チャート・マニア・ラボ (CML)

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ようこそ!音楽チャートの世界へ!

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みなさん。こんにちは。知っている方も初めての方も、こんにちは!

はじめましてチャートと申します!

(ちなみにアンダーバー_は5個)

 

音楽チャート、またポップ音楽について考察していきたい、自称チャート研究者によるブログです。

 

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4/20 新曲/新リリースの初動を観察 【J. Coleの圧倒的ストリーミング / アリアナ新曲は何位スタートか?】

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  今週活躍が際立ったのはJ. Cole。アルバムがえげつない規模でストリーミングされています。SpotifyでもApple Musicでも無双しています。ほか注目のAriana Grandeの新曲は果たして1位を獲得することが出来るのか?などを分析していきます。

 

Spotify デイリーのアメリカトップ10 (金曜日)

1 J. Cole KOD 4,233,070
2 J. Cole Photograph 3,561,388
3 J. Cole ATM 3,408,026
4 J. Cole Motiv8 3,357,778
5 J. Cole Kevin's Heart 3,200,312
6 J. Cole feat. kiLL edward The Cut Off 3,059,136
7 J. Cole 1985 (Intro to "The Fall Off") 2,886,877
8 Drake  Nice For What 2,812,306
9 J. Cole BRACKETS 2,775,277
10 J. Cole Intro 2,519,357

※赤字は新曲、数字は一日の再生数

 

 J. Coleのアルバムから9曲がSpotifyトップ10入り!Drakeの”Nice For What"以外は全部J. ColeがSpotifyトップ10を占めています。ここまでSpotifyの上位を占めたのは”More Life"と”DAMN."くらいですね。J. Coleは前アルバム”4 Your Eyez Only"が全曲Hot 100のトップ40入り(ヒットの基準とされる)しましたが、今回のアルバムでもアルバム曲がHot 100の高い順位に食い込みそうです。

 

② 新曲/新アルバム アメリカSpotifyデイリー順位

 

・J. Cole - KOD 圏内:12/12曲

11 J. Cole feat. kiLL edward FRIENDS
12 J. Cole Once and Addict - Interlude
13 J. Cole Window Pain - Outro

  8位の”Nice For What"を除いては、J. Coleのアルバム曲すべてが他のいかなる曲よりも高いストリーム数を記録。圧倒的な成績でSpotifyを制覇しています。

 前回のアルバムに引き続き、J. Coleはアルバムでストリーミングを制しました(↓図参考)※この表にはストリーミング数は載っていませんが、1位の”Deja Vu"が250万ストリーム程度だったようです。(つまり今回のほうが規模が大きい)

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・Avicii関連

45 Avicii Levels
46 Avicii Wake Me Up
53 Avicii feat. Sandro Cavazza Without You
62 Avicii Waiting For Love
68 Avicii feat. Rita Ora Lonely Together
69 Avicii Hey Brother
160 Avicii The Nights

 Aviciiの訃報を受け、代表曲がSpotifyで上昇。”Levels"や”Wake Me Up"が人気。この2曲はiTunesでも上位につけています。

 ただしHot 100への再登場の可能性は低いかと思います。なぜかというと”Wake Me Up"はチャートに53週滞在しており、再登場するには25位以上にランクインする必要があるからです。(53週目以降の曲が26位以下に落ちるとチャートから外れるというルールがある。*1

 また昨年のLinkin Parkの時と比較すると、Hot 100の34位で再登場した”Numb"はSpotifyのデイリー最高13位まで到達していたので、それよりもSpotify順位の低い”Wake Me Up"は望みが薄いような気がします。

 ダウンロードの規模は大差なさそうですが、①25位以上に入る必要がある、②ストリーミング数がLinkin Parkと比べて少なめ の2点で”Wake Me Up"のHot 100再登場の可能性は低いと思います。

(参考 7/21リリースの新曲などの動向 【Linkin Parkの曲がSpotify200位圏内に28曲登場 +4つの注目アルバム】 - チャート・マニア・ラボ (CML)

 

・新曲群

15 Ariana Grande No Tears Left To Cry
30 Khalid, 6LACK & Ty Dolla $ign OTW
43 The Chainsmokers Somebody
54 Billie Eilish & Khalid lovely
61 Liam Payne & J Balvin Familiar
64 Rae Sremmurd feat. Travis Scott CLOSE
89 Wiz Khalifa 420 Freestyle
128 Sugarland feat. Taylor Swift Babe
129 Anne-Marie 2002
141 G Herbo feat. Lil Uzi Vert Who Run It (Remix)
188 Burns Hands On Me
192 Russ Basement

  注目のAriana Grande、”No Tears Left To Cry"はSpotify17位スタート。Spotify17位というと微妙に思えますが、J. Coleアルバムなどで上位が激戦区になっているだけで、再生数は約170万と上々の数字を確保しています。

 ”Nice For What"、”God's Plan"と比べるとややストリーミング数で劣りますが、ダウンロードでは大差をつけています。では、アリアナ新曲はHot 100で何位スタートになるでしょうか?

 「トップ10デビューは確実だけど、良くても3位」 

ツイッターのPop CraveにHot 100予想を提供するドイツのSimon Falk氏の見解。ストリーミングが足らず、”God's Plan"と”Nice For What"は抜かせないということでしょうか。しかし個人的な見解を言うと「1位デビューを諦めるのはまだ早い!」です。

 1位デビューの芽は潰えていない、と私は考えています。

 それは意外とApple Musicで奮闘していること。この予想の後、Apple Musicのランキングが更新されました。トップ10はじめ上位はJ. Coleが独占していますが、"Nice For What"が13位、”God's Plan"が15位に対して、”No Tears Left To Cry"は17位!そこまで差をつけられずに食い下がっているのです。正直Apple Musicではストリーミング数で大敗を喫すると思っていたのでこれは意外です。この程度のストリーミング差ならダウンロードの圧倒で埋められるかもしれない?そう思えてくるのです。

 他に重要だと思うのはラジオです。”Nice For What"はリズミック・アーバンなどのラジオで好調で、ラジオのポイントもかなり稼いでいるので、このポイントでも差を詰める or むしろ追い抜かすぐらいしないと、”No Teares~”はHot 100の順位争いで負けてしまうでしょう。

  たしかにポジティブな要素はいくつかありますが、正直週の後半になるとDrakeとアリアナでストリーミングに大差がつく予感しかしないので、まあやっぱり結局は3位(以下)デビューの線が基本的には強いですね。ただしストリーミングで今後も食い下がれば可能性は0では無いです。ストリーミングを要観察です。

 

 ほか今週はKhalidが活躍。Ty Dolla $ign、6LACKと組んだR&B系統の”OTW"と、16歳のシンガーBillie Eilishと組んだ”Lovely"が注目されています。Khalidは幅広いジャンルのアーティストと組んで「ヒット請負人」のようになっていますね。今年も大活躍でしょうか!

