チャート・マニア・ラボ

音楽チャート・ポップス研究者(自称) ポップス音楽と食べることが好きなオタク

目指せ!脱、一発屋!?(2014年間シングルチャートより)

目指せ!脱、一発屋

具体的な名前は挙げないでおきますが、世の中には一発屋という人はたくさんいます…

今回はその中でも究極の一発屋、「年間チャートに入るようなヒット曲を出しておきながら、それ以外の曲では一回もHot 100に入ったことの無い」という人を探してみよう、というわけです。

まあ、そろそろ年間チャートの発表も出る頃合いですし、去年の復習みたいな意味も兼ねてこんな記事を書いてみました。

以下が究極の一発屋さんたちです。個人的な今後Hot 100に入れるかどうかの予想を添えてみました。順位は2014年間シングルチャートの順位です。

 

①Magic! (7位Rude)

うーん、、この人たちはRudeでは世界的に輝きましたが、、それ以外のシングルは…という感じです。母国カナダでは普通にヒット連発なんですがね…今後の展開が見えにくいのが辛いところですね…

今後Hot100に入れる可能性 →微妙なところ。ダウンロードで短いスパンならいけるか

 

②A Great Big World (17位  Say Something)

この人も同じくSay Somethingだけすごいヒットになりましたね。ただ、このスタイルは広く受け入れられたのか、セカンドアルバムのシングルとかんがえられるHold Each Otherが104位まで来ており、またヒットを生み出す可能性はありそう。

今後Hot100に入れる可能性 →確実

執筆している途中にチャートに入りました笑

 

③Passenger (19位Let Her Go)

Let Her Goは世界で広く受け入れられましたが、それ以外のシングルは母国イギリスでもあまりヒットしていません。彼のフォークというスタイル的にあまりヒットを量産するタイプではないのかもしれませんね。

今後Hot100に入れる可能性 →厳しいか…

 

④American Authors (31位Best Day Of My Life)

Best Day Of My Lifeが11位というピーク順位ながらもロングヒットのおかげで31位に食い込んだ彼ら。そのシングルはアメリカ以外の一部の国でもヒットしました。アメリカ人バンドという立場は大きく、今後ヒットを生み出せるかはともかく、Hot 100エントリーくらいなら難しくはないでしょう。

今後Hot100に入れる可能性 →有力

 

⑤Descemer Bueno (38位Bailando)

YouTubeで10億を超える再生回数を記録したBailandoで客演をつとめたキューバ人シンガー。キューバ人シンガーというとHot 100へのエントリーが厳しそうですが、スペイン語ポップの客演などでエントリーの望みはなくもないです。あのOMIとの共演歴もあります。

今後Hot100に入れる可能性 →微妙

 

⑥Gente de Zona(38位Bailando)

同じくBailandoの客演をつとめたキューバ人シンガー。こちらは最近よくPitbullと共演しており、Descemer Buenoよりも客演でのエントリーという可能性を持っていると思います。

今後Hot100に入れる可能性 →それなりにはある

 

⑦Clean Bandit (41位Rather Be)

この曲で組んだJess Glynneに先を越されてしまった彼ら。母国でイギリスではそれなりに活躍し、フェスなどでもそれなりに名前を聞くのでまだまだ存在感はありますが、油断は禁物。今後もう一曲世界的ヒット出せれば言うことは無いですが、Hot100にエントリーする程度でも御の字なんかもしれません。個人的に期待はしています。

今後Hot100に入れる可能性 →それなりにはある

 

⑧Aloe Blacc (48位The Man)

この人はもうWake Me Upでもう一曲入ったことにして良い気はしますが…笑。彼、アメリカ人なのに比較的イギリスで人気があるんですよね(2011年、I Need A Dollarで年間18位!)可能性としては可もなく不可もなくといったところですかね。

今後Hot100に入れる可能性 →それなりにはある

 

⑨MKTO (50位Classic)

アメリカの二人組。ですが、オーストラリアでアルバム1位獲得したりオーストラリアで人気だったり。TVシリーズがきっかけで組んだ二人組なので、若者には受けるのかな?と個人的には考えていますが、今後の音楽活動の方向性がよく分からなそうなので(今年出したEPがヒットせず)、微妙かな…

今後Hot100に入れる可能性 →微妙…

 

⑩Majid Jordan (55位Hold On, We're Goinh Home)

Drakeなどが設立したレーベル、OVO Soundに所属する彼ら。そういうだけに、Drakeとの絡みに期待出来そう。Drakeの圧倒的存在感は言うまでも無いので、期待は大きそう。

今後Hot100に入れる可能性 →有力

 

⑪Rixton  (70位Me And My Broken Heart)

この一曲が大きく話題となり、アメリカでもピーク14位まで到達、イギリスでは1位を獲得。しかし、その後失速し、デビューアルバムがイギリスで19位と微妙な順位に。ただ、Jessie J、Jhené Aikoとのコラボをリリースするなど、人脈?のようなものを感じるので可能性はなくもないか

今後Hot100に入れる可能性 →微妙

 

⑫Martin Garrix  (71位Animals)

このAnimalsを機に一気に知名度を得て、DJナンバーワンになろうかという勢いを見せる彼。まだアルバムを一枚もリリースしていなかったり、まだまだこれからのアーティストといった感もあるので、伸びしろにはかなり期待できそう。

今後Hot100に入れる可能性 →有力

 

⑬The Neighborhood (75位Sweater Weather)

アメリカのバンド。彼らはBubbling Under(ほぼHot 100の下のチャート)で15位、22位まで到達した実績あり(つまり115位、122位まで来たということ)なので、Hot100へのエントリー程度なら余裕そう。

今後Hot100に入れる可能性 →有力

 

⑭Kongos  (88位Come With Me Now)

南アフリカのバンド。2011年の曲が2014年北米でヒットして、彼らの名が知られるようになった。オルタナティブチャートではI'm Only Jokingという曲も頭角を表した。今後オルタナティブ方面では注目される可能性はあるものの、Hot 100は厳しいか。

今後Hot100に入れる可能性 →厳しいか…

 

⑮Mike Will Made-It (90位 23)

本来はプロデューサーである彼が彼の名義で出したのがこのシングル。プロデューサーとしては既に12曲のトップ40ヒットを生み出すなど実力十分。ここまでやれれば個人名義での成功も堅いだろう。

今後Hot100に入れる可能性 →確実

 

⑯Holis (92位White Walls)

アメリカ人シンガー。2013年活動開始。この曲以外で目立った活躍はしていないが、新人シンガーということもあり、今後化ける可能性も無きにしもあらずです。

今後Hot100に入れる可能性 →微妙

 

⑰BJ The Chicago Kid (96位Studio)

Schoolboy Qの客演としての登場。ヒップホップ系統のアーティストとの絡みの多い彼、自身の曲にせよ客演にせよ、なんかしらの形でHot 100に入る見込みはありそう。

今後Hot100に入れる可能性 →有力

 

まあ、昨年のヒット曲の復習を兼ねて読んでみたりしてみてください。

ちなみに先週Jess Glynneが、今週はNaughty BoyとA Great Big Worldがこのリストから抜けました。次にこのリストを抜けるのは誰だ!

 

※もしミスや意見等があったら遠慮なくお願いします。

 

※2017 / 01 /09 追記

Clean Bandit, Martin Garrix, Mike Will Made-It が2曲目をエントリーさせました。

 

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