げており、この曲は実在しそうです。Bebe Rexha、Cardi Bがいるかはまだ不明ですが(Lonely Together、Anywhere、For YouとRita Oraと組むことが多いAndrew WattとCharli XCXが一緒にいるため、Charli XCXとAndrew Wattは今まで組んだことが無いので、Charli XCXの曲の可能性は低め)

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ちなみにFifty Shades シリーズのメイン曲は、「シンガー / ソングライター分離性」が多いことが特徴に挙げられます。詳しくは……↓

 

 

 

78 Zac Efron & Zendaya – Rewrite The Stars

 先週に引き続き、アルバムチャート1位を記録したThe Greatest Showmanのサントラ。ストリーミングでの好調により、数曲がHot 100で上昇。The Greatest Showが95位→88位、Rewrite the Starsが85位→78位、This Is Meが83位→64位に。唯一Never Enoughは88位→99位と下降しました。

 セールス、ストリーミングの両方で安定した成績を記録しているため今後しばらくアルバムチャートの上位に居座りそうです。来週はCamila Cabelloを打ち破ってのアルバム1位の可能性も。

 

56 Maren Morris – I Could Use A Love Song

 今週カントリーラジオの1位に浮上したMaren MorrisのI Could Use A Love Song。Hot 100でも62位→56位と順位を上げています。今週21週目のチャート滞在で、「21週目以降の曲は51位以下に落ちるとチャートから除外」というリカレントルールが今週適用される可能性がありましたが、「上昇している曲はこのルールを適用しない」という例外に該当し、見事リカレントを回避しました。ロングヒットを成し遂げたということです。

ただし、ラジオの伸びシロがあまり無いため、来週以降はリカレントを回避できず、チャートから外れてしまうかも。

 

43 Kendrick Lamar & SZA – All The Stars

 Kendrick Lamarがプロデュースした、ブラックパンサーのサントラからの1曲。Kendrick LamarとSZAのAll The Starsが43位で登場しています。ダウンロード・ストリーミングの両方で高めの成績を記録しています。このブラックパンサーのサントラは全曲Kendrick Lamarのプロデュースと報じられており、SZA、Jay Rock、Future、James Blake、Vince Staplesなど多様なゲストが参加することもあって、Kendrick Lamar版 “More Life”のようなアルバムが完成する予感がします。誰を起用するのか?どこまでの売上/ストリーミングを記録するのか、など注目の作品です。

 

39 Thomas Rhett – Marry Me

 カントリー系ラジオでの急上昇や、ダウンロードでの高い数字を記録しているThomas RhettのMarry Me。今週44位→39位とトップ40入りを成し遂げました。昨年のアルバム、Life ChangesからはCraving You・Unforgettableなどポップなシングルカットが多かったですが、今回のMarry Meは彼のヒットDie A Happy Manのようなバラード系カントリーです。

 

22 Ed Sheeran – Shape of You

 今週53週目のチャート滞在を迎えたShape of You。つまり1年越えを達成しています。1年を越えた曲には「53週目以降の曲は26位以下に落ちたらチャートから外れる」という厳しいリカレントルールがあるのですが、Shape of Youは今週22位でこれを回避しました。1年越えのリカレントルールが適用されて(2015年末~)から、これを回避したのはUptown FunkとShape of Youの2曲のみです。途中Hip-Hop / R&B系ラジオでもかかるなど、幅広く根強いラジオでの支持がロングヒットに繋がったのだと思います。

 ただし、今週13位→22位と落ちているので来週もこのルールを回避するのは厳しそうです。また、今週52週目のチャート滞在を迎えた34位のDespacito、38位のThat’s What I Likeもこのルールが来週適用され、Hot 100から外れそうです。

 ちなみに「1位デビューをした曲の中で最長チャート滞在」というマイナーな記録を更新しています。(今まではCan’t Stop The Feeling!の52週が最長、それまではShake It Offの50週)

 

12 Lil Pump – Gucci Gang

 今週トップ10から外れたLil Pump のGucci Gang。ピーク3位の曲としてはやや早いトップ10からの陥落な気もします。ストリーミングでの数字は抜群ですが、リズミックやHip-Hop/R&B系ラジオのいずれでもトップ10に入らないなどラジオのサポートが少なめだったことが、今週トップ10から外れた要因かと思われます。

 意外にもこのGucci Gang以外Hot 100に入った経験の無いLil Pumpですが、今後またヒットに恵まれるでしょうか。まだ客演への参加が少ないので、客演でのヒットにも今後期待したいです。ちなみに彼の新曲Designerが今週のチャートに反映されましたが、Bubbling Under (125位以上相当)にも入らず。

 