 ほかトレンドど真ん中を行くLiam Payne、Rae SremmurdとTravis Scottの注目コラボ、今話題の”Who Run It"にLil Uzi Vertが参加など。テイラーが客演で参加したカントリー曲は注目度が低め。

 The Chainsmokersの”Somebody”はEP形式でリリースされている模様で、このタイミングで"Everybody Hates Me"と”Sick Boy"のストリーミングが上昇しました。

 イギリス人ポップシンガーはかなりアメリカで不遇の傾向があるので、Anne-Marieの"2002"は健闘していると言えますかね。

 

③  iTunesアメリカ 新曲の順位など

1 $ Ariana Grande No Tears Left to Cry
2 Sugarland feat. Taylor Swift Babe
3 Bebe Rexha & Florida Georgia Line Meant to Be
4 Drake Nice For What
5 Carrie Underwood Cry Pretty
6 Avicii  Wake Me Up
7 J.Cole KOD
8 Imagine Dragons Whatever It Takes
9 Khalid, 6LACK & Ty Dolla $ign OTW
10 Jason Aldean You Make It Easy

 $は割引

 

 割引効果もあってAriana Grandeの新曲がiTunes首位を独走。Hot 100の高い順位でスタートするには、この差をできるだけキープしたいですね。

 2位はTaylor Swiftが客演に入ったカントリー曲、Avicii追悼の”Wake Me Up"が6位。

 

23 J. Cole Photograph
36 J. Cole Kevin's Heart
39 J. Cole ATM
47 J. Cole 1985 (Intro to "The Fall Off")
55 J. Cole Window Pain (Outro)
73 J. Cole Motiv8
83 J. Cole feat. kiLL edward The Cut Off

 iTunesでトップ10に入った”KOD"以外にも複数アルバム曲がiTunesランキングに入っています。先々週のCardi Bほどではないですが、今週のJ. Coleはダウンロードでもそれなりの数字を記録しています。

 

21 Avicii Levels
35 Avicii Hey Brother

 ”Wake Me Up"以外ではこの2曲が人気。いずれもラジオ等で人気を得て、チャート滞在が20週まで行った 曲です。(つまりHot 100に再登場するには50位以上に入る必要がある)

 

・新曲群

13 The Chainsmokers & Drew Love Somebody
19 Liam Payne & J Balvin Familiar
24 Billie Ellish & Khalid lovely
41 Jackson Wang Dawn of Us
50 Anne-Marie 2002
60 Prince Nothing Compares 2 U
67 Becky G & Natti Natasha Sin Pijama
91 Why Don't We Trust Fund Baby (Acoustic)
92 Jack & Jack Stay With Me
99 Brothers Osborne Shoot Me Straight

 91位の”Trust Fund Baby"はEd Sheeranがソングライトした1曲。聞けば「あ、これEd Sheeranだな」ってすぐに思います。現在Bubbling Under (101位 - 125位相当)にいますが、今後Hot 100には入られるでしょうか。

 

④  iTunes アルバム順位 (アメリカ)

1 J. Cole KOD
2 A Perfect Circle Eat the Elephant
3 サントラ The Greatest Showman
4 Upchurch Creeker
5 Cardi B Invasion of Privacy
6 Brothers Osborne Port Saint Joe
7 Jason Aldean Rearview Town
8 Lord Huron Vide Noir
9 Bishop Briggs Church of Scars
10 Sleep The Sciences

 ストリーミングもセールスも良い数字を残しているJ. Coleが余裕のアルバム1位でしょう。 iTunesアルバム2位のA Perfect Circleはメタル系のバンド。

 

⑤ ラジオの近況

※数字は現在推定ラジオ順位

↑↓の数でどれくらい上がっているのか?下がっているのか?を表す

 

・上り調子

6 Camila Cabello Never Be the Same ↑↑↑↑
31 Drake  Nice For What ↑↑↑
13 Post Malone feat. Ty Dolla $ign Psycho ↑↑↑
140 Charlie Puth feat. Kehlani Done For Me ↑↑
21 Brett Eldredge The Long Way ↑↑
19 BlocBoy JB feat. Drake Look Alive ↑↑
61 Kendrick Lamar feat. Zacari LOVE. ↑↑
22 Shawn Mendes In My Blood ↑↑
3 Drake  God's Plan ↑↑
115 J Balbin & Nicky Jam X ↑↑

 ”Never Be The Same"がここ数週調子が良いですね。ポップ系ラジオで1位まで到達しそう。新シングルが登場しましたが、”God’s Plan"はまだ伸びているのですね。

 

・下り調子

4 Bruno Mars & Cardi B Finesse ↓↓↓↓↓↓↓
25 Jordan Davis Singles You Up ↓↓↓↓↓↓
10 MAX Lights Down Low ↓↓↓↓
145 Lee Brice Boy ↓↓↓
5 Ed Sheeran Perfect ↓↓↓
27 Migos Stir Fry ↓↓
123 Childish Gambino Redbone ↓↓
16 Kendrick Lamar & SZA All the Stars ↓↓
29 Justin Timberlake feat. Chris Stapleton Say Something ↓↓
44 Charlie Puth How Long

  ”Finesse"は先週に引き続きラジオのポイントを落としています。”24K Magic"や”That's What I Like"のようなロングヒットにはならないでしょうか。

 Migosの”Stir Fry"が意外と早く調子を落とし始めました。”Walk It Talk It"にバトンタッチでしょうか。

 

・今週ラジオでかかり始めた曲

ポップ系

46 Drake Nice For What
47 Zayn Let Me
49 Big Boi feat. Lunchmoney Lewis All Night
50 Eminem feat. Kehlani Nowhere Fast

 Zaynの新曲、Eminemの新シングルが登場。”All Night"は日本でも一部で人気だった(日本のApple Music で最高5位くらいまで到達*2)、iPhone XのCMで使われた曲です。(動物の顔文字が歌うCM)

 

アダルトポップ系

47 5 Seconds of Summer Want You Back
48 George Ezra Paradise
49 Calvin Harris & Dua Lipa One Kiss
50 Kendrick Lamar & SZA All the Stars

 ポップ系からの飛び火が多いです。”Paradise"はアダルトポップ系と相性の良いサウンドの1曲。(ギター系)彼の母国イギリスのシングルチャートでは2位まで到達した曲です。

 

リズミック系

33 Nicki Minaj Chun-Li
40 Miguel feat. J.Cole & Salaam Remi Come Through And Chill
43 Diplo & Lil Xan Color Blind
49 Daniel Caesar feat. Kali Uchis Get You
50 Hoodcelebrityy Walking Trophy

 Nicki Minajのシングルは”Chun-Li"がメインになりそうです。Miguelは今週大活躍のJ. Coleを客演に迎えた”Come Through And Chill"をシングルカット。

 ほかDiploとLil Xanのシングル、アダルトR&B系ラジオから飛び火した”Get You"などが登場。

 

アーバン系

38 Nicki Minaj Chun-Li
45 XXXTENTACION Sad!
47 Cardi B feat. Migos Drip
48 Miguel feat. J.Cole & Salaam Remi Come Through And Chill
49 BlocBoy JB Shoot

 Nicki Minaj、Miguelがリズミック系と同じ動きを見せています。ほかBlocBoy JBの”Look Alive"より前にリリースされたシングルなどが登場。