9 Justin Timberlake – Filthy

 Justin TimberlakeのFilthyが9位で登場。n’sync時代を入れて24曲目のトップ10。ダウンロード、ストリーミングで高次元の成績を記録しただけでなく、ラジオも早々に35位まで伸ばすなど、3つの指標全てで好調でした。ラジオは今後も順調に伸びていきそうですが、ストリーミングが既に落ちてきている点が気がかりです。(Spotify 60位、Apple Musicは200位圏外) ダウンロードはそこそこです。

 Can’t Stop the Feelingが1位で登場し、長く2位をキープしたものの1位に再浮上できなかったように、このFilthyも次週以降の大幅な浮上は期待できないかもしれません。ラジオの数字は優秀なので、そこまで悪いチャート成績にはならないと思いますが、ストリーミングの低さが足を引っ張って、Hot 100では5位ぐらいが現実的な目標でしょうか。

 

3 Bruno Mars & Cardi B – Finesse

 先週の1日集計から今週は7日分フル集計となり、大幅に順位を伸ばしたBruno MarsとCardi BのFinesse。24K Magicで記録した4位を上回る、3位まで到達しました。ダウンロード2位、ストリーミング1位、ラジオ14位と全てで高い数字を記録しています。ポップ系・リズミック系・Hip-Hop / R&B系など幅広いラジオでかかっており、今後かなりのラジオのポイントが期待できそうです。ダウンロード、ストリーミングがそこまで調子を落とさなければ、長く上位に留まりそうです。時期が良いので2018年間1位の候補の一つと考えて良い気もします。

ラジオでの好調、複数バージョンでのダウンロードを稼いでいるなどによって、現在Hot 100の1位はPerfectですが、いずれその1位の座を奪うのが当面の目標です。ただし、来週はアルバムリリースの効果でダウンロードをかなり伸ばしたHavanaが1位を獲得する可能性も!

ちなみにCardi Bは今週4曲が同時にトップ10に入る可能性がありましたが、Bodak Yellowが今週17位に落ちたため、今週も引き続き3曲同時トップ10入りに。Bartier Cardiが今週14位に上昇したため、引き続き4曲同時トップ10の可能性は残っています。

 

× Taylor Swift – Look What You Made Me Do

 Taylor SwiftのLook What You Made Me Doが今週チャート圏外へ。一時期76位まで沈んだものの終盤巻き返して、最後の週は55位に。ただし尻すぼみの印象がかなり強いです。1位を記録した曲としては近年屈指の急落下で、ストリーミング導入以降1位を記録した曲では最短のトップ10滞在(8週)で、その同じトップ10に8週だったHarlem Shakeの一番低い順位が70位だったことを考えると、いかに後半不調だったかが分かると思います。

 ちなみに次シングルReady For Itも今週80位/19週目とボロボロ。ビデオがリリースされたEnd Gameに期待がかかりますが、果たして……

 

× P!nk – What About Us

 What About Usがオーストラリア1位、イギリス3位、ドイツ3位などを記録し、世界各国で健在ぶりをアピールしたP!nk。母国アメリカでもテイラーに次いで2番目に高いアルバム「セールス」を記録するなど好調でした。しかし、ダウンロード・ラジオの好調に対して、ストリーミングでは人気が低く、Hot 100ではトップ10に入れませんでした(ピーク13位)。セールスやラジオでは健在ぶりをアピールしましたが、ストリーミングでの不調が今後どう響くかに注目です。今週95位で再登場した次シングルBeautiful Traumaは今後どうなるか。

 

P!nkの健在ぶりを表すツイート?

 

 

 

チャートで今週伸びを見せた曲たち

今週最もラジオで伸びた曲          Bruno Mars & Cardi B – Finesse

今週最もダウンロードが上昇した曲 Bruno Mars & Cardi B – Finesse

今週最もストリーミングが伸びた曲 Kendrick Lamar feat. ZACARI – LOVE.

最も高い順位で新登場した曲          Justin Timberlake – Filthy

 

 

今週チャートから外れた曲 (7曲)

【左の数字は先週の順位、右(ピーク順位🗻/チャート滞在週数⏰)】

98 XXXTentacion feat. Trippie Redd – F**k Love (🗻41位 /⏰19週)

97 NAV feat. Lil Uzi Vert – Wanted You (🗻64位 /⏰7週)

96 Tank – When We (🗻86位 /⏰6週)

94 Zayn feat. Sia – Dusk Till Dawn (🗻44位 /⏰17週)

69 Luke Bryan – Light It Up (🗻57位 /⏰19週)

55 Taylor Swift – Look What You Made Me Do (🗻1位 /20週)

43 P!nk – What About Us (🗻13位 /22週)

 

 

来週以降にHot 100に入るポテンシャルを持った曲をピックアップしました

 