ビルボードの言う”Hip-Hop / R&B Airplay"はアーバン系ラジオ+アダルトR&B系ラジオを合算したチャートです。アーバン系の規模のほうが大きいので、メインはこちらです。

 

⑥ 各種トップ10

Apple Music

1 Drake  Nice For What
2 J. Cole KOD
3 J. Cole Photograph
4 J. Cole Intro
5 J. Cole ATM
6 J. Cole feat. kiLL edward The Cut Off
7 J. Cole Motiv8
8 J. Cole Kevin's Heart
9 Cardi B, Bad Bunny & J Balvin I Like It
10 Drake  God's Plan

 Spotify同様J. Coleが上位を支配。(こっちで載せているのは土曜日時点のデータ)

 

・パンドラ

1 Post Malone feat. Ty Dolla $ign Psycho
2 Drake God's Plan
3 BlocBoy JB feat. Drake Look Alive
4 Bazzi Mine
5 Migos Stir Fry
6 Drake Nice For What
7 Zedd, Maren Morris & Grey The Middle
8 Kendrick Lamar & SZA All The Stars
9 Jason Aldean You Make It Easy
10 Normani & Khalid Love Lies

 ”Love Lies"が浮上。ほか”Psycho"が1位に。

 

・サウンドクラウド (先週)

1 Rich the Kid Plug Walk
2 Famous Dex Japan
3 YoungBoy Never Broke Again Through the Storm
4 Juice WRLD lucid dreams
5 BlocBoy JB feat. Drake Look Alive
6 YBN Nahmir Bounce Out With That
7 Lil Pump ESSKEETIT
8 Juice WRLD All Girls Are The Same
9 6ix9ine Billy
10 Lil Dicky feat. Chris Brown Freaky Friday

 サウンドクラウドの調査を再開しました。やはり他のストリーミングとは一味違う曲がヒット。Juice WRLDは他ではあまり見かけないですね。

 先週のランキングなのでJ. Coleがいないですが、サウンドクラウドではそこまで上位にはいらない予感がします。(サウンドクラウドではシングル聴きで、ノリの良さが肝心??のような傾向を感じる)

 

・Album Of The Year / Most Popular

1 J.Cole KOD ☆
2 Kimbra Primal Heart ☆
3 Ariana Grande No Tears Left to Cry (シングル)
4 Saba Care for Me ✫
5 Father John Misty God's Favorite Customer (未リリース)
6 Tinashe Joyride
7 Princess Nokia A Girl Cried Red 
8 Kali Uchis Isolation ✫
9 Lord Huron Vide Noir
10 Rival Sonsoles Persona ☆

  今週のアルバムではJ. Cole・Kimbraの注目度が高いです。現時点ではどちらのアルバムも評価が高めです。

 Ariana Grande、Father John Mistyはシングルのリリースのみで注目を集めています。(Father John Mistyはシングルを2つリリースしただけですが、6月リリース予定のアルバムに既に評価がついている)

 

⑦ 個人的・今週のお気に入り7曲

 「今週」と題していますが、新曲でない曲が混ざるケースもあると思います。

・J. Cole - Motiv8

・Kimbra - Recovery

・Ariana Grande - No Tears Left To Cry

・Rae Sremmurd feat. Travis Scott - CLOSE

・Khalid, 6LACK & Ty Dolla $ign - OTW

 ・Lykki Li - deep end (スウェーデン / オルタナティブ

・Fijimacuntosh - Did You Leave Something Behind (アメリカ / ラップ)

 

*1:"Wake Me Up"がチャートに登場していた2014年の時点ではこのルールが無かった

*2:ただしアメリカのApple Musicで上位に入った形跡はない

Cardi Bの“Invasion of Privacy”をチャートマニア目線で分析!

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 Cardi Bの“Invasion of Privacy”が見事USでアルバム1位を獲得しました!ストリーミングなどを含めた総合セールスは255000ユニットを記録。これはJustin Timberlakeに次ぐ今年2番目の好成績です!

 また、女性ラッパーがUSアルバム1位を獲得するのはNicki Minaj、Eve、Foxy Brown、Lauryn Hillに次ぐ快挙。また女性としては歴代で最多のアルバムストリーミングを記録したようです。(それまで記録を持っていたのはBeyoncé*1

 ちなみに“Bodak Yellow”がアルバムリリース前からかなり再生されていたため、アルバムリリースより「前」からこのアルバムはゴールドが内定していました。(1500ストリーミングで1セールス。ゴールドは50万ユニットで獲得できるので、”Bodak Yellow”はアルバム以前に7億5000万ストリーム以上を記録していたことになる)

 

 そして何より特徴的だったのは、ルール*2既にチャートから外れていた“Bodak Yellow”以外はアルバム全曲がHot 100に登場したということ!そのHot 100に登場した全曲をチャートマニア目線で分析したい!ということで個別記事を作ってみました。

 ちなみにBruno Marsの“Finesse”と合わせて今週のHot 100には計13のCardi Bの曲が同時に登場!これは女性としては歴代で最多記録です!ちなみにこの記録も、前の保持者はBeyoncéです。(”Lemonade”の時、12曲)

 

個別解説

※数字は今週(4/21付け)のHot 100の順位

 

58 Money Bag

 アルバムの中で順位が最も低い曲です。とはいっても、かなり優秀な数字で、同じく全曲がHot 100に登場した“DAMN.”や”More Life”の中の一番順位が低かった曲よりは高い順位を記録しています。(それぞれ“DUCKWORTH.”=63位、”Can’t Have Everything”=82位) 

 Cardi Bのアルバム曲のHot 100での順位が全体的に高かったのは、ストリーミングだけではなく、ダウンロードもそれなりの数字を記録したからだと思われます。

 曲中の歌詞には3回Beyoncéが登場します。

 軽いパクリ疑惑?も一時期浮上していたようですが、その提言した人が該当ツイートを削除したことにより、既に沈静化したみたいです。

 

57 She Bad / YG

 YGとタッグを組んだ“She Bad”。プロデュースはYGの盟友DJ Mustard。

 

50 Thru Your Phone

 ポップ寄りのアプローチをした1曲です。

 プロデュースは“Havana”、”Let Me Love You”などに関わったAndrew wattと、“Love Yourself”や”Cold Water”などに関わったBenny Blanco。さらにはソングライターとしてJustin Bieberの“Sorry”などを担当したJustin Tranter、”Havana”などを担当したAli Tamposiを起用しており、ポップスの叡智が集結した1曲になっています。

 ボーカルの甲高いコーラスはそのAli Tamposiが担当。このボーカルはfeat.表記をして良いぐらいには重要な役割を担っているな、と感じています。

 このアプローチが功を奏し、今後この曲がポップ系ラジオで人気になるという展開もあるでしょうか?