6ix9ine, Fetty Wap & A Boogie Wit da Hoodie – KEKE

日曜日にリリースされた一曲。ストリーミングでは既に急浮上しており、来週のチャートにはもう登場しそうです。Fetty Wapは久々のHot 100入りなるか。

 

The Chainsmokers – Sick Boy

 水曜日にリリースされたThe Chainsmokersの新曲。ただしまだダウンロードやストリーミングが伸び切っていないため、来週のHot 100には登場しなさそう。(再来週に持ち越し)、ちなみにこの曲はCloserに携わったShaun Frank、Don’t Let Me Downなど複数曲に携わったEmily Warrenの両者がソングライトを担当しており、The Chainsmokersオールスター集合といったところでしょうか。

 

The Cranberries – Linger

The Cranberries – Dreams

The Cranberries - Zombie

 ボーカルが亡くなったことに対して追悼の意を込めてダウンロード増。ただし過去のヒット曲で、50位以上に入る必要がありハードルが高いのでHot 100エントリーは厳しいかも。ただしHot 100エントリー歴が無いZombieは51位以下でもHot 100に入ることができるかもしれません。Zombieがこの中ではHot 100入りの可能性があるでしょうか。

 ちなみにEminemの直近のアルバムに収録されたIn Your HeadはZombieをサンプリングしています。

 

今週のプレイリスト

 

 

✫半年前のHot 100


✫1年前のHot 100


*1:メンバーが参加したDo They Know It’s Christmas? 2014は除く

*2:自身が参加したDo They Know It’s Christmas? 2014は除く

1/12 リリース新曲/新作の初動を観察 【Troye SivanやCamila Cabello、評論とセールス両方で躍進??】

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 先週はBruno Mars、Justin Timberlakeなどの大物シンガーのリリースが多かったですが、今週際立ったのはTroye Sivan・Camila Cabelloという若手シンガーたちです!

 Camila CabelloのアルバムはそのTroye Sivanが太鼓判を押しています。

 

 

Spotify デイリーのアメリカトップ10 (金曜日)

1 Post Malone feat. 21 Savage rockstar
2 Bruno Mars feat. Cardi B Finesse (Remix)
3 G-Eazy feat. A$AP Rocky & Cardi B No Limit
4 Camila Cabello feat. Young Thug Havana
5 Cardi B feat. 21 Savage Bartier Cardi
6 Camila Cabello Never Be the Same
7 Post Malone I Fall Apart
8 Offset, Metro Boomin Ric Flair Drip
9 Kendrick Lamar & SZA All The Stars
10 G-Eazy & Halsey Him & I

 

 Bruno Mars・Cardi BのFinesseがrockstarに迫るものの、rockstarが1位をキープ。そしてアルバムをリリースしたCamila Cabelloのシングルが2曲Spotifyトップ10に浮上。各国でヒットの実績を既に残しているHavanaが4位、次シングルのNever Be the Sameが6位まで浮上しています。Havanaはアルバムリリース前からSpotifyのトップ10にいましたが、Never Be the Sameはこのタイミングで大幅な浮上を成し遂げました。アルバムリリースのタイミングで「発掘」され、今後はシングルとしても成功を収めることができるでしょうか。
 ほか先週リリースのKendrick Lamar・SZAのAll the StarsがSpotifyトップ10をキープする一方、Justin TimberlakeのFilthyは40位まで順位を落としています。

 

② 新曲/新アルバムからのシングル アメリカSpotifyデイリー順位 (金曜日)

13 Troye Sivan My My My!
※34 Camila Cabello Real Friends
■35 Taylor Swift feat. Ed Sheeran & Future End Game
44 Camila Cabello In the Dark
50 Jay Rock, Kendrick Lamar, Future & James Blake King's Dead
55 Marshmello & Lil Peep Spotlight
■58 Dua Lipa IDGAF
74 Camila Cabello Into It
77 Camila Cabello She Loves Control
81 Camila Cabello All These Years
92 Eminem feat. 2 Chainz & Phresher Chloraseptic (Remix)
107 Camila Cabello Consequences
115 Camila Cabello Inside Out
123 Camila Cabello Something's Gotta Give
162 Carrie Underwood feat. Ludacris The Champion
175 Enrique Iglesias feat. Bad Bunny EL BAÑO

※ 新アルバムに登場

■ ビデオが新しく公開された曲

 

 まずはTroye SivanのMy My My! 彼はまだHot 100エントリーが3曲でそこまで上位にも入っていない(Youthが23位、Happy Little Pillが92位、Martin GarrixとのThere For Youが94位)ですが、iTunesでも瞬間最高3位まで到達・そしてSpotifyでも13位まで食い込むなど躍進しています。評価が高く(批評メディアの多くで80点前後を記録)、ロングヒットだった(週ピークが7位ながらも、2016年間で53位)、前アルバムBlue Neighbourhoodでの熱量が一気にシングルリリースで昇華されたということでしょうか!
 そしてこの曲最大のサプライズはPitchforkがBest New Trackに選んだということ。Pitchforkは今まで彼を取り上げたことは無かったですが、近年のポップス重視の流れを受けて、このタイミングでのBest New Track選出に踏み切ったようです。
(Pitchforkのポップス化については↓の記事)


 そしてCamila Cabelloのアルバムからは全10曲が全てランクイン。女性シンガーとしてはかなり「ストリーミングで大成功」といえる成績で、Spotifyの記録が残る2015年以降、アルバムの全曲がSpotifyデイリーのランキングに入ったのはSelena Gomez (Revival)、Rihanna(Anti)、Lorde(Melodrama)、Taylor Swift (Reputation)、そしてCamila Cabello (Camila)の5名のみ。今回のCamilaは成績も全体的に高く、Lorde、Taylor Swiftを上回る成績*1を記録しています。 つまりここ2年弱くらいの女性シンガーのアルバムで「最もストリーミングで成功したアルバム」ともいえるかも。
 このアルバムには元々、Ed SheeranやChance the Rapper、Charli XCXなどの豪華ゲストの参加が噂されていましたが、結局ゲストはHavanaでのYoung Thugのみ。特にEd Sheeranがゲストにいれば、注目は容易に集められるだろうし、ヒットも確実でしょう。そのような豪華ゲストを切ってもここまでのストリーミング成績を収められたということは、それだけCamila Cabelloに対する期待感が高かった、そしてアルバムが良かったということが言えると思います。
 批評家からの評価はまだ出きっていませんが、NMEで4/5点など上々の評判。これから他のメディアが何点をつけるか気になります。
 
 上記した5アルバムのうち、Selena Gomez、Rihanna、Taylor Swiftは知名度が高いですが、その3人と比べるとLorde、Camila Cabelloはやや知名度低め(相対的に)。つまり、この2アルバムに今後「いかに女性シンガーがストリーミングで成功するか?」というヒントがあるようにも思います。
 この2アルバムでは両方ともFrank Dukesというプロデューサーが活躍。LordeのMelodramaでは6曲/11曲をプロデュース、そしてCamila CabelloのCamilaではメインのプロデューサーを務めています。この2アルバムは彼のもと、ゲストは少なく「アルバム単位としての構成」を意識した作品だと思います。(Camilaのほうはある程度Melodramaを意識した構成だと思います) この2つのアルバムは近年の女性シンガーのアルバムの成功例として一つの目安になると思います。

 ほか、映画ブラックパンサーからの、Kendrick Lamar、Future、Jay Rock、James BlakeのKing's Dead、MarshmelloとLil PeepのSpotlightなどが登場。両方とも独特なビートが特徴のラップ曲です。
 また、ビデオがリリースされたEnd Gameはそこまで上昇せず。効果が現れるのはこれから?Dua LipaのIDGAFはこれからシングル化でしょうか。

 

 iTunesアメリカップ10+新曲の順位 (金曜日)

($は割引)

1 Carrie Underwood feat. Ludacris The Champion
2 Bruno Mars feat. Cardi B Finesse (Remix)
3 Ed Sheeran Perfect
4$ Camila Cabello feat. Young Thug Havana
5$ Bebe Rexha & Florida Georgia Line Meant to Be
6 Justin Timberlake Filthy
7 Dan + Shay Tequila
8 Troye Sivan My My My!
9 Imagine Dragons Thunder
10 Post Malone feat. 21 Savage rockstar

 

11$ Camila Cabello feat. Young Thug Havana (アルバム)
□12 Taylor Swift feat. Ed Sheeran & Future End Game
13 Camila Cabello Never Be the Same
21 Ansel Elgort Supernova
28 Marshmello & Lil Peep Spotlight
42 Blue October I Hope You're Happy
46 Enrique Iglesias feat. Bad Bunny EL BAÑO
51 Camila Cabello Consequences
63 Jay Rock, Kendrick Lamar, Future & James Blake King's Dead
73 Anderson East All On My Mind
77 Russ Flip
81 Scotty McCreery  Wherever You Are
91 Camila Cabello Something's Gotta Give
95 Hunter Hayes This Girl
97 Upchurh & Colt Ford Shoulda Named It After Me
98 Camila Cabello All These Years