 

43 Bickenhead

 Project Pat、La Chat、Three 6 Mafiaによる“Chickenhead”をサンプリングした1曲。↓のリンクにはサンプリング元との比較動画もあります。

 

 

39 Best Life feat. Chance the Rapper

 ここからはトップ40。このトップ40はヒットの基準と言われており、ここからの曲はストリーミングを中心にわずか1週間でヒットになったということです。現代のアルバム・ストリーミングの強さを物語ります。

 この曲でChance the Rapperキャリア2曲目のトップ40を記録。(“I’m the Oneに次いで)

 自身の曲はHot 100で最も重要視される*3要素DLが無いため、チャートで不利。しかし客演のこの曲はDLが解禁されていたことも手伝い、高めの順位に。

 Chance the Rapper自身の曲での最高位は“No Problem”の43位。(DL抜きでは大健闘です)

 

38 Get Up 10

 アルバム最初の曲です。以前アルバム最初の曲はストリーミング時代にチャートで有利か?ということを調べましたが、そのような傾向はありませんでした。

 この曲もそこまで順位が高くないです。

ストリーミング時代にアルバムの曲順がヒットに与える影響とは? - チャート・マニア・ラボ (CML)

 

32 Bartier Cardi feat. 21 Savage

 先行シングル。アルバムリリースでダウンロード・ストリーミングが上向きこの週51位→32位と浮上しました。

 ただし既にラジオがかなり落ちているので、今後の上昇は見込みづらいですかね。他のシングルにバトンタッチです。

 

28 Ring feat. Kehlani

 これでKehlani初のトップ40に!客演ではよく目にするので、初なのは意外な気もします。

 Kehlaniは今までは映画の曲×2(“Gangsta” “Good Life”)、自身の曲(“CRZY”

”Distraction”)、Calvin Harrisの客演でHot 100入りしていましたが、トップ40までは手が届きませんでした。

 ちなみに約1年前に2人でインタビューを受けたこともあります。

 

 

 Kehlaniが「きゃーー!!Cardi ちゃんメチャクチャかわいいーー」みたいなことを言います。ほかCardi BはLady Gagaを聴くらしい。

 

23 I Do feat. SZA

 SZA・Cardi Bと昨年脚光を浴びた女性同士のタッグで、ラップにも近いSZAの歌唱法が特徴的です。

 SZAの今までのHot 100エントリー7曲のうち、5曲がトップ40に到達しています。(現シングルの“Broken ClocksとLordeの”Homemade Dynamite”が到達していない)

 

21 Drip feat. Migos

 シングルとしても少しラジオでかかっている(この週Hip-Hop / R&B系ラジオチャートの下位に登場)こともあり、高めの順位を記録しています。ただし、現在のメインシングルは“Be Careful”なようで、こちらに注目が集まるのは少し先かもしれません。

 

11 Be Careful

 Hip-Hop / R&B系やリズミック系でシングルとして活躍中。ストリーミングの指数はアルバムの中で今週一番高かったみたいです。

 ラジオでの好調ぶりから、今後の上昇に期待が持てそうです。

 この曲ではFrank Dukesをプロデューサーに起用。“Havana”、”What Lovers Do”などポップスから、“Fake Love”、”Needed Me”などR&B系統の曲まで担当した、今注目度が高いプロデューサーです。

 この曲ではほかBoi-1da、Vinylzがプロデュースを担当。この3人のプロデューサートリオはRihanna の“Sex With Me”と同じ面々。

 

8 I Like It / Bad Bunny & J Balvin

 “I Like It”がいきなりトップ10で登場。Bad Bunnyは初、J Balvinは2曲目のトップ10。Cardi Bにとっては5曲目。

 ストリーミングだけでなく、ダウンロードでの人気(DLが今週2位)が有効に働き高い順位で登場しました!非シングルがDLで一番人気というのが興味深いです。

 アルバムリリース後もストリーミングの数字を伸ばしており、好調。いずれシングル化されそうですね。

 この曲でサンプリングされているPete Rodriguezの“I Like It Like That”は、この”I Like It”効果で2520%ストリーミングが上昇したみたいです。

 

 この曲は戦略として面白いと思います。ラップのリスナーを増やすとしたらポップスのリスナーに合わせるのが一般的な手段だったと思います。このアルバムでも“Thru Your Phone”でそのようなアプローチが見られます。

 なぜそのような手段が有効かというと、USで一番規模の大きいラジオの系統はポップ系ラジオだからです。そのポップ系ラジオにかかることで、チャートのポイントを稼いだ上でリスナー層も広げられるので有効な手段なのです。

 しかし近年ではストリーミングの台頭によってラジオの影響力が相対的に低下。ストリーミングで莫大な人気をつかめば、ポップ系リスナーを重視せずともHot 100で上位に入るようになりました。“Panda”、”Bad and Boujee”、“HUMBLE.”などがその例です。

 今回の“I Like It”はそのストリーミング戦略の応用編だと思います。世界的にスペイン語話者が多いことから、ラテン系の曲はストリーミングで人気を得ています。

 昨年の“Despacito”(オリジナル)を皮切りにSpotifyのグローバルランキングでは複数のスペイン語曲がトップ10入り。さらにYouTubeでは既に人気がラテン曲>英語曲になりつつあり、昨年リリースされたビデオの再生数ランキングトップ10のうち、ラテン曲は7、英語曲は3という比率に。

  

 規模の大きいラテン系のリスナーが、新たなリスナー層として力を持ち得るのではないか?ということです。

 昨年はJustin Bieberが“Despacito”のリミックスを担当し、その「リミックス効果」で大ヒットとなりました。つまり英語圏側がラテンのサポートをした、ということですが、今後は規模の大きいラテン側が、英語圏側をサポートするという展開も増えるのかもしれません。

 

※ちなみにラテン圏でかなり規模の大きいメキシコのSpotifyでは“I Like It”は現在35位。”Invasion of Privacy”の曲では唯一のランクイン。今後もっと数字を伸ばせるか?

 

関連記事

↑ ストリーミングの人気によって多くの曲がHot 100に入ったアルバムのまとめ

 

↑ ”Invasion of Privacy”もYouTubeに全曲が公開されている。

 

 ↑ ストリーミングの人気でHot 100の1位を獲得した例です。

 

この週は他に何がリリースされたのか?などの情報です。

*1:このアルバムはTidalのみの公開で、純粋な比較はしづらいかも……

*2:21週目以降の曲が51位以下に落ちるとチャートから外れるというルール

*3:DL・ラジオ・ストリーミングのうち、DLの比率が一番高いとルールで明記されている

Hot 100 4/21 見どころ 【女性ラッパーの活躍が際立つ週 / ジャパン&サムライのラップが人気】

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 今週はCardi Bのアルバム1位をはじめとして、女性ラッパーの活躍が際立ちました。Nicki Minajは集計1日でHot 100入り。イギリスの女性ラッパーStefflon DonはHalseyの”Alone"の客演で初のHot 100入りを達成。

 写真はイギリスのMOBO AwardでエンカウントしたCardi BとStefflon Don。

 

 

今週のハイライト

~今週のHot 100ハイライト~

・Drakeの“Nice For What”が1位デビュー!2連続1位デビューなど、珍しい記録を多く達成

・Cardi Bのアルバムが1位+既にチャートから外れた“Bodak Yellow”を除きアルバム全曲がHot 100に。”I Like It”は8位デビュー

・ジャパンとサムライ。Famous Dexの“Japan”が29位へ上昇。YoungBoy Never Broke Againの”Diamond Teeth Samurai”が59位に登場