 

 iTunes首位に立ったのはCarrie UnderwoodのThe Champion。カントリー歌手のCarrie Underwoodですが、この曲は彼女が客演を務めたKeith UrbanとのThe Fighterのようなポップ曲で、カントリー以外のリスナーにも人気になるかも。
 ほかTroye SivanのMy My My!が8位まで躍進、ほかカントリーデュオのDan + ShayのTequilaが上位につけています。

 End Gameはダウンロードもまだそこまで伸びていません。そしてもう一つ注目なのはCamila CabelloのアルバムからのiTunesでの人気曲で、iTunesで人気*2のConsequences、Something's Gotta Give、All These YearsはSpotifyではどちらかというと人気の無い曲でした。これはiTunesSpotifyのユーザーの趣味が違うということなのか、またSpotifyで聞きたい曲とiTunesでダウンロードしたい曲が違うということなのか、真相はよく分かりませんが、「サービスごとの分断」という点で興味深い現象な気がします。(ほかApple MusicとSpotifyで人気曲が違ったりする)

(参考 Apple MusicとSpotifyの違いの2記事)

 


 

iTunes アルバム順位 (アメリカ)

1 Camila Cabello Camila
2 Various Artists The Greatest Showman
3 Black Veil Brides Vale
4 Anderson East Encore
5 BØRNS Blue Madonna
6 Taylor Swift Reputation
7 Eminem Revival
8 Joe Satriani What Happens Next
9 Ed Sheeran ÷ (Deluxe)
10 Corrosion of Conformity No Cross No Crown

 

 iTunesでも首位に立ち、ストリーミングで上々の成績を記録しているCamila CabelloのCamilaですが、ライバルのThe Greatest Showmanのサントラもダウンロード・ストリーミングの両方で高い数字をキープしているため、アルバム首位争いで勝てるかは微妙です。
 ですが、仮にアルバム2位だとしても、古巣Fifth Harmony越えは達成できます。(Fifth Harmonyはセルフタイトル、7/27でのアルバム4位が最高位)

 ほかBlack Veil Brides、BØRNS、Joe Satriani、Corrosion o Conformityなどのアルバムが登場。

 

⑤現在ラジオで上り調子の10曲

25 Justin Timberlake Filthy
7 Dua Lipa New Rules
3 Halsey Bad At Love
187 Luke Bryan Most People Are Good
20 MAX feat. gnash Lights Down Low
4 Post Malone feat. 21 Savage rockstar
28 Migos, Nicki Minaj & Cardi B MotorSport
1 Ed Sheeran Perfect
26 NF Let You Down
6 Sam Smith  Too Good At Goodbyes

 

 Filthyが驚異的なスピードでラジオの数字を伸ばしています。ほかMAXのLights Down Lowの粘りにも注目です。

 

⑥各ラジオ局で今週かかりはじめた曲

✫ポップ系

14 Justin Timberlake Filthy
47 Maroon 5 Wait
48 Lil Pump Gucci Gang
49 Lost Kings feat. Sabrina Carpenter First Love
50 Alan Walker, Noah Cyrus & Digital Farm Animals All Falls Down

 Filthyはもう14位まで到達。Maroon 5の次シングルはWaitに。またLil PumpのGucci Gangがこのタイミングでポップ系ラジオに到達。ストリーミングは既に下り坂ですが……あと最近こんなリミックスも……(チャートへの影響はないです。)


 

✫アダルトポップ系

21 Justin Timberlake Filthy
45 Vance Joy Lay It On Me

 ここでもFilthyは強いです。オーストラリアのシンガーVance Joyが登場。

 

✫リズミック系

16 Bruno Mars feat. Cardi B Finesse
31 Justin Timberlake Filthy
40 Kendrick Lamar & SZA All The Stars
49 Migos Stir Fry
50 Sofi Tukker feat. NERVO, The Knocks & Alisa Ueno Best Friend

 Bruno Mars、Justin Timberlakeの両者が急スピードで上昇中。この2名はかかる系統も広く、ラジオでの強さが伺えます。またSofi TukkerのBest Friendがリズミック系にも登場。ラジオの成績をさらに伸ばして、Hot 100でも順位を伸ばせるか。当面の目標はピコ太郎超え??? (PPAPはピーク77位/滞在4週)

 

✫アーバン系

27 Bruno Mars feat. Cardi B Finesse
39 Kendrick Lamar & SZA All The Stars
40 SZA Broken Clocks
49 Tank When We
50 H.E.R. Focus

 Bruno Marsは直近のアルバム、24K Magic以降はアーバン系ラジオでも人気。SZAの次シングルはBroken Clocksのようです。タイミングからいして、グラミー効果でのヒットも期待できるかも。
 またTANKやH.E.R.などのR&B系シンガーも登場しています。

 

 

*1:収録曲が全体的にSpotifyデイリーの順位でどこまで高いか?という観点において

*2:シングルのHavana、Never Be the Same以外で

Hot 100 1/13 見どころ 【アリサ from Tokyo! / 日本人史上9曲目/8人目のHot 100入り!】

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ここ数週100位付近にいたBest FriendがついにHot 100入り!日本人史上9曲目のHot 100入りを達成しました!タイトルのアリサ from TokyoはそのBest Friendの歌詞の一部です。その曲を中心に今週のHot 100について書いていきます。

 

↓プレイリストです。

 

 

100 Sofi Tukker feat. NERVO, The Knocks & Alisa Ueno – Best Friend

 ついにHot 100入りを果たしたBest Friend!これで日本人にとって9曲目/8人目のHot 100入りを成し遂げました。以下が歴代でHot 100に入った日本人の曲リストです。

 

① 坂本九Sukiyaki (ピーク1位/滞在14週) /1963年

② 坂本九 – China Nights (ピーク58位/滞在6週) /1963年

③ ピンクレディー – Kiss In The Dark (ピーク37位/滞在11週) /1979年

④ YMO – Computer Game Theme from The Circus (ピーク60位/滞在9週) /1980年

⑤ オノ・ヨーコ – Walking On Thin Ice (ピーク58位/滞在10週) /1981年

⑥ 横倉裕 (Yutaka) – Love Light (ピーク81位/3週) /1981年

⑦ 松田聖子(Seiko) & Donnie Wahlberg – The Right Combination (ピーク54位/滞在13週) /1990年

⑧ ピコ太郎 – PPAP (ピーク77位/滞在4週) /2016年

⑨ (Sofi Tukker feat. Nervo, The Knocks &)植野有砂 – Best Friend (ピーク100位/滞在1週目) /2018年

 

※ ピークは週間チャートでの最高位、滞在はHot 100に何週間滞在したか?を指しています

 

坂本九は2回入ったため、Hot 100に入った「人数」では8人です。日本人が客演でHot 100にエントリーするのは今回が初です。

 

ポップ系ラジオで20位・オルタナティブロック系ラジオで20位など、ラジオを中心にポイントを稼いでいます。現在リズミック系でもかかり始めるなど、幅広い系統でかかっている点が特徴的です。そこに割引でのダウンロード増が加わり、Hot 100エントリーを達成しました。1/8にJimmy Fallonのテレビ番組に出演したことにより、そこからさらにダウンロードが増えたようです。来週のHot 100では順位がさらに伸びそうです。今後に期待です。

 

✫なぜ植野有砂さんがHot 100に入ることができた?

 この曲の4組(Sofi Tukker、Nervo、The Knocks、植野有砂)はいずれも今回がHot 100初エントリーで、知名度は高くはなかったです。しかし、iPhone XのCMにこの曲が採用されると、ラジオでもかかり始め少しずつ上昇。今週Hot 100にまで辿り着きました。CMに採用されたことが、かなりプラスに働いたといえそうですね。

 しかし、日本で歌手としての活動実績がほぼ無い(シングルリリースは今まで無いみたいです)植野有砂さんが客演に入ったのか?個人的な見解を述べると、彼女がDJをするからでは?と考えています。この曲メインのSofi TukkerはDJ / シンガーのデュオ。そして客演のNERVOはDJ2人組(この曲以外でもボーカルを担当することもある)、The Knocksはエレクトロ系デュオ(たまにボーカルも担当 前アルバムの2,5,9など)と、全員が「DJなどエレクトロ系のメンバー」で固められているということが分かります。その「DJ統一」(?)に「日本語歌詞を入れたい!」となって日本人DJの一人の植野有砂さんに白羽の矢が立ったのではないか!? というのが私の推測です。

 

※日本人とHot 100については↓の記事が分かりやすいです。

全米デビューした主な日本人の現状!

 

97 NAV feat. Lil Uzi Vert – Wanted You

 今週クリスマス曲が5曲、Travis ScottとQuavoのジョイントアルバムの7曲などがチャートから外れたことにより、Hot 100の「枠」が大きく空き、このWanted Youなど再登場が多く見られました。(計7曲) ほか、下位ではおおよそ5-10くらい順位を上げている曲が多いです。

 

92 Maluma & Nego do Borel – Corazon

 ShakiraとのChantaje、自身のFelices Los 4でHot 100入りの実績がある、コロンビア出身のシンガー、MalumaのCorazonが92位で登場。客演のNego do Borelはブラジル出身のシンガーで、一部ポルトガル語歌詞もあります。YouTubeで今週最も再生された曲のようです。(ラテン系はYouTubeで強い傾向にあります)

 昨年はラテン系のスペイン語歌詞曲の躍進が際立ちましたが、今年はブラジル系のポルトガル語歌詞の入った曲も躍進するでしょうか。

 

83 Keala Settle & The Greatest Showman – This Is Me

 今週アルバム1位を獲得したThe Greatest Showmanのサントラから、Hot 100に4曲が登場。83位のThis Is Me、85位のRewrite the Stars、88位のNever Enough、95位のThe Greatest Showman。83位のThis Is MeはKeshaによるバージョンもありますが、Hot 100にエントリーしたのはキャストによるバージョンでした。ストリーミングでも人気のこのアルバム。主にヒップホップリスナーが多いApple Musicでも、このThis Is Meが47位に食い込むなど人気という点が、個人的には意外でした。このストリーミングの成績が働き、しばらくアルバムチャートの上位に残るかも。

 

※今週のアルバムチャートは新エントリーがかなり少なく、新登場の最高位は137位のTay-Kのアルバム。(これもリリースは今週ではない)

 

80 WALK THE MOON – One Foot

 Shut Up And Danceでおなじみ、WALK THE MOONが久々のHot 100入り!One Footが80位で登場しています。Shut Up And Danceに次いで2曲目のHot 100エントリーです。オルタナティブロック系ラジオで3位と好調なほか、ポップ系ラジオでも24位に入っています。今のところラジオでのみ人気ですが、この人気がストリーミングに飛び火すればShut Up And Danceの再来になるかも。

 

71 Camila Cabello – Never Be The Same

 ラジオ・ストリーミングで数字を伸ばしてHot 100に再登場したCamila CabelloのNever Be The Same。71位での再登場。USのストリーミングではヒップホップ1強で、ポップスが弱めなので、ストリーミングで奮闘しているのは好材料です。今週末にはアルバムリリースが控えていますが(それがチャートに集計されるのは再来週)、アルバムでどこまでインパクトを残せるでしょうか。以前はEd Sheeran、Chance the Rapperなどの客演が噂されていましたが、客演はHavanaのYoung Thugのみに絞ったよう(トラックリストに名前なし)で、それがどのように働くかに注目です。

 

40 Hailee Steinfeld & Alesso feat. Florida Georgia Line & Watt – Let Me Go

 Hailee SteinfeldなどのLet Me Goがトップ40入り。Starvingに続くDJ起用が成功したといえます。Alessoにとっては2014年のHeroes (Tove Loとの)に次いで2曲目のトップ40入りです。Florida Georgia LineはBebe RexhaとのMeant To Beに引き続き、ポップ系アクトとのコラボを成功させています。

 Wattはこの曲が初のHot 100エントリーで、トップ40も初めてですが、プロデューサー/ソングライターとしては5曲目のトップ40に。

 AlessoはRita OraのAnywhere (イギリス最高2位)でもプロデューサーを務めており、今後ポップ系プロデューサーとしての仕事が増えるかもしれません。

 

35 Bruno Mars & Cardi B – Finesse

 ダウンロード・ストリーミングの集計は1日のみ、ラジオは4日(ゆるやかにしか上昇しない)のみの集計ながらも、高い人気を得たBruno Mars・Cardi BのFinesseがいきなり35位で登場。7日分がフルに集計される来週は上位へのジャンプアップが確実です。

 iTunesで現在1位、ラジオでポップ~ヒップホップ系と幅広い系列でかかり、またApple Music1位・Spotify2位とストリーミングでも好調。全てで高水準な成績を記録しており、リリース時期も集計に有利なことから、既に「2018年間シングル1位有力候補」といえるかも。昨年That’s What I Likeで少し足りなかったストリーミングで強いことがプラス材料だと思います。

 

※Bruno Mars feat. Cardi Bと表記されることが多いですが、ビルボードはBruno Mars & Cardi Bと表記しています。

 

28 Selena Gomez & Marshmello – Wolves

 20位-30位あたりに留まっているSelena GomezとMarshmeloのWolvesですが、ラジオでは好調でまだまだ伸びシロはありそう。他の国ではBad Liarなどと比べると、比較的好調ですが、アメリカでは最終的にどこまで行けるか?ポップスの割にSpotifyで奮闘していることは好材料です。

 

12 Portugal. The Man – Feel It Still

 先週に引き続き、2017年の代表的ヒットに熱視線が。今週は2017年のヒット曲のダウンロードが上昇しています。iTunesで年末企画でもあったのでしょうか。

 Despacito(30位→25位)、Believer (25位→16位)、Shape of You (19位→13位)、Feel It Still (23位→12位) などがHot 100で順位を大きく上げています。

 

8 Migos, Nicki Minaj & Cardi B – MotorSport

 今週もCardi Bが「トリプルトップ10」(=同時にHot 100のトップ10に3曲)を達成。複数週でトリプルトップ10を達成したのは女性としてはAshantiに次いで2人目。ほかのAdele、Iggy Azalea、Ariana Grandeは1週でトリプルが終わってしまいました。

 Adeleはグラミー効果でRolling in the Deepがトップ10に再浮上するものの、既にこの時点で59週目であったため続かずトップ10圏外へ。Iggy Azalea・Ariana Grandeは上位にShake It Off、Anacondaという強力な2曲が登場したため、Fancy、Problemがトップ10圏外になってしまいました。ちなみにそれぞれがトリプルトップ10を達成した、2012 3/3付けHot 100、2014 8/30付けHot 100はなかなか濃い週で、個人的にかなり好きなHot 100です。

 来週もBruno MarsとCardi BのFinesseがトップ10に上昇濃厚で、4曲同時トップ10入りの期待もできますが、10位Bodak Yellow、8位MotorSportが来週もトップ10に残れるかどうかは微妙。

 

× Huncho Jack (Travis Scott, Quavo) – Saint

 先週Hot 100に7曲が登場したHuncho Jackでしたが、今週は全滅。Apple Musicでは人気のこのアルバムですが、Spotifyではそこまで人気が無かったことが今週全曲Hot 100から外れた原因ですかね。また、Apple MusicではEye 2 Eye・Modern Slaveryが人気、SpotifyではSaint・Dubai Shitが人気とそれぞれで人気曲が違うこともマイナスですね。

 昨年のMeek MillのアルバムもApple Musicの人気によってHot 100に7曲が登場するも、翌週はシングルのWhatever You Need以外が全てHot 100から外れるという似たようなチャートアクションをとっていました。

(参考)


 

× Andy Williams – It’s the Most Wonderful Time Of The Year

 ラジオもダウンロードもストリーミングも全て、集計期間がクリスマスよりも後になったため、クリスマス曲は今週全てチャートから外れてしまいました。その空いた枠に、今後どのような新しい曲が入ってくるか楽しみです。

 

今週チャートから外れた曲 (15曲)

【左の数字は先週の順位、右(ピーク順位🗻/チャート滞在週数⏰)】

93 Eminem feat. Beyoncé – Walk On Water (🗻14位 /⏰5週)

92 Huncho Jack – Saint (🗻92位 /⏰1週)

90 Huncho Jack – Motorcycle Partches (🗻90位 /⏰1週)

87 Huncho Jack – Huncho Jack (🗻87位 /⏰1週)

83 Huncho Jack feat. Offset- Dubai Shit (🗻83位 /⏰1週)

71 Huncho Jack – Black & Chinese (🗻71位 /⏰1週)

69 Imagine Dragons + Khalid – Thunder / Young Dumb & Broke (Medley) (🗻69位 /⏰1週)

68 Huncho Jack – Modern Slavery (🗻68位 /⏰1週)

65 Huncho Jack feat. Takeoff – Eye 2 Eye  (🗻65位 /⏰1週)

64 Tay-K – The Race  (🗻44位 /⏰20週)

46 Burl Ives – A Holly Jolly Christmas  (🗻38位 /⏰5週)

42 Nat King Cole – The Christmas Song(Merry Christmas To You) (🗻37位 /⏰12週)

38 Andy Williams – It’s The Most Wonderful Time Of The Year (🗻32位 /⏰5週)

36 Brenda Lee – Rockin’ Around The Christmas Tree (🗻14位 /⏰22週)

13 Mariah Carey – All I Want For Christmas Is You (🗻9位 /⏰24週)

 

 

来週以降にHot 100に入るポテンシャルを持った曲をピックアップしました

 

Justin Timberlake – Filthy

Burno Mars・Cardi BのFinesseを上回るスピードでラジオを急上昇中の1曲。今週既にポップ系ラジオ23位・ラジオ(総合)45位まで食い込んでいます。

 今週は集計がラジオのみで、120位(相当)に留まりましたが、ダウンロード、ストリーミングが集計され、ラジオも伸びるであろう来週は高い順位でのHot 100登場が期待できます。ただし、ストリーミングはApple MusicやSpotifyでここ数日急落中など、そこまで数字を稼げていないかも。

 

Lauv – I Like Me Better

Alice Merton – No Roots

昨年ヨーロッパを中心に人気を博した2曲がラジオでポイントを稼ぎ、Hot 100に接近中。この2曲は特にドイツでは人気で、I Like Me Betterは年間42位、No Rootsは年間14位に入っていました。(ちなみにLauvはイギリス人、Alice Mertonはドイツ人)

 I Like Me Betterは今週103位(相当)、No Rootsは今週122位(相当)。ヨーロッパから遅れること数ヶ月、遂にアメリカ上陸なるか。