 

 

チャートで今週伸びを見せた曲たち

今週最もラジオで伸びた曲           Camila Cabello – Never Be the Same

今週最もダウンロードが上昇した曲 Cardi B feat. 21 Savage – Bartier Cardi

今週最もストリーミングが伸びた曲 Famous Dex - Japan

最も高い順位で新登場した曲           Drake – Nice For What

 

 

曲の個別解説

[New] 100 Halsey feat. Big Sean & Stefflon Don – Alone

 Halseyのアルバム3曲目のシングル、“Alone”が100位で登場。主にラジオで人気。ポップ系ラジオでは26位。セカンドアルバム以降、Halseyはポップ系ラジオの人気者になった印象があります。

 シングルリリースとともに客演に追加された、イギリス人女性ラッパーStefflon Donは初のHot 100入りを達成しました。今後の活躍に期待です。*1

 Halseyが客演をつとめたThirty Seconds to Marsの“Love Is Madness”がダウンロード30位だったものの、Hot 100入りはならず。曲のリリース時からいきなりiTunesで0.69$に割引されていました。ダウンロードを伸ばすために時折採用される戦略です。

 

[New] 85 Kenny Chesney – Get Along

 カントリーの大御所、Kenny Chesneyの“Get Along”が85位で登場。今週ダウンロード8位を記録。カントリー系ラジオでもかなり伸びており、来週以降のジャンプアップも期待できます。

 彼とDavid Lee Murphyと組んだEverything’s Gonna Be Alrightもカントリー系ラジオで好調。現在101位相当まで順位を上げています。

 

[New] 83 Nicki Minaj – Barbie Tingz

 Nicki Minajのシングル2曲が登場。“Barbie Tingz”が83位、”Chun-Li”が92位で登場。“Chun-Li”はストリートファイターのキャラクター名。

 木曜リリースで集計が1日未満*2ながらも、その期間に多くのダウンロードを集めてHot 100に登場しました。

 ダウンロードやストリーミングが7日分フルで集計される来週は2曲とも順位を大きく上げる見込み。ラジオでは“Chun-Li”のほうが人気で、来週はこちらの順位が上になるかもしれないです。

 

[New] 65 A$AP Rocky feat. Moby – A$AP Forever

 A$AP Rockyの“A$AP Forever”が65位で登場。Mobyの”Porcelain”をサンプリングした壮大な展開が特徴の1曲。ストリーミングで人気。

 Mobyは2曲目のHot 100入り。2001年、Gwen Stefaniとの“South Side”が14位まで到達しています。

 

[New] 62 Calvin Harris & Dua Lipa – One Kiss

 Calvin HarrisとDua Lipaの“One Kiss”が62位で登場。Dua Lipaにとって5曲目のHot 100。この曲では、Funk Wav Bounces Vol.1のアルバム最後の曲(Hard to Love)に参加したJessie Reyezがソングライターとして参加しています!

 今週ダウンロード14位のほか、ポップ系ラジオでも支持を拡大中。またストリーミングも伸びてきています。(Spotify17位など) 母国イギリスでは現在iTunesSpotifyの両方で1位に立っており、今週のシングルチャートで1位を獲得する見込みです。

 

[New] 59 YoungBoy Never Broke Again – Diamond Teeth Samurai

 YoungBoy Neve Broke Againの“Diamond Teeth Samurai”が59位で登場。彼にとって6曲目のHot 100入りに。着実にキャリアを歩んでいます。ストリーミングで人気。

 ストリーミングの中でもYouTube(今週12位)とSoundcloud(今週7位)で人気。ただSpotifyだと200位圏外でサービスごとに違いがあります。(Apple Musicでは70位くらい)

 また彼は“Through The Storm”も人気(YouTube今週10位、SoundCloud今週3位)ですが、この曲125位相当にも入っていません。Apple Musicで200位圏外だからでしょうか?

 “Diamond Teeth Samurai”、”Outside Today”などを収録した彼のデビューアルバム、“Until Death Call My Name”は4/27リリース予定です。

 

[↑] 29 Famous Dex – Japan

 サムライの次はジャパン。Famous Dexの“Japan”が29位に上昇。Famous Dexにとっては初のトップ40に。今週アルバムチャートで12位だった”Dex Meets Dextor”のリリース効果による浮上。

 ストリーミング13位で、最も人気が際立つのはSoundcloud(2位)。ほかのサービスでも人気。(SpotifyApple Musicも10位付近にいる)

 

 今週のアルバム1位Cardi Bでしたが、それ以外にもアルバムチャート(Billboard 200)は見どころが多かったです。

・まず、Halseyの項目で触れたThirty Seconds to Marsの“AMERICA”はアルバム2位。

・Lil Xanはアルバム10位。純セールスは8位。ラッパーとしては珍しくセールス順位>総合アルバム順位になっています。(多くのラッパーはストリーミングを得意とし、総合アルバム順位が、セールス順位よりも高くなるケースが多い)

・今週はラテン系の面々も登場。コロンビア出身R&Bシンガー、Kali Uchisのアルバムは32位。昨年はLittle Mixともコラボしたラテン系アイドル、CNCOのアルバムは33位。

・“Mine”でブレイクを遂げたBazziのアルバムが今週35位で登場。木曜リリースで集計がまだ1日分なので、フルで集計される来週は順位を上げそうです。

・また、イギリスとオーストラリアで1位だったKylie Minogueのアルバムは64位 イギリスでは通算6枚のアルバムで1位を記録するなど人気ですが、アメリカでは1位アルバムは無くて、“Fever”の3位が最高位。

・Lordeの“Melodrama”がヴァイナルリリースで大きく上昇(159位→68位)

 

[↓] 20 The Weeknd – Call Out My Name

 The Weekndの“Call Out My Name”が4位 → 20位にダウン。先週はEPの6曲全部がHot 100に入りましたが、今週は3曲に減りました。

 ストリーミングが10位と少し落ちたほか、ダウンロードが先週の4位 → 50位圏外と大きく減りました。また、現状ではラジオのサポートが少ないため、ストリーミングでの盛況ぶりの割にHot 100では尻すぼみになるかもしれません。

 昨年のDrakeの“More Life”からのシングルはそんな感じでした。

 

[New] 8 Cardi B, Bad Bunny & J Balvin – I Like It

 今週見事アルバム1位を獲得したCardi B。既にチャートから外れている“Bodak Yellow”を除いたアルバム全曲がHot 100に登場しました!

 Bruno Marsとの“Finesse”と合わせてCardi Bの曲が計13曲Hot 100に入り、女性としては歴代最多の曲数を同時にHot 100に送り込んだことに。(これまでの最多記録は、”Lemonade”の時のBeyoncé)

 その中でJ Balvin、Bad Bunnyとの“I Like It”が一番人気で8位に登場。ストリーミング(今週9位)だけでなく、ダウンロードも多くされていることから、高い順位での登場となりました。現状ではまだシングルではない曲がアルバムの中で一番人気になるという点が興味深いです。リリース後もストリーミングでの調子が上がっているので、いずれシングル化されると思います。

※ 他にもCardi Bのアルバムの曲について個別に語りたいことが多い気がするので、近いうちにチャートマニア “Invasion of Privacy”を語るみたいな記事を作ろうと思っています。

 

[New] 1 Drake – Nice For What

 Drakeの“Nice For What”がいきなり1位デビュー。Drakeが止まりません。この快挙により何個か珍しい記録を達成しました。

・同一人物の曲によるHot 100首位交代:史上13人め

・同時にトップ5に3曲以上:The Beatles、50Cent、Justin Bieberに次いで史上4人目

・Hot 100の1位・2位を独占した:史上18人目

Mariah Careyに次いで2人目の2シングル連続1位デビュー。(Mariah Careyは“Fantasy”→”One Sweet Day”で達成。 他の人に1位を取られず、間髪入れずに2連続1位デビューするのは今回が初)

 

 「トップ10に同時に4曲」は、今週“Walk It Talk It”が12位に落ちてしまい、達成ならず。

 ダウンロード1位・ストリーミング1位のほか、ラジオでも既に今週34位まで到達しており、今後の1位独占へ隙が無いです。

 今年のDrakeの無双ぶりを見ているとストリーミングの強さがそのままHot 100の順位に直結する時代になっているなと感じます。Hot 100では集計の比率がダウンロード>ラジオ>ストリーミングになっています。ダウンロードは上下動が激しい「水物」なので、この3つのうち従来ではラジオがHot 100のベースになっていることが多かったのですが、近年は傾向が変わってきましたね。(2016年ぐらいまでストリーミングでもラジオでの人気がそのまま再生される傾向があったが、昨年あたりから離別するようになってきた)

 Hot 100はラジオベースで、年間チャートでもラジオの強い曲が上位へ入る傾向があったので、その旧来のロジックから“Finesse”を年間1位に予想していた時期もありましたが、どうやらその考えを改める必要があるのかもしれません。

 ちなみに、アメリカ・カナダ以外の国のチャートではあまりラジオが集計されないため、シングルチャートはほぼストリーミングのチャートになっているケースもあります。

 

[↓] × P!nk – Beautiful Trauma

 P!nkの“Beautiful Trauma”がチャートから外れました。ピーク78位、滞在15週と低空飛行でした。

 ストリーミングが苦手(Spotifyで週間最高200位圏外など)なのはポップ系アクトの宿命として割り切るとしても、ラジオでそこまでポイントを稼げなかった点が痛かったです。

 ポップ系ラジオでは26位止まりに。一方。アダルトポップ系ラジオでは最高4位と人気がありました。

 

[↓] × Luis Fonsi & Demi Lovato – Échame La Culpa

 ラテン界隈で大ヒットだった“Echame La Culpa”が今週チャートから外れました。ピーク47位でチャート滞在は20週でした。

 大ヒットの“Despacito”の後だと微妙な数字だと感じるかもしれませんが、ラテン曲としては上場の成績を記録していると思います。

 この曲のビデオのYouTubeでの再生数が12億を突破。現時点で2018年に最も再生されている音楽ビデオです。(ビデオのリリースは昨年の11月) Demi Lovatoの曲の中では最もYouTube再生数が多い曲です。(次に多い“Let It Go”にダブルスコアをつけている)

 また、ラテン系ラジオでは1位まで到達。このようにラテン界隈では大人気だったこの曲ですが、それ以外のリスナーにはそこまで届かなかったのがピーク47位にとどまった理由です。

 ラテン界隈で大ヒットしても、他ジャンルへの飛び火が無いとHot 100ではトップ40手前ぐらいまでしか届かない印象があります。“Despacito”もJustin Bieberリミックスが来るまでは、トップ40に届いていなかったです。

 一方、 “Mi Gente”はポップ系ラジオで早い段階から人気を得ていたため、Beyoncéのリミックスが来る前でもHot 100で20位ぐらいまで到達していました。

 現在、Nicky JamとJ Balvinの“X”も似たような現象に遭遇しています。(YouTubeで人気、ラテン界隈で人気、しかしHot 100ではトップ40には届かない……)

 

[↓] × N*E*R*D & Rihanna – Lemon

 N*E*R*DとRihannaの“Lemon”がチャートから外れました。ピーク36位、滞在22週とまあまあな成績でした。

 少し前にリリースされたDrakeのリミックスによってわずかに浮上。その効果2週間程度チャートに「延命」できました。この「延命」によってギリギリ年間チャートに入れる可能性も?(ピークは低めですが、中位にいた期間が長いためチャンスはありそう)

 

今週チャートから外れた曲 (18曲)

【左の数字は先週の順位、右(ピーク順位🗻/チャート滞在週数⏰)】

100 H.E.R. - Focus (🗻100位 /⏰1週)

99 Daniel Caesar feat. Kali Uchis – Get You (🗻93位 /⏰5週)

98 Lil Yachty feat. YoungBoy Neve Broke Again – NBA Youngboat (🗻63位 /⏰4週)

97 P!nk – Beautiful Trauma (🗻78位 /⏰15週)

95 Ozuna & Cardi B – La Modelo (🗻52位 /⏰14週)

94 Dierks Bentley – Woman, Amen (🗻94位 /⏰1週)

93 Old Dominion – Written in the Sand (🗻51位 /20週)

92 Chris Lane feat. Tori Kelly – Take Back Home Girl (🗻92位 /⏰1週)

91 Luis Fonsi & Demi Lovato – Echame La Culpa (🗻47位 /20週)

89 Tyler, the Creator – OKRA (🗻89位 /⏰1週)

88 Chris Brown – Tempo (🗻88位 /⏰4週)

87 YoungBoy Never Broke Again – No Smoke (🗻61位 /⏰18週)

86 Panic! At the Disco – Say Amen (🗻60位 /⏰2週)

85 Lil Skies feat. London Cube – Nowadays (🗻55位 /⏰13週)

52 The Weeknd – Privliege (🗻52位 /⏰1週)

48 N*E*R*D & Rihanna – Lemon (🗻36位 /22週)

43 The Weeknd feat. Gesaffelstein – Hurt You (🗻43位 /⏰1週)

35 The Weeknd feat. Gesaffelstein – I Was Never There (🗻35位 /⏰1週)

 

 

来週以降の動向 /プレイリスト

 

・来週以降Hot 100に入るかもしれない?曲を特集

 

・Kyle feat. Kehlani – Playinwitme

・Dennis Lloyd – Nevermind

 今週取り上げたYoungBoy Never Broke Aginの“Diamond Teeth Samurai”の逆の現象を起こしている曲。この2曲はSpotifyでは上位に入っている一方、ほかのストリーミングでは圏外になっています。

 ストリーミングサービスによって人気曲がここまで違うのはアメリカ独特の現象のように思います。“Nevermind”はSpotify内で大流行中の1曲。

 

・その他の新曲情報はこちらを参照してください!

 

 ・プレイリスト

「Hot 100 4/21 見どころ」をApple Musicで

 

 

関連記事

 

✫半年前のHot 100

A Boogie Wit da Hoodieのアルバムも

 

✫1年前のHot 100

 ”Havana"の亜種?”Heatstroke"

 

↑Cardi Bの事例を追加しました。

 

*1:イギリス人女性ラッパーM.I.A.は3曲でHot 100入り。“Paper Planes”と”Give Me All Your Luvin’はトップ10入りも果たしている

*2:Twitterの大手アカウントPop Craveに毎週Hot 100の順位予想を提供しているドイツのSimon Falkさんは約12時間と言っている

4/13 新曲/新リリースの初動を観察 【Nicki Minaj2曲 / エシケレー / 二枚舌?テイラー】

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 今週の見どころはNicki Minajのダブルシングルと好調なスタートを切ったLil Pumpの新曲ですかね。↑の画像はLil Pumpのその新曲のビデオの1シーンです。

Spotify デイリーのアメリカトップ10 (金曜日)

 

1 Drake  Nice For What 3,183,067
2 Drake  God's Plan 2,032,086
3 BlocBoy JB feat. Drake Look Alive 1,598,855
4 Post Malone feat. Ty Dolla $ign Psycho 1,579,496
5 Cardi B, Bad Bunny & J Balvin I Like It 1,487,669
6 The Weeknd Call Out My Name 1,379,940
7 XXXTENTACION SAD! 1,374,270
8 Rich the Kid Plug Walk 1,341,514
9 Lil Dicky feat. Chris Brown Freaky Friday 1,228,612
10 Migos feat. Drake Walk It Talk It 1,175,624

※赤字は新曲、数字は一日の再生数

 

 先週の土曜日に突如リリースされた“Nice For What”がそのまま首位を快走。The Weekndが首位に立っていた先々週を覗いては、アメリカのストリーミングのトップはずっとDrakeですね。今後もこの現象が長く続く予感。

 ほかCardi Bの“I Like It”がアルバムリリース以降ストリーミング数を伸ばしてきています。今週は全体的にストリーミング数が高めです。

 

② 新曲/新アルバム アメリカSpotifyデイリー順位

 

・Bazzi / Cosmic 圏内:5/16曲

16 Bazzi Mine
61 Bazzi Beautiful
123 Bazzi 3:15
166 Bazzi Honest
196 Bazzi Why

 今年“Mine”で突如ブレイクを遂げたBazziがアルバムをリリース。”Mine”などアルバムからは計5曲がSpotifyのランキング圏内に。そこそこの成績だとは思いますが、Hot 100への新エントリーなどは無さそう。ストリーミング数のパンプアップによってアルバムチャートのトップ10に入れれば良いですかね。

一方、今週一番の注目アルバムとも考えられているTinasheはSpotify200位圏内に1曲もエントリーせず。

 

・新曲群

12 Nicki Minaj Barbie Tingz
18 Nicki Minaj Chun-Li
43 Zayn Let Me
44 Young Thug feat. Nicki Minaj Anybody
45 Swae Lee feat. Slim Jxmmi Guatemala
47 G-Eazy feat. Yo Gotti & YBN Nahmir 1942
49 Lil Pump Esskeetit
78 Taylor Swift Sepetmber (Recorded at The Tracking Room)
120 5 Seconds of Summer Youngblood
134 Florence + The Machine Sky Full Of Song
142 6ix9ine GOTTI
168 Louis The Child feat. Wafia Better Not
169 Carrie Underwood Cry Pretty
170 Taylor Swift Delicate (Recorded at The Tracking Room)
185 Young Thug feat. Lil Uzi Vert Up
189 Bebe Rexha Ferrari

 

 Nicki Minajのシングル2曲が注目を集めています。ストリーミング以外でもiTunesで1位・2位を占めるなど好調です。しかしHot 100で最初からトップ10入りするにはややストリーミング数が足りない気もします。昨年のNo Frauds”がHot 100では14位スタートだったので、今回の“Barbie Tingz”もそれぐらいの順位でHot 100デビューするのではないかな、と考えています。

 またその“No Frauds”は14位スタートだった割には7週しかチャートに残らず尻すぼみに終わってしまったので、そのリベンジを果たせるか?にも注目だと思います。

 

 次いでそこそこの注目度を集めたのはZaynの新曲。過去の曲と比べるとDL・ストリーミングともにやや控えめな数字という印象を受けますが、今後ラジオ等を伸ばして巻きかえしていけるでしょうか。

 Young Thugの特殊な形のシングルが登場。“Hear No Evil”という形式の3曲収録のEP?をリリースし、そのうちNicki Minajとの”Anybody”、Lil Uzi Vertとの“Up”がSpotifyランキング圏内に登場。3曲入りなのでEPっぽいですが、”Single”と表記されているケースもあります。Drakeの“Scary Hours EP”みたいなものですかね。

 今後ストリーミング数を伸ばしそうなのはLil Pumpの“Esskeetit”。彼の口癖?「エシケレー」を曲にしたものですが、中毒性がかなりある曲で今後各ストリーミングの数字を伸ばしそうです。YouTubeでは既に絶好調で、今週のYouTube再生数が現時点で世界2位のようです。(1位はNicky Jam、J Balvinの”X”、YouTubeではラテン曲がすごく強い)

 実はLil Pump、“Gucci Gang”以外ではHot 100に入ったことが無いのですが、この”Essketit”で2回目のHot 100エントリーを果たせそうです。

 気になるのはTaylor Swift。Spotify限定音源を2つリリースし、まあまあの注目を集めています。過去に“1989”をApple Music限定でストリーミング配信したこともあるTaylor Swiftですが、今度はSpotifyとタッグを組みました。限定音源が多ければ、それは各ストリーミングサービスの強みにもなり得ますが、リスナーとしては限定音源がそれぞれに散らばっている状況は少し困りますかね。

(参考資料)

 ほか“Rubbin Off the Paint”でブレイクしたYBN Nahmirを迎えたG-Eazyの”1942”、Swae Lee名義?のRae Sremmurdコンビ曲“Guatemala”、カントリー界の人気者Carrie Underwoodの新曲”Cry Pretty”、アルバム“Expectation”のリリースを発表したBebe Rexhaの新曲などが登場。

 

③  iTunesアメリカ 新曲の順位など

 

1 Nicki Minaj Chun-Li
2 Nicki Minaj Barbie Tingz
3 Drake Nice For What
4 Carrie Underwood Cry Pretty
5 Bebe Rexha & Florida Georgia Line Meant to Be
6 Imagine Dragons Whatever It Takes
7 Cardi B, Bad Bunny & J Balvin I Like It
8 Zedd, Maren Morris & Grey The Middle
9 Jason Aldean You Make It Easy
10 Zayn Let Me

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 Nicki Minajの新曲×2がiTunesの上位に。ダウンロードで強いCarrie Underwoodも上位につけています。

 

・新曲群

15 Florence + The Machine Sky Full of Song
18 Young Thug feat. Nicki Minaj Anybody
25 Nio Garcia, Casper Magico & Bad Bunny feat. Darell, Ozuna & Nicky Jam Te Boté
29 5 Seconds of Summer Youngblood
30 Jason Aldean feat. Miranda Lambert Drowns the Whiskey
31 Bazzi  Mine
32 Nicki Minaj Barbie Tingz
45 Lil Pump Esskeetit
53 Cole Swindell Somebody'S Been Drinkin'
62 Rae Sremmurd Guatemala
63 Godsmack When Legends Rise
67 Ghost Rats
70 Nicki Minaj Chun-Li
76 G-Eazy feat. Yo Gotti & YBN Nahmir 1942
77 Janelle Monae feat. Grimes PYNK

 ↑Janelle MonaeとGrimesのPYNKがそれなりのダウンロードを獲得。

 

④  iTunes アルバム順位 (アメリカ)

 

1 Breaking Benjamin Ember
2 Jason Aldean Rearview Town
3 Cardi B Invasion of Privacy
4 サントラ The Greatest Showman
5 Pentatonix PTX Presnts: Top Pop, Vol. I
6 John Prine  The Tree of Forgiveness
7 Ledger Ledger (EP)
8 The Weeknd My Dear Melancholy,
9 Tinashe Joyride
10 Imagine Dragons Evolve

 ハードロックバンドBreaking Benjamin、カントリー歌手のJason Aldeanがこの週のアルバム1位の座を争いそうです。ほかPentatonix、TinasheのアルバムなどがiTunesアルバムトップ10に登場。

 

⑤ ラジオの近況

※数字は現在推定ラジオ順位

 

・上り調子

66 Drake Nice For What ↑↑↑↑↑
78 Kenny Chesney Get Along ↑↑
16 Kendrick Lamar & SZA All The Stars
7 Camila Cabello Never Be The Same
79 Calvin Harris & Dua Lipa One Kiss
31 Shawn Mendes In My Blood
1 Bebe Rexha feat. Florida Georgia Line Meant to Be
23 Bazzi Mine
170 Carrie Underwood Cry Pretty
9 Imagine Dragons Whatever It Takes

 Drakeの“Nice For What”が凄まじい勢いで上昇中。リズミック系・アーバン系で大きな支持を得ています。このラジオでの強さもあって、Hot 100の1位はしばらく”Nice For What”かも。

 カントリー界のベテランKenny Chesneyの新曲がカントリー系のラジオで大人気のようです。ほかCalvin HarrisとDua Lipaの“One Kiss”も好調。

 

・下り調子

38 Thomas Rhett Marry Me ↓↓
3 Bruno Mars & Cardi B Finesse ↓↓
12 G-Eazy & Halsey Him & I
57 G-Eazy feat. A$AP Rocky & Cardi B No Limit
10 Dua Lipa New Rules
69 P!nk Beautiful Trauma
53 Kendrick Lamar feat. Zacari LOVE.
13 NF Let You Down
166 Devin Dawson All On Me
73 Stefflon Don feat. French Montana Hurtin' Me

 Hot 100に少し接近したStefflon Donの“Hurtin’ Me”ですが、シングルとしての役目を終えてラジオでの再生数が現象傾向に。

 

・今週ラジオでかかり始めた曲

✫ポップ系

28 Calvin Harris & Dua Lipa One Kiss
46 Sam Smith Pray
49 Lil Dicky feat. Chris Brown Freaky Friday

  既にストリーミングで人気を博している“One Kiss”、”Freaky Friday”が登場。どちらもポップ系ラジオと相性が良さそうです。

 

✫アダルトポップ系

36 Charlie Puth feat. Kehlani Done For Me
49 Noah Kahan & Julia Michaels Hurt Somebody
50 Kendrick Lamar & SZA All The Stars

  オーストラリアのシングルチャートで最高22位と人気の“Hurt Somebody”がこのラジオ系統に登場。(Noah KahanもJulia Michaelsも両方ともアメリカ人。逆輸入。)

 

✫リズミック系

23 Drake Nice For What
47 The Weeknd Call Out My Name
48 Kiana Lede Fairplay
49 Hoodcelebrityy Walking Trophy

 Drakeの“Nice For What”がすごく人気。The Weekndの”Call Out My Name”はゆるやかに数字を伸ばしています。

 

✫アーバン系

22 Drake Nice For What
49 Rich The Kid Plug Walk
50 Cardi B feat. Migos Drip

  同じく“Nice For What”が大人気。ほかストリーミングで支持を得ている”Plug Walk”がラジオに登場。現在ラジオシングルとして人気なのは“New Freezer”のほう。

 

⑥ 各種トップ10

Apple Music 

1 Drake  Nice For What
2 Cardi B, Bad Bunny & J Balvin I Like It
3 Cardi B feat. Migos Drip
4 Cardi B feat. Kehlani Ring
5 Drake  God's Plan
6 Nicki Minaj Chun-Li
7 Nicki Minaj Barbie Tingz
8 Cardi B Bickenhead
9 Cardi B Be Careful
10 BlocBoy JB feat. Drake Look Alive

  Nicki Minajの2曲が両方Apple Musicのトップ10に登場。残りはCardi BとDrake。

 

・パンドラ

1 Post Malone feat. Ty Dolla $ign Psycho
2 Drake God's Plan
3 BlocBoy JB feat. Drake Look Alive
4 Zedd, Maren Morris & Grey The Middle
5 Bazzi Mine
6 Migos Stir Fry
7 Kendrick Lamar & SZA All The Stars
8 Jason Aldean You Make It Easy
9 The Weeknd & Kendrick Lamar Pray For Me
10 Shawn Mendes In My Blood

  Shawn Mendesの新曲が一気に数字を伸ばしてパンドラ内のトップ10に突入。

 

・Album Of The Year / Most Popular

1 Kali Uchis Isolation ✫
2 Tinashe Joyride
3 Cardi B Invasion of Privacy ✫
4 Saba Care for Me ✫
5 Nicki Minaj Chun-Li (シングル)
6 Princess Nokia A Girl Cried Red ✫
7 Kacey Musgraves Golden Hour ✫
8 Wye Oak The Louder I Call The Faster It Runs (✫)
9 Unknown Mortal Orchestra Sex & Food
10 Nicki Minaj Barbie Tingz (シングル)

 ☆は高評価 (75点以上)

 このサイトでの今週の注目アルバムは少なめ。それ故か、シングルなのにNicki Minajの2曲がこのサイトの中の注目度トップ10入り。このトップ10のうち、今週リリースの「アルバム」はTinasheとPrincess Nokiaのみ。ほかは先週以前のアルバム。

 この注目度を見る限りKali Uchisのアルバムは年間ランキングでも高い評価を受ける予感。(私も好きです)

 

⑦ 個人的・今週のお気に入り7曲

 「今週」と題していますが、新曲でない曲が混ざるケースもあると思います。

 

・Lil Pump – Esskeetit

・Young Thug feat. Lil Uzi Vert – Up

・G-Eazy feat. Yo Gotti & YBN Nahmir – 1942

・Swae Lee & Slim Jxmmi – Guatemala

・TWICE – HO!

・Sen Morimoto – Cannonball (アメリカ・オルタナティブ

・Moe Shop feat. YUC’e – Baby Pink  (フランス・ディスコポップ